真冬に新大阪から東京へ新幹線で向かいます.
京都、大津を過ぎて左側の車窓に琵琶湖が見えてきます.
彦根、米原を過ぎて,伊吹山を越えて関ヶ原に向かいます.
この辺りで、風景は一変します.
雪深い風景になります.
この豪雪のヘリコプター取材がありました。
ヘリコプターは、大阪,八尾空港から離陸します.
… … …
大阪から,名神高速道を通って車の取材はとても不可能です.
当時のヘリ取材は,手持ちのENGカメラの空撮(くうさつ)でした。
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今回の取材に限らず、急ぎの取材は
帰路のヘリコプターは八尾空港に向かう前に
テレビ局に向かいます.
テレビ局屋上でヘリコプターは低空でホバリングします。
撮り終えたビデオカセットをカメラから出して,
下にいるビデオ編集マンに渡します.
ビデオカセットを渡したヘリコプターは八尾空港に向かいます.
… … …
取材に手間取って,予定の時間を過ぎてしまったり,
ぎりぎり時間に間に合うかの遠方での取材では,
ヘリから本社に映像を電波に乗せて送ることもありました。
編集がやっと間に合って,編集マンは
ニュース放送中のスタジオ・サブに
テープを持って走り込んできました.
… … …
サブの映像技術者は、早速ビデオ再生機にセットして,
頭出しをして一時停止をかけて、
「スタンバイOK…」
叫びます。
ニュースサブのディレクターは,スタジオ内の
AD(エイ・ディー=アシスタント・ディレクター)のインターカムに
OKのサインを送ります.
アナウンサー(キャスター)はADのOKのサインを受けて,
項目のリードを読みます.
「次は,関ヶ原方面の雪景色をご覧に入れます…」
でカセットが走って,ニュースが続きます.
今回の,豪雪取材のヘリコプターからの
連絡は途中で
途切れていました。