河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

灰色の畑と緑の畑

2006-07-02 00:48:34 | 読書(その他)
ウルズラ・ヴェルフェル作、岩波少年文庫。
何となく手に取って。
1974年刊。
その当時では衝撃的であっただろう、貧富の差、戦争、両親の不和などなど。
日本も幸か不幸か、いまでは欧米並みに当たり前のようになってしまったけれど。
知的障害者をいじめたり、お話好きのおばあさんを魔女扱いしたり、
お母さんはのんだくれだったり・・・
確かに子どもの本でこういうことをストレートに扱うことは今もないだろう。
こういうのを読んで、私は幸せだ、と思うのはそれはそれで間違ってると思う。
どうしてこうなってしまうんだろう、と考えるための一冊。
コメント
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