河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

水晶宮の死神

2021-09-05 13:17:49 | 読書(小説)
田中芳樹、創元推理文庫。
年老いたニーダムが語る昔話。
ロンドンの街中で魔物が暴れておいて、
なかったことにするのも無理がある気もするけど
今度は、キャロルとテニスンとナイチンゲールと、
なぜかモリアーティ少年が出てくる。
主人公が活躍するには相手が化け物すぎて、
でもまあそれなりに活躍して事件は収束する。
とりあえず3冊読んでスッキリした。
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夏目友人帳27

2021-09-05 13:10:07 | 読書(小説)
短編3つ。
終わりへの気配はない。。。
表紙は主人公じゃないよね?珍しい。
最後の海の話は凄まじくファンタジィ。
いつの間にやら仲良し4人組に。
久しぶりに名前返すところ見たなあ。
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鏡花あやかし秘帖

2021-09-02 22:31:44 | 読書(マンガ)
そういや読んだの忘れてた。
Amazon Unnlimited。
書架弔堂を読んで、鏡花が出てきたので、
なんとなく読んでみたが、なんだろう。
文芸誌の編集の青年が、なんか困ったら、
鏡花先生を訪ねる的な妖怪話ではあるのだが、
青年の周りのみんなが、ああ、こいつは先生が
好きなんだなあと見守る流れがBLすぎてよくわからない。
いや、普通に懐いてるだけじゃないの?
普通に流せるはずの節々を、いちいち周りがそっちに
盛り上げるようなきらいがあって、?しかなかった。
妖怪話もそれほど蘊蓄があるでもなく、普通。
鏡花先生ももっとなんかあるのかと思ったけどなかったな。
まあ、いつも読むのと全く違う系統なので文脈が読めんだけか?
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ヒトごろし

2021-09-01 23:31:36 | 読書(小説)
京極夏彦、新潮社。
分厚い。
1083ページもあった。
土方歳三の一代記。
子どもの頃に、人が無意味に武士に殺されるのを見て、
美しいと思い、どうしたらああいうふうに殺せるだろうと思い、
殺すためにはどうしたらいいのだろうと成長する。
何も言わなくとも一人で完結できるので喋らないという設定は
身に覚えがあるが、長じてからは、喋りたくるわけだが。
自分はヒトごろしである、という明確な軸がブレない。
そういう切り口で、最後までブレずにヒトごろしの一生を描く。
場面もひょいひょい切り替わって、先送ったり巻き戻ったり、
分厚い本だが、だらけない仕掛けが色々施されている。
所々、説明してるなあとか、涼とか坊さんとか一部出来過ぎだが
そこはそれ。
沖田をはじめ、新撰組を全く美化してないけど、
土方の筋のぶれなさがかっこいいぞ。
これの派生がこの間の弔堂なのか?
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