染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

しもつかれ

2009年01月29日 | 店主の一日
新潟物産展で宇都宮に来ました。宇都宮と言えば「餃子」。しかし昨日、百貨店の人と話しをしているうちに「しもつかれ」と言う謎の郷土料理を知りました。

「鮭の頭がしもつかれ用に人気なんです。」
「会期も立春の前まででしもつかれを作るのにもぴったりなんですよ」などなど。
更に一緒にいたマリヤ人形店の新田社長まで「そうですねぇ。しもつかれに人気ですよね。」と言うほど。

話を聞いていてもチンプンカンプンで十日町にだけ知られていない謎の食べ物みたいでした。

どうも鮭の頭や節分の豆の残りを使った煮物だかおひたしみたいなもので、伝統的に立春の頃に食べるものらしいのです。
また、しもつかれに関しての風習も多いみたいです。


そしてお店の人がいうには「あぁの外見というか、見たくれで食欲を失う人もいるんです。」


益々興味深々です。


一夜明けた今日の初日です。
開店と同時に会場の「鮭の頭五つで315円」のコーナーには延々と人の列ができ、三千個の鮭の頭は程なく売切れました。
中には15、20個と買って行く人もいて、「何百人もの宇都宮のお客様が鮭の頭だけ15個も買って作るしもつかれって何だ?」と益々興味がわきます。

なんとかしもつかれを食べたいと思って思案していると、地下の食品売場にあるらしいのです。

お昼の後に地下で惣菜コーナーにいきました。でも柿安辺りにはありそうもありません。


しか~し、ありました。
地元の料理を出してる惣菜屋で聞いたらガラスケースの中にボールに入ってました。


店員さんに「新潟から新潟物産展に来ていて、しもつかれの事を聞いたんですよ云々。」というと、「私もどうも見た目が苦手だったんですよ。食べると美味しいんですけどね。今頃の季節には宇都宮では皆食べますよ。」と話してくれました。

百グラム程、買って帰って食べてみると美味しいんですよ!これが!
鮭の脂からこくが出て、大豆に味がしみていて美味です。すりおろしたみたいな大根にみじんに刻んだ人参のオレンジが目立ちます。更に細かく切った油揚げにも味がしみていて後をひきます。


時々、俎上にあがった「見た目」はどうでしょう。
コメント (2)
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