テレビのスポーツ中継で,
ズーム・レンズを見せられているうちに
何となく市民権を得たようです。
テレビ映画もズーム・レンズを使用します.
アマチュア用のビデオカメラも,
ズーム・レンズになってきました.
写真は,仕上がった写真(作品)を穴が開くほど見つめます.
写真の部分をルーペ(虫眼鏡)で拡大して,
カメラがブレているとかピントが前ピンだ、奥ピンとか
あらを探します.
その厳しい写真用にズーム・レンズが登場します.
写真雑誌では,プロはズーム・レンズなんて…
問題にしていないと言われていました。
… … …
ズーム・レンズも新製品が出るたびに,
どんどん性能かよくなってきます.
ちょっとした写真(作品)に
使われるようになってきました.
画期的な世界初、オートフォーカスカメラ、
ミノルタ「αー7000」(ボディ側モーター駆動)が
発売されます.
それから1年ほどして,
ニコンから「501」オート・フォーカス(ボディ側モーター駆動)が
発売されます.
レンズは,オート・フォーカスの
24ミリ~50ミリ,ズーム・レンズです。
… … …
自動露光,自動焦点、
しかも画角が変えられるズーム・レンズです。
夢のようなカメラが出現しました.
… … …
中古レンズで,24ミリ~50ミリの
オート・フォーカスズーム・レンズを入手しました.
マニュアルフォーカスのニコンEMに付けて使用しました。
オートフォーカスレンズのせいか、距離リングの手触りが,
少し軽く感じました.
しかしレンズの描写は鋭く、気に入ったレンズになりました.
このレンズを使っているうちに,
オートフォーカス・カメラを使ってみたいと
思うようになりました.
やがて、ニコンから501の次のカメラ,801が出ます.
中古のオート・フォーカス・レンズの次に,
オート・フォーカス・ボデイ(801)を手に入れました.
… … …
当時の「写真雑誌」にはオート・フォーカス・カメラも、
ズームレンズもプロは実用にならないと
ソッボを向いていました.