遊びをせんとや

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おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

ジョアン・ミロ  ~大山崎山荘美術館~

2019-07-14 07:15:58 | 美術館、博物館
土曜日

午前中は、ガスの点検。

午後からは、少し仕事。
そのあと、大山崎のサントリー大山崎山荘美術館へ



ジョアン・ミロの彫刻展



最近、彫塑づいてる。

これが良かった。予想をはるかに超えて

女性


頭と鳥


人物(頭と鳥)


何とも言えない滋味のあるマチエール
完全無二のフォルム
古い土物の器のような趣

ミロはどこにでも転がっている空き缶のような物と自分の創造物を組み合わせて、作品を作る。
その中に子供のような遊び心を感じる。
8年前に訪れたサンポール・ド・ヴァンスのマーク財団美術館の作品と観た目は違うがなんとなく底通する。

友人が、「私が拾ったただの石ころはミロが拾うと芸術品になる。」という言葉通り、なんとも素晴らしい作品に
生まれ変わる。

ロウで作った型にブロンズを流し込む。
その表面を荒く削って、薬品をかけることによってまるで陶器の釉薬のような表情が出る。

海底に沈んでいたギリシャ遺跡を引き上げたような。
薬品によって、また最後の磨き方によって、表面に光沢が出る。

なんとも艶やかな黒の中に緑青のようなみどりが浮かび上がっている作品もある。


これはまるで焼き物だ。

これも素晴らしかった
絵画の窓際の人物


当然、写真は撮れないので全てHPよりお借りしました。

最初の入ったカフェでリーガロイヤルホテル監修のミロをテーマにしたケーキ「赤」
美味しかったです。


午後4時過ぎにも関わらず結構人は訪れていたが、それでも静かに作品と対峙できた。


新館の常設展の部屋にも進む。

そこにあった、ヘンリー・ムーアの「トルソ」に不意を突かれる。


完璧な美しさに涙が出る。

閉館真近にお庭も回る。
ここに来る時は台風のような大雨か今日のような小雨か
どちらにしてもお天気が今一が多い。
まだ、咲いている紫陽花


どこか、モネの庭に通じる物を感じる。


唯一夏の晴れた日に子供たちと一緒の訪れた時に庭で遊んで印象に残っている。
ウサギ



JR山崎の駅前の雑貨屋さん


で探していた青磁の器、ガラスの花器、カクテルにも使えるワイングラス、アンティークの緑のガラスの器
お買い物センサー大発動でした。