ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

カムチャツカ地方で水産分野の汚職防止のための委員会が開催される

2015-03-27 17:44:07 | 日記

2015年03月27日 カムチャツカ発

[カムチャツカ地方で水産分野の汚職防止のための委員会が開催される]

ペトロパブロフスクカムチャツキーにおいて水産分野の汚職防止のための委員会が開催された。

委員会は議長をカムチャツカ地方副知事イリーナ・ウンチロワ(Ирина Унтилова)が務め、地方政府、ロシア漁業庁北東地域管理局、軍事機関、そして業界の代表者らが出席した。

委員会の主な議題は、密漁への対応問題で、地域警察とFSBは昨年2014年、水棲生物資源の漁獲とその加工に関する分野で贈収賄と職権乱用によるいくつかの刑事事件が発生したと報告した。

また、今年2015年のサケマス漁期、ロシア漁業庁北東地域管理局とFSB国境警備局が資源保護と違法漁業に関する犯罪を防止するため、共同で取り組むこと等が確認された。

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第1書記金 西海・水産事業所の建設現場を視察

2015-03-27 00:06:29 | 日記

2015年03月28日 北朝鮮発

[第1書記金 西海・水産事業所の建設現場を視察]

北朝鮮労働党第1書記金正恩が、黄海南道(ファンヘナムド)金山浦(グムサンポ)にある塩辛工場と水産事業所建設現場を視察したと2015年3月27日、労働新聞が報じた。
第1書記金が軍に年間1,000トンの塩辛を生産できる工場建設を指示し、建設場所まで自らが決めたと伝えた。

特に、今回の塩辛工場と水産事業所建設が今年2015年2月、党中央軍事委員会拡大会議で最終決定されたことであると加えた。
第1書記金は、塩辛を工業的方法で生産する工場は、初めてであり、頭を使い、科学的に稼動させなければならないと強調した。
なお、今回の視察では総政治局長黄炳瑞(ファン・ビョンソ)と人民武力部徐鴻賛(ソ・ ホンチャン)が現場で第1書記金を迎えた。

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ユジモルルイブフロートが新たにサンマ冷凍運搬船を入手

2015-03-26 17:03:58 | 日記

2015年03月25日 ウラヂオストク発

[ユジモルルイブフロートが新たにサンマ冷凍運搬船を入手]

沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)は、サンマ加工向けの冷凍運搬船“Симфония”(シンフォニア)を韓国企業から入手した。

同社は昨年2014年から同型冷凍運搬船シリーズ(写真)の“Прогресс”(プログレス)と“Гармония”(ガルモニア)を入手しており、同シリーズ3隻全てが揃ったことになる。

冷凍運搬“Симфония”はサンマを、”Южморрыбфлот”の製品加工場へ原料供給することになる。

この冷凍運搬船シリーズは、極東海域で活動するためソ連時代に建造され、10年以上前、外国企業に売却された経緯にあり、これをロシア企業が買い戻した形となる。

なお、同社は、2011年に外国人の所有となった3万2千トン級の大型加工母船*”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)を、一昨年2013年、ロシア農業銀行の支援を受け買収、極東漁業へ投入し、洋上でサンマ缶詰を“Доброфлот”(ドブロフロート)のブランド名を付け生産している。

(報告担当者 原口聖二: 次のYoutubeアドレスで“ドブロフロート”のプロモーションと大型加工母船“フセヴォロド・シビルツェフ”の活動等がご覧になれます。https://www.youtube.com/watch?v=2wjAaNOuNEA

 (関連過去情報)

2014年06月06日 モスクワ発

[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業に復活]

沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)は、2011年に外国人の所有となった3万2千トン級の大型加工母船*”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)を、昨年2013年、ロシア農業銀行の支援を受け買収、極東漁業への投入を計画している。

”Всеволод Сибирцев”は、スケトウダラ、ニシン、サケマス、サンマ等の伝統的魚種原料に加え、TAC設定のない魚種を加工し製品を生産していくこととなる。
”Всеволод Сибирцев”は、缶詰製品等を洋上で生産するため、1989年にフィンランドで建造された。

*報告担当者 原口聖二 ”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)
”Всеволод Сибирцев”と同様のタイプの大型加工母船は、1988年から1989年にかけ、フィンランドの造船所で3隻建造された。それは、”Содружество”(ソドルジェストヴァ)ПЗ-2301、Петр Житников”(ピョトル・ジチニコフ) ПЗ-2302、そして、この”Всеволод Сибирцев” ПЗ-2303。
”Всеволод Сибирцев”は、2011年12月以降、ギリシャ登記の会社によって、リベリア船籍、船名を*”HAINAN BAOSHA 001”として管理運航され、後に中国漁業へ投入された。中国漁業参加に関する経緯等の情報はない。”HAINAN BAOSHA 001”は、衛星情報によると、2013年8月15日、シンガポール沖合に位置していた。
そして、報告日である本日2014年6月7日、同衛星情報によると”Всеволод Сибирцев”は、中国大連長興島に位置している。長興島は渤海の東部にある島で、近年漁村から工業港に発展し、中日韓貿易区として開発中であり自由貿易区にする計画がある。主な産業は鉱業、水産業、そして造船業(世界第6位の造船メーカーである韓国のSTX造船が進出)。企業が税制優遇策により誘致され、すでに数百人の韓国人が働いている。
なお、次は”HAINAN BAOSHA 001”時代の関連過去情報。

2012年05月07日台湾発
[中国は南シナ海に大型加工母船”HAINAN BAOSHA 001”を配備する]

中国は、近隣諸国との間で領土紛争が激化する中、南シナ海の漁船団へ大型加工母船”HAINAN BAOSHA 001”を投入して、支援体制を強化する。
”HAINAN BAOSHA 001”は3万2,000トンクラス、世界に存在する大型加工母船4隻の内の一つで、14の製品加工ラインが設備され、水産物を1日あたり2,100トンまで処理する能力をもち、600名の乗組員を収容できる。
これまで、中国の漁船団は、漁獲物処理設備が不足していて、漁場に長く滞在することができなかったが、 ”HAINAN BAOSHA 001”の投入で、最大9ヶ月間、漁船団は漁場にとどまり、操業を継続することが可能になる。

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西カムチャツカ海域のタラバガニの資源は.........

2015-03-25 13:26:26 | 日記

2015年03月24日 米国発

[ロシアはカニの............が見込まれる]

米国水産業界紙(WEB)は、ロシアの確認情報として、今後数年間、カニの生産を...........させる見込みだと報じた。

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、来年2016年の極東海域のカニ資源のTAC設定に関し、今年2015年の...........から..........させ、約..........とする勧告を提案している。

同研究所の最新のリポートによると、西カムチャツカ海域のタラバガニの資源は.........で、今年2015年は..............だが、これを来年2016年には..............、更に再来年2017年には................と評価している。

 

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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科学研究機関がサハリン州のサケマス生産量を約18万トンと予想

2015-03-25 00:11:06 | 日記

2015年03月23日 サハリン発

[科学研究機関がサハリン州のサケマス生産量を約18万トンと予想]

サハリン海洋漁業研究所サフニロ所長ブスロフは、サハリン・クリール地域の今年2015年漁期の太平洋サケマス漁獲量を約18万トンと予想していると発表した。

この内、カラフトマスとシロザケが大部分を占め、ベニザケとギンザケは少量とされている。

カラフトマスについては、東サハリン漁業区で13万2,000トン、南クリール漁業区で1万1,500トン、シロザケは、東サハリン漁業区1万2,900トン、西サハリン漁業区4,500トン、そして南クリール漁業区1万6,800トンと予想されている。

ブスロフは、同州の今漁期の予想について、記録的豊漁となった直近奇数年2013年までには達しないが、それをわずかに下回る程度の好漁となる確度が高いと指摘している。

なお、伝統的に同地方の太平洋サケマス操業は7月に開始される。

(関連過去情報)

 2015年02月16日 サハリン発

[今年の太平洋サケマス生産量が43万1,000トンと予想される]

2015年2月13日、ロシア農業大臣フョードロフが議長を務め、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議において、農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、今年2015年漁期の太平洋サケマスの生産量が43万1,000トンとなる予想を示した。

昨年2014年漁期の生産量は約33万5,000トンだったが、特に、カムチャツカ地方西岸のカラフトマスが不漁となった一方、極東全体でシロザケが13万2,000トン漁獲され、近年において当該魚種操業が好漁と位置づけられることが指摘された。

なお、直近奇数年の2013年漁期の生産量は、約39万トンだった。

(*報告担当者 原口聖二 :ロシアの太平洋サケマス操業は排他的経済水域における流し網漁業以外の沿岸漁業等に対しては、TACの設定はなく、遡河魚種生産管理委員会の承認による漁獲勧告に基づき操業が行われている。極東各地域に設置された同委員会は、漁期中適宜開催され、その都度、漁獲勧告数量を調整していく。一昨年2013年漁期、サハリン州の当初漁獲勧告は、昨年2014年同様11万5千トン程度だったが、最終的に20万トンを超える生産を行った。奇数年、偶数年の豊漁年と不漁年の隔年変動について、ここ数年の乱調も指摘されている。)

 (直近偶数年2014年漁期レヴュー)

 2014年10月29日 ウラヂオストク発

[極東科学操業評議会で今漁期の太平洋サケマス操業が総括される]

ロシア極東科学操業評議会がウラヂオストクで開催され、今年2014年漁期開始から同年10月28日までの太平洋サケマスの生産量が33万5,000トンに達したが、直近偶数年2012年を10万6,000トン下回ったと報告された。

同評議会には、ロシア漁業庁船団組織局局長ゴルニチニフも出席した。

今漁期、カムチャツカ地方は14万トンの太平洋サケマスを漁獲したが、同比較において11万5,000トン下回った。

特に、同地方西岸のカラフトマスは不漁となった。

サハリン州は12万2,000トンで同比較において5,000トン下回った。

択捉島のカラフトマスの来遊の弱さが指摘され、その分析を慎重に行うこととなった。

ハバロフスク地方は6万7,000トンで同比較において1万6,000トン上回った。

また、マガダン州は2,300トン、沿海地方は1,300トンを生産した。

なお、ゴルニチニフは、極東全体でシロザケが13万2,000トン漁獲され、近年において当該魚種操業が好漁となったことを指摘した。

 (直近奇数年2013年漁期レヴュー)

 2013年10月30日 サハリン発

[サハリンにおいて今漁期の極東太平洋サケマス操業レヴューが行われる]

本日2013年10月30日、ユジノサハリンスクにおいて極東科学操業評議会が開催され、今年2013年漁期の太平洋サケマス操業レヴューが行われた。

この会議には太平洋サケマス操業にかかわる行政、科学研究機関、業界の代表者らが出席した。

今年2013年漁期、極東地方の太平洋サケマスの生産量が約39万トンとなり、この内、サハリン州の漁獲が約21万トンを占め、同州が極東地方における、この漁業のリーダーになったことが報告された。

なお、サハリン州太平洋サケマスの生産の内、カラフトマスが18万3,000トン、シロザケが2万1,000トンを占めている。

 

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金正恩がフィッシュミール工場を現地視察 改めて水産部門の強化をアピール

2015-03-24 23:56:08 | 日記

2015年03月24日 北朝鮮発 Daily NK

[金正恩がフィッシュミール工場を現地視察 改めて水産部門の強化をアピール]

北朝鮮の労働新聞は2015年3月24日、朝鮮労働党第一書記金正恩が新しく建設されたフィッシュミール工場を現地視察したと報じた。

現地では黄炳瑞(ファン・ビョンソ)が出迎えた。

このフィッシュミール工場は”朝鮮人民軍第810部隊”によって建設され、 敷地面積2万5,000㎡で、年間生産能力は2,000トンとされている。

同工場では、アミ、イカナゴ、カタクチイワシ、ハタハタなどを処理し、チョウザメ、ニジマス等のための飼料を生産している。

なお、金正恩は、同3月14日にも水産事業所の建設現場を現地視察しているが、今回の視察を通じ改めて水産部門の強化をアピールした。

 

(関連過去情報) 

2015年03月16日 北朝鮮発

[金正恩が遠洋水産事業所の建設現場を現地視察]

北朝鮮の労働新聞は2015年3月14日、朝鮮労働党第一書記金正恩が“5月27日水産事業所”の建設場を現地指導したことを報道した。

同紙によると、東海(日本海)地区に建設されている“5月27日水産事業所”は、金正恩の発起によって建設される近代的な遠洋水産事業所とされる。

金正恩は、建設場を見て回りながら、主席金日成と総書記金正日は、近海でも遠洋でも操業を行うことが必要で、遠洋漁業を発展させるべきだと教えていると語り、主席と総書記の遺訓を貫徹してより多くの魚を軍人と人民に供給しなければならないと言及した。

また、正恩氏は建設場の全景を眺めながら、黄金の海の新しい歴史を創造するため、建設場全域が火の坩堝のように沸き上がるようにすべきだと加えた。

視察には、朝鮮人民軍総政治局長黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、人民武力部第1副部長ソ・ホンチャン、人民武力部副部長ギム・ジョングァンが同行した。

 

2014年04月26日 モスクワ発
[金正恩が軍傘下“1月8日記念水産事業所”を視察]
朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩が、"1月8日水産事業所"の現地視察をしたとロシア業界紙は伝えた。
金正恩は、“1月8日水産事業所”の港湾施設、新造漁船、隣接する水産業従事者のための住居建設の進捗状況等を確認し、この事業所の成功へ向けスピーチを行った。

2014年01月08日 モスクワ発
[金正恩が軍に対して魚の供給の増加を命令]
ロシア水産業界紙は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、軍第534部隊に新設された近代的な水産物製品冷凍プラントを視察し、孤児院、小中学校のほか、特別養護老人ホームへの魚の供給を増加させるよう命令したと伝えた。
北朝鮮では昨年2013年12月にも、水産部門の活性化を目指して、漁業で模範を示した貢献者などを集めた会議が開かれた。
”人民軍水産部門熱誠者会議”と名づけられた会合には、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長や張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長など軍の関係者や漁業で模範を示した労働者らが出席し、金正恩が掲げる水産業活性化に向けた決意が確認された。
金正恩は、国内での水産物の生産に強い関心を示していて、漁業に特化した軍傘下の水産事業所の視察と指導を続けており、漁船、漁具等の寄贈も行っている。
また、金正恩は水産物の安定供給のため、繰り返し、大規模な栽培・養殖漁業の開発を提唱している。

2013年12月23日 韓国発
[金正恩が軍傘下の水産事業所を視察]
北朝鮮軍には時ならぬ”紅葉”ブームが起きている。
軍部隊傘下で働く”8月25日水産事業所”は1年で1,000トンの魚しか漁獲できなかったが、今年2013年は、5月からの6カ月間に4,000トンを生産する成果を上げた。
これは金正恩が5月に”紅葉号”と名付けた新しい漁船を与えたことが大きな役割をしたという主張を国営メディアが大々的に報じている。
労働新聞は”紅葉”と関連した論説を全面にわたり掲載し金正恩のおかげで水産事業所が魚を捕まえる成果を出したと主張した。
北朝鮮は12月21日に、平壌の軍部隊傘下で働く水産部門関係者を集め熱誠者会議も開催した。

2013年12月19日 韓国発 聯合ニュース
[金正恩が朝鮮人民軍へ漁船、魚探等を寄贈]
北朝鮮で張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長が処刑された後、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が軍人と住民の気持ちをつかむための活動を活発化している。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞は2013年12月19日、金第1書記が朝鮮人民軍のホ・チョルス所属部隊に漁船や魚群探知機、冷凍車などを贈ったと伝えた。
これは軍人の福利厚生を担う「後方事業」への関心を示すことが目的とみられる。
北朝鮮メディアは2013年12月16日にも、金第1書記が第313軍部隊の水産事業所を訪れ後方事業に強い関心を示したと報じた。
また、金第1書記は模範的な住民に感謝の言葉を積極的に伝えている。
労働新聞は、金第1書記が「党と首領への忠実さをもち、良いことをした労働者らに謝意を伝えた」と報じた。
今年は江原道の開墾事業や金日成総合大学の教育者住宅建設事業などの大型建設事業で模範的だった労働者や、重体の軍人の治療に当たった医療関係者らにも感謝の言葉が伝えられた。
韓国の専門家は「金第1書記は北朝鮮内部の動揺を収拾するため、しばらくは軍人と住民の生活に配慮する姿を見せようと努めるだろう」と話した。

 

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科学研究機関がサハリン州のサケマス生産量を約18万トンと予想

2015-03-24 02:58:00 | 日記

2015年03月23日 サハリン発

[科学研究機関がサハリン州のサケマス生産量を約18万トンと予想]

サハリン海洋漁業研究所サフニロ所長ブスロフは、サハリン・クリール地域の今年2015年漁期の太平洋サケマス漁獲量を約18万トンと予想していると発表した。

この内、カラフトマスとシロザケが大部分を占め、ベニザケとギンザケは少量とされている。

カラフトマスについては、東サハリン漁業区で13万2,000トン、南クリール漁業区で1万1,500トン、シロザケは、東サハリン漁業区1万2,900トン、西サハリン漁業区4,500トン、そして南クリール漁業区1万6,800トンと予想されている。

ブスロフは、同州の今漁期の予想について、記録的豊漁となった直近奇数年2013年までには達しないが、それをわずかに下回る程度の好漁となる確度が高いと指摘している。

なお、伝統的に同地方の太平洋サケマス操業は7月に開始される。

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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2015年04月  http://kisenren.com

2015-03-23 14:17:11 | 日記

2015年04月10日
ユーザー  各位
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、2015年3月11日、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、モスクワで記者会見を行い、2016年からの流し網漁業禁止にかかる法案を支持すると語り、日本が同法案について自国漁船も対象となる可能性があることに懸念を示しているとの質問に対して、もし、この法案が通れば、ロシア漁船ばかりでなく日本漁船にも適用されることになる旨を指摘しました。また、この規制の変更は経済面と環境面の問題を改善することになると語り、法案の採決の見通しについてはわからないが、ロシア農業省と漁業庁がその法案を支持する立場であることは言えると言及する一方で、ただし、判断は政府、そして上院と下院の責任によるものだと加えました。

既報のとおり、この法案問題は、極東の2つの主導的漁業地域の闘争を招いています。カムチャツカ地方の漁業者が2008年以来、環境問題を前面にだし、当該漁業の禁止を主張し続けている一方で、サハリン州の漁業者は科学的根拠に乏しいこと等を理由に、これに強く反対しています。カムチャツカ地方における漁獲は沿岸漁業(定置網)であり、同地方の漁業者は、サハリン州漁業会社を中核とする沖獲り漁業(流し網)を合法的な漁獲物の横取りだとしています。しかし、この問題は、ロシア国内外市場で大きな需要があるベニザケの市場競合という側面をもっており、カムチャツカ地方の主張の背景に、市場評価の高い、流し網漁業による“沖獲り製品”を排除し、その空白への供給者となることを目的とした思惑があると推察されるところです。

日本とソ連時代からの伝統的漁業協力である日本漁船によるロシア排他的経済水域における当該操業にも大きな影響を与える可能性のあるこの関連情報を、引き続き、今月号のTopNews としてご報告申し上げます。

なお、加えて、2015年3月5日、ロシア極東連邦管区大統領全権代表トルトネフは、数日間にわたったカムチャツカ訪問を終えるにあたり、地元通信社のインタァヴューを受け、この中で、再び、流し網漁業禁止に賛成すると表明しました。この情報もあわせてお知らせ申し上げます。

敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

 

Contents

 

TopNews  シェスタコフが記者会見 流し網漁業禁止法案は妥当

・流し網漁業禁止法案の意図するところは日本漁船 サ州議会議長(太平洋サケマス流し網漁業関連外5件)

・第24回ロ中漁業委員会が行われる(ロシア農業副大臣動向/2ケ国間漁業協定関連等外4件)

・密漁を繰り返したFOC船が軍事検察の起訴で没収判決を受ける北クリール海域違法操業トロール船主に3,400万ルーブルの罰金(FOC/IUU取締情報関連外7件)

・ロシア漁業者によるオホーツク海抱卵スケトウダラ操業概況(ロシア漁業者底魚等操業関連外10件)

・オホーツク海北部における無脊椎動物資源漁獲状況(ロシア漁業者無脊椎動物資源操業関連外4件)

・スケトウダラ業界のヨーロッパ市場拡大のため補助金を準備(その他ロシア漁業関連情報外10件)

・旧正月 輸入水産物が売り場を占める(韓国スケトウダラ等市場関連外2件)

・金正恩が遠洋水産事業所の建設現場を現地視察(北朝鮮漁業関連外2件)

計53報告

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カムチャツカ地方サケマス漁業 MSC認定追加に向け評価へ

2015-03-20 16:40:15 | 日記

2015年03月20日 カムチャツカ発

[カムチャツカ地方サケマス漁業 MSC認定追加に向け評価へ]

カムチャツカ地方サケマス漁業者“ヴィチャジ・アフト”(Витязь-Авто)と“デリタ”(Дельта)による、カラフトマス、シロザケ、そしてギンザケ漁業の海洋管理協議会MSCの認証取得のための評価プロセスが開始された。

同地方の太平洋サケマス漁業は、主に7月から9月の間行われる。

“ヴィチャジ・アフト”と“デリタ”は、2012年にベニザケ漁業においてMSC認証を取得しており、ロシアで同認定を取得した初めての漁業会社となった。

(報告担当者 原口聖二: 太平洋サケマス流し網漁業漁船が多く所属し、定置網によるベニザケの商業生産がないサハリン州は流し網禁止に反対であり、他方、サケマス漁業においてベニザケを対象とした定置網が主力のカムチャツカ地方は過去から流し網禁止を強硬に主張している。また、カムチャツカ地方の主張の背景に、これを扇動する環境保護団体WWFの存在がある。同団体とMSC(エコラベル)は表裏一体で、米国とカムチャツカの沿岸漁業によるベニザケのMSC(エコラベル)製品のシェアを拡大し、その位置づけを強化して、クライアントを増やすためには、市場から評価の高い、流し網漁業による沖獲りのベニザケ製品は“邪魔者”との仮説が成立する。このことから、米国とカムチャツカの沿岸漁業者、そして同団体は共通の利益に向かい行動することになる。)

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TAC設定を注視 オ海ズワイで道機船連 ロシア側増枠の動きを受け

2015-03-18 16:33:38 | 日記

2015年03月18日  日刊水産経済新聞

[TAC設定を注視 オ海ズワイで道機船連 ロシア側増枠の動きを受け]

【札幌】ロシアの試験研究機関・チンロセンターはこのほど、オホーツク海・東サハリン海域のズワイガニ資源の回復傾向を指摘し、2015年TACの期中見直し(増枠)を提案した。この動きを受け、北海道機船連は16日、同資源とのまたがり資源であるオホーツク海海域のズワイガニについて、平成27年漁期(27年7月-28年6月)の「(わが国の)、TAC設定の過程を注視している」とのコメントを発表した。道機船連では、オ海のズワイガニTACは違法漁具の敷設を背景とした漁獲減に伴い、「『漁獲なきTACは削減すべき』との論拠に乏しい意見に引きずられ」、減枠されてきたと指摘しており、科学的根拠に基づいたTAC設定を要請した形である。道機船連によると、道内沖底船は歴史的にオ海のズワイガニ資源を利用してきたが、十数年前からロシア乗組員の便宜置籍船(FOC船)によるとみられる違法漁具増加の影響で、漁場が利用できない状況となった。TACも未消化となる中、25年度のTACは前年の半分以下の375トン(大臣管理分)に大幅削減、26年度も同量の設定となっている。一方、チンロセンターは東サハリン海域の南東部のズワイガニ資源は2010年から回復傾向にあると分析。TACは13年450トン、14年520トン、15年1070トンと増枠されてきたが、先ごろさらに、14年の調査に基づき、15年TACを1400トンに期中見直しする提案を行ったところだ。道機船連では今回のこうしたロシア側の増枠提案の動きを挙げつつ、科学的根拠に基づいた「漁業者の納得のいくTAC設定を」と要請、さらにそれを前提とした「漁場価値の回復を期待したい」(原口聖二常務)としている。平成27年漁期のズワイガニTACは、例年のスケジュールだと4月の関係者意見交換会、パブリックコメントを経て、5月の水産政策審議会の答申を受け決定されることになっている。

 

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カニ密漁漁船の船主に賠償金支払いが命じられる

2015-03-17 18:49:49 | 日記

2015年03月16日 モスクワ発

[カニ密漁漁船の船主に賠償金支払いが命じられる]

............においてカニの密漁を行った........船”..........”の船主に対し、天然資源の損害の賠償として.............以上の支払いが命じられたと...........が発表した。
この裁判は、ロシア軍.........当局の起訴により開始された。
”.............”は、...........において...........のカニとその他水棲生物資源を許可なく違法に漁獲、ロシアFSB国境警備当局により拘束されていた。
なお、当該船主には、本件により、既に.................ルーブルの罰金が科せられている。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
http://kisenren.com
hokkaido@kisenren.or.jp
011-231-9281

 

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カニ密漁...........船船長に有罪判決

2015-03-17 18:45:34 | 日記

2015年03月16日 サハリン発

[カニ密漁...........船船長に有罪判決]

ロシアFSB...........国境警備局は、カニの密漁密輸を試みた容疑で、...........海域において拘束した..........船“.............."(.............)のロシア人船長に対し、............裁判所が有罪判決を下したと発表した。

“..............”はロシア排他的経済水域においてズワイガニ(オピリオ)............個体を違法に漁獲、所持していた。

なお、この密漁による天然資源への被害は.................ルーブルと見積もられている。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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金正恩が遠洋水産事業所の建設現場を現地視察

2015-03-17 18:02:38 | 日記

2015年03月16日 北朝鮮発

[金正恩が遠洋水産事業所の建設現場を現地視察]

北朝鮮の労働新聞は2015年3月14日、朝鮮労働党第一書記金正恩が“5月27日水産事業所”の建設場を現地指導したことを報道した。

同紙によると、東海(日本海)地区に建設されている“5月27日水産事業所”は、金正恩の発起によって建設される近代的な遠洋水産事業所とされる。

金正恩は、建設場を見て回りながら、主席金日成と総書記金正日は、近海でも遠洋でも操業を行うことが必要で、遠洋漁業を発展させるべきだと教えていると語り、主席と総書記の遺訓を貫徹してより多くの魚を軍人と人民に供給しなければならないと言及した。

また、正恩氏は建設場の全景を眺めながら、黄金の海の新しい歴史を創造するため、建設場全域が火の坩堝のように沸き上がるようにすべきだと加えた。

視察には、朝鮮人民軍総政治局長黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、人民武力部第1副部長ソ・ホンチャン、人民武力部副部長ギム・ジョングァンが同行した。

(関連過去情報)

2014年04月26日 モスクワ発
[金正恩が軍傘下“1月8日記念水産事業所”を視察]
朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩が、"1月8日水産事業所"の現地視察をしたとロシア業界紙は伝えた。
金正恩は、“1月8日水産事業所”の港湾施設、新造漁船、隣接する水産業従事者のための住居建設の進捗状況等を確認し、この事業所の成功へ向けスピーチを行った。

2014年01月08日 モスクワ発
[金正恩が軍に対して魚の供給の増加を命令]
ロシア水産業界紙は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、軍第534部隊に新設された近代的な水産物製品冷凍プラントを視察し、孤児院、小中学校のほか、特別養護老人ホームへの魚の供給を増加させるよう命令したと伝えた。
北朝鮮では昨年2013年12月にも、水産部門の活性化を目指して、漁業で模範を示した貢献者などを集めた会議が開かれた。
”人民軍水産部門熱誠者会議”と名づけられた会合には、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長や張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長など軍の関係者や漁業で模範を示した労働者らが出席し、金正恩が掲げる水産業活性化に向けた決意が確認された。
金正恩は、国内での水産物の生産に強い関心を示していて、漁業に特化した軍傘下の水産事業所の視察と指導を続けており、漁船、漁具等の寄贈も行っている。
また、金正恩は水産物の安定供給のため、繰り返し、大規模な栽培・養殖漁業の開発を提唱している。

2013年12月23日 韓国発
[金正恩が軍傘下の水産事業所を視察]
北朝鮮軍には時ならぬ”紅葉”ブームが起きている。
軍部隊傘下で働く”8月25日水産事業所”は1年で1,000トンの魚しか漁獲できなかったが、今年2013年は、5月からの6カ月間に4,000トンを生産する成果を上げた。
これは金正恩が5月に”紅葉号”と名付けた新しい漁船を与えたことが大きな役割をしたという主張を国営メディアが大々的に報じている。
労働新聞は”紅葉”と関連した論説を全面にわたり掲載し金正恩のおかげで水産事業所が魚を捕まえる成果を出したと主張した。
北朝鮮は12月21日に、平壌の軍部隊傘下で働く水産部門関係者を集め熱誠者会議も開催した。

2013年12月19日 韓国発 聯合ニュース
[金正恩が朝鮮人民軍へ漁船、魚探等を寄贈]
北朝鮮で張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長が処刑された後、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が軍人と住民の気持ちをつかむための活動を活発化している。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞は2013年12月19日、金第1書記が朝鮮人民軍のホ・チョルス所属部隊に漁船や魚群探知機、冷凍車などを贈ったと伝えた。
これは軍人の福利厚生を担う「後方事業」への関心を示すことが目的とみられる。
北朝鮮メディアは2013年12月16日にも、金第1書記が第313軍部隊の水産事業所を訪れ後方事業に強い関心を示したと報じた。
また、金第1書記は模範的な住民に感謝の言葉を積極的に伝えている。
労働新聞は、金第1書記が「党と首領への忠実さをもち、良いことをした労働者らに謝意を伝えた」と報じた。
今年は江原道の開墾事業や金日成総合大学の教育者住宅建設事業などの大型建設事業で模範的だった労働者や、重体の軍人の治療に当たった医療関係者らにも感謝の言葉が伝えられた。
韓国の専門家は「金第1書記は北朝鮮内部の動揺を収拾するため、しばらくは軍人と住民の生活に配慮する姿を見せようと努めるだろう」と話した。

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色丹島サンマ・パッカー“アストロブヌイ”を給与未払いで刑事捜査へ

2015-03-13 14:51:14 | 日記

2015年03月13日 サハリン発

[色丹島サンマ・パッカー“アストロブヌイ”を給与未払いで刑事捜査へ]

サハリン当局は、半年間、従業員に対して給与を未払いにしているサンマ・パッカー漁業コンビナート“アストロブヌイ”(Рыбокомбинат Островной)を刑事起訴すべく、その捜査を開始した。

当局は、“アストロブヌイ”が17名の従業員に対し、2014年6月期から翌2015年1月期までの間、賃金を支払わなかったとし、起訴へ向け証拠収集等の捜査活動を行っている。

(報告担当者 原口聖二: サプサン・グループの“アストロブヌイ”は2010年前後、日本漁船、或いは日本陸上からのサンマ調達に強い関心を示し、同社代表ユーリ・ベルキンは訪日を繰り返していた経緯にある。)

 (関連過去情報)

 2010年11月9日 日本経済新聞

[気仙沼の阿部長商店 水産加工品 ロシアに輸出]

年内メド、現地大手と合弁

阿部長商店(宮城県気仙沼市、阿部泰浩社長)は水産加工品のロシア輸出を始める。年内をメドに現地の水産加工大手と合弁会社を設立し、ロシア全土の食品スーパーで日本で製造した冷凍食品やレトルト食品を販売する。輸出拡大に向けて岩手県大船渡市に水産加工では東北最大級の新工場を稼動させた。人口減で国内市場が縮小するなか、新興国に活路を開く。
50億円投資 大船渡に新工場
ロシアの水産加工大手、サプサン・グループ(ユーリ・ベルキン)と現地での販売を手掛ける合弁会社、阿部長ユーロフード(モスクワ市)を設立する。阿部長とサプサンがそれぞれ10万ドル(約810万円)を出資する方向で調整している。サプサンは水産物の缶詰ではロシアで20%以上のシェアを握る。阿部長とはサンマなど缶詰原料の調達で取引がある。サプサンはロシア全土で自社の商品を販売しており、同社の販路に乗せて阿部長が日本で生産するサンマのかば焼きやカツオの煮物など加工食品を売り出す。ロシアでも所得水準の高いモスクワやサンクトペテルブルクなど西部に重点を置く。サプサンはドイツに子会社を持っており、将来は西欧諸国での販売も視野に入れる。阿部長は輸出向け商品の生産拡大を目的に、岩手県大船渡市に新工場を建設した。投資額は土地の購入費用を含め50円。現在は大船渡の近海でとれるサンマやサバを冷凍し、缶詰の原料などとしてロシアや中国に出荷している。来年1月には加工食品の製造も始める。同社の本社がある気仙沼の工場は沖合いでとれるマグロやカツオを使った商品の占める割合が大きい。大船渡の沿岸や魚種が豊富で、取扱品目を拡充する狙いがある。大船渡港が外貿コンテナ航路の寄港地となり、輸出しやすくなったことも立地の決め手になった。阿部長は中国・大連現地法人を設けるなど、新興国への輸出を強化している。背景には人口減と魚食離れによる国内市場の縮小がある。水産庁によると食用魚介類の国内消費量は2008年度に715万トンとピークだった20年前に比べ2割減った。一方、ロシアは経済成長が期待される新興国。魚介類を食べる習慣が根付いており、今後も消費量の増大が見込まれる。阿部長は1968年の設立。水産加工業のほか気仙沼市や南三陸町でホテルなど観光事業も手掛ける。2009年12月期の売上高は132億円。

 

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韓国市場 ロシア産ズワイガニの..........

2015-03-13 14:20:35 | 日記

2015年03月12日 韓国発

[韓国市場 ロシア産ズワイガニの..........が強化される]

ロシア漁業者の..........が..........し、ロシア産ズワイガニの..........を..........が強化している。今年2015年、ロシア海域のズワイガニの主漁場であるオホーツク海の..........が前年2014年の..........トンから..........し、 ..........となった。これにより、ズワイガニの韓国への..........は、..........レヴェルだったが、最近..........レヴェルへ..........している。ロシア産ズワイガニは、..........の理由で..........し、..........している。韓国関税庁..........によると、..........のロシア産ズワイガニ....................、..........には..........に過ぎなかった。ロシア漁業者の..........にともない、..........は..........から..........の間、..........を行うこととしている。ロシア産ズワイガニは、これまで..........されていたが、この期間中は..........されることになる。..........は、ロシア現地のズワイガニ漁業者と..........、..........した模様だ。また、..........も..........まで、..........している。特定の..........すると、..........される..........も同時に..........ている。..........は、ロシア漁業者の..........と..........の確保により、このような..........と語った。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
http://kisenren.com
hokkaido@kisenren.or.jp
011-231-9281

 

 

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