アンと青春

坂木司、光文社。
和菓子のアンの続編。
タイトル通り、アルバイトのままでいいのか、
本気で悩むアンこと梅本杏子。青春だ。
職場でいろいろ個人情報を詮索する話になってしまうので、
デパートミステリはつらいねえ。
こちらにも柏木さんが出てきて、ソロモンの偽証と混同した。
同時に読むなっつう。
アンの恋路は続く感じだが、
デパート来客個人情報ネタでは続かないね。
放射線ネタは、ちょっと・・・と思ったが、
最後の話で上手にまとめていたな。

遠い唇

北村薫、角川書店。
ホントのミステリー短編集。
といいつつ、言葉遊び的なものが大半。
最後の、久々の巫弓彦が出て来るやつ、
アシスタントの姫宮さんが、これまた
小説が書かれた頃と同じくらいの時を経て
歳を重ねていて、小説家になってるという。
で、こちらは殺人事件。
この人は、死者が出ないほうが、それっぽいなあ。

ソロモンの偽証第一部

宮部みゆき、新潮社。
３部作の１冊目。
この人の現代モノは、読んでてヘコんでしまいそうなくらい
なんか空恐ろしい。リアルだし。
９０年代の中学校が事件の中心。
ばっちり私の世代。柏木や藤野たちはちょっと下だな。
続きがすぐに借りられるといいんだが。
中２の男子が墜落死しているのが見つかった。
自殺と思われたが、犯人は悪ガキ３人組だと投書がされる。
読んでいる我々は、死亡の原因以外はだいたい分かる。
ボタンの掛け違いがどんどん大事になっていくところが分かる。
しかし、終盤で、別の死者が出る。けが人が出る。
その真相は。というところで続く〜。

宝石の国8

５巻ぐらいでちょっと嫌になったけど
前巻くらいからちょっとおもしろくなってきて、
今回、いろいろな謎が解明。えええっていう。
フォスがいろんなもんと合併して性格やら見た目も
いろいろ変わったことで、なんか方向性も変わったし。
で、アニメ化したらしいがBSじゃ見れないな。