河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

エイレーネーの瞳 シンドバッド23世の冒険

2010-08-20 07:16:46 | 読書(小説)
小前亮、理論社。
ミステリーYA!の1冊。
節々に田中芳樹風味を感じる。
イスタンブールが舞台だったので、
この間のヴァイキングの誓いとかぶってた。
こちらは17世紀で、オスマン帝国になってる。
時代考証とかしっかりしてそうだ。
とはいえ、23世のセルマ♀や、その弟子のユダヤ少年マレク、
美青年(この設定、無用だったな)商人エンヴェルたちが、
魔神を駆使して(!?)、稀代の宝石の片割れを探し出し、
迫り来る悪漢の手から守る冒険の旅は、面白い。
サファイアとルビーの2つでエイレーネーの瞳。
手に入れたところで、何が起こるわけでもなく、
セルマとエンヴェルの22世への想いも今ひとつ。
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