気ままな撮影紀行

鉄道写真をメインに航空機や一般の
風景写真等の撮影に出かけました。

西部劇から抜け出た様なSL 義経号と弁慶号

2022年03月17日 | 鉄道の博物館/記念館
大政奉還の後に発足した明治政府は、北海道の開拓・資源開発を進めました。そして開発を進めると共に採掘した資源の輸送や移動手段として必要な為、北海道最初の鉄道敷設が始まりました。その為1880年(明治13年)に北海道最初の鉄道開業を目指して、アメリカから蒸気機関車が輸入されました。

アメリカから輸入された最初の2両で1号機が義経号、2号機が弁慶号です。そして採掘した石炭や旅客、貨物の輸送に活躍しました。1880年に開通した区間では翌年の1881年に、この地を訪問された明治天皇が義経号が牽引するお召し列車に乗車された様です。

【1】義経号(撮影:2014年10月10日)
この写真は現在の京都鉄道博物館の前身、梅小路蒸気機関車館の時代に撮りに行きました。この日は梅小路運転区の創設100周年を記念したイベントが行なわれ、義経号がトロッコ客車を牽引して博物館構内を来館者を乗せて走行してました。

扇形機関庫から義経号が出庫して転車台で方向転換の後、トロッコ客車を牽引して走行すべく出発予定ホームへ向かいます。


出発ホームへ入線して来館客が乗車します。SL正面の1号機を意味する「1」の数字が誇らしげに見えます。




運転が終って側線に入り、石炭の補給を受けます。


【2】弁慶号(撮影:2010年5月3日)
弁慶号は埼玉県さいたま市の鉄道博物館に展示されてました。この博物館は展示内容が豊富で敷地面積も広く、確か4~5時間ほど滞在してた記憶があります。


輸入した2号機なので車体正面には「2」の表記になってました。




アメリカのH.K.ポーター社製を表記した銘板です。銘板の中程から少し下の「369」の数字は製造番号です。


ちなみに義経号は車体本体での確認は出来て無かったですが、ネット上で製造番号を確認すると「368」で連番になってました。





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