初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

テレビ劇場中継

2010年06月18日 20時06分26秒 | Weblog



テレビは,生放送で始まりました.

カメラの撮像管は,イメージオルシコン管が使われていました.

イメージオルシコンの光電面の面積が

写真の35ミリカメラのフレームと

一緒だったので35ミリカメラ用レンズが

そのまま使われていました.

レンズはニッコール35ミリ,50ミリ,85ミリ,135ミリの

レンズをテレビカメラ用のマウント(パイ・マウント、RCAマウント)に

取り付けて使われました.




テレビドラマのセットのフルショットは,

35ミリレンズで撮ります.

出演している俳優さんのクローズアップは

135ミリレンズでした。




中座の藤山寛美「松竹新喜劇」からの

テレビ中継も生中継でした。

テレビ中継の演目はテレビ放送時間に

合わせて幕を開けました.

いまからはとても考えられません….

                   … … …

舞台の袖に,テレビを置いて,テレビのAD(エーディ)さんと

劇場の舞台監督(ぶたかん)さんは

前番組の後コマーシャルが終わるのを見守っています.

                     … … …

時間がきて,テレビに劇場中継の主タイトルが写ります

前コマーシャルが終わって,

スタジオで,芝居の解説(前ふり)を

アナウンサーが喋ります.

「それでは、道頓堀・中座からの

松竹新喜劇「××」をご覧ください」

を聞いた劇場の舞台監督(ぶたかん)さんは

舞台袖でブザーを鳴らします.

ADさんは、客席に居る、カメラマンと音声ミキサーに

懐中電灯をグルグル廻して

合図をくれます.

場内は暗転して,幕が開きます.

                   … … …

劇場中継のテレビカメラカメラが3台です。

レンズ構成は

舞台の俳優さんの大写し用に600ミリ,

舞台グルーブショット用に400ミリ,250ミリ,

舞台全体を捉えるのに135ミリのレンズ4本が

レンズターレットに付いています.





カメラで,舞台上の寛美さんをアップで狙うのは

一番長い600ミリレンズを使います。

レンズターレットを廻して、600ミリレンズをのぞくと

ファインダーにじゃじゃボケで何が写っているのかわかりません.

大体ピントを合わせて寛美さんを探します….