コンパクトデジタルカメラの
ズームレンズは3倍ぐらいです。
35㍉カメラの標準レンズを50㍉として
3倍のレンズの焦点距離は150㍉レンズになります。
簡単なコンパクトデジタルカメラといえども
望遠レンズを持っていることになります.
カラーテレビになってカメラの
レンズが単レンズ4本のターレットから
10倍のズームレンズになりました。
野球中継では,球場に点在するカラーテレビカメラは
全部がズームレンズ付きになります。
… … …
画面でズームショットが多用されるようになりました.
球場の広いダイヤモンドの画面から,
スコアボードにズームインして
オーダーや点数のアップになるカット.
画面に流れるようなリズム感が生まれました.
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カラーカメラのズームレンズは10倍でスタートしました
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35㍉カメラの標準レンズを50㍉として
10倍の焦点距離のレンズは
500㍉になります。
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キヤノンの18倍のズームレンズを使用した場合の
望遠端の焦点距離は
50×18=900㍉になります。
テレビカメラで50㍉の広い画面の単レンズから
900㍉の超望遠レンズに
ターレットを切り替えて
狙っている被写体を一瞬で捉えることはできません
… … …
ショートが打球をキャッチして二塁手に投げ
一塁ランナーを二塁で間一髪アウトにした
ファインプレーでは,アナウンサーの
コメントに合わせてショートの大写しが写ります.
この大写しのカットを「ご褒美カット」といいます。
この場合,18倍のズームレンズですと,
広い画面からショートにズームインして
ショートの大写しを一瞬で捉えることができます.
また、ズーム・アウトした広い画面で
ダグアウトに並んでいる
選手の左から何人目に監督…,
また、右から何人目に先発ピッチャーが…
などがわかります
監督,先発ピッチャーをズームの広い画面で
探し当てます。
そしてズームインして、
必要な大きさのサイズにします。
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いつも,広い画面からズームインするカット,
逆に,塁上のランナーの大写しからダイヤモンドフルショットに
ズーム・アウトするカットなど
ズーム効果を狙うばかりではなく、
レンズの倍率を変えて,被写体を探すのに便利なレンズです.