遊びをせんとや

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北海道の旅 その② ~旧炭鉱の町の屋外美術館、アルテピッツア美唄~

2022-07-21 08:22:04 | 旅行
新千歳空港に着いたら遅れて着く娘と合流して札幌経由で美唄まで。
その列車の車内はこんな感じ。

座席内オレンジ、連結部ラベンダー柄。

美唄は結構大きな駅でしたが、ロッカーがすぐに見つけられずに東口にタクシーはいなくて西口からタクシーに乗る。

タクシーの運転手さん曰く、「美唄は炭鉱の街だったけど廃坑になってさびれた。食堂が一件もない。」ということ。
そう言えば車の中から喫茶店のような店やコンビニさえほとんど見かけません。

15分程度走ってアルテ・ピッツア美唄に到着。
あいにく時々小雨が降り、湿度が凄かった。

美唄の大きな炭山が廃鉱になり、美唄出身でイタリアで活躍していた安田侃さんにその炭山の記憶を美唄市がモニュメントとして依頼した「炭山の記憶」これはもう少し奥に行った我路ファミリー公園にあるようだ。

写真はHPよりお借りしました。

昔の栄小学校が廃校になりその跡地に公園のような屋外ギャラリーを作った。

作品は安田侃さんの石の彫刻。

まずは、アートスペースへ。

施設や公園の入場料は基本無料で、カンパを募っていたので、カンパした。
こういうのいい感じ。納得して払える。

古い体育館を改装した天井の高いスペース

古びた壁や天井を観ているとここで長い間働いてらした炭鉱夫の方々の思いが伝わってくるような気がする。
激務ででも力強くてどっしりしている労働。

校舎を改装したギャラリー

 


 

 

他の絵本作家の作品展なども催されていた。
午前中人は少なかったが、だんだんと増えてきた。
みんなお茶飲んだり、おしゃべりした、散歩したり思い思い。

カフェで飲んだアイスティー

窓の外にはまるでヨーロッパの森のような風景。



大きな松ぼっくり


自然と共存する安田侃さんの作品群。


 

    

       

 

  

外にいると森の木の匂いがむせ返るように匂う。
嗅覚が鈍感な私でも匂いと景観に癒された。

ワークショップや演奏会が週末には催されているようだ。

帰りは公共のバスで駅まで帰りました。