河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ミッテランの帽子

2020-08-20 22:18:28 | 読書(小説)
アントワーヌ・ローラン、新潮クレスト・ブックス。
80年代。
パリのレストランで、当時の大統領、フランソワ・ミッテランが
置き忘れた帽子。
ミッテランはその後、選挙で惨敗したりして弱体化するが、
その帽子を手にした4人は、人生の転機を迎えたりする。
そして、帽子はミッテランの元に。
うだつの上がらない会計士ダニエル・メルシェ、
不倫の末期にある作家志望のファニー・マルカン、
うつの治療中の調香師ピエール・アスラン、
保守的な資産家だったベルナール・ラヴァリエール。
途中でベルナールのミッテラン万歳ぶりにちょっと辟易し、
ダニエルの執念深さに呆れ、
最後はミッテランの策士ぶりに驚いたけど、まあ面白かった。
もっと奇想天外かと思いきや、そんなに無茶はしてない。
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ふしぎの国のバード7

2020-08-15 21:07:04 | 読書(マンガ)
これまたもう7冊目。
1冊でほとんど行程は進んでない。
とりあえず秋田まできた。
旅の準備はだいたいできた。

しかし今回の表紙がバードさんじゃなかったので
本屋で一瞬見つけられなかった。。。
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ほしとんで2〜3

2020-08-15 15:52:44 | 読書(マンガ)
1巻面白かったけど、
続きが出てることに気付かなかった。
今時の漫画は出版社とか発行者とかよく分からんわ。
ジーンLNEコミックス。
発行 (株)KADOKAWA
印刷 大日本印刷(株)
なのになぜ背表紙の下部には
MEDIA FACTORY
って書いてあるの?

前置き長すぎたか。
3巻で2年生になってた。
そんなに授業ないの?ってくらいだが、
2巻での鎌倉への吟行とか
ゼミ生5人の個性豊かに、
日常生活に俳句が溶け込んでる様が面白い。
オタクたちの語彙が(3人プラス春信の友達二人)
さっぱり分からんわ。
航太郎といい、その姉や青先輩など、
チラッとかすめるだけ出てくる人たちが、
まだこれから絡んでくるのか?
なんか、結構色々描いている割には、
さらっと流されてる感じ。

追記。
一番好きなとこ書き忘れた。
山の蟻の俳句で、流星がうらやまくやしい、と思う気持ち。
レンカさんが、無記名投票の俳句で褒められて、くっっっっっっそうれしかった感じ。
あと、保育園に落ちた後のママの男前な笑顔。
なんかええわあ。
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不機嫌なモノノケ庵16

2020-08-15 15:50:19 | 読書(マンガ)
16巻かー。
表紙が怪しげでちょっと。親子ですが。
ひたすらアオイ探しの冬休み。
進んだような進まないような進んだような。
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猫を棄てる

2020-08-14 07:39:00 | 読書(その他)
村上春樹、文藝春秋。
副題は、父親について語るとき。
短いエッセイ一編を、挿絵を増やして立派な一冊に。
内容は、副題のとおり。
この人ももう70超えてんだもんな。
亡くなった父との思い出から、聞かずじまいだった父の過去に迫る。
とはいえ、軽いんだけど。
今年の夏、#あちこちのすずさんへ、ってのをやってるけど、ちょっとそれに近い。
身近な人1人の人が、戦争に巻き込まれる。
そして、たまたま生き延びて、父母が出会い、作者が生まれる。
そういうものの連続で我々は生きているようだ。
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