遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

島原、長崎紀行 その⑥ ~出島、長崎県美術館~

2022-06-05 07:47:43 | 旅行
この旅行も最終日
雨にも降られず、過ごしやすい気候での旅はこの時期ならでは。

ウェルカムフルーツを食べてか朝食会場へ。
このウエルカムフルーツ着いた日に冷蔵庫に入れてあったがすごく嬉しかった。さすが南国。

朝はお定まりのバイキングだが6時30分からが嬉しい。

取りますよね、皿うどん。

長崎街中散策は出島から。
そこまで行く道にきれいな紫陽花が満開になっている。

  

シーボルトが「おたくさ」と名付けた紫陽花。この青色に近い紫の紫陽花らしい。

様々は紫陽花が見事に咲きほこっている。長崎の人の紫陽花に対する思いが溢れている感じ。
どこもかしこも朝早くから丁寧にお掃除されている姿が見られ、街中がとても清潔だ。

出島ワールドは朝の8時から開館している。
 
  
  
ミニ出島


昔からそのまま残っている建物はそのまま。

唐人町の門


復元している建物も多い。どんどん復元を進めていてその中が資料館、博物館となっている。


  
展示されている陶器が素晴らしい色だった。

艦長の宿泊所
 
こんな小さなベッドに寝たんだろうか?

 それぞれ、凝った映像などを流しているが、全部観たら大変なことになるので、ある程度で、、、。

十分堪能した後は、それぞれ行きたいところが違うので同行3人ここで一旦別行動となる。
旦那は歴史博物館へ。息子は寺町へ。
私は歩いて長崎県美術館へ。

  

長崎美術館では「テクテクテクネ― 技法でひらく想像世界」という企画展が開かれていた。


 この作品は何を使って、どのようにできているのだろう?—芸術作品の制作に用いられた素材や技法について思いを巡らせることは鑑賞体験にさらなる深みをもたらすはずです。本展では制作の過程や方法に焦点を当て、一つ一つの作品を形づくる表現の特質に迫ります。展覧会のタイトルにある「テクテクテクネー」の名の通り、テクテクと展示室を歩んでいくと、多彩なテクニックとテクスチャーからなる作品が待っています。そもそも、作品は様々な技法やそれにまつわる知識(テクネー)の賜物ともいえるのです。
 会場では当館のコレクションを軸に、絵画・版画・写真・彫刻など多様なジャンルの作品を「顔」「花」「水」「音」「黒」のテーマに沿って紹介。身近な存在から抽象的なものへと視野を移しつつ、想像力を自由に羽ばたかせていく体験の場となるでしょう。

美術館公式HPより転載

ということで大好きです。こんな企画展。子供向けのワークシートもありました。


素材や技法は作品を観る人はわかりにくいし、そこに思いをはせることは少ないかも知れません。
私たちは「これは油やな。」とか「日本がとアクリル両方使ってるな。」とか「これはリトグラフで版画やってんなー。」とか
歩い程度予想がつくし、作品名票に技法の表記もあるから。

それぞれのテーマも面白く興味深く作品を観て回った。
鴨居玲の作品が沢山展示されていて感心した。この人の作品には本当に訴える力がある。

ゴヤの一連のリトグラフもあり舟越親子の立体像もあり、地方の美術館って本当にいい物を持っている。
それと建物が素晴らしい。美術館とその周辺が一体になって一つの景観となっている。


観終わって休憩のためカフェに入る。
ここにも修学旅行の中学生がグループで来ている。
ここのカフェのオリジナルボトルに入っているジュースを飲んでいる。ちょっと気が惹かれたが、これは中学生だから似合うボトルかなと思い、カフェオレにする。入館券を持っているので一割引き。

眼下に流れる人工疎水を観ながら、今回の旅を振り返った。そのことはまた次のブログで書くとして。


屋上展望がありすごく風が強かったが長崎の港が見渡せる。

そこにもピッタリの作品が、、、。こんな感じでした。

待ち合わせ場所のちゃんぽんの店に向かう。
息子の友人のおすすめのちゃんぽんのお店はどうもこの日はお休みみたいで、旦那が「ちゃんぽんの美味しい店」で検索してここを探し当てる。
四海楼、大きなお店だ。

5階がレストランになっていて予約は受け付けないので、名前を書いて並ぶ。待ち時間15分と出ていたがものの五分も立つと席に案内してくれた。美術館から近かったので息子と旦那は博物館で合流して遅れてくる。
私は柔らかい麺の皿うどん、2人はちゃんぽん、餃子1人前と胡麻団子を一つ注文する。

御多分に漏れず私だけ生ビールの小を注文する。長崎の食べ物屋さんには必ずと言っていいほど生ビール小がメニューにある。
ちょっと飲みたいけど瓶ビールでは量も多いしという私には嬉しい。でも昼間からビールを飲むと見事に身体全体がむくむ。
ちゃんぽんも皿うどんも1100円。

美味しくいただいてあとはお土産と晩御飯を買って列車に乗るだけだけど、少し時間があるので近くの孔子廟に行く。
急に眼の前に飛び込んでくる中国の門。


中ではどうやら何かのアニメキャラのコスプレの撮影会があるようだ。


博物館に展示されている素晴らしい陶器類を横目にサーと観て通り過ぎ、ホテルに荷物を取りに行ってお土産を買って特急かもめに乗り込む。2時間で博多。博多の新幹線乗り場で駅弁を買い、のぞみに乗車。

私の長崎御馳走弁当豪華でした。1280円
お約束の地方ファミマ限定缶入りスパークリングワインロゼ。

のぞみは止まる駅が限られているのであっという間に新大阪に着いた。

お天気に恵まれて何かに導かれたような旅だったがすごく充実していた。
長崎の人はきびきびしていて働き者で気持ちのいい街でした。
また行きたいな。