双海町の潮風ふれあい公園の朝。
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朝飯前のバードウォッチングをしていると、出勤前の友人が現れて、八幡浜の真穴地区に、面白い雛祭りの風習があることを教えてくれた。
たまたま今日は、特に予定を持っていない。
早速、50キロ南の真穴へと向かった。
伊予から八幡浜に至る、海沿いの国道378は、花街道だった。
右は海で、左は満開の桜という風景が、延々と続く。
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あいにくの雨だったが、それでも十分に楽しめた。
こんなにも長い花街道が、他にあるだろうか。
晴れて海が青ければ、すばらしいドライブになる。
真穴に到着すると、土地のお年寄りに「真穴の座敷雛というのは、いったい何ですか?」と尋ねてみた。
「村の分限者が、何百万円もの費用をかけて、娘の雛祭りを村人に公開する風習」なのだそうで、最近は無形民族文化財として、広く一般にPRされるようになったらしい。
分限者(金持ち)という言葉を、人の口から聞いたのは初めてだ。今ではもう死語に近いだろう。
真穴地区の道路は狭く、クルマのすれ違いがやっとである。
その道を、傘を差した観光客たちが、一列になって歩いている。
ボクらも、駐車場にクルマをとめて、雨の中を歩き、紗来(さら)ちゃんという女の子の雛祭りを見学に行った。
この路地の奥に、紗来ちゃんの家がある。
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景気づけの提灯がぶら下がっている。
家の入口には、今日のために拵えた坪庭があった。
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その先に、紗来ちゃんのお雛様がある。
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抱かれているのが、今日の主役、紗来ちゃんだ。
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雛壇だけでなく、奥行きの有る庭が作られていて、全体がジオラマ仕様になっている。
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びっくりするほど大きな鯛やイセエビが飾られていた。
こんな貼紙があった。
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背景には複雑な人間関係があるのだろうな。
ボクらは記帳だけさせてもらった。
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村人総出と思われるほど、多くのスタッフが、交通整理や道案内を努めていた。
祭りが終わると、分限者は、このスタッフたちを大いにもてなすのだという。
見学が終わると八幡浜市内で昼食。
イーグルという店で、看板メニューのチャンポンを食べた。
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麺も汁もアッサリ味で、まあまあだった。
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再び雨の花街道を走り、松山まで長距離走行した。
道後温泉の「道後・山の手ホテル」に入浴。
女湯には、数百個の花を浮かべたバラ風呂があったそうで、カミさんは「独り占めで入れたよ~♪」とご満悦。
湯上りには、さらに北上して、今夜のP泊場所である道の駅「風早の郷・風和里」に到着。
雨は夜まで止まなかった。
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朝飯前のバードウォッチングをしていると、出勤前の友人が現れて、八幡浜の真穴地区に、面白い雛祭りの風習があることを教えてくれた。
たまたま今日は、特に予定を持っていない。
早速、50キロ南の真穴へと向かった。
伊予から八幡浜に至る、海沿いの国道378は、花街道だった。
右は海で、左は満開の桜という風景が、延々と続く。
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あいにくの雨だったが、それでも十分に楽しめた。
こんなにも長い花街道が、他にあるだろうか。
晴れて海が青ければ、すばらしいドライブになる。
真穴に到着すると、土地のお年寄りに「真穴の座敷雛というのは、いったい何ですか?」と尋ねてみた。
「村の分限者が、何百万円もの費用をかけて、娘の雛祭りを村人に公開する風習」なのだそうで、最近は無形民族文化財として、広く一般にPRされるようになったらしい。
分限者(金持ち)という言葉を、人の口から聞いたのは初めてだ。今ではもう死語に近いだろう。
真穴地区の道路は狭く、クルマのすれ違いがやっとである。
その道を、傘を差した観光客たちが、一列になって歩いている。
ボクらも、駐車場にクルマをとめて、雨の中を歩き、紗来(さら)ちゃんという女の子の雛祭りを見学に行った。
この路地の奥に、紗来ちゃんの家がある。
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景気づけの提灯がぶら下がっている。
家の入口には、今日のために拵えた坪庭があった。
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その先に、紗来ちゃんのお雛様がある。
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抱かれているのが、今日の主役、紗来ちゃんだ。
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雛壇だけでなく、奥行きの有る庭が作られていて、全体がジオラマ仕様になっている。
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びっくりするほど大きな鯛やイセエビが飾られていた。
こんな貼紙があった。
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背景には複雑な人間関係があるのだろうな。
ボクらは記帳だけさせてもらった。
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村人総出と思われるほど、多くのスタッフが、交通整理や道案内を努めていた。
祭りが終わると、分限者は、このスタッフたちを大いにもてなすのだという。
見学が終わると八幡浜市内で昼食。
イーグルという店で、看板メニューのチャンポンを食べた。
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麺も汁もアッサリ味で、まあまあだった。
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再び雨の花街道を走り、松山まで長距離走行した。
道後温泉の「道後・山の手ホテル」に入浴。
女湯には、数百個の花を浮かべたバラ風呂があったそうで、カミさんは「独り占めで入れたよ~♪」とご満悦。
湯上りには、さらに北上して、今夜のP泊場所である道の駅「風早の郷・風和里」に到着。
雨は夜まで止まなかった。