遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

マイハッピーアワー ~マルガリータカクテルでメキシコへ~

2019-07-06 20:13:51 | 日々のあれこれ
週末です。

金曜日はダブルの主担当行事。

何とかこなす。支障なし。

昨年は慣れてなかったので色々あったが、今年は大丈夫。

息継ぎができないまま、クロール100mを泳ぎきったみたい。
(私、クロール100m泳げません。)

ということで倒れるように週末。

金曜日はワインを買って♪ 
というままにいつも買う酒屋さんでドイツのリースリングスパークリングワインを買って帰る。

旦那と乾杯。

土曜日は午前中、例のごとくボーとしてトーンダウン。

そろそろ仕事。午後から買い出し。

帰ってから少し仕事。

で、午後5時で終了。

本日のハッピーアワー

大振りの美味しくなかったメロンとコアントローと買ってきたテキーラで
マルガリータを作る。

氷とメロンとコアントローとテキーラを少量、ミキサーにかけて
最後にライムを絞る。



最近買ったお気に入りのグラスに入れる。

飲むと一瞬にメキシコの風が吹く!

メキシコの風土がテキーラの風味と味で一息に私に迫る。
メキシコ行ったことありません。
昨年はアルギコールラムで沖縄の風を感じた。
今年は少し遠くまで行ってメキシコ。



御酒ってその土地の風土を瞬時に感じさせる。

手っ取り早い、トリップだなー。

ジャコメッティ最後の肖像 ~ヤナイハラ~

2019-07-05 06:49:07 | 舞台、映画、DVD
国立国際美術館の鑑賞教育の研修

対象が「ヤナイハラ」
なかなか、難物

書物も5000円越え。しかも書店でなかなか手に入らない。

そこでネット検索してみると昨年1月に封切られた「ジャコメッティ最後の肖像」!


これ、いいやん。ということでAmazon Primeで検索したら400円で観られる。

ということで観ました。

アメリカの美術評論家ジェームズ・ロードをアーミーハマーが演じている。
ジャコメッティを「シャイン」の鬼才、ジェフリー・ラッシュ!
もう、ジャコメッティにしか見えない!


監督がまた、あのプラダのニコじゃなかったスタンリー・トゥイッチ
この人ほーんと多才。


手っ取り早く、ジャコメッティの晩年を知ることができるし、
どんなふうに制作していたかが、一目瞭然。

すごーくわかった。

矢内原さんて凄く秀才だったんだけど、
ジャコメッティに見初められて、されるようにされて、
そんで妻のアネットさんと三角関係になるんだ。



これは映画の中の矢内原さんとアネット。実際のアネットさんはもっと美人で素敵。


わかるような気がする。
最大の人たらし。いや芸術家か。

出会ったころのジャコメッティとアネットさん。


アネットに新しい恋人ができたら、矢内原も渡仏しなくなるし、
あっ違うか?違う理由があったかもしれない。
それと、ジェームズ・ロードという新たな獲物を捕らえたからかもしれない。

矢内原の肖像


自分の代わりができて、ほっとしたかも知れない。

矢内原は足掛け4年、夏の休暇をほぼ全面、モデルになることに費やしたが、
ロードは18日間で逃れた。こんな言い方で、ごめん、ジャコメッティ。

日本人は我慢強いが、アメリカ人はそれほどでもない。

でもそのあと、だんだん、ジャコメッティは食べるのを少しずつ減らしていく。
食べなくなってきて最後は老衰のように亡くなる。

それって緩慢な自殺だと思う。




いずれにしても、どの作品を観てもやっぱりすごい。

ひしひしと伝わって来るものがある。
人によると「死への恐怖」という意見もあるけど、そうかなー。

私はジャコメッティの、作品を観てるとハンス・コパーの陶芸作品を思い出す。


どちらかというと「死へ向かう」。ハンス・コパーも自死してしまう。


ジャコメッティの初期のシュールリアリズムの作品が何となくあざとく見えてしまう。

実存主義をもっと勉強しなきゃ。

余談ですが、アーミー・ハマーってかっこいいです。

何故かゲイの役が多い。ティモシー・シャラメの、共演した名作
「君の名で僕を読んで」もバイセクシュアルだし。




実生活は4つ上のすごく美人の奥さんと二人の子供に恵まれ、
身長194㎝の長身に加えお祖父ちゃんは大金持ち、
お父さんはどこかの企業のCEO。

俳優になりたいと言ったら家族全員に反対されたそうです。
奥さんとはソウルメートだそうです。

「天は何物も与える」人もいるんだ。の典型です。



金沢に行く③ ~七尾線に乗って~

2019-07-02 05:04:32 | 旅行
次の日、晴れることを祈っていたが、、、。

朝はなんとなくどんより曇った空。

でもそこは、楽しみにしていたご当地美味しいもんそろえたドーミイン朝食バイキング

その場で、こさえてくれるオムレツなど一流ホテル並みの対応。



いやー充実してました。

生果物あり、治部煮あり。全て薄味。見事でした。
お豆腐も美味しかった。

オムレツはホウレンソウ入りをいただきましたが、バターで焼いてあり美味しかったです。

敢えて、炭水化物なしで挑みました。

いつもの朝食+治部煮+サラダってな感じ。

出発の時はまだどんより曇ってたけど、そんなに激しい雨は降ってなかった。

七尾線で羽咋まで。「はくい」って読むんやってな感じ。
特急「能登かがり火」すごいネーミングですね。

朝8時53分金沢出発
30分程度で羽咋に到着。
そこからまた、バスなんだわ、これが、、、。
ここからが遠い。

車窓からは海が見えるんだけど、曇ってるから脳裏にはどうしても松本清張「砂の器」ってな感じ。


そんなに距離はないけど、歩けないって、悩ましい地方観光街の憂鬱。

妙成寺口到着、ここからお寺まで歩いて15分で到着



このお寺には見どころ満載の建物がいっぱいで、見学順路も回りやすい。




珍しい建物の長押に透かし彫り




岐阜県から運んだ「さざれ石」


山門の両方に立つ、金剛力士像


美しい庭園





ちょうど昼食、山門前の茶店でおうどんをいただきました。

バスの時刻を見計らって、早い目にバス停に空模様は小雨。

やっときたバスに乗って次は羽咋駅まで4kmの気多大社で途中下車。

参拝している途中から大雨。
滝のように道の疎水を流れる水を見ていると怖くなってくる。

「これは、、、。」と思いだして、近くの大社焼きの窯元に行くも気に入った物のなし。

社務所でタクシーを呼んでもらう。
始めて、「もう帰りたい。」と思った。

この湿気、この豪雨、年齢と共に来る疲れを初めて、感じた。
いや、3年前の夏、雨に降られた岡山吉備のサイクリング以来かな、、、。
あの時も昼食をまともに食べれる施設がほとんどなかった。

案の定、羽咋の駅では「高山線、七尾線はこのまま、雨が降り続いたら30日の朝は運休」
いう表示が出ていた。

普通列車で金沢に3時過ぎに帰って来た時はほっとした。

金沢についてすぐに中村美術館へ。

お抹茶をいただいて一息。

お茶碗選べます。私は紫陽花柄で。

美しい庭に心癒されました。

「BLUSE」と名付けられた様々な青色の陶器を集めた展覧会。
楽しめました。

隣に国立近代美術館造成の工事を始まっている。
東京にある国立近代美術館の工芸部門だけを移転してくるようだ。
国立近代工芸館

4年前の夏に行ったあの「旧第九師団司令部庁舎」の建物がそのまま移転してくるようだ。

なんと、、、、。
こんな感じ


出来上がり想像図。お借りしました。

あの「日本で一番長い日」の舞台になった「旧第九師団司令部庁舎」。
本当に移築するのか?!

2020年までに開館するそうだ。

これはまた、金沢、美術文化で独り勝ちか、、、。












金沢に行く② ~鈴木大拙館~

2019-07-01 06:32:02 | 旅行
案外早く、初日に金沢入りする。

大浴場と駅からの近さにつられて、決めた、ドーミインのホテルに早々とチェックイン。

荷物を置いて、ここも楽しみにしていた鈴木大拙館へ

21世紀美術館の少し先。



ここで少し晴れ間が、、、。

シンプルで無駄のない計算されつくした建物

デザインは谷口吉生さん。
調べてみました。なんと、猪熊弦一郎現代美術館やMoma近代美術館の新館などを手掛けた方だったんだ!
そのほかにはぜひ、訪れたい豊田市美術館など、どれも素敵で斬新なデザインばかり、、、。

横道それましたが、、、。
玄関から回廊を通って、、、

外には楠が見えた。

最初の展示空間へ
写真は撮れないので、パンフレットはこんな風な二つ折れの厚紙のバインダーを渡されて

展示室にある解説書を挟みこんでいく。


展示には記号がふってあって、それに合わせて解説書のカードを読む、
しかけ。

写真や書が数少なく展示してあって、展示物に殺到しないから、
とてもいい方法だと感心する。

次の学習空間には絵本や鈴木大拙の書籍が置いてあって、自由に読める。
外には素敵なお庭が。

そして、人工の池の周りの回廊を通って、思索空間へ。

ここが素晴らしい。水鏡の庭



池にそよぐ、柳の木。



池の向こうに見えているのが、思索空間。

そこで、しばし、思索の真似事。

思索空間から見える水鏡の庭


路地の庭を通って水鏡の池の裏手

水が流れ出てくる石のオブジェが置いてある。

外国の方が多いような気がした。

鈴木大拙さん、仏教学者だったんだ。メキシコや西欧でいち早く知られていた。

水面に風に揺れる柳の木を見ていると涙が出そうだった。

一旦、ホテルに戻り、温泉に浸かって、室生犀星記念館のそばのお寿司屋さんへ。
知り合いに教えてもらって予約して出かけた。


夕暮れの金沢

住宅街に突然こじんまりしたおしゃれな新しい建物の1階。


おまかせをいただいたのですが、、、。
回る寿司屋以外は3回目くらいのわたくし、
今まで食べたお寿司の中でダントツに美味しかった。
出てきたお刺身の味付けがわからず、その魚のはらわたで他の調味料が入ってないと聞いた時は
本当に日本の食生活はすごいと思いました。へしこえらい!

ほとんどお醤油を付けずにいただけました。

最後の巻きずしも唸りました。

ちょうど、良い量で堪能しました。

夜の犀川大橋


駅前


 

   

 明日は晴れますようにと祈ったのだけど、、、。