きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

合理的な着せ付けは、早くて…美しい

2017-10-08 12:52:33 | 着せ付け

着せ付けが早いのは
たとえば、「きつけ塾いちき」の場合、二人で着せますが、手馴れたチームで7分内外で着せます。
補整・長襦袢・きもの・帯結びと完成させていくわけですが、補整30秒、長襦袢1分という具合です。

早いチームほど、モデルの方と楽しそうに会話を交わしながら着せ付けます。
見ていると、ゆっくり着せているようにさえ見えます。
同じ手法で着せ付けているのに、なぜ30分以上かかるチームと、7分のチームの違いが出てくるのでしょうか?。
よく見ていると、早いチームは「同じところを二度と触っていない」のです。

つまり、裾や衿合わせなどを一回で決めているのです。
二度・三度と触るほど、着付けは崩れてきますから逆効果です。
その結果、時間の差が数倍違ってきます。

早い人は、形が美しい
着付けの現場を見ていると、何年のベテランでも、腰紐で体を揺すらせながら締めている人や、襦袢やきものを着付けるときに、モデルさんが左右に振り回されているのを見かけます。
まるで力で巻きつけている感じ。

しかし、着付けのうまい方は、モデルさんに刺激を与えません。
あらゆる動きが、次の動作に最短でつながる動きなのです。
つまり、着付けの手法が、極めて連続的で合理的なのです。

どの分野でも、合理的な職人の動きほど、美しいものはありません。
無駄のない合理的な手法は、時間を短縮をさせ、流れのスムーズな美しい着付けの形を生み出します。

そうなのです。合理的な着付けの職人は、着付ける姿もカッコいいのです。





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