河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ばんば憑き

2017-03-26 23:03:30 | 読書(小説)
宮部みゆき、角川書店。
文庫では、「お文の影」になってる。
「坊主の壺「お文の影」「博打眼」「討債鬼」「ばんば憑き」「野槌の墓」
江戸の怪談小話的な短編集。
ろくでもない人間が作り出す妖かしたちが多いけど、
それを救うのも人間だったりするので、救いが残る。
坊主の壺の掛け軸とか、博打眼とかもみんなそうじゃん。
野槌なんてホントにかわいそうだ。
化け猫の語りでしかなく、なにも野槌は喋ったりしないんだけど、
間違いなく主人公だったなあ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山と食欲と私4 | トップ | 不機嫌なモノノケ庵8 »

コメントを投稿

読書(小説)」カテゴリの最新記事