河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ポケットの中の天使

2021-07-11 17:05:16 | 読書(小説)
デイヴィッド・アーモンド、東京創元社。
原題は、アンジェルノ・ブラウンの物語。
ある日突然、バスの運転手、バート・ブラウンの胸ポケットに
天使が現れたことから、物語は始まる。
語り手は、外国語の本読み慣れてりゃ、作者ぽいのがわかるけど、
後半いきなりしゃしゃり出てきてちょっとびっくり。
甘いものが好きで、しょっちゅうおならする天使をめぐって、
悪者たちと子供たちの戦いが始まるんだが、
はー、そういうふうに収めるのかってのと、
みんなほんとはそこまで悪くないっていう性善説めいた
ほのぼのとしたお話であった。
でも、細かいルールでがんじがらめにする学校は大嫌いみたいだ。
こないだ読んだミナも嫌いだったからねえ。
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今昔百鬼拾遺 鬼

2021-07-10 00:02:42 | 読書(小説)
京極夏彦、講談社タイガ。
全く別の出版社の文庫で、今昔百鬼拾遺が3冊。
鬼と天狗とも一個なんだっけ。
とりあえず、順番は分からなかったから、
鬼を選んでみた。
もうだんだんシリーズどれ読んでないのかわからなくなってきた。
大元シリーズは多分全部読んでいると思うのだけども。
これは、中禅寺の妹、敦子が関わる物語。
6章の書き出しが全て、「迚も」「怖かった」のフレーズで始まる。
こういうあたりにこだわるんだよなあ、作者。
ページを跨いだ文章がないとか。
で、昭和29年に起きた辻斬り事件。
「鬼のせい」というフレーズがどこからか聞こえる。
死んだ女学生にまつわる死の数々。
果たして、真相は。
語り口が奇妙だから、面白いといえば面白い。
最後、まさかの女学生が、探偵さながらに叫ぶのがよかった。
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山と食欲と私14

2021-07-08 23:20:03 | 読書(マンガ)
はー、14巻。
そして、今度は四国へ。
石鎚山行ってみたいんだよねえ。
きのこの話はやばい。いろいろと。
真似しないでくださいとか注釈がないのもどうなの。。。
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書店員波山個間子

2021-07-08 23:13:31 | 読書(マンガ)
Amazon Unlimited。
黒谷知也(って書かないと名前覚えてない)の作品。
実在の本を勧めるお話集。
知らない本は、へーって思うけど、
知ってる本は、そういう読み方もあるんだねえと思う。
元SEのおじさんがなかなか。
主人公は、変な人ぽいけど、このおじさんに比べたら、
単に感受性が強いだけのような。
わたしは、車輪の下のハンスにそんなにもシンクロすることはなかったなあ。
むしろ、元SEのおじさんの、出世しちゃって〜のあたりにちくっときた。
悪くはない、けどやっぱあんまりアクがなくて、忘れてしまう。。。
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よろず占い処陰陽屋へようこそ

2021-07-06 23:15:55 | 読書(小説)
天野頌子、ポプラ文庫ピュアフル。
シリーズの1冊目。
toi8の絵が気になるだけです。
イケメン陰陽師風占い師の安倍祥明と、
実は妖狐の中学生、沢崎瞬太。
祥明の営む占い処でアルバイトする瞬太が
巻き込まれる事件の数々、と言ったところか。
突然、主人公は狐だし、置いてけぼり感あるけど、
じわじわ謎は明かされて、なんとなく付き合っていける。
しかし、祥明の家出の謎は、一瞬、うへえ、こえええ
と思うけど、普通そこまでの研究するなら、
バックアップ取ってるよね。
まあ、誰一人共感できず、シリーズは続いてるけど、
解説の人みたく瞬太萌えするわけもなく、
イケメンはどうでもいいので、続きはどうかなあ。
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