一眼レフカメラで写真を撮る場合,
ワイドレンズや標準レンズでファインダーを
覗いているときは
問題はありません。
望遠レンズをつけているときの
カメラのファインダーは
狙っている被写体がどこにいるのか
瞬間まごつきます.
特に,超望遠レンズで野鳥を狙うときは,
そのレンズに慣れていないと
野鳥をキャッチするのに
時間がかかります。
長い超望遠レンズの先端に,
ライフルの照準のような突起が付いていて,
カメラからその突起の延長線上に野鳥を捕らえると,
ファインダーの中に野鳥が写っている
というレンズもありました。
… … …
超望遠レンズでファインダーに野鳥を捕まえたら
、
野鳥を画面から外さないように
注意深くフォローしなくてはなりません.
… … …
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小学校の運動会で,望遠レンズに慣れていない
若いパパがわが子を探している姿は
微笑ましく思いました.
単レンズ4本のレンズターレット式テレビカメラで
望遠レンズの大写しのショットからルーズショットの
ワイドレンズに切り替えるときはよいのですが,
その逆はすこしコツがいります。
… … …
ワイドレンズで次の大写しの被写体を
画面の真ん中に捕らえます.
そのまま、レンズターレットを
望遠レンズに切り替えると,
目指す大写しの被写体が画面の真ん中に写っています.
すぐさまピントを合わせて、構図を整えます.
テレビの劇場中継で放送中のカメラのビュー・ファインダーや
カメラ前面には赤いランプ(ターリー・ランプ)が
点灯しています。
カメラを別のカメラに切り替えると.
放送中の赤いターリー・ランプが消えます.
カメラの背面にレンズターレットの
ロックハンドルがあります.
カメラマンは右手でハンドルを握っています.
ハンドルの右手を握るとターレットの
ロックが外れます.
ターレットがフリーになります.
一気にターレットを廻して,レンズを交換します.
ターレットを握っている右手を緩めて,
ターレットにロックをかけます。
ピントを合わせて、構図を整えます.
途端に、ターリー・ランプ(放送中)が点灯します.
テレビカメラマンの仕事は、劇場の暗い客席で,
手元ランプに照らされた演目台本を
見ながらのレンズ・チェンジでしたから慣れないと….