映画「OCEANS」

久々に映画見た。
しかも初めての土地、新宮のジストシネマ南紀で。
映像も音も美しい。
水面の下から、何が出てくるのか、
シャチとかホホジロザメとかどきっとする。
魚の群れとかすごい。
一網打尽にしてしまう人間って、って感じ。
ちょっと説教臭いけど。
魚を食べる人を敵に見せるところが気にくわないけど。
すごい映像の連続。
そして、妙に頬の痩けた少年が気になる。

町でうわさの天狗の子６

続くなあ。
続く。
この人のマンガは、気持ちを言葉にせずに
行動とかで表現するから、面白いな。
妙に芸が細かい。

雨無村役場産業課兼観光係３

完結。
タイトル通り、公務員として、
観光イベントを成功させた銀ちゃん。
三角関係にも終止符が。

半分違うマンガが入っている。
少女マンガとはこういうモノか。
ほのぼのしててかわいらしいい話だ。
逆に、巻末マンガは、とても少女マンガとは思えない
不思議な領域を描いていると思う。

マラソン１年生

イラストレーターがマラソンを始めて、
ホノルルマラソンに出るまでのエッセイマンガ。
これからちょっと走ってみようかなーと思ってるので、
参考書にしてみました。
とりあえず、３週間ほど３０分歩く、という生活を
実践してみようと、４日間続けては見たが。
さてさて。
ちなみにこの著者の他のエッセイは見たことない。
同い年で出身地も同じ。
保育園の時の同級生と同姓同名だけど違うよなー。

リビアの小さな赤い実

ヒシャーム・マタール、ポプラ社。
原題は、「男の国」。
９歳の少年スライマーンが見る、１９７９年のリビア。
２３歳で１４歳だった母と結婚した父。
父は、反政府活動をして政府からマークされている。
母は、父がいないと「病気」になり「薬」を飲む。
９歳の視点から描かれるので、政治的なことは分からない。
分かるのは、父よりも母に同情する少年の気持ち。
母は、１４歳の時に男の子とカフェにいるところを見つかり、
強制的に結婚させられた。
小さな赤い実の方は、桑の実。リビアのは紫らしいが。
気持ち悪いのにたくさん食べてしまう桑の実を、
少年は神がくれた最高のごちそうだという。
自伝かと思ったが、作者の経歴とは別の方向へオチが付いた。
少年の軽率さ、残酷さが読んでいて不快で、ちっとも同情できない。
しかし、情景を心に呼び起こす文章は、詩的だなあとも思う。