河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

映画「友だちのうちはどこ?」

2008-12-13 14:17:10 | 映画
メリーゴーランドの金曜シネマで。
最初見たの、札幌のシアターキノ。
いつだったんだろうと調べてみたら、
94年だってさ。
14年も前だよ。
わはあ。
久しぶりもいいとこ。
細かいところは忘れているけど、
お母さんの洗濯シーンや、
家の壁とドアの色、細い道と石の階段、
主役の子どもの表情や走る姿、
人生の象徴のようなジグザグ山道、
こういうのははっきり覚えている。
ストーリーは単純だから言うまでもない。
はじめに見たときは、どうなるんだろうと
気をもんだラストも、2度目だと微笑んでしまう。
いやー。いい映画だ。
これのおかげで、人に何それと言われながら、
イラン映画とかアメリカ以外の映画をたくさんみるようになって、
ハリウッド映画はとんとご無沙汰になったなあ。しみじみ。
DVD売ってるのかなーと思って調べると、
なんとまあ恐ろしいことになってんのだね・・・
ちなみに、会場では、生「おすぎ」みた。
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ちびの聖者

2008-12-11 22:05:20 | 読書(小説)
ジョルジュ・シムノン、河出書房新社。
シムノンといえば、メグレ警部シリーズ。
とかいって、よんだことないけど。
よくまとまった小品といったところ。
いつも、おだやかにほほえみ、逆らうことのない、ルイ少年。
目の前に見えるものを、ただじっと眺めてきた幼少時代。
荷車を引き市場へ出入りする母親と、父親違いの兄弟たち。
すべてを傍観してきた子ども時代と、絵画に目覚める青年期を描く。
そういう人生。
こんな人生もありだよっていう。
1920年代のパリ。
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イントゥ・ザ・ワイルド

2008-12-08 16:28:05 | 映画
ううう。気分悪い。
あまりに救われないラスト。
っていうか実話を元にした映画だったのか。
私も思ったことがあるから。
地上から、建物やらアスファルトやら引っぺがしてみたいって。
でも、その思いだけでは、生きていけないのか。
大学を卒業して、旅に出た青年クリス。
よくある、自分探し。
バスタードって響き、怖いなあ。私生児もやだけど。
両親をはじめ、世の中や、うそっぺらな「人々」にうんざりして、
大自然に救いを求める。青くさいよ。
「人々」に、自分が含まれることにも気づかず、
父母の愛を、軽んじて、アラスカへ。
2時間以上の長編。
幸福は、人と分かち合わなきゃ、って最後の最後に気づくんだ。
それは、私はもう知っているつもりだけど。
こいつ、バカだーと思いながら、でも、自分のことみたいで、
そういうわけで、気分が悪いのです。
自分の青臭い部分が、まだ生きているから不快なのかなー。
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くおんの森1

2008-12-06 21:47:44 | 読書(マンガ)
ホントは、「森」じゃなくて本が3つの森(漢字が)。
少女マンガみたいな読みにくさ・・・
雰囲気や絵は好きなんだけど。
あれだ、わかつきめぐみだ。
もっと書き込みがあるけど。
紙魚を食っちゃった少年遊紙。
寄生されちゃって、文字を食べさせないといけない。
本の守人、謎の少女モリと羊さん。
なんだかさっぱりわからないので、
しばらく読み返すことになりそう。
わかりにくーい伏線がいっぱい。
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ゴーストハウス

2008-12-06 21:39:49 | 読書(小説)
マクニッシュ、理論社。
古い館に母親と引っ越してきた少年。
その館には、4人の子どもの幽霊が住み着いていた・・・
っていうと、グリーン・ノウを思い出すんだけど、
これ、ホラーでした・・・
主人公と、4人の幽霊の子どもたちは、存在を感知しつつも
ふれあうことなく分かれてしまう。
メインは、娘に死なれた母親の幽霊が、悪鬼と化していて、
子どもの幽霊の魂を食らうって話だから。

ラストは、あとがきに「ぎりぎり」ってあるくらい、
ぎりぎりの、救いのある終わり。
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