kenharuの日記

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進水式

2013-04-10 | 旅行記
尾道市の某公園の朝。
今日は大型船の進水式を見学する日だ。

ボクがこれを楽しみにしているのは、昔見た進水式の映像が頭に残っているからだ。
音楽隊の演奏が終わると、エライさんがロープを斧で切断する。
ぶら下げたシャンペンのビンが、船首に衝突して砕け、白い泡が飛び散る。
再び音楽隊が演奏を始め、豪華な大型客船は、海に向かって、斜面をゆっくりと滑り下りて行く・・・

カミさんは「今頃はもっと簡単になっているんじゃないの」「滑り下りるのではなく、ドッグ内の水位を上げるだけかもよ」と笑う。
そうかもしれない。
巨大な船を滑らせれば、外装のペンキが痛みそうだから、船を動かさずに、水位を上げるほうが合理的かもしれない。

尾道造船所には、進水を待つ、全長177メートル、37000トンの新造貨物船があった。

写真の左方に海があり、船尾側が船首よりも低くなっている。
海に向かって、船尾から滑り落ちるのだという。

ロープ(支綱)を切断する役目は榊原英資氏で、その時にはクス球が割れて、シャンペンのビンを船首に衝突させる。
船体が巨大なので、クス球は見えるものの、シャンペンは芥子粒のように小さい。

矢印部分にシャンペンが見える。

船首付近に立てば、船尾が海に入るのを見逃してしまう。
支綱切断後は、僅か数十秒で進水が完了してしまうというので、ボクは船尾の見える海辺に陣取った。


11時半に支綱が切断された。


最初はゆっくりだが、たちまち加速。


あっという間に完了。


タグボートに引かれて、どこかに移動していった。


カラッポになったドックで、作業員が鉄の玉を片付けていた。


平たい枠に鉄の玉を並べた、「巨大なボールベアリング」が写っている。
なるほど、これに船体を載せて、動かしたのか。
楽しみにしていた進水式見学は、期待通りに楽しかった。

午後は西への移動を開始。
国道2号線を走り、真新しい道の駅「みはら」に立ち寄った。

広い駅だが、駐車場は無機質なアスファルト広場という感じがして、ちょっとP泊する気にはなれない。

この駅では、北海道で知り合った某ご夫妻に再会するという、サプライズがあった。
ボクのブログを見て、「もしかしたら、この道の駅に居るかもしれない」と、立ち寄ったのだと言うから、嬉しい話である。
双方ともが短時間の立ち寄りなのに、良くもまあ、出会えたものである。

ご夫妻が教えてくれた、湯坂温泉かんぽの宿で湯に浸かり、今夜は竹原市の道の駅「たけはら」にP泊となった。
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