ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報52 “Мидас“

2010-10-31 02:37:31 | 日記
2010年10月27日 カムチャツカ発
[北東管区国境警備局がカンボジア旗商業船を拘束]
10月23日、ロシアFSB北東管区国境警備局警備艇はオホーツク海をパトロール中、カンボジア旗商業船を発見し停船させ検査した。
この検査で商業船は“Мидас“(ミトアス)、母港はプノンペン、乗組員はロシア人6名、インドネシア人5名、韓国人2名、そして中国人1名で構成されていることが分かった。
“Мидас“は貨物製品の受取、冷凍運搬の装備がされており、約15トンのカニ足冷凍製品と約7トンの冷凍ニシンを所持していた。
しかし“Мидас“は、ロシア排他的経済水域でのこれらの漁業活動をみたす許可を所持しておらず、当局により更なる検査のためペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
また、10月24日、セベロクリルスク港担当局は、チェックアウトをしようとするネヴェリスク基地СТР-503 “Селихино”(STRタイプ-503 セリヒノ)を検査した。
この検査により“Селихино”がパラムシル島ロシア12マイル内で約40トンのスケトウダラを漁獲したことが判明し、このトロール船は摘発された。
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ロシアFOC/IUU取締情報51“Тис-1”

2010-10-21 17:26:02 | 日記
2010年10月21日 サハリン発

[サハリン国境警備局がウニの密漁密輸カンボジア旗商業船を拘束]

ロシアFSBサハリン国境警備局は、8トンのウニの密漁密輸を試みたカンボジア旗商業船を拘束した。

当局所属警備艇*“Южно-Сахалинск”(ユジノサハリンスク)は10月15日早朝、クリオン岬(西能登呂)岬南西部をパトロール中、カンボジア旗小型商業船“Тис-1”(Tis-1)を発見、乗船検査を行ったところ、260ケース、計8トンのウニを所持していたが、“Тис-1”はこれらの商業活動を満たす許可を所持していなかった。

なお、“Тис-1”の母港はプノンペン、乗組員3名はロシア人だった。

*写真は警備艇*“Южно-Сахалинск”同型10410号計画スヴェトリャーク型ネヴェリスク。“Южно-Сахалинск”は、次の地元報道のとおり、10月1日に小樽港へ入港、10月5日に離樽していた。

(2010年10月5日付小樽ジャーナル抜粋)

10月3日(日)の小樽沖での日露合同訓練のため、1日(金)から小樽港に入港していたロシア国境警備局(ブルラカ・アンドレイ・イワーノヴィチ 局長)の警備艇2隻が、5日間の日程を終了し、5日(火)に離樽した。小樽沖での第一管区海上保安部との合同訓練は、海上保安庁と当時のロシア国境警備庁が、薬物・銃器不法取引、密航などの防止などを目的に提携した 相互協力覚書に基づき、10年前から行われている。小樽では、3年ぶり3回目。入港したのは、警備艇「ブグ」(1.210トン)と「ユジノサハリンスク」(337トン)の2隻。
















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ロシアFOC/IUU取締情報50“Флаер”

2010-10-18 16:44:36 | 日記
2010年10月18日 サハリン発
[サハリン国境警備局がパナマ旗商業船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、ロシア排他的経済水域で違法に水棲生物資源を漁獲、運搬していたパナマ旗商業船を拘束した。
拘束されたパナマ旗商業船の船名は“Флаер”(フラエル)で、船主は“Eastern line A”社、乗組員はロシア人12名、ウクライナ人1名と判明した。
“Флаер”は、10トン以上の活カニ製品などを輸送していたが、これらの経済活動をみたす許可は所持しておらず、コルサコフ港へ連行された。
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ロシアFOC/IUU取締情報49“Эктон”

2010-10-12 16:40:37 | 日記
2010年10月12日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がカンボジア旗商業船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局は、許可なカニを運搬していたカンボジア旗商業船を拘束した。
沿海地方国境警備局は、パトロール中、ガモフ岬南のロシア領海においてカンボジア旗運搬船“Эктон”(エクトン)を発見し、停船を命令した。
この命令に“Эктон”は従わず、一旦逃走を試みたが、最終的に当局の検査を受け入れた。
“Эктон”の乗組員は15名のロシア人と、1名のウクライナ人で構成されており、船内に6つの活魚槽が設置され、500kgの活カニが発見されたが、この活動を満たす許可を所持していなかった。
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