きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

北斎のおもしろ歴史漫画 2

2016-09-15 12:44:17 | 北斎漫画

歌舞伎舞踊も描いています。
下は、鎌倉時代から伝わる「近江の国の怪力の女性…お兼」を北斎が描いたものです。絵の右上に近江國貝津ノ里 傀偎女 金子 力量)とある。裾長で、帯は前結び、袖は薙刀袖。 (現在の踊り衣裳は、この絵と異なります。)
この物語を題材にして、歌舞伎舞踊、長唄「近江のお兼」…「…色香白歯の團十郎娘…」と謡われるところから、別名「團十郎娘」とも言われる、強い女の踊りが生まれました。

踊りの内容
 場所は、近江八景・堅田付近…お兼が出てきて、高下駄で手綱を踏んで暴れ馬を止めます。そのあと、暴れ者の琵琶湖の漁師を相手に大立ち回り。クドキから盆踊りへすすみ、最後に晒しの布を両手で振って幕となります。
下の写真は、私共の衣裳方が着付けた、長唄「近江のお兼」です。
衣裳は、この形が現在の定番になっています。
晒しを振る時は高下駄を履きます。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 福岡の「舞踊と振袖の着付け専... | トップ | 北斎のおもしろ歴史漫画 3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

北斎漫画」カテゴリの最新記事