きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

協会研修…三組目の鏡獅子の着付け

2014-11-09 20:18:22 | 認定式

歌舞伎役者と同じ衣裳を着てみました。

「全日本きもの文化研究協会」(以下協会)の11月恒例の技術研修。
今年は「春興鏡獅子」の衣裳の着付けです。
着付けに使っている衣裳は、大口袴も、法被も、すべて有名な歌舞伎役者さんが着ているのと、同じ色柄の衣裳です。


フェスティバルで、毛振りをするモデルさん

衣裳を付けてみて感じることは、身体に感じるどっしりした重み、頭に付けた毛振りが後ろにかかる、何とも言えない重量感。
この衣裳を使った舞踊では、十八世中村勘三郎丈の親子や、先代市川猿之助丈と弟の段四郎丈、最近では片岡仁左衛門丈と孫の千之助君などが踊った「連獅子」や「鏡獅子」。
実際に着てみると、毛振りなどは到底出来ないくらい自由がきかないのです。
歌舞伎役者は、初日の舞台が開くと、約二十数日間休みなく演技をしなければなりません。
つくづく偉いなあと思うのです。
そんなことを感じながら、今回の研修を終わることになりました。


 



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