ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

沿海地方国境警備局が中国と北朝鮮の2国旗外国漁船を拘束”РШ6038”

2011-10-29 12:30:36 | 日記

2011年10月28日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局が中国と北朝鮮の2国旗外国漁船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局は、ロシア海域でイカの密漁を行った2国の旗を揚げた外国漁船を拘束したと発表した。
2011年10月24日、沿海地方国境警備局所属警備艇”Шкипер Гек”(シキペルゲク)は、中国と北朝鮮の2国の国旗を揚げた漁船”РШ6038”を2時間追跡した後、停船させた。
当局職員が”РШ6038”を検査したところ、冷凍イカ約8.5トン、冷凍ニシン1トン、そして少量のサケマスが発見されたが、ロシア排他的経済水域における、こららの漁業活動を認める許可証は所持していなかった。
”РШ6038”の乗組員19名は中国人と思われるが、全員がロシア語、英語がともに話せないため、船の所有者、母港は判別できていない。
当局は更なる調査のため、”РШ6038”をナホトカ港へ連行した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本海上保安庁巡視船“宗谷”がコルサコフへ寄港

2011-10-27 11:16:36 | 日記

2011年10月25日 モスクワ発
[日本海上保安庁巡視船“宗谷”がコルサコフへ寄港]
日本の海上保安庁巡視船“宗谷”が、実務訪問のため、サハリンのコルサコフへ寄港した。
ロシアFSBサハリン国境警備局によると、サハリンでのロ日間の国境警備演習は初めてで、日本側代表は第1管区海上保安本部長が務めている。
2011年10月25日、合同演習に参加するロ日両国の国境警備担当職員と乗組員は、船の技術や警備上の問題点について意見交換等をする。
また翌26日には、サハリン島南部のアニワ湾で、両国の巡視船やヘリコプターが参加し、合同演習が行われる。 
演習の目的は、密輸など海上での国境を越える犯罪行為阻止に向けた、共同作戦行動の技術向上等にある。
(以下参考過去情報)
2011年10月19日 サハリン発
[サハリン国境警備局がロシア人密漁者摘発で日本海上保安部へ謝辞]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、日本の海上保安部の協力に対し謝辞を述べたと発表した。
この2週間で、日本の海上保安部は、日本排他的経済水域においてカニの密漁を行なったロシア人船長の2隻のカンボジア旗船"UTSUKUSHII" と"SNAKE"を拘束した。
この2隻の船長はメルニコフとティモシェンコで両者とも、漁業を行なうための日本の農林水産大臣の許可を取得していなかった。
ロシアと日本の国境警備当局間の情報交換が、違法活動の取り締まりに有効なことを示す事例となった。
*日本海上保安部巡視船がコルサコフへ入港、2011年10月25日から同28日までの間、サハリン国境警備局との協力プログラムの実行を計画している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアFOC/IUU取締情報93“Русно”

2011-10-24 16:44:56 | 日記

2011年10月24日 サハリン発
[サハリン国境警備局がグルジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2011年10月20日、グルジアFOC船“Русно”(ルスナ)を拘束したと発表した。
2011年10月18日、当局所属哨戒機がテルペニヤ岬周辺のロシア排他的経済水域をパトロール中、“Русно”を発見し停船させた。
当局職員が“Русно”を検査したところ、専用漁具と約10トンの活カニが発見されたが、これらの漁業活動を認める許可証は所持していなかった。

(以下参考過去情報 "Русно"事件)
2009年08月11日 カムチャツカ発
[FSBカムチャツカ国境警備隊がグルジア旗密漁船を20時間追跡後拘束]
カムチャツカ沖合において、FSBカムチャツカ国境警備隊は、逃走するグルジア旗を掲げた密漁船を20時間にわたり追跡し、最終的に警告射撃を発砲し拘束した。
FSB北東管区国境警備局によると、この未確認漁船は、ベーリング海に配備された監視船"Аргал"(アルガル)の呼び出しに反応せず、無視をして、検査を回避するために全速で逃走を開始した。
その後20時間におよぶ追跡が行われ、現場へ向かったFSB所属航空機アントーノフ72が警告射撃を行い、未確認漁船を停止させた。
国境警備隊員が検査を行い、この漁船の船名は"Русно"(ルスナ)であり、グルジア船籍で、乗組員はロシア人であることが分かった。
"Русно"からは、カニを漁獲するための漁具と活カニが発見されたが、本船は漁業活動にかかる許可等を所有していなかった。
また、"Русно"の船長は、規定された航海日誌を記録しておらず、所定のチェックポイントも不通過だったとFSB北東管区国境警備局は指摘した。
"Русно"はさらに詳しい検査を受けるため、監視船"Аргал"により、ペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアFOC/IUU取締情報92"SNAKE"

2011-10-19 13:52:04 | 日記

2011年10月19日 サハリン発
[サハリン国境警備局がロシア人密漁者摘発で日本海上保安部へ謝辞]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、日本の海上保安部の協力に対し謝辞を述べたと発表した。
この2週間で、日本の海上保安部は、日本排他的経済水域においてカニの密漁を行なったロシア人船長の2隻のカンボジア旗船"UTSUKUSHII" と"SNAKE"を拘束した。
この2隻の船長はメルニコフとティモシェンコで両者とも、漁業を行なうための日本の農林水産大臣の許可を取得していなかった。
ロシアと日本の国境警備当局間の情報交換が、違法活動の取り締まりに有効なことを示す事例となった。
*日本海上保安部巡視船がコルサコフへ入港、2011年10月25日から同28日までの間、サハリン国境警備局との協力プログラムの実行を計画している。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアとカナダはIUU漁業と戦う

2011-10-16 20:09:18 | 日記

2011年10月14日 モスクワ発
[ロシアとカナダはIUU漁業と戦う]
ロシア連邦漁業庁はカナダとのIUU漁業防止にかかる覚書の準備をしていると発表した。
協定案は、カナダの港への陸揚、あるいは経由するロシア船の行動を対象としており、違法な漁業活動を未然に防ぐ対策と両国間の情報交換等が盛り込まれている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かに密漁 ロシア人船長を逮捕 NHK札幌放送局 2011年10月15日

2011-10-15 02:47:13 | 日記
無許可操業認めたロシア人船長釈放
北海道新聞(2011年10月16日)
「紋別」紋別海保は15日、日本の排地的経済水域(EEZ)内で無許可操業したとして、漁業主権法違反の疑いで13日に現行犯逮捕したロシア人でカンボジア籍船のティモシェンコ・ビアチェスラボビッチ船長(33)を釈放した。同海保によると、ビアチェスラボビッチ船長は「カニ漁をしていた」と容疑を認め、代理人が担保金提供の保証書を提出した。事実を認め担保金か保証書を出せば釈放する国連海洋法条約に基づく制度を適用した。

かに密漁 ロシア人船長を逮捕 NHK札幌放送局 2011年10月15日 http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7003253521.html
13日夜、紋別沖のオホーツク海で、かにを密漁していたとして、ロシア人の船長が紋別海上保安部に逮捕されました。
逮捕されたのは、カンボジア船籍の漁船の船長でロシア人のティモシェンコ・エブゲニイ・ビアチェスラボビッチ容疑者(33)です。紋別海上保安部によりますと、13日午後9時ごろ、紋別港の北東80キロ付近の日本の排他的経済水域で、かに漁をしていた不審な船を第一管区海上保安本部の航空機が見つけました。
巡視船が現場で調べたところ、密漁船とわかり、船長をその場で逮捕しました。
漁船には船長を含めロシア人9人、インドネシア人4人が乗り組んでいて、14日朝8時ごろに紋別港に入港しました。
船内からは、水槽に入ったズワイガニが見つかったということです。調べに対し船長は黙秘しているということで、海上保安部が船内を捜索するなど詳しく調べています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアとカンボジアの第1回FOC/IUU漁業防止協議が開催される

2011-10-11 14:07:37 | 日記

2011年10月11日 モスクワ発
[ロシアとカンボジアの第1回FOC/IUU漁業防止協議が開催される]
ロシアとカンボジアによる第1回目の水棲生物資源を対象としたIUU漁業防止に関する専門家会議がカンボジアのプノンペンで開催された。
この専門家会議には、ロシア側は代表団代表の連邦漁業庁副長官ファミン、ロシアFSB国境警備庁職員、カンボジア側は、船舶登録管理局長 Seng Lim Ney、内閣事務官、外務省職員、運輸省職員外が参加した。
カンボジアは、ロシア排他的経済水域で、最も多く拘束されている船の旗国の一つだ。
これらの船は公的許可なくロシア水域で、違法な漁業を行い、東南アジアの港へ製品を搬送しており、この活動による資源への損害額は年間500億ルーブル相当とされている。
専門家会議においてロシア側は、ロシア排他的経済水域におけるカンボジア旗商業船の違反船リストをカンボジア側へ提示し、双方はこの対策について協議、今後、関連情報を交換することで合意した。
また、双方は、国際海事機関へのカンボジア旗船の船舶登録の状況を、抹消手続きも含め、カンボジア側が、速やかにロシア側へ通報することに合意した。
加えて双方は、水棲生物資源の貨物輸送に関する協力について実務者グループを設置することと、ロシア側がこれらの問題に関する政府間協定書の準備をすることに合意した。
なお第2回目のFOC/IUU漁業防止協議はモスクワで行われ、開催日は別途調整されることとなった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアFOC/IUU取締情報91"Уцукусий"(美しい)

2011-10-04 13:57:18 | 日記

2011年10月04日 モスクワ発
[日本がロシア人カニ密漁船員を拘束する]
2011年9月29日から翌30日にかけて、日本排他的経済水域でカニの密漁を行ったとされるカンボジア旗小型商業船"Уцукусий"(美しい)が日本当局に拘束されたとイタルタスが伝えた。
"Уцукусий"の乗組員は全員ロシア人で、日本の排他的経済水域におけるカニの密漁容疑での拘束は初めての事例となる。
在札幌ロシア総領事館によると、現在、"Уцукусий"船長ウラジーミル・メリニコフ(60歳)は、稚内海上保安部から取り調べを受けており、乗組員6名は稚内港で拘束されている"Уцукусий"の船内にいる。
なお、日本の海上保安庁は、取り調べの中で、メリニコフが容疑を否認していると報告している。

(以下参考日本報道)

カニ密漁 ロシア人船長を逮捕
STV 2011年9月30日(金)「どさんこワイドひる」
http://www.stv.ne.jp/news/index.html
宗谷岬の沖合の日本の排他的経済水域でカニを密漁していたとして、ロシア人船長が逮捕されました。
逮捕されたのは、ウラジーミル・メルニコフ容疑者です。メルニコフ容疑者は、きょう午前0時前、宗谷岬の東およそ50キロの日本の排他的経済水域でカニを密漁していた疑いで、海上保安本部に現行犯逮捕されました。船からは毛ガニなどが見つかっていますが、メルニコフ容疑者は、「やっていない」と容疑を否認しているということです。

宗谷海峡のEEZ内でカニ籠漁疑い ロシア人船長を逮捕
北海道新聞 2011年9月30日(金)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/322029.html
【稚内】稚内海保は29日、宗谷海峡の日本の排他的経済水域(EEZ)内で無許可操業したとして、カンボジア船籍の貨物船「UTSUKUSHII」(30トン、乗組員6人)を差し押さえ(拿捕(だほ))、漁業主権法違反の疑いで船長でロシア人のウラジーミル・メリニコフ容疑者(60)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、29日夕、日ロ中間ラインから約15キロ日本側の、宗谷管内猿払村浜鬼志別沖の北東36キロ付近で、カニ籠漁を行った疑い。同海保によると、船内からカニは見つかったが、カニ籠は見つかっていない。メリニコフ容疑者は容疑を否認しているという。第1管区海上保安本部(小樽)の航空機がカニ籠を使っている同船を発見し、稚内海保の巡視船が現場に急行した。同海域では今年3、4月に外国船が設置したとみられるカニ籠が大量に見つかっており、関連も捜査する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする