遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

我が家の場合の夫婦で暮らすこと① 趣味編 

2022-06-18 07:04:00 | 日々のあれこれ
旦那のこと
結婚して31年経ちます。

晩婚だった私たち。
旦那は3歳年上。
旦那と結婚した決め手は「老後を一緒に楽しめそうだから。」と言う理由です。

直観で「この人はぴったり。」と感じた。
私の直観は当たるので今はすごく楽になった。

お互い若い頃は、そらまー性格が違うから喧嘩ばかりでした。
しかもお互い意地っ張りだから余計に。
子供が小さい時は忙しいのも相まって大変でした。

子供が大きくなり進路問題なんかも乗り越え、だんだん波風も収まり
旦那の眼病などもあり、落ち着くとこに落ち着きました。

旅が好き。
系統立てて読書をする。
美術館、博物館が好き。
寺社仏閣が好き。
歴史好き、城フェチ。

その当たりが凄くフィットします。
半退職して出かけるのは、ほぼ一緒です。
飽きないかというと飽きないのです。
だいたい、美術館に行っても中では、ほぼ別行動。
お昼ご飯だけ一緒。出先で買い物に行くときには黙って付いて来て外で待ってるか本屋で時間を潰してくれる。
買い物した荷物は持ってくれる。のですごく重宝します。いやありがたいです。
たまには、帰りは別と言う時もあります。

休みが増えて、次はどこの何に行くかスケジュールを立てます。
行きたいところは尽きません。


生き方としての進路学習 ~そして私も改めて考えたこと~

2022-06-17 06:12:30 | 進路
3年生の進路学習で15分間だけしゃべらせてもらった。
この時期の進路学習はこれからいかに進路を決定してくかのスケジュールと入試のシステム
心構えなどが主な内容となる。

私がやってきたこの6月の進路学習の講話は始めに少し生き方そのものの話を入れる。

1年生から進路学習としてやってきた総まとめだ。
それを15分で話すのは無謀だが、これでいけると踏んだ。

最初のアイヒマン裁判の話をする。
先週、アイヒマン裁判を取り上げるためにAmazonprimeで観た映画「アイヒマンショー」

画像はネットからお借りしました。
1960年にイスラエルの首都エルサレムで行われた裁判の中継をテレビで放映したプロデューサーと監督の話である。

プロデューサーをテレビのシャーロック・ホームズシリーズに出演していたマーティン・フリーマン
監督はアンソニー・ラパーリア お二人とも好演でした。
見ごたえありました。

改めてびっくりしたのは1960年のこの裁判が行われるまでホロコーストの実態はあまり世間に知られていなかったようだ。
あまりに実態がひどすぎてありえない話とされていたようだ。
実際のホロコーストの記録映像も流されて信じられないほど酷かった。

この大量虐殺の具体的な計画を立てたアドルフ・アイヒマンが無罪か有罪かと生徒に問いかけた。

次にその裁判を観たドイツ哲学者ハンナ・アーレントの話もした。
「凡庸の悪」こういう状態はこの時だけでなくいつでもどこでも起こりうると。

そして、オードリー・タンの話。
IQ160越えの彼の能力をどのように使ったかと。

最後に「ノブレス・オブリージュ」の話。
権力や富を持っている者は責任がある。
世界で調査した寄付額・ボランティア参加・支援活動の3つの項目から測った日本の社会貢献指数は114か国中最下位だったと。
自分の能力をどのように社会で生かしますか?考えて欲しいと呼びかけて終わった。

聞いていた先生方は「生徒には難しい。」と言われたが、、、。

1日経って同学年の同僚に「先生の話を聞いて吹っ切れました。自分が今しんどいことを容易に逃げるんじゃなくてもっと大局で見ます。何を小さな事で悩んでいたんやと思って。前向きになれました。」と言われた。

ということで何らかのお役には立てたようだ。
こういう言葉は正直嬉しい。

私もお金が一杯あって、やりたい事がやれてそれで満足かと言われたら何だかモヤモヤしていた。
当然、お金は一杯ないけど。

ささやかながら今少しは誰かのお役に立っているという実感はある。
その実感を大切にしていく感覚はなくしてはいけないと改めて思った。





久しぶりのノンストップおしゃべり

2022-06-16 07:37:18 | 日々のあれこれ
久しぶりにラインで「今電話してもいい?」
古い友人から電話。

彼女も私もこの一年の間に父を亡くし、激動の時間を過ごした。

私は時間講師、
彼女は事務管理職。

相変わらず激務だそうだ。
常に人的ストレスにさらされているそうだ。
うーん、それは大変。
でも私も今年はなかなかストレスフル

お金を頂いている限りは避けて通れない問題。
昨年はほとんど仕事では人的ストレスを感じなかったのが
今年はそういうわけにはいかない。色々と大変。
時間的にはすごく短いのでなんとか。
体力的には疲労感はかなり少ない。

友人は週休2日の一日は必ずと言っていいほど出勤しているそうだ。

現役時代と変わらずである。

お互いのこの一年のことと、とっくに私が仕事を完全に辞めたと思っていたというので現状を話して
愚痴を言い合い、気が付いたら2時間近くたっていた。
ノンストップだった。
再会を約して電話を切った。

久しぶりに同じ言葉をしゃべる相手と話してすっきりした。


休日の午後であった。

近鉄特急 ひのとり 

2022-06-13 06:09:18 | 旅行
名古屋旅行の時に一部退職してから時間はあるので、少しでも安い近鉄特急で名古屋に行ってみようと思った。
数年前に一度試みた時にとてもと言ってはなんだけど近鉄の特急の仕様がひどかった。

それ以来「いくら安いと言っても、、、。」と言った感じだったが、今回は「いいや。」と思えた。

我が家は大阪の北部なので近鉄に乗ろうと思ったら一旦、南下しなければならない。だから余計に時間がかかる。
難波から乗り換え6分しかなかったので飛び乗った名古屋行き特急が「あれ?前と違う!」と思った。
実は全席指定だから乗車前に特急券&座席指定券を購入いなければならない。もちろん乗車券のほかにだ。
ピタパで飛び乗ったので「まあ、車中で買えるだろう。どうせ空いてるし。7時発だし。」と思ったのが甘かった。

まず、車両が最新式名古屋までの特急が「ひのとり」


  

まさに見た目も中身もかっこいいのである。


一旦、開いている座席に着いたものの、結構一杯なのである。
車掌さんが来たので事情を話して特急券を買う。特別車両料金200円もいるが、「立席になるかも。」と言われた。
「ひぇー!」である。
大和八木でも乗り込んでくる人は多い。
車掌さんがここならということで空いてそうな車いす対応の席の前に案内してくれる。
車内では座席指定券は買えない。(なんで?)

あと問題は「津」だ。津から乗って来る人がいるかどうか。
津から乗り込む人も多い!バギーを押してくる集団が見えた。万事休す。やっぱりこの席だ。
ほぼ満席状態。
ということでトホホの立ち席。
ところが連結部(連結部じゃないある車両の一部です)に行くと、なんとそこには最新式の荷物ロッカーが。

ヨーロッパみたい!
その前には長椅子風の座席が。

ということでここで1時間余りを過ごして無事、名古屋に着いた。
その間に車掌さんが「お写真お撮りしましょうか?」と記念撮影までして、、、。

いやー、目から鱗状態でした。
近鉄ごめん。侮ってしまった。

朝日新聞の「be」の歴史のダイヤグラムと言う政治学者の原武史さんのコラムに近鉄の特急のことが掲載されていた。
なんと京都までの近鉄特急「あおによし」にはライブラリーまであるそうな。
京都まではどうころんでも乗らないと思うが、、、。
これから海外からのお客様も増えたらきっといいだろうなと思う。
近くでもこういう列車は旅心を誘う。

名古屋からの帰りは当然座席指定券をゲットしてゆったり帰りました。
皮肉な物で帰りは空いてました。お昼の3時に乗ったからね。






そぎ落とした生活に ~心の声に耳をすませて~

2022-06-12 06:54:36 | 日々のあれこれ
新しい生活になってから2か月半。
毎日のように使わない物を処分しながら生活してきた。

まずはお金の事は大事なので、自分が本当にしたいと思うことだけに使うようにしてみた。
カードの整理や買い物の仕方や予算を考えなおした。
今年一年はテストパターンなので、実験的にできるだけしたい事を我慢しないで収入内で収まるかを試している。
これは一応順調に進んでいる。余裕がありそうだったら欲しい物リストの品物に惜しみなく使うことにする。

毎月の旅行や美術館、寺社仏閣鑑賞。これから予定している再開した観劇。
今のところ取捨選択していい感じ。

人間関係もすっきりした。
仕事がらみの付き合いがほぼ無くなったのはお金も時間も無駄がない。

時間もお金も惰性で使うのは止めようと本当に思った。
かなりそぎ落とされた毎日になった。
世間の「60代になったらこうしなければ」という情報にも振り回されずに。

実は先日も「私はここにいるのが幸せなんだろうか?」と言う疑問に駆られた瞬間があった。
そういう心の声に耳をすませてじっくり毎日をおくって行きたい。

スーパーで400円だった芍薬、4本枝。




愛知の新しもん好き ~愛知県美術館、名古屋市美術館~

2022-06-11 07:28:31 | 美術館、博物館
ミロが好きです。
ミロ展が愛知県美術館に巡回してきているのを知って
出かけました。



名古屋、愛知県芸術文化センター


ここは色々あった愛知トリエンナーレの会場の一つになっていたのでその時にも来た。
過去の記事はここから

我が家の夏合宿 ④ ~豊田市美術館、クリムト、あいちトリエンナーレ~ - 遊びをせんとや

いよいよ旅も最終日まず、豊田市美術館に行ってみたかった。それも東京でやった、クリムト展が来る!これは行かねば。しかも、熱海の帰りに行くといいかも。ということでま...

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ビルの10階にこんな大きな美術館を作るなんて。


初期の作品 アンリク・クリストル・リカルの肖像

もう色の選び方が半端なく素敵。
やっぱりすごいな。天才だな。ゴッホと通じる物も感じる。
毛糸玉のような色彩。

写真撮影可の作品
ミロらしい

絵画 (カタツムリ、女、花、星)

ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子

いつもこんな風景が眼前に見えていたという。
一種の神に選ばれし者だから、作品に迷いがない。(当たり前です)

晩年は日本を幾度も訪れて水墨画にも興味を示し、それを自作に取り入れた。
毎日新聞社を訪れた時の揮毫

写真はネットからお借りしました。
「祝 毎日」が良かった。日々おくる毎日を大切にするって意味だと思ってしまった。

以前観たミロの陶芸もすごく可愛くて好きだった。
その時の記事

ジョアン・ミロ  ~大山崎山荘美術館~ - 遊びをせんとや

土曜日午前中は、ガスの点検。午後からは、少し仕事。そのあと、大山崎のサントリー大山崎山荘美術館へジョアン・ミロの彫刻展最近、彫塑づいてる。これが良かった。予想を...

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今回も娘と待ち合わせして、連れて行ってくれたフレンチランチ ル・デトゥール


ランチコースB2800円、本日のスープを付けると+500円

前菜とメインが一皿ずつ選べます。
私はメインは牛とジャガイモのピュレのパイ包み焼を選びました。
スープは熱々の玉ねぎスープ。
家族3人それぞれ違うチョイスで。
これにデザート三種と飲み物が付きます。

美味しかったです。土曜日だったのでみるみる満席。

その後名古屋市美術館へ。
ここは初めて来ました。
庄司 達「布の庭」とい展示をやっていました。


 

   



削った木を使った大きな作品は中を通れます。触れる作品もありました。



白い布の陰影がとても美しかったです。
作者の庄司 達(さとる)さんは愛知県在住の布アーティスト。御年80歳を超えてらっしゃいます。

コレクション展へ回ると「ウールワース・ビルディング」レッド・グルームス

この作品が、、、。教科書の表紙に使われていた作品です。

後ろに回ったり、サイドから観た凄いインパクトのある作品だなと思いました。


 


ジョージ・オキーフや「抽象 第6番」


マックス・エルンスト 「ポーランドの騎士」こんな作品もあるんだ。


懐かしのフォンタナ「空間概念」


ジョージ・シーガル「ロバート&エセル・スカルの肖像」

なかなか渋い所蔵品でした。

館内も

落ち着いていて趣があります。

外にはコールダー・アレクサンダー「ファブニール・ドラゴンⅡ」


堪能しました。
いずれにしても愛知の現代美術にかんする愛は半端なくなんだか混濁した物も全て受け入れる懐の深さがあり、「いいじゃないか」と言ったおおらかさを感じます。だからイノベーションに対してもハードルが低く、街全体にも活気がありました。地下街も買う気満々の人であふれ、「景気いいねんなー」「元気あるなー」と言った感じです。あきらか大阪とは違う。

少し疲れて、早い目に駅まで歩いて帰りの近鉄「ひのとり」に乗りました。
今度はちゃんと指定席券を買って。
その「ひのとり」の話はまたあとで。







何だか抵抗がある保存容器

2022-06-10 06:38:09 | 家の事
毎日の気温が上がり下がりが激しく
はやり、肉体的にしんどい仕事の日はすごく疲れる。
やっぱり、歳だわーと自分でしみじみ感じる。

今のところ火、金土日がお休みなので、火曜日に一服して金曜日から週末と言った感じで気分的にも体力的にもリズムができつつある。
調子に乗って火曜日に出かけるとやっぱりしんどい。

平日お出かけは金曜日ねと言う感じだ。

リズムが出てきたのと仕事の内容から午後からは帰宅できるようにしているのもいい。
朝早い時間や隙間時間に仕事はほぼこなせるので良かった。
たまに持ち帰り仕事もあるが、、、、。

私の場合、朝食はもう長い間三種のフルーツとメイプルシロップを掛けたヨーグルトとカフェオレだが、
たまに午前中に小さなパンを食べたり、あまりの暑さに帰りがけの駅の近くの美味しそうなフルーツスタンドでパインジュースを飲んだ日にはやっぱり次に日に口角が荒れ、身体が重い。
食べ過ぎ禁物ね。空腹時間をある程度確保する方が体調は断然いい。

旅行にフルーツを持っていくのに保存容器を久しぶりに購入。
本当は百均が良かったのだけれど近くのドラッグストアに行くとちょうどいい感じの容器が

3つで良かったけれど4つセット。迷ったけれど購入、一つ100円以上しました。

このポリプロピレン容器、買うのに抵抗があるのですよね。
できるだけ自然の物でと心がけているので便利なのは百も承知なのだが、何だかなのである。
保存容器は結婚の時に実家から持ってきた三種類セットのガラス容器がかなり昔に一つ割れ、最近大きな方が割れ
育休中にマンションのママ友に勧められた某メーカーのセットが20年以上使用してやっと一つダメになった。
使えるのに捨てないという主義なので増やせない。
イワキのガラス保存容器はセットで買った。
野田ホーローを一つ買ったけれど、中が見えないので、、、。
旦那の実家に料理を持っていくのに無印の大きな長方形を浅いの2、深いの1、出汁保存用に中くらい深いの1買った。これも10年物。

某メーカーの保存袋も買っていた時期もあるが最近は買わない。

これは職場の同僚が何かを入れてくれたのを再利用。余ったパン粉を冷凍している。

調べてみるとこのメーカーのコンテナも保存袋も燃やしても有害ガスは出ないとなっている。
でも使い捨てとなると今のレジ袋要らない運動はいったいどうなんだと思ってしまう。

ということで切った野菜や果物などのあまりをラップもかけずに今まで持っている蓋つき保存容器に保存している。

ささやかな抵抗かな。

でも便利そうだなと思うんですよね。
コンテナ型なんて、、、。

ちなみに最近買ったフルーツ用は実はご飯を冷凍しておく用で重宝してます。

島原、長崎紀行 おまけ ~旅の終わりに~

2022-06-06 06:15:29 | 旅行
この旅はこの美術館にある
舟越保武の「原の城」の像に導かれた旅だったんだろうか。


写真はお借りしました。

数年前に国立国際美術館で出会ったこの像で私は「原城」の存在を知った。

この像を観たとたんに風の強い海に面した小高い丘の草むらだらけの城跡が脳裏に浮かんだ。

今回、家族3人ともに南島原の原城址を訪れることは一致した。

訪れてみて幸運にも風の強いよく晴れた日だった。

強い風に吹かれ草の匂いを嗅ぎながら風の音を聴いた。

大昔天草四郎を総大将に無念に倒れていった沢山の兵士の嘆きの声が聞こえたような気がする。
原城は幕府軍が兵士の死体と共に石垣を崩し、跡形もなくたたき壊した。

旅の最後に迷わずに訪れた長崎県美術館でまるで導かれたように、この像が私を待ち受けていて再会した。

3つの点が時空を超えてその時に繋がる。


旅が再開できて本当に良かったと思う。
3日目に一人で訪れた美術館。静謐な空気の中で対峙したこの像の前で思わず涙が出た。
開け放たれた口の中に大きな黒い絶望が見える。


お写真お借りしました。




島原、長崎紀行 その⑥ ~出島、長崎県美術館~

2022-06-05 07:47:43 | 旅行
この旅行も最終日
雨にも降られず、過ごしやすい気候での旅はこの時期ならでは。

ウェルカムフルーツを食べてか朝食会場へ。
このウエルカムフルーツ着いた日に冷蔵庫に入れてあったがすごく嬉しかった。さすが南国。

朝はお定まりのバイキングだが6時30分からが嬉しい。

取りますよね、皿うどん。

長崎街中散策は出島から。
そこまで行く道にきれいな紫陽花が満開になっている。

  

シーボルトが「おたくさ」と名付けた紫陽花。この青色に近い紫の紫陽花らしい。

様々は紫陽花が見事に咲きほこっている。長崎の人の紫陽花に対する思いが溢れている感じ。
どこもかしこも朝早くから丁寧にお掃除されている姿が見られ、街中がとても清潔だ。

出島ワールドは朝の8時から開館している。
 
  
  
ミニ出島


昔からそのまま残っている建物はそのまま。

唐人町の門


復元している建物も多い。どんどん復元を進めていてその中が資料館、博物館となっている。


  
展示されている陶器が素晴らしい色だった。

艦長の宿泊所
 
こんな小さなベッドに寝たんだろうか?

 それぞれ、凝った映像などを流しているが、全部観たら大変なことになるので、ある程度で、、、。

十分堪能した後は、それぞれ行きたいところが違うので同行3人ここで一旦別行動となる。
旦那は歴史博物館へ。息子は寺町へ。
私は歩いて長崎県美術館へ。

  

長崎美術館では「テクテクテクネ― 技法でひらく想像世界」という企画展が開かれていた。


 この作品は何を使って、どのようにできているのだろう?—芸術作品の制作に用いられた素材や技法について思いを巡らせることは鑑賞体験にさらなる深みをもたらすはずです。本展では制作の過程や方法に焦点を当て、一つ一つの作品を形づくる表現の特質に迫ります。展覧会のタイトルにある「テクテクテクネー」の名の通り、テクテクと展示室を歩んでいくと、多彩なテクニックとテクスチャーからなる作品が待っています。そもそも、作品は様々な技法やそれにまつわる知識(テクネー)の賜物ともいえるのです。
 会場では当館のコレクションを軸に、絵画・版画・写真・彫刻など多様なジャンルの作品を「顔」「花」「水」「音」「黒」のテーマに沿って紹介。身近な存在から抽象的なものへと視野を移しつつ、想像力を自由に羽ばたかせていく体験の場となるでしょう。

美術館公式HPより転載

ということで大好きです。こんな企画展。子供向けのワークシートもありました。


素材や技法は作品を観る人はわかりにくいし、そこに思いをはせることは少ないかも知れません。
私たちは「これは油やな。」とか「日本がとアクリル両方使ってるな。」とか「これはリトグラフで版画やってんなー。」とか
歩い程度予想がつくし、作品名票に技法の表記もあるから。

それぞれのテーマも面白く興味深く作品を観て回った。
鴨居玲の作品が沢山展示されていて感心した。この人の作品には本当に訴える力がある。

ゴヤの一連のリトグラフもあり舟越親子の立体像もあり、地方の美術館って本当にいい物を持っている。
それと建物が素晴らしい。美術館とその周辺が一体になって一つの景観となっている。


観終わって休憩のためカフェに入る。
ここにも修学旅行の中学生がグループで来ている。
ここのカフェのオリジナルボトルに入っているジュースを飲んでいる。ちょっと気が惹かれたが、これは中学生だから似合うボトルかなと思い、カフェオレにする。入館券を持っているので一割引き。

眼下に流れる人工疎水を観ながら、今回の旅を振り返った。そのことはまた次のブログで書くとして。


屋上展望がありすごく風が強かったが長崎の港が見渡せる。

そこにもピッタリの作品が、、、。こんな感じでした。

待ち合わせ場所のちゃんぽんの店に向かう。
息子の友人のおすすめのちゃんぽんのお店はどうもこの日はお休みみたいで、旦那が「ちゃんぽんの美味しい店」で検索してここを探し当てる。
四海楼、大きなお店だ。

5階がレストランになっていて予約は受け付けないので、名前を書いて並ぶ。待ち時間15分と出ていたがものの五分も立つと席に案内してくれた。美術館から近かったので息子と旦那は博物館で合流して遅れてくる。
私は柔らかい麺の皿うどん、2人はちゃんぽん、餃子1人前と胡麻団子を一つ注文する。

御多分に漏れず私だけ生ビールの小を注文する。長崎の食べ物屋さんには必ずと言っていいほど生ビール小がメニューにある。
ちょっと飲みたいけど瓶ビールでは量も多いしという私には嬉しい。でも昼間からビールを飲むと見事に身体全体がむくむ。
ちゃんぽんも皿うどんも1100円。

美味しくいただいてあとはお土産と晩御飯を買って列車に乗るだけだけど、少し時間があるので近くの孔子廟に行く。
急に眼の前に飛び込んでくる中国の門。


中ではどうやら何かのアニメキャラのコスプレの撮影会があるようだ。


博物館に展示されている素晴らしい陶器類を横目にサーと観て通り過ぎ、ホテルに荷物を取りに行ってお土産を買って特急かもめに乗り込む。2時間で博多。博多の新幹線乗り場で駅弁を買い、のぞみに乗車。

私の長崎御馳走弁当豪華でした。1280円
お約束の地方ファミマ限定缶入りスパークリングワインロゼ。

のぞみは止まる駅が限られているのであっという間に新大阪に着いた。

お天気に恵まれて何かに導かれたような旅だったがすごく充実していた。
長崎の人はきびきびしていて働き者で気持ちのいい街でした。
また行きたいな。









島原、長崎紀行 その⑤ ~グラバー園、大浦天主堂、むつ五郎~

2022-06-04 05:21:05 | 旅行
息子は午後の長崎見物は不参加
明日に備えてゆっくりするそうだ。
旅行前忙しかったそうだ。

私と旦那は4時前からグラバー園へ出かけた。
ホテルからすぐそこに路面電車の駅。
途中で線を乗り換えて大浦天主堂前。
そこから歩いてすぐの所にグラバー園の入り口が。
連休か7月以降になれば夜8時まで開いていて夜景が素晴らしかっただろうに。

日本びいきのグラバーさんの胸像

写真では超イケメンの息子さんが戦後若くて亡くなったのが痛ましかった。

やはり一番大きくて素敵なグラバー邸


それぞれの建物も内部が見学できました。

園内は石畳が坂になっているので何年か前に父がツアーで訪れて雨に濡れていて滑って転び、救急車で運ばれたと聞いた。
(その時は何ともなかったのですが。)結構気を付けないとそろそ歩きました。

小高い丘からの長崎港の風景

私は広島の尾道を思い出す。

その後に大浦天主堂

幕末にフランス人プティジャン神父が完成させて当時は外国人向けだったが幕末まで何代も受け継がれていた信仰を守り続けていた人々が神父の元を訪れ、マリア像を拝んだという「信徒発見」の奇跡が起こる。
戦国時代から江戸時代、果ては明治の初めまで政治の首謀者に翻弄され続けた日本のキリスト教信仰の歴史だ。

6時までには十分観終わって、待ち合わせのいけすのあるお魚中心の居酒屋、むつ五郎へ。


息子がかつてここに住んでいた友人に聞いたということで地元おススメのお店。
混んでました。予約していって良かった。
お値段もお手頃で、なんせ、一日前の夕食もヒラメの姿作りだったのでから揚げとか、サラダとかカラスミとかクジラの尾のみとか一風変わった物ばかりを頼んで食べてました。サラダの野菜も新鮮でドレッシングも美味しく満足しました。


居酒屋にしては女性のお客さんの方が多い感じで、みんな食べることや飲むことを楽しんでました。
こういう風景は本当にほっとする。

ホテルまで歩いて帰って露天風呂へ行き、就寝です。

次に日は最終日。