軍靴のバルツァー5

漫画３連チャン～
え、このオッサンが表紙なの。
そして、バルツァー、ピンチ。
言われたことだけやってても、
あっちを立てるとこっちがへこむ。
さあどうする。
人海戦術を絵に描くのも限界があるのか、
普段やたらめったらリアルなだけに、
ゴマの塊をざざっと動かしたような、
遅れた奴が見当たらない不自然な絵とか
いくつかあって、ちょっと違和感を持った。
統率がとれた軍ならこんなもんなんだろか？
でもまあ、よく描き込んであるよなあ…

銀の匙8

８巻だ。早いな。週刊誌だし。
畜産経営学実地編・・・。
答えのない、人生の海に漕ぎ出す。
自営業だからなあ。
しかし、これほど、勉強を何のためにするのか、
ということを描いた少年漫画はあるまい。

町でうわさの天狗の子11

１１巻とは。早いんだか遅いんだか。
奈良での修学旅行で、いろいろ急展開。
この先どうなるんだろー。
いろいろ気になる。まて次巻。

丕緒（ひしょ）の鳥

小野不由美、新潮文庫。
新潮文庫版十二国記シリーズの８巻め。
１２年ぶりの短篇集で、書下ろし２編含む４編。
名も無きオッサンたち（最後の話だけ少女だけど）が
頑張る、異世界不況物語？
女子高生陽子が、突如王になって悩んだりしてる間に、
その前の女王の無茶苦茶で苦労させられた役人たちや
庶民たちが、どんなふうに暮らしてきたかを描く。
卵果を食べて子ができるとか、いろいろトンデモ設定だけど、
丁寧な描写で、その世界で人が生きている。
荒れていく世の中で、死刑を行うか迷っているあたり日本みたい。
３つ目の、奇病にかかった樹木を治癒する植物を王に伝えに行く話、
ラストの、名も無き人びとが伝言ゲームのように
善意と好奇心で、王宮へ伝えていくリレーに、胸がすく思いがした。

聖なる怠け者の冒険

森見登美彦の最新刊。朝日新聞出版。
ぽんぽこ仮面とアルパカ男＋天狗プランのカバー絵の
怪しさに惹かれ、単行本を購入してしまった。ちと後悔。
でも面白かったよ。
後藤所長の、内なる怠け者との戦いが、切ない。
宵山万華鏡の金魚娘たちがひらひらしたり。
作者、スランプから抜けだしたのか、
今年は何冊か出るらしい。
yorimoの中断してた連載も復活か。
しばらく楽しめそう。
有頂天家族も続きが出るのか。
アニメはやめてー。なんだよあの絵…。