初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

VTRの出現

2010年06月09日 22時31分47秒 | Weblog


テレビ放送の始まりは,

生放送しかありませんでした。

やがて、アンペックスからビデオ・テープ・レコーダー(VTR)が

輸入されて

生放送スタイルの番組をVTRに録画

できるようになりました.

1960年(50年前)ごろのことです。

馬鹿でかいコンソールタイプの機械でした.

VTRに使用するテープは、

2インチ巾で(5センチ巾)で大きくて重いリールでした。

若い技術者が気合いをかけなくては

持ち上がらないほどの目方でした.





2インチ巾テープを使用する大型VTRも改良されて、

1インチ巾テープの可搬型のVTRが開発されます。

さらに改良されて,3/4インチ巾テープが

カセット式の電池駆動ビデオ・レコーダーが現れます。

「マガジン・ポン…わたしにも写せますゥ」のシングル8の世界が

ビデオでも

「カセット・ポン…」と Uマチックレコーダーの出現です.


しかし、ニュース取材やロケーション番組は,

16ミリフィルムカメラが全盛でした.




1970年ごろ(40年前)このビデオ・レコーダー、ソニーUマチック方式

と,ハンディ・カメラの組み合わせで,

アメリカでENG取材が始まります.

ENG (Electronic News Gathering) は、直訳すると

「電子的ニュース取材」となります。

それまでの銀塩フィルム取材が,ビデオ取材になりました。

ビデオ機材は,日本のソニー,東芝,池上通信機などから

アメリカへ大量に輸出されます。

テレビ放送界が銀塩フィルムからビデオになりました。

もちろん,アナログビデオですが…

                   … … …

アマチュアのシングル8の動画の世界も影響を受けます.

プロ機材並の電池駆動のカセットレコーダーと

小型ビデオカメラが現れます.

                    … … …

早速,小学校の運動会で,シングル8のお父さんに交じって,

パパがビデオカメラを構えて、

後に太いケーブルでつながれた重いカセットレコーダーを

ショルダーにしたママさんコンビで

運動場を駆け回る姿が目につくようになりました。