ユリカモメは冬鳥、4月の半ばには日本を去って北の方へ渡っていくようです。
日本で越冬している間は冬羽でありまして、これが夏羽に換羽しますと
頭が黒頭巾を被ったようなスタイルになります。
先日、御手洗川で夏羽になりかけの一羽のユリカモメを見かけました。
ですので、飛び去ってしまう前に、どれくらい夏羽になっているのか、
ぜひ見ておきたいですね、と地御前の堤まで行ってみました。9日のことね。
水鳥のおおかたはいなくなっておりますが、ユリカモメはまだ飛び跳ねておりました。
そのおおよそ半分ぐらいは夏羽に変身中のごま塩頭ですよ。
全くの黒頭巾になっているのもちらほらです。何だかユーモラスであります。
日本で越冬するユリカモメはなんでもカムチャッカ半島からやってくるとのこと。
もうまもなくそちらへ飛び去っていくのでしょう。
先日、矢のような物が突き刺さった石巻のユリカモメがニュースで流れておりました。
痛ましい映像でした。いつの世も心無い者がいるということですか。悲しいことですな。