染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

菖蒲湯

2019年06月06日 | 店主の一日
実は昨日、すっかり忘れていて、今日、一日遅れの菖蒲湯でした。
普通は端午の節句にするのだと思うので、この辺りはひと月遅れ。
第一、五月五日ではまだ菖蒲がほとんど育っていません。

今日の昼から玄関に吊るした菖蒲を持って風呂にはいりました。
売っているものに比べると随分細いですが、自宅で採れるというのはなかなかよいものです。

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きはだや 十人十彩

2019年06月06日 | 店主の一日
きはだやでは三越日本橋本店前の「ブリッジにいがた」で催しをしてまいりました。

残念ながら次回6月12日から17日の「十人十彩」で最後になります。



県内の地銀第四銀行さんの東京支店の一階を新潟県が借りて「日本橋にいがた館」として運営をした当初からお借りして、毎年、その利用制限いっぱいに借りてきました。
多分、この場所を単独で借りて催しをしたのはきはだやが最多であると思います。
百貨店の物産展への出店は多くありましたが、もっと自由度の高い展示をしたり、十日町のきはだやにお越しいただくようにおもてなしをできないかと考えて知恵を出してきました。
第一回の時はオープニングレセプションとして、お酒の持ち込みやおにぎりを提供したりして、制限時間を大幅に超えてみたりしました。(それ以降、レセプションはしたことがありません)
真綿布団作りの実演をしたり様々でした。中越地震の直後に「いといといろいろ」の催事を予定していて、催行を危惧しましたが、ご心配をいただいた多くのお客様に寄っていただき応援をいたただきました。様々な楽しい催事がたくさんありました。

今回は秋に同会場の改装と常設店の設営に切り替わることできはだやでは最後の催事となります。
僕も会期中、会場にいる時間も結構あります。
どうぞ、おでかけください。
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今日は六郎いん

2019年06月06日 | 店主の一日
今日は六郎いんです。
十日町でも着物産業に携わる方が減ってきているのと、そもそも「六郎いん」だからと云って仕事を休む会社も減りましたので、今日あたりはきものを着て会社に行っても「あぁ、今日は六郎いん」でしたね。なんて感じで思い出してくれる人が少なくなったのも確かです。

子供の頃はなんだかよくわからないけど、日曜日とも祝日とも違う「六郎いん」という日があるのが実に不思議でした。

その昔は農業の作付けが終わった後の一休みの時期であったのだと思います。
今日、隣に座られていた小千谷の大店、西脇商店の社長さんに「六郎いんの6月6日は旧暦であるのか、新暦であるのか」と聞かれました。
この辺は文献を読んだわけではなのですが、畑に作物を植え終えた時期のちょうど今頃がほどよいのではないかと思いますので、旧暦で言えば5月6日に当たるのかもしれません。

何せ、この時期はの風は心地よく、神社の黒姫様のお社での直会は格別です。
この日は仕事を入れずにきちんと昼酒を飲むことにしています。
今日のきものはほぼ夏物ですね。
きものはなにぶんにも汚すと困るし、動きも緩慢になるしですが、この日ばかりはきもので飲む酒が気持ちいいです。
きものでいると、社を抜ける風がきものの生地や袂から体を抜けていって実にきもちがいいいです。これは多分、Tシャツや作務衣などでは味わえない心地よさではないかと思います。

ご馳走は十日町らしく、棒鱈の煮物などなど。この郷土っぽさもたまらくよいです。



最初はビールをいただきますが、この後は冷や酒。
最近は「冷や酒」を頼むと冷蔵庫で冷やした「冷酒」が出てくる店も少なくないです。どうもいけません。
常温のお酒を気持ちよく飲むのもよいです。
まあ、そうは申しましても僕の酒量などはたかがしれていて、ゆっくり二、三合も飲めばご機嫌です。

こうして、織物の歴史や昨今の状況を話すのも実に楽しく。
残念なのは佐野良吉先生を始め、長老、重鎮方がご高齢になり姿が見えないこと。
話題は戦前の十日町の歴史から高度成長期、平成に移りつつあります。

昨日も書きましたが、「六郎いん」にはそれなりに準備もいります。
現世話人の諸先輩からお誘いをいただき、昨日の準備に少し参加いたしました。
これも、我が同級生、島善織物の島田宗嗣くんに「お前、5日に六郎いんの準備を手伝わないと、6日は美味しい酒が飲めないぞ」と脅かされたことに端を発します。
でもよく考えたら、旨い酒も何も、島田社長は全くの下戸でございます。 自分の欲望に気がはやっって、「それもそうだ」と手伝いに参加しました。
石碑の後ろにいるのが盟友でもないけど島田宗嗣。
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