2011年12月07日 サハリン発
[コルサコフ市裁判所においてカニ密漁にかかる刑事事件審理が行われる]
約15トンのズワイガニをロシア排他的経済水域において密漁し、ロシアFSBサハリン国境警備局に拘束されたロシア人船長の刑事事件審理がコルサコフ市裁判所において行われた。
水棲生物資源への損害額は700万ルーブルと推定されている。
この船長の氏名はコンスタンチン・ドロフィエフで、シェラレオーネ旗“TITAN”により専用漁具を使用し、許可なくズワイガニをロシア排他的経済水域において漁獲した。
(以下参考過去情報 “TITAN”事件)
2011年05月27日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻のFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、オホーツク海において30トンの活カニを所持していた2隻の密漁密輸FOC船を拘束したと発表した。
2011年5月24日、当局はオホーツク海ロシア排他的経済水域において、航空機を投入し、環境保護法等の違反を犯した、カンボジア旗“NORDEA”と、シェラレオーネ旗“TITAN”を拘束したと発表した。
当局職員がラジオで“NORDEA”を呼び出しところ、給油のために入域しており、水棲生物資源は所持していないとの船長の返答だった。
ところが当局が“NORDEA”がチェックアウトの際、乗船検査したところ約10トンの活カニが発見された。
その後、当局は類似した形で“TITAN”を停船させ検査、やはり約20トンの活カニが発見された。
双方の船長は、これらの活動にかかるロシア排他的経済水域の出入域にかかる正規な手続きをしていなかった。