ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ロシア軍事検察 サンマ密漁台湾漁船の没収判決を発表

2014-06-30 12:20:40 | 日記

2014年06月28日
ウラヂオストク発
[ロシア軍事検察 サンマ密漁台湾漁船の没収判決を発表]
ロシア軍事検察は、サンマの密漁を行った台湾漁船“SUN CHIA YI”(母港:高雄)の船主”Hsin Fishery Co”に対して、罰金4万2,800ルーブルと船体没収を命じる判決を沿海地方裁判所が下したと発表した。
この裁判は、ロシア軍第304駐留軍検察当局の起訴により開始された。
“SUN CHIA YI”は、280トン以上のサンマを違法に漁獲、冷凍製品を生産し、国境警備当局により拘束されていた。

(関連過去情報“SUN CHIA YI”事件)

 2013年10月15日 サハリン発
[サハリン国境警備局が台湾サンマ漁船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2013年10月上旬、ウルップ島(得撫島)カストリキュウム岬南東ロシア排他的経済水域において、台湾サンマ漁船を拘束したと明らかにした。
台湾漁船“SUN CHIA YI”(母港:高雄)は、当局の呼び出しに応じず、ロシア水域から逃走を試みたが、これは失敗に終わり、検査を受け入れた。
“SUN CHIA YI”の船内からは、冷凍サンマ製品、専用漁具、冷凍設備、専用魚倉が発見されたが、これらの活動を満たす許可は得ていなかった。
当局は、今後の対応について、ロシアの法律に基づいて検討するとしている。
なお、“SUN CHIA YI”の乗組員は、中国人、フィリッピン人、そしてインドネシア人と、多国籍で構成されていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稚内で火災の密漁カンボジアFOC船"Тайган"(タイガン) 原因は船員のタバコ

2014-06-28 02:21:40 | 日記

2014年06月27日(金) 北海道新聞(夕刊)

 

2013年05月24日
一般社団法人北洋開発協会 国際漁業対策事業部
[稚内港で火災を起こした"Тайган"に関するその後のロシア報道]
稚内港で火災を起こした"Тайган"(タイガン)に関するその後について、サハリンのメデイアが、次の点を伝えています。
①生存した乗組員が札幌のロシア総領事館に対して帰国を求めている点。②この対応に領事館アタッシェのВалерий Каминский(ワレリー・カミンスキー)があたっている点。③領事館によると書類手続きに数日かかり、帰国は6月上旬となると予想される点。④死亡し、火葬されたサハリン在住の乗組員の遺骨は、5月28日、稚内からフェリーでコルサコフへ送られる点。⑤ДВМКロシア極東海洋船舶船長協会の代表オシチャンスキーがカンボジア、ベリーズ等のFOC船によるカニの密漁密輸が横行していると指摘している点。⑥“Тайган”が何度も船名を変えており、直近は“SeaDream”だった点。以上
(サマリー仮訳 原口聖二)

 

2013年05月18日
一般社団法人北洋開発協会 国際漁業対策事業部
[稚内港で火災を起こした"Тайган"に関するロシア報道]
稚内港で火災を起こした"Тайган"(タイガン)に関してロシアのTV等メデイアも、事件後、大きく取り上げ伝えています。
ロシア人のTVクルーが稚内で、現場の様子とともに、入院中の病室にまで入り乗組員のインタアヴューをとっています。また、モスクワのキャスターが、ウラヂオストクを中継でつなぎ、ДВМКロシア極東海洋船舶船長協会の代表オシチャンスキーがインタアヴューにこたえる絵を繰り返しています。既報のとおりオシチャンスキーは、①"Тайган"(タイガン)が、密漁密輸船の可能性が極めて高いこと、②カンボジア、ベリーズ等のFOC船によるカニの密漁密輸が横行していること、③サハリンの密漁グループは北海道を目指し、ウラヂオストクのグループは釜山に向かうルートが多いこと、④密漁密輸を行うFOC船の乗組員の大半がロシア人、ウクライナ人であり、その船主の多くもロシア人、あるいは韓国人であること、⑤密漁密輸を行うFOC船はほとんどの場合、船主が保険等の手続きをしておらず、死亡した船員の遺族は満足に補償を受け取ることはできないだろうこと等を指摘しています。これを受けたモスクワのキャスターは、その実態を知り、社会的問題の側面も含め伝えています。複数局が取り上げていますが、その一つは次のアドレスでみることが可能です。
http://www.vesti.ru/only_video.html?vid=508323
以上お知らせ致します。

2013年05月17日
ウラヂオストク発 インターファクス通信
[日本の港で火災を起こした船舶乗組員は密漁をしていた]
日本の港で火災を起こした船舶"Тайган"(タイガン)のロシア人乗組員6名の死亡が確認されたが、非常に高い確率で彼らは密漁を行っていたと、“Дальневосточной ассоциации морских капитанов (ДВМК)”ロシア極東海洋船舶船長協会の代表Петр Осичанский(ペテル・オシチャンスキー)は、インターファクス通信のインタアヴューにこたえた。
オシチャンスキーは、"Тайган"が非常に高い確率で、オホーツク海においてカニを密漁し、その製品を陸揚げするため北海道の稚内港へ入港したと考えると語り、火事は、老朽化した船の配線、電気装置等が原因で、乗組員の過失の可能性もあると言及した。
また、オシチャンスキーは、密漁船が最小限の人員で活動していると加え、ほとんどの場合、船主が保険等の手続きをしておらず、死亡した船員の遺族は満足に補償を受け取ることはできないだろうと指摘した。
なお、"Тайган"はカンボジア旗で活動を行っていたが、実際の船主は、ロシア人、あるいは韓国人ではないかとされている。
(サマリー仮訳 原口聖二)

Fishing vessel Taigan fire update and vessel’s details

Category :- Accidents Author :- Editorial
Posted on May 17, 2013, 8:34 am
Reader of the Maritime Bulletin sent to me Lloyd’s details of fishing vessel Taigan, which suffered major fire, with 6 crew perishing in the fire, on May 16 13 in Wakkanai port, Japan. Vessel changed the names many times, it was re-named as Taigan just days before the accident, on April 25. Vessel arrived to Wakkanai with cargo of crabs from Korsakov, Sakhalin Island. Even Lloyd, though, doesn’t know who’s the actual owner of the vessel, but some details in the whole story tell the owners are Russians.
Some Russian media already alleged the crabs were poached. Whether is true or not, is irrelevant to the fire, which was caused, most probably, either by a shortcut, or due to negligence of some of the crew. Fire started in the superstructure late at night, that’s why it caused so many casualities. Be it morning or day time, there wouldn’t be, most probably, no casualities at all.
Vessel’s particulars:
Name Taigan
Flag Cambodia
DWT 351
Hull Type Single
IMO 7533240
Type Fishing (General)
GT 497 T
Status Live
Year of build 1976
Contact Fericirea Corporation
Name Taigan since: Before 25 Apr 2013
Name History Vessel Name From Until
Taigan Before 25 April 2013
Sea Dream Before 06 December 2012 Before 24 April 2013
Edelweiss Before 01 June 2011 Before 05 December 2012
Nereus Before 22 June 2008 Before 31 May 2011
Grant After 01 January 1977 Before 21 June 2008
Eiko Maru-95 After 01 September 1976 31 December 1976
Aichi Maru-90 After 01 January 1976 31 August 1976
Flag History Flag From Until Call Sign MMSI Port of Registry
Cambodia Before 22 June 2008 XUCA2 515784000
Russia After 01 January 1976 Before 21 June 2008 UATV 273452900 Nevelsk
Callsign XUCA2
IMO 7533240
MMSI 515 784000
Port of Registry Phnom Penh
Lloyd’s accident report:
Casualty Reports: Taigan (Cambodia) 16 May 2013, 04:20 Message text: London, May 16 -- Following received from Vladivostok Rescue Centre, timed 0405, UTC: Fishing (general) Taigan (497 gt, built 1976), with 23 crew members on board, experienced a fire on board, while the vessel was approximately in position lat 45 28N, long 141 45E, near Port Wakkanai, at about 0300 hrs, today. Seventeen crew members have been rescued while six are still missing. Reportedly, the fire is still not under control.
Casualty Reports: Taigan (Cambodia) 16 May 2013, 08:41 Message text: Manila, May 16 -- Six Russian crew members of fishing (general) Taigan were killed in a fire, which broke out on board the vessel, on the evening of May 15, at the Port of Wakkanai. Seventeen other crew members on board the vessel were able to escape from the burning vessel, however, six of them sustained minor injuries. The fire continued for almost 11 hours before it was extinguished by firefighters. Following the fire, rescuers searching the vessel found the bodies of the six crew members. -- Correspondent.
Casualty Reports: Taigan (Cambodia) 17 May 2013, 02:56 Message text: Yokohama, May 17 -- Fire on-board fishing (general) Taigan, which started at around 0145 hrs, May 16, at the pier in Wakkanai Port, was extinguished at around 1300 hrs, the same day. Six crew members died due to the fire. -- Lloyd's Agents (Cornes & Co., LTD).
On a first photo Taigan under the previous name Sea Dream.

稚内港カンボジアFOC船火災とカニ密漁事件"TAIGAN"=”SeaDream”
2013年5月17日付 北海道新聞
消火11時間 船体無残
貨物船6人死亡 ハッチに板 被害拡大か
【稚内】16日未明、稚内市の稚内港天北2号埠頭に停泊中だったカンボジア船籍の貨物船「TAIGAN(タイガン)」(497トン)ビタリー・サルタガノブ船長(47)ら乗組員23人=で乗組員とみられる6人が死亡した火災で、稚内署は17日にも現場検証を行い、船長から事情を聴くなど原因究明と身元確認を急ぐ。17日午後には国土交通省運輸安全委暴会の事故調査官2人も現地調査を行う。関係者によると、乗組員23人の内連絡がとれないのは、ロシア3人乗組員の男性6人で、機関士イーゴリ・チェルポフさん(35)、甲板長ミハエル・カザンチェフさん(50)、乗組員ウラジーミル・バラノフさん(47)、機関士ビクトル・ベズコドブさん(48)、乗組員セルゲイ・パシコさん(23)、乗組員アレクサンドル・グラチェフさん(31)。救出されたのはロシア人の機関士(45)、調理人(53)とウクライナ人の乗組員(49)の3人。このうち2人が頭やのどにやけどを負った。残りの14人は自力で脱出した。船内救助に当たった複数の関係者によると、船の寝室など居住スペースの上には通常、ドアのほかに出入り口のハッチが付けられているが、出火した船ではそこに板が張ってあったという。こうした構造が被害を大きくした可能性があり、稚内署は現場検証でさらに原因を調べる。代理店の海運会社などによると、貨物船はタラバガニ53トン、アブラガニ2トンの計55トンを積んで14日午前8時ごろ入港し、16日に出港する予定だった。

カニ密漁で昨年罰金刑
稚内港で火災を起こしたカンボジア船籍の貨物船「タイガン」は、過去にロシアの海域でカニを密漁したとして、当局に拘束され裁判で罰金刑を受けていた。同船は、昨年12月にサハリン州コルサコフを出港しており、稚内に入港するまでの動向ははっきりしていない。コルサコフ港の当局者によると同船は昨年12月20日に同港を出た記録が残っているといい、その時の船名は「シー・ドリーム」だったという。シー・ドリームは昨年6月、サハリンの東側のロシア海域内でズワイガニ約41トンを密漁したとしてロシア国境
警備局に拘束されコルサコフ港に係留され、同船のロシア人船長は3月にコルサコフ市裁判所から罰金60万ルーブル(約180万円)の判決を受けていた。関係者によると、同船は当局に没収された後、昨冬ごろまでに競売にかけられたとみられ、購入者が船名をタイガンに変更したとみられるという。シー・ドリームとタイガンの船長や乗組員が同一かどうかは確認できていない。ロシア漁業庁などによると極東でのカニの密漁は、ロシア人が所有し主にロシア入船員が乗るカンボジアなど第三国船籍の漁船によってロシアや日本の海域で行われ、カニは稚内や紋別などに運ばれるケースが多いという。漁業関係者によると、第三国船籍の漁船が使われるのは「漁獲物を港に水揚げする際、税関に関する書類の提出が不必要なため」とみられている。(ユジノサハリンスク・相内亮)

高温、有毒ガス救助阻む
【稚内】16日未明、稚内市の稚内港天北2号埠頭に停泊中だったカンボジア船籍の貨物船「タイガン」で発生した火災は、ロシア人乗組員とみられる6人が死亡するという最悪の惨事となった。同僚を気遣い、緊張した表惰で消火作業を見つめていた乗員たちの祈りは届かなかった。「タイガン」の後ろに停泊していた別の貨物船の乗組異アレクサンドル・ディハノブさ
ん(41)=サハリン州コルサコフ=は「最初は火が小さかったが、乗組員の1人がドアを開けた途端に爆発した」と出火当時の状況を話す。「同郷の人が亡くなったのは悲しい。私たちも心配している」と目を潤ませた。稚内署や稚内消防署などによると、火災は長さ約50メートル、幅約9メートルの船内をほほ全焼し、鎮火は発生から約11時間後の16日午後1時ごろ。一度に大量の放水をすると船が沈没する恐れがあるため、消火活動に時間がかかった。鎮火後も船内の高温や有毒ガスの影饗で、遺体収容は午後5時近くまでずれ込んだ。発見された遺体のうち、1人は船尾付近で窓から身を乗り出すようにして亡くなっており、残る5人は船底で見つかった。午前5時ごろ、搬送された3人のうちウクライナ入男性(49)の救出作業に携わった、稚内港の港湾関係会社に勤務する納谷隆一さん(44)は「岸壁側の船窓で男性がぐったりとしているのが見えた。とにかく助けたかった」と切迫した救助活動を振り返った。船内は白い煙が充満し、火災の熱でブリッジ周辺の船体はゆがみ、「無残な状況だった」という。ロシアから稚内港への活カニ輸入は昨年夏ごろから増加傾向。日ロ間で合意した密漁・密輸防止協定が近く発効することを控えた「駆け込み輸入」との見方もあった。地元関係者からは「好調だった輸入実績がペースダウンするのでは」との声も出ている

(以下“SeaDream”事件) 一般社団法人開発協会 国際漁業対策事業部
2013年03月25日 サハリン発
[カニ密漁カンボジアFOC船船長に20万ルーブルの罰金]
コルサコフ市裁判所は、カニの密漁を行ったカンボジアFOC船のロシア人船長に対して、刑法256条3項(水棲生物資源の違法漁獲)に基づき60万ルーブルの罰金を科す判決を下した。
このカンボジアFOC船は、“SeaDream”で、昨年2012年、ロシアFSBサハリン国境警備局の洋上検査により、同年5月30日から6月2日までの間、東サハリン海域、ロシア排他的経済水域において、カニ6万4,225個体、41.554kgを違法漁獲していたことが判明、当局により拘束されていた。
なお、これらの製品の内、活カニは当局により、速やかに生息地へ海中還元されたが、“SeaDream”の行動による天然資源への損害は1,889万9,590ルーブル相当と算出されている。

2012年06月25日 サハリン発
[サハリン国境警備局がカニ密漁等3隻のカンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年6月期、カニ等を密漁した3隻のカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
この3隻のカンボジアFOC船“SeaDream”“Tron”そして“Арктик”(アルクテイク)は、東サハリン海域ロシア排他的経済水域で当局によって発見され検査を受けた。
最初の2隻からは、違法に漁獲されたズワイガニ(オピリオ)計82.5トン、また、3隻目からはカニの餌向けと考えられる冷凍スケトウダラ5トンに加え活魚水槽が発見された。

Пожар в японском порту: на борту судна "Тайган" - россияне и украинцы
16.05.2013 06:07 (обновлено в 07:06)

Пожар вспыхнул в четверг 16 мая на борту судна "Тайган" с экипажем из 14 граждан России и 4 украинцев, которое стоит в порту Вакканай на самом северном японском острове Хоккайдо. К настоящему времени спасены три члена команды, несколько выбрались сами. Трое членов экипажа доставлены в больницу, их жизни, как сообщается, ничего не угрожает. Остается неизвестной судьба шестерых членов команды судна.
Как сообщили в местной спасательной службе, часть команды может быть блокирована на горящем судне, которое занималось перевозкой крабов и плавало под флагом Камбоджи. На тушение направлены шесть пожарных машин и два катера японского Управления

貨物船火災、6人が不明 カンボジア船籍、3人を搬送 北海道稚内 MSN 2013.5.16 11:10
16日午前1時45分ごろ、北海道稚内市末広4丁目の稚内港の天北2号埠頭で、停泊中のカンボジア船籍の貨物船「タイガン」(497トン、18人乗り組み)が燃えていると119番があった。稚内消防署の消防車6台と、稚内海上保安部の巡視船艇2隻が出動し、消火活動に当たっている。道警などによると、ロシア人乗組員ら3人を救助し、病院に運んだが命に別条はない。海保が自力脱出した乗組員から事情を聴いている。ロシア人乗組員6人と連絡が付かず、取り残された可能性がある。船は立ち入れない状況が続き、鎮火し次第、船内を捜索する。海保によると、船はカニ運搬船で、ロシア人14人、ウクライナ人4人が乗り組み、14日に稚内港に入った。通勤中に通り掛かった稚内水産試験場の男性職員(50)は「辺りは煙が立ち込め、騒然としていた」と驚いた様子だった。

稚内港 停泊中の貨物船で火災  2013年5月16日 8時2分 NHK
16日午前2時前、北海道の稚内港に停泊していたカンボジア船籍のカニ運搬用の貨物船から火が出て、6時間がたった今も消火活動が続いています。これまでに外国人の乗組員3人が救助され、警察や消防がほかにも乗組員が船内に取り残されていないか確認を急いでいます。16日午前1時45分ごろ、稚内港に停泊しているカンボジア船籍の貨物船「TAIGAN」から船内で火が出たと消防に通報がありました。消防車5台と海上保安部の巡視艇1隻が出て消火に当たっていますが、消防によりますと、6時間がたった今も火は完全には消し止められておらず、消火活動が続いています。現場では、これまでに外国人の乗組員3人が救助され、市内の病院に運ばれましたが、警察によりますと、いずれも意識はあり、命に別状はないということです。警察によりますと、乗組員名簿にはロシア人14人とウクライナ人4人の合わせて18人の名前が載っているということで、警察や消防がほかにも乗組員が船内に取り残されていないか確認を急いでいます。海上保安部によりますと、貨物船はロシアからカニを運ぶため14日から稚内港に停泊していました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアFOC/IUU取締情報175"Вирт"

2014-06-27 14:31:25 | 日記

2014年06月27日 サハリン発
[軍事検察 カニ密漁カンボジアFOC船船長は罰金1,100万ルーブルを支払うことになる]
ロシア東部軍管区第318駐留軍事検察当局(ユジノサハリンスク)は、オホーツク海サハリン周辺海域でカニの密漁を行い国境警備当局により拘束されたカンボジアFOC船"Вирт"(ヴィルト)の船長に、罰金1,100万ルーブルの支払い命じる判決が下されたと発表した。
"Вирт"は当該海域において操業許可を得ず、38トンのカニを違法漁獲した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北朝鮮漁業 金正恩の行き過ぎた水産物調達目標 漁船相次ぐ漂流

2014-06-25 03:25:50 | 日記

2014年06月24日
韓国発 中央日報 記者イ・ヨンジョン
[北朝鮮漁業 金正恩の行き過ぎた水産物調達目標 漁船相次ぐ漂流]
北朝鮮住民を乗せた船舶が南に漂流してくる場合がどんどん増えている。今月中旬、独島(ドクト、日本名・竹島)付近で沈没した2トンの北朝鮮漁船に乗った5人が韓国海上警察船に劇的に救助された。20~40代男性である彼らは全員北に帰った。先月末には鬱陵島(ウルルンド)近隣で3人が救助した。亡命を希望した2人を除いて1人だけ板門店(パンムンジョム)を越えて帰還した。
昨年11月下旬、延坪島(ヨンピョンド)近海を飛んでいた駐韓米軍ヘリコプターは木船に乗って漂流していた北朝鮮住民1人の動きを捕らえた。寒さと空腹に加え、相当時間海をさすらっていた彼は重い病にかかっている状態だったという。一緒に乗っていた2人はすでに死んだ状態だったというので、どれほど切迫していたか推察される。この住民を救おうとと韓米軍当局は緊急作戦を広展開した。2011年アデン湾で銃撃を受けた「三湖(サムホ)ジュエリー号」のソク・ヘギュン船長の治療を担当したイ・ククジョン亜洲(アジュ)大学医学部教授が急きょ参加して命を助けた。このような代表的事例の他に海上で緊急救護措置を取った後、燃料と食糧・飲料水(食用水)などをのせて北側の水域に引き渡す場合も少なくないという。
なぜこうしたことが最近になって頻繁になったのか、関心が高まったところで政府関係者からその内幕を内々に聞くことができた。それは「金正恩の魚愛のため」というのです。亡命住民を調査する過程でこのような事実を把握できたそうだ。
そうすると金正恩第1書記が水産物生産を増やせと強く催促しているのが思い起こされる。今年、金正恩が初めて公開活動したのも東海(トンヘ、日本名・日本海)海岸元山(ウォンサン)地域の水産物冷凍施設だ。1月6日にそこを訪問して冷凍処理された魚がぎっしりと詰まっている合間から笑いを見せた金正恩は魚の供給に対する特別指示を下す。「全国の育児院(乳児院)と愛育院(孤児院)、初等および中等学院、養老院に1年365日1日も欠かさずに魚を供給せよ」という内容だ。最高司令官を兼ねた金正恩は「人民軍がこの事業を引き受けよ」と言って軍部が責任を負うことを命令したのだ。金正恩は老若男女の区別なく1日1人当たり魚を300グラム食べさせるよう供給を命じたのだ。魚をたくさん食べると言われている日本人の1日摂取量が100グラム水準だというので、少し行き過ぎた目標提示ではないかという気がする。
ともかく金正恩の訪問後、この冷凍施設は「1月8日水産事業所」に様変わりした。最新船舶と冷凍倉庫、数百メートルの埠頭などを備えた現代的施設だ。金正恩が自分の誕生日を取って工場の名前をつけたことから格別の関心が伺える。4月30日に操業式を行った翌日、労働新聞は「最高司令官が提示した漁獲量目標を必ず遂行する海の漁労決死隊になろう」と強調する。ここまでくると、なぜ無茶な出漁が行われエンジン故障と漂流につながったのかという説明がつく。事実、北朝鮮住民が乗った船舶は1トン未満の古い木船がほとんどだ。救助の後、船舶を韓国艦艇につないで曳行すると浸水したり壊れたりする場合が少なくないという。
救助された北朝鮮住民は宿泊可能な保安施設に滞在して関係当局の調査を受ける。冷戦時期に体制対決をしていた時は亡命を説得する作業もあったという。韓国体制の発展の姿を見せる映像・資料を強制的に見せたり、デパートやビルの森を見学させたりした後、北朝鮮の宣伝が偽りだと悟らせるやり方だろう。しかし、最近は本人の意志を尊重するという。
板門店で行われる、住民の北への送還手続きは意外に簡単だ。軍事境界線上にかけて建てられた中立国監督委事務室の側の10センチメートル程度の高さのコンクリート境界石の両側で韓国、北朝鮮連絡官が身柄を確認してやりとりする形だ。北側へ渡る直前、韓国の連絡官は「○○さん、自由意志により戻るのですか?」と尋ねる。すると北朝鮮住民は「はい」と低く答えて移動する。一部住民は境界石に立って南側に向かって「金正恩元帥様万歳!」と叫ぶ場合もある。政府関係者は「北側に戻れば処罰を受ける可能性があるという憂慮のために過剰忠誠を表わさなければならない、避けられない選択だと判断して止めはしない」と説明する。
肉類が不足した北朝鮮で、魚でたんぱく質を補充させようとする努力は金正日(キム・ジョンイル)総書記の時からあった。94年7月の金日成(キム・イルソン)死亡直後、200万~300万人が餓死したという「苦難の行軍」には「草を肉に変えよう」というスローガンが登場した。ウサギとヤギ育てることを奨励したものだが、成果を上げることができなかった。外来産の熱帯ナマズを大々的に供給する方に方向を定めたが住民の食欲をひきつけることができず失敗した。
金正恩執権以後、吹き付ける魚熱風に北朝鮮全域が騒がしくなっている。金正恩が最新型漁船「紅葉号」を建造させた後、年間漁獲高が8倍になったという話も登場している。

(関連過去情報)

2014年06月06日 モスクワ発
[金正恩が西海岸のエビの漁獲を祝福]
ロシア水産業界紙は、北朝鮮半島西海岸において漁業者が2ケ月間で2万4,000トンのエビを漁獲したことを、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が祝福した旨地元紙が報じたと伝えた。
この漁業の成功の要因は、賢明な北朝鮮の指導者のリーダーシップだとしている。
金正恩は、国内での水産物の生産に強い関心を示していて、漁業に特化した軍傘下の水産事業所の視察と指導を続けており、漁船、漁具等の寄贈も行っているほか、水産物の安定供給のため、大規模な栽培・養殖漁業の開発も提唱している。
なお、金正恩は今年2014年1月に、孤児院、小中学校のほか、特別養護老人ホームへの魚の供給を増加させるよう命令した経緯にある。

2014年04月26日 モスクワ発
[金正恩が軍傘下“1月8日記念水産事業所”を視察]
朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩が、"1月8日水産事業所"の現地視察をしたとロシア業界紙は伝えた。
金正恩は、“1月8日水産事業所”の港湾施設、新造漁船、隣接する水産業従事者のための住居建設の進捗状況等を確認し、この事業所の成功へ向けスピーチを行った。

 

 

 



2014年01月08日 モスクワ発
[金正恩が軍に対して魚の供給の増加を命令]
ロシア水産業界紙は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、軍第534部隊に新設された近代的な水産物製品冷凍プラントを視察し、孤児院、小中学校のほか、特別養護老人ホームへの魚の供給を増加させるよう命令したと伝えた。
北朝鮮では昨年2013年12月にも、水産部門の活性化を目指して、漁業で模範を示した貢献者などを集めた会議が開かれた。
”人民軍水産部門熱誠者会議”と名づけられた会合には、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長や張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長など軍の関係者や漁業で模範を示した労働者らが出席し、金正恩が掲げる水産業活性化に向けた決意が確認された。
金正恩は、国内での水産物の生産に強い関心を示していて、漁業に特化した軍傘下の水産事業所の視察と指導を続けており、漁船、漁具等の寄贈も行っている。
また、金正恩は水産物の安定供給のため、繰り返し、大規模な栽培・養殖漁業の開発を提唱している。

2013年12月23日 韓国発
[金正恩が軍傘下の水産事業所を視察]
北朝鮮軍には時ならぬ”紅葉”ブームが起きている。
軍部隊傘下で働く”8月25日水産事業所”は1年で1,000トンの魚しか漁獲できなかったが、今年2013年は、5月からの6カ月間に4,000トンを生産する成果を上げた。
これは金正恩が5月に”紅葉号”と名付けた新しい漁船を与えたことが大きな役割をしたという主張を国営メディアが大々的に報じている。
労働新聞は”紅葉”と関連した論説を全面にわたり掲載し金正恩のおかげで水産事業所が魚を捕まえる成果を出したと主張した。
北朝鮮は12月21日に、平壌の軍部隊傘下で働く水産部門関係者を集め熱誠者会議も開催した。

2013年12月19日 韓国発 聯合ニュース
[金正恩が朝鮮人民軍へ漁船、魚探等を寄贈]
北朝鮮で張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長が処刑された後、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が軍人と住民の気持ちをつかむための活動を活発化している。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞は2013年12月19日、金第1書記が朝鮮人民軍のホ・チョルス所属部隊に漁船や魚群探知機、冷凍車などを贈ったと伝えた。
これは軍人の福利厚生を担う「後方事業」への関心を示すことが目的とみられる。
北朝鮮メディアは2013年12月16日にも、金第1書記が第313軍部隊の水産事業所を訪れ後方事業に強い関心を示したと報じた。
また、金第1書記は模範的な住民に感謝の言葉を積極的に伝えている。
労働新聞は、金第1書記が「党と首領への忠実さをもち、良いことをした労働者らに謝意を伝えた」と報じた。
今年は江原道の開墾事業や金日成総合大学の教育者住宅建設事業などの大型建設事業で模範的だった労働者や、重体の軍人の治療に当たった医療関係者らにも感謝の言葉が伝えられた。
韓国の専門家は「金第1書記は北朝鮮内部の動揺を収拾するため、しばらくは軍人と住民の生活に配慮する姿を見せようと努めるだろう」と話した。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

極東連邦管区大統領全権代表が“加工場建設クオータ”を提案する

2014-06-24 14:17:07 | 日記

2014年06月24日

モスクワ発

[極東連邦管区大統領全権代表が“加工場建設クオータ”を提案する]

ハバロフスクで開催された水産業発展のための会議で、極東連邦管区大統領全権代表ユーリ・トルトネフ(Юрий ТРУТНЕВ)は、水産加工場の建設に投資する企業に漁獲割当の.......

 

「きせんれん」は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。
翻訳本文のContentsの申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
http://kisenren.com
hokkaido@kisenren.or.jp
011-231-9281

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大手ナホトカ海洋漁業基地が漁業活動の近況を報告

2014-06-24 14:09:06 | 日記

2014年06月24日

ウラヂオストク発

[大手ナホトカ海洋漁業基地が漁業活動の近況を報告]

ロシア大手“ナホトカ海洋漁業基地-BAMR”(“Находкинская база активного морского рыболовства”)の船団管理部門長が、地元一般紙のインタァヴューにこたえ、漁業活動の近況を報告した................

「きせんれん」は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。
翻訳本文のContentsの申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
http://kisenren.com
hokkaido@kisenren.or.jp
011-231-9281

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サハリン北西漁業区の太平洋サケマス操業開始を再確認

2014-06-23 12:42:57 | 日記

2014年06月20日
サハリン発
[サハリン北西漁業区の太平洋サケマス操業開始を再確認]
サハリン州遡河性魚種生産管理委員会は、2014年6月20日、同委員会を開催し、先だって決定したとおり、今年2014年漁期のサハリン北西漁業区(ポギビ岬からエリザヴェート岬)における太平洋サケマス操業を、翌21日から開始することを再確認した。
また、委員会では、東西サハリンと南クリールの沿岸の固定漁具の設置場所を点検した。
なお、サハリン南西漁業区(クリリオン岬からポギビ岬)では、既に6月1日から太平洋サケマス操業が開始されている。

(関連過去情報)

2014年05月26日 サハリン発
[サハリン州太平洋サケマスの漁期設定が始まる]
サハリン州遡河性魚種生産管理委員会は、2014年5月23日、同委員会を開催し、今年2014年漁期の各漁業区における操業期間の設定を開始した。
会議に出席したサハリン漁業者協会副会長*シャーノフ(*報告担当者 原口聖二: 元サハリン漁業規制局幹部職員)によると、南西サハリン漁業区(クリリオン岬からポギビ岬の間)は6月1日、北クリール漁業区は6月15日から操業が開始されることとなった。
各漁業区の操業期間は次のとおり予定されている。
サハリン南西漁業区(クリリオン岬からポギビ岬) 6月1日-7月31日
サハリン北西漁業区(ポギビ岬からエリザヴェート岬) 6月21日-8月31日
サハリン北東漁業区(エリザヴェート岬からテルペニア岬) 7月11日-9月5日
テルペニア湾漁業区 7月1日-9月10日
サハリン南東漁業区(チヒイ岬からアニワ岬) 7月6日-9月5日
アニワ湾漁業区 7月11日-9月15日
南クリール漁業区 択捉島 7月6日-9月30日 国後島 7月26日-9月10日
北クリール漁業区 6月15日-8月25日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアFOC/IUU取締情報174“Астор”

2014-06-21 11:55:05 | 日記

2014年06月19日
モスクワ発
[カニ密漁シエラレオネFOC船船長に約600万ルーブルの罰金]

サハリン管轄海域でタラバガニ60トンを密漁した、シエラレオネFOC船“Астор”(アストル)の船長に罰金594万ルーブルを科す判決が下された。
この裁判は、ロシア軍事検察の起訴により開始された。
2014年1月24日、ロシアFSBサハリン国境警備局が、ロシア領海で密漁したタラバガニ60トンを所持していた“Астор”を摘発したが、検査のため向かった同局員など10名を乗せたボートが途中で、波を受けて転覆する事故が起きた。
捜索の結果、8名の遺体が発見され、現在も残り2名は行方不明となっている。

 (関連過去情報 “Астор”事件)

 2014年01月25日 サハリン発
[サハリン国境警備局ボートが密漁FOC船の検査に向かい転覆 4名死亡6名行方不明]
2014年1月24日22時頃、国後島の近くで、ロシアFSBサハリン国境警備局員など10名が乗ったボートが、密漁FOC船の検査に向かう途中、波を受けて転覆、4名が遺体で発見され、6名が行方不明となり、捜索活動が続けられているが、水温の低さから行方不明者の生存の可能性は低いと伝えられている。
当時、波の高さは1m以下であり、荒天ではなかったと報告されている。
また、彼らが使用していた大型ゴムボートは、強力な船外機を搭載し、軍隊でも採用になっている最も高性能な“Зодиак”(ゾディアック)タイプだった。
なお、サハリン国境警備局員らが検査に向かった、ロシア領海内で密漁を行ったとされるFOC船は、*シエラレオネ旗“Астор”(アストル)で、IMO船舶識別番号8028802、547トン、1980年に日本で建造され、船主は釜山の“East Shine Shipping”社。
(*シエラレオネ旗“Астор”)
IMO number:8028802 Name of the ship: “ASTOR” Type of ship: FISH CARRIER MMSI: 667006099
DWT: 547 tons Year of build: 1980
Builder: KANASASHI HEAVY INDUSTRIES - SHIZUOKA, JAPAN
Flag: SIERRA LEONE Home port: FREETOWN
Manager & owner: EAST SHINE SHIPPING - PUSAN, SOUTH KOREA
Former names: “ ONIX” until 2013 Jun “AIDAR” until 2010 Mar “ORION NO.3”until 2004
Last Position:Info Received: 2014-01-04 04:19
Area:Pacific North
Latitude / Longitude:41.99926 / 143.7006
Speed/Course: 1.00kn / 95°
(*報告担当者 原口聖二: 船舶ファインダーの最新更新データによると“Астор”は、2014年1月4日04時19分、北海道えりも岬東沖合、41.99926N/143.7006E、速度1ノット、針路95°で南クリールへ向けていた。)

(関連過去情報 軍事検察関連)

2014年02月14日 ウラヂオストク発[軍事検察官が昨年密漁船85隻に罰金を科す]
昨年2013年、ロシア極東軍事検察官がイニシアティヴをとり、密漁船85隻に罰金を科す活動を行った。
軍事検察は、ロシア国境警備庁と連携し、積極的に水棲生物資源の密漁密輸阻止に取り組んでいる。
昨年2013年、軍事検察官と国境警備庁は、1,000件に近い漁業規則違反を発見し、85隻を拘束、この内6隻は司法判決により没収処分となった。
違法漁獲物については730トンを押収し、330百万ルーブル以上の損害を防いだ。
また、昨年2013年、カンボジア、パナマ等の外国船からの罰金額は計388百万ルーブルとなった。
今年2014年についても、ロシア極東軍事検察官による水棲生物資源の密漁密輸阻止のための活動は続けられることとなる。

(関連参考情報 軍事検察関連)

 

ロシア連邦軍

Вооруженные силы Российской Федерации 略称:ВС РФ

最高司令官:ロシア大統領

(機構)

3軍・3兵科

ロシア連邦軍は、陸軍、海軍、空軍の3つの軍種と、戦略ロケット軍、宇宙軍、空挺軍の3つの独立兵科から成る。

ロシア陸軍(Сухопутные войска)

ロシア空軍(Военно-воздушные силы;ВВС)

ロシア海軍(Военно-Морской Флот;ВМФ)

ロシア戦略ロケット軍(Ракетные войска стратегического назначения;РВСН)

ロシア宇宙軍(Космические войска)

ロシア空挺軍(Воздушно-десантные войска;ВДВ)

(軍事行政単位 軍管区)

2010年までロシア連邦軍は、次の6個軍管区(Военный округ)に分かれていた。

モスクワ軍管区(Московский военный округ;МВО)

レニングラード軍管区(Ленинградский военный округ;ЛенВО)

沿ヴォルガ・ウラル軍管区(Приволжско-уральский военный округ;ПруВО)

北カフカーズ軍管区(Северо-кавказский военный округ;СКВО)

シベリア軍管区(Сибирский военный округ;СибВО)

極東軍管区(Дальневосточный военный округ;ДВО)

カリーニングラード特別地区

2010年7月14日の大統領令により、以上の6個軍管区は、「西」「南」「中央」「東」の4個軍管区へと統合されることとなった。
この改革により、2010年10月までにロシアの軍管区制は以下のように変化した(大統領令では12月1日を移行期限としていたが、前倒しで達成された)。

(新)軍管区~2010年より

西部軍管区(旧レニングラード軍管区およびモスクワ軍管区)

南部軍管区(旧北カフカス軍管区)

中央軍管区(沿ヴォルガ=ウラル軍管区と旧シベリア軍管区西部)

東部軍管区(旧シベリア軍管区東部と極東軍管区)

これらの軍管区には、「作戦・戦略司令部(OSK)」としての資格が与えられ、域内の海空軍部隊を統一的に指揮することが可能になる。
戦略兵力である戦略ロケット軍、空挺軍、宇宙軍などについては最高司令部の直轄下に留めおかれOSKは指揮権を持った準軍事組織 。
ロシア連邦には、軍の外、各省庁が管轄する準軍事組織が存在する。
これらは平時に各省庁が管轄するが、戦時は国防省の統制下に入る。

連邦保安庁(旧KGB) - 国境軍

内務省 - 国内軍

民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省 - 民間防衛軍

連邦警護庁 :大統領連隊や解散した政府通信・情報局の諸部門などを含む

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア漁業ニュースヘッドライン 2014年07月  http://kisenren.com

2014-06-18 11:53:58 | 日記

2014年07月10日
ユ-ザ-  各位
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)は、2011年に外国人の所有となった3万2千トン級の大型加工母船”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)を、昨年2013年、ロシア農業銀行の支援を受け買収、極東漁業への投入を計画していると発表しました。”Всеволод Сибирцев”は、スケトウダラ、ニシン、サケマス、サンマ等の伝統的魚種原料に加え、TAC設定のない魚種を加工し製品を生産していくとのことです。

”Всеволод Сибирцев”は、1988年から1989年にかけ、フィンランドの造船所で建造された同タイプ大型加工母船3隻の内の1隻で、14の製品加工ラインが設備され、1日あたり2,100トンまで処理する能力をもち、600名の乗組員を収容できるとの情報です。

極東漁業の船団組織構成等に大きなインパクトを与える可能性のある、世界最大級の加工母船のロシア海域への復活を今月号のTopNews としてご報告申し上げます。

なお、大統領プーチンは、5月下旬、科学調査を目的に漁獲した水棲生物資源の製品販売を認めることを復活させる法案を国会へ提出するよう政府に対して指示をしました。この製品販売から得られる利益は、連邦予算の収入となるとのことです。ロシアは2008年に、科学調査目的で漁獲された水棲生物資源は、海中還元するか、それが出来ない場合は廃棄処分する等、製品化して販売することを禁止した経緯にあります。この変化についても、ロシア操業関連情報として今月号でお知らせ申し上げます。

敬具 

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

Contents

TopNews  3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業に復活

・ロ朝漁業協定に基づく漁業協力の北朝鮮による追加的提案

(ロシア農業副大臣シェスタコフ動向および2ケ国間漁業協定関連等外16件)

・沿海地方国境警備局がカニ密漁FOC船を拘束(FOC/IUU取締情報関連外5件)

・ロシアは科学調査目的の漁獲物の販売を復活させる(ロシア漁業者底魚等操業関連外13件)

・オ海北部における無脊椎動物資源漁獲状況(ロシア漁業者無脊椎動物資源操業関連外4件)

・ロシア漁業庁が今年第1回目の定例サケマス操業会議を開催(ロシア太平洋サケマス操業関連外10件)

・研究機関がサンマ漁業における南北クリール海域の統合を提案(ロシア太平洋サンマ操業関連)

・ヴニロは水棲生物資源の損害額算出のあり方の提案をまとめる(その他ロシア漁業関連情報外7件)

サハリン州国境警備局が330トンの密漁水棲生物資源を押収・EU代表団が韓国IUU漁業現地調査を終える(韓国スケトウダラ等市場関連外8件)

・金正恩が西海岸のエビの漁獲を祝福(北朝鮮漁業関連外3件)

計76報告

http://kisenren.com

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“ガスプロム”が35万尾のシロザケの幼稚魚を放流する

2014-06-12 19:13:02 | 日記

2014年06月12日 サハリン発

[“ガスプロム”が35万尾のシロザケの幼稚魚を放流する]

“ガスプロム・トランスガス・トムスク”(Газпром трансгаз Томск)のサハリン支所は、同州ドリンスク地区の河川に、サケマス孵化場*ナイバ(Найба *報告担当者 原口聖二:ガスプロムとの資本、その他関係についての言及は原文にない)とともに、35万尾のシロザケの幼稚魚を放流した。

“ガスプロム”はオホーツク海の水棲生物資源の保全への貢献として、この活動を位置づけている。

 (関連過去情報)

 2014年04月01日 サハリン発

[サハリン地域のサケマス孵化場は8億以上の幼稚魚を放流する]

今年2014年、サハリン地域のサケマス孵化場は、8億尾以上の幼稚魚放流を計画している。

今般、サハリン州水棲生物資源増殖監視委員会は、今年2014年第1四半期の同地域の孵化場の生産状況等の検査を行った。

4月1日現在、同地域の38の人工孵化施設は、カラフトマス、シロザケ等の太平洋サケマスの孵化個体約8億500万を飼育している。

また、この第1四半期、キーロフ漁業コルホーズ等3ケ所の孵化場から、3,500万尾のシロザケの幼稚魚が放流されている。

なお、太平洋サケマスの幼稚魚放流は伝統的に4月から7月にかけて集中的に行われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沿海地方国境警備局がハンカ湖で中国人密漁者2名を拘束

2014-06-11 16:34:12 | 日記

2014年06月11日
ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がハンカ湖で中国人密漁者2名を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局は、ハンカ湖のロ中国境線を越え、ロシア水域で生物資源を違法漁獲した中国人2名を拘束したと発表した。
当局は、仕掛けのある特殊な漁具、漁網850m、そして漁獲物を押収した。
中国人密漁者2名は、当局によりカーメンリボロフ(Камень-Рыболов)村へ連行された。

(関連過去情報)

2012年10月11日 モスクワ発
[極東国境警備当局がハンカ湖で中国人密漁者4名を拘束]
2012年10月9日、ロシア極東の国境警備当局は、ロ中国境のハンカ湖で密漁していた中国人漁業者4名を拘束した。
ハンカ湖の大部分がロシア領となっているが、エンジン複数を搭載した高速漁船を使用した中国人の密漁が横行している。
ロシア極東の国境警備当局は当日午前、中国人密漁者4名を拘束、40の漁網を押収した。
中国人漁民は単純な密漁ばかりでなく、網に電流を流す漁も行っている。
このため、獲りきれずに死んだ魚が水面に浮かび、水質悪化の原因になっている。
また、こうした漁の影響で中国側の魚は個体数が減少し、管理されているロシア側の資源を狙って中国人漁業者が密漁を繰り返す悪循環となっている。

2012年10月05日 モスクワ発
[ハンカ湖で中国人が大規模密漁]
2012年10月2日、ロシアの国境警備当局が中ロ国境地帯にあるハンカ湖で、合わせて長さ2.8kmに及ぶ漁網を没収した。
いずれも中国人の密漁者が仕掛けたもので、かかっていた魚はすべて湖に戻された。
湖の水産資源の大半はロシア側に集中していることから、中国人の密漁者がロシア側に大挙して網を仕掛けていくことが問題視されていた。
国境警備当局の職員は、地元住民の協力もあり、中国人密漁者の数は、2010年には約100人だったが、2012年は30人以下になり、この3年で3分の1になったと語った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サハリン海洋漁業研究所サフニロ科学者クリイチン・アンドレイ・コンスタンチノヴィッチの訃報

2014-06-11 13:01:41 | 日記

10.06.2014
Памяти Калитина Андрея Константиновича (23.06.1961-06.06.2014)

      Трагически погиб 6 июня один из лучших специалистов нашего института – ведущий научный сотрудник лаборатории промысловых беспозвоночных кандидат биологических наук Клитин Андрей Константинович. 

      Андрей Константинович родился в 1961 г. Он прожил недолгую (волею судеб), но очень яркую жизнь. Сначала пытливый ум привел его в Тимирязевскую Академию, а в 1987 г. Андрей пришел на работу в Сахалинское отделение ТИНРО (ныне ФГУП «СахНИРО») и за короткий срок стал незаменимым специалистом-карцинологом. Значительная часть его жизни прошла в стенах института. 

     Свою профессиональную деятельность Андрей Константинович посвятил делу охраны и рационального использования запасов крабов в сахалинских и курильских водах. В 2002 г. в г. Москве он блестяще защитил кандидатскую диссертацию по теме: «Распределение, биология и функциональная структура ареала камчатского краба в водах Сахалина и Курильских островов».

     В научном списке Андрея Константиновича Клитина около 200 научных работ, опубликованных в нашей стране и за рубежом. Значительная часть публикаций посвящена промысловым беспозвоночным дальневосточных морей, в том числе одному из важнейших морских животных - камчатскому крабу. Такие популярные издания как  «Промысловые рыбы, беспозвоночные и водоросли морских вод Сахалина и Курильских островов», «Камчатский краб», «Пособие по изучению промысловых ракообразных дальневосточных морей России», где Андрей Константинович является автором или соавтором, неизменно пользуются спросом у широкой аудитории.

     Результатом разностороннего интереса, любознательности, исключительного трудолюбия явился целый ряд публикаций и фотодокументов о флоре и фауне Сахалина и Курил, описание путешествий не только в нашей стране, но и за рубежом. Андрея Константиновича можно назвать краеведом с большой буквы! Такие книги, как «Вновь открывая Сахалин», «Водопады», «Насекомые», «Хозяин сахалинской тайги», «Острова в океане туманов» стали визитными карточками Сахалина и Курил. Сахалинская природа также нашла свое отражение в ряде научных статей, опубликованных в Вестниках Сахалинского музея, где он был постоянным членом редакционной коллегии. Можно долго перечислять названия статей и монографий А.К. Клитина, но неизменным остается тот факт, что благодаря удивительной простоте и ясности изложения материала, труды ученого всегда будут востребованы многими поколениями людей. 

     Интересы Андрея Клитина, как естествоиспытателя, были просто необъятны: биология, морские глубины, экология, туризм … Он очень увлекательно мог рассказать о биологии и состоянии запасов крабов в Татарском проливе, о находке новых мест произрастания лилии Глена и о ручьях юга Сахалина или о новой своей работе - фаунистических комплексах брюхоногих моллюсков Восточного Сахалина. А с каким энтузиазмом в преддверии юбилея института он работал над формированием фотоальбома СахНИРО «От Александровска до Южного за 80 лет»…

     Андрей Константинович был стойким, бесстрашным, бескомпромиссным и очень многогранным человеком. Профессионален во всем. Всегда был доброжелателен, искренен, участлив и добр. 

     Это ужасная, невосполнимая потеря. Мы восхищаемся тобой, и будем помнить тебя всегда.

     Коллектив ФГУП «СахНИРО», друзья и все, кто тебя знают и помнят. Скорбим….

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シェスタコフは新たな漁獲配分のあり方を整理するための努力を続ける

2014-06-11 09:50:16 | 日記

2014年06月10日  モスクワ発

[シェスタコフは新たな漁獲配分のあり方を整理するための努力を続ける]

大統領プーチンは、訪問先のアルハンゲリスクにおいて、漁獲割当の配分過程は、公正かつ理解しやすいものでなければならないと言及した。

この件についてロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは....................

「きせんれん」は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。
翻訳本文のContentsの申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
http://kisenren.com
hokkaido@kisenren.or.jp
011-231-9281

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア科学調査船による西カムチャツカ大陸棚調査が始まる

2014-06-10 09:39:05 | 日記

2014年06月09日 カムチャツカ発

[ロシア科学調査船による西カムチャツカ大陸棚調査が始まる]

カムチャツカ海洋漁業研究所カムニロは、本日2014年6月9日から、太平洋海洋漁業研究所チンロセンターと共同で、科学調査船“ТИНРО”(チンロ)を投入した、西カムチャツカ・オホーツク海大陸棚の科学調査を開始したと発表した。

2014年6月1日、科学調査船“ТИНРО”はウラヂオストク港を出港、1週間後、ペトロパブロフスクカムチャツキー港においてカムニロの科学者を乗船させ、同6月9日、西カムチャツカ沿岸の調査海域に入った。

科学調査船“ТИНРО”は、水深20m-250mの236のステーションで、底魚、無脊椎動物等を対象とした着底トロール、海水、プランクトン等の調査を約1ケ月間以上行うことになる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業に復活

2014-06-07 14:34:10 | 日記
2014年06月06日
[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業に復活]
沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)は、2011年に外国人の所有となった3万2千トン級の大型加工母船*”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)を、昨年2013年、ロシア農業銀行の支援を受け買収、極東漁業への投入を計画している。
”Всеволод Сибирцев”は、スケトウダラ、ニシン、サケマス、サンマ等の伝統的魚種原料に加え、TAC設定のない魚種を加工し製品を生産していくこととなる。
”Всеволод Сибирцев”は、缶詰製品等を洋上で生産するため、1989年にフィンランドで建造された。

*報告担当者 原口聖二 ”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)
”Всеволод Сибирцев”と同様のタイプの大型加工母船は、1988年から1989年にかけ、フィンランドの造船所で3隻建造された。それは、”Содружество”(ソドルジェストヴァ)ПЗ-2301、Петр Житников”(ピョトル・ジチニコフ) ПЗ-2302、そして、この”Всеволод Сибирцев” ПЗ-2303。
”Всеволод Сибирцев”は、2011年12月以降、ギリシャ登記の会社によって、リベリア船籍、船名を*”HAINAN BAOSHA 001”として管理運航され、後に中国漁業へ投入された。中国漁業参加に関する経緯等の情報はない。”HAINAN BAOSHA 001”は、衛星情報によると、2013年8月15日、シンガポール沖合に位置していた。
そして、報告日である本日2014年6月7日、同衛星情報によると”Всеволод Сибирцев”は、中国大連長興島に位置している。長興島は渤海の東部にある島で、近年漁村から工業港に発展し、中日韓貿易区として開発中であり自由貿易区にする計画がある。主な産業は鉱業、水産業、そして造船業(世界第6位の造船メーカーである韓国のSTX造船が進出)。企業が税制優遇策により誘致され、すでに数百人の韓国人が働いている。
なお、次は”HAINAN BAOSHA 001”時代の関連過去情報。

(関連過去情報)

2012年05月07日 台湾発
[中国は南シナ海に大型加工母船”HAINAN BAOSHA 001”を配備する]


中国は、近隣諸国との間で領土紛争が激化する中、南シナ海の漁船団へ大型加工母船”HAINAN BAOSHA 001”を投入して、支援体制を強化する。
”HAINAN BAOSHA 001”は3万2,000トンクラス、世界に存在する大型加工母船4隻の内の一つで、14の製品加工ラインが設備され、水産物を1日あたり2,100トンまで処理する能力をもち、600名の乗組員を収容できる。
これまで、中国の漁船団は、漁獲物処理設備が不足していて、漁場に長く滞在することができなかったが、 ”HAINAN BAOSHA 001”の投入で、最大9ヶ月間、漁船団は漁場にとどまり、操業を継続することが可能になる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする