毎年「進級試験」に挑戦する、協会会員のみなさん!
「全日本きもの文化研究協会」(以下「協会」)の会員の皆さまは、毎年上級の資格を得るために試験に挑戦されています。
それぞれの上級ごとに、実技試験と筆記(きもの理論)試験があり、合格した会員さんには、11月の認定式で、資格が授与されます。
試験を受けるということ自体、自分が評価されることであり、ストレスもかかります。
きものの知識と技術を得るための挑戦は、20年近く続くます。
しかし、その度に技術が高くなり自信にもつながるわけです。
その試験が、先日から「協会」事務所で始まっています。
今日も多くの皆さまが、一年の締めくくりの上級試験に、緊張した面持ちで臨んでいらっしゃいました。
協会会員の事務所の木札 ↑
白拍子の着付け、一日目
「全日本きもの文化研究協会」が、11月11日(土)午後から、日本舞踊の「白拍子」着付けの「技術研修会」を行ないました。
参加者は。平安時代後期の独特の着付けを学びました。
この研修会は、11月13日(月)の、午前・午後の二回にわたって行われる予定です。
例年の時代風俗衣裳の技術研修
「全日本きもの文化研究協会」は、11月11日(土)と13日(月)の二日間、会員向けの技術研修を行ないます。
内容は、先日の認定式で披露された「白拍子」の着付け。
会員の皆さまの、一年に一回の時代風俗衣裳の本格的な着付け研修会です。
ぜひご参加のほどを!
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時代風俗衣裳の「着付けの原点」と、正装の「新しい帯結び」
「全日本きもの文化研究協会」(「以下、協会」)は8月19日(土)の午後と夜に「協会の研修会」を開催しました。
研修会の内容は、①、きものの衿合わせや衣紋の抜き方の原点を理解して頂くための研修。 ②礼装の新たな帯結びの研修。
以上の二点でした。
①については、時代風俗衣裳の着付けのなかで、●江戸時代の町娘(つの出し)、●武家の女房装束(文庫)、●江戸芸者の着付け(柳結び)をご覧頂き、きもの衿や衣紋のあり方を学びました。
実技指導は木下講師。
②の正装の新しい帯結びは、小浦講師と池田講師の実技で学んで頂きました。
この研修は協会会員の皆さまむけに引き続き行なわれます。
進級試験に挑戦する会員のみなさん
「全日本きもの文化研究協会」の4月の大きな取り組みは、協会加盟校が一斉に行なう「各級資格試験」。
協会の会員は、自装着付け、1級以上の資格を取得された卒業生の皆さまで構成されています。
会員の皆さまは、さらに上級の技術を磨くために一年を通じてお勉強されているわけです。
今日は、教授補の資格に挑戦する会員さんの試験日でした。
課題は、振袖着付け(他装)で、基本のふくら雀。
挑戦者のお一人柳さんは、着付けのお勉強を始めて10年。
今では、成人式の着付けに伺うベテランのスタッフでもあります。
振袖の帯結びも素敵に結ぶ技術をお持ちですが、今日の試験は基本の「ふくら雀」。
やさしそうでも、バランスの難しい帯結びをきれいに結ばれていました。
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黒留袖の着付けを再確認
「全日本きもの文化研究協会」は、宮崎きもの学院で、8月度の技術研修を行ないました。
課題は「黒留袖の着付け」と「二重太鼓」。
原点に返って、本来の着付けを再確認するために行なわれたものです。
信じられない、昨今の「きものの着付け」
昨今、新郎新婦のお母さま方の着付けのなかに、信じられないようなものまであります。
例えば、ご両家のお母さまお二人とも、「黒留袖」の背中に「ふくら雀」を結んで御着席。
お二人とも同じ帯結びなので、式場の着付け師の方が結ばれたものと思われます。
きもののことを少しお勉強した方なら、絶対にしない失敗です。
着付けの技術を次世代へ
「全日本きもの文化研究協会」に集う私たちは、日本の「きもの文化を継承する」責務を負っています。
次世代の方に正しく技術を伝えるためにも、こうした技術研修は欠かせない活動のひとつです。