4月18日(木)は、「日本舞踊着付け、浅草西会館講座」
「きつけ塾いちき」が毎月開催している、「日本舞踊の着付け、浅草西会館講座」は、4月18日木曜日に行なわれます。
この講座が行なわれるようになったきっかけは、2017年5月に向島の芸妓さんから、「関東芸者の着付けを学びたい」とのお問い合せでした。
それから半年間、裾引きに柳結びの関東芸者と、メイクをお勉強されました。(向島芸妓三名と、木更津の芸妓一名)
翌・2018年のお正月には、「出の衣裳」をお互いにきれいに着せ合い、お座敷に出ることが出来ました。
そのときに、「日本舞踊の着付けも学びたい」という芸妓さんのお話もあり、浅草西会館の二階をお借りしてこの講座が始まりました。
その頃のブログの記事は、下記をクリックしてご覧ください。
向島のおけいこ記事
着付けとメイク/おけいこの成果が充分に…
岡山の「西美代子きつけ教室」で、衣裳方のお勉強を続けてきた、古谷野貢さんと宮木喜代子さんは、先日「関東芸者の着付け」をされました。
本日はその内容をお知らせしたいと思います。
古谷野さんは、東洋学園の卒業生で、6月30日(土)に同学園の同窓会がありました。
この同窓会のイベントとして、「時代衣裳着付け…関東芸者」を行なうことになったわけです。
会合名、「東洋学園すみれ同窓会」
日時は、2018年6月30日(土)
会場は、「ホテルアゴーラ、守口」(大阪府守口市河原町)
ショー、 「時代衣裳着付け披露」
モデル、「2018京都ミスきもの…平田あさ美さん」
衣裳方、古谷野貢さん。宮木喜代子さん。(ともに岡山の衣裳方)
古谷野さんは、同窓会のイベントのために、岡山の「西美代子きつけ教室」で学んだ衣裳方の着付けと、、小倉の「きつけ塾いちき」で学んだメイクの技術を生かして、同窓会の出席者に芸者の着付けを披露したわけです。
写真で見ると、メイク・着付けともに、日頃のお勉強の成果が充分に出ていると思われます。
息の合った、同僚の宮木さんとの相乗効果ですね。
今後も、一層の精進を願いながら、今回の着付けショーの成功に拍手をお送りいたします。
一般の方や博多人形師まで、多くの方がカメラ構えて
6月7日(木)午後1時から、「はかた伝統工芸館」で、「京都と博多の芸妓 きつけくらべ」が行われました。
京都の芸妓は「裾引きに重箱結び」、博多の芸妓は「裾引きに関西巻きの柳結び」。
「きつけ塾いちき」の衣裳方が着付けていくのに合わせて、解説の市来康子氏が解説をすると、知らない花街の仕来たりに感嘆の声があがっていました。
会場は満杯。立見も出て、着付けが終わっても、一緒に記念写真を撮るために行列が出来ていました。
なかには外国の方も多くいらして、「Beautiful 」を連発されて…衣裳方としてはうれしいかぎりです。
この日参加された、有名な博多人形師(伝統工芸士)の方は、細かい部分の写真を撮られ、「今後もさらに勉強していきたい」と、私たちとの再会をお約束。
日本のきもの文化の中で、花街の着付けの文化は独特の決まりごとがあり、各地の芸者の着付けを担う「箱屋」といわれる方も少なくなっています。
「箱屋」さんの減少は、東京や京都、博多でも例外ではありません。
今後、関東関西を問わず全国の芸者(芸妓)や舞妓などの正式な着付けを誰かが伝えなければなりません。
今回の取り組みは、そういう意味でも意義あるものになったと思います。
今回、日本のきもの文化、とりわけ花街の着付けにご理解いただきご協力頂いた、「はかた伝統工芸館」の館長はじめ関係者、ならびに、京都の「服部つづれ工房」の服部氏に感謝申し上げます。
モデルになって頂いた、博多芸妓の坂田あやさん(博多芸妓)と、大学生の森山あいりさん(京都の芸妓)に、この場を借りてお礼を申し上げます。
そして何よりも、当日ご参加頂いた会場の皆さまに、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。(解説者…市来康子。衣裳方…木下、いちき。)
「はかた伝統工芸館」で使います。
6月7日(木)、博多の「はかた伝統工芸館」で開催する、「博多と京都の芸妓・着付けの競艶」。
いつもお願いしている、滋賀県の「上田かづら店」からカツラが届きました。(下の写真)
京都の芸妓の今回の帯結びは「重箱結び」。
今回は特別に、「重箱結び」の時にこしらえるカツラをお願いしました。
一方、博多の芸妓のカツラは、博多で芸妓としてお座敷に出ていた方をモデルにお願い致しました。
その方のお手持ちの「博多芸妓のカツラ」をお貸し頂く事になっています。
広報でも宣伝して頂いていますので、いっぱいのお客さまが、、お出で頂けるといいなあと思っています。
衣裳方2名で芸妓を着付け、時代風俗研究家、市来康子氏、が解説。
皆さまに、芸妓二題を楽しんでご覧頂きます。
京都の芸妓・「重箱結び」のためのカツラ。
6月7日(木)、「はかた伝統工芸館」で午後1時から
「きつけ塾いちき」は、いつもお世話になっている「はかた伝統工芸館」で、着付けショーを開催いたします。
今回の内容は、「京の雅と、博多の粋」と題して、博多の芸妓と京都の芸妓の着付けをご覧頂きたいと思います。
京都と博多の芸妓は、帯結びが違います。使う帯も違います。
博多と京都の芸妓の違いも、楽しみにご覧くださいませ。
工芸館の二階で行う予定です。
午後1時には開始致しますので、時間の遅れないようにお越しくださいませ。
心よりお待ち申し上げております。
なお、お問合せは、
「はかた伝統工芸館」
〒812-0026 福岡市博多区上川端町6−1(櫛田神社横) 092-409-5450 開館時間/10:00~18:00(入館は17:30まで)