JR関西本線の柘植駅(つげえき)です。“関西本線”の名前になってますが、亀山駅と加茂駅間は非電化で単線になっていて、ローカル線の雰囲気に包まれています。走っている列車も単行や2両編成の気動車の普通列車のみです。かっては、編成の長い急行列車や貨物列車等も走っていて、その名残でこの沿線の各駅のホームは列車交換が出来るように、有効長が大変長くなっています。
この時の様子をまとめたフォトチャンネルも新規追加致しました。
柘植駅の木造駅舎です。この駅は関西線とは別に、当駅を起点とする草津線との接続駅でもあります。
現在も駅構内には広大な敷地が残っていて、貨物列車の組成用のヤードとして使われていたレールが残っています。また、SL全盛時代には、隣駅の加太駅(かぶとえき)を発車した列車が、25‰の急勾配の難所に挑んだ後、補機機関車(列車最後尾に連結して、先頭のSLの牽引を手助けする。)がここで折り返す為、転車台や給水塔も設置されていましたが、今は撤去されています。
1番線、2番線、3番線の全てのホームに列車が入線して、一番活気に溢れてます。
3番線に停車中の草津線、草津行きの列車です。この線は電化されてます。
1番線のホームの端には、危険品を管理していた煉瓦造りのランプ小屋が残されてました。今でも何かの物置きとして使用されているのでしょうか、比較的新しいシャッターが取り付けられてました。
ランプ小屋に取り付けられていた、管理プレートです。これを見ると、このランプ小屋は駅開業当時に建てられたようです。