2017年06月29日
産経新聞(ウラジオストク共同)
[日本調査団、択捉を視察 ロとの共同経済活動]
北方領土での日本とロシアの共同経済活動の実現に向け、長谷川栄一首相補佐官を団長とする官民調査団は29日、択捉島で調査を行った。水産、観光、エネルギー・インフラなどの専門分野のグループに分かれ、関連施設を視察し、事業の絞り込みを進めた。ロシア側関係者によると、エネルギー・インフラのグループはディーゼル発電所を訪れ、択捉島の電力供給事情の説明を受けた。ロシア側は新たな風力発電施設を建設するプロジェクトについて、日本企業の協力を求めた。この関係者によると、水産のグループは港湾施設や水産加工場を視察した。択捉島の水産加工会社ギドロストロイの幹部から事業説明があったという。
(関連過去情報)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/b9/5cfeff11dd3fc13d4c8a23d3a8669ce8.jpg)
2015年08月22日
サハリン発
[メドヴェージェフが択捉島ギドロストロイを視察 スケトウダラ製品サンプル試食]
ロシア首相メドヴェージェフは、2015年8月22日、全ロシア青年教育フォーラムに参加するため、サハリンから専用機で択捉島に到着した。
到着後、メドヴェージェフは、副首相兼極東連邦管区大統領全権代表トルトネフ、ロシア極東発展大臣ガルシカ、上院議員ベルホフスキー、サハリン州知事コジェミャコらと共に、地元大手“Гидрострой”(ギドロストロイ)の水産加工・養殖施設等を視察した。
なお、この視察では、いくつかのスケトウダラ製品サンプルの試食等が行われた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6c/abd6243a992177b6ef073bd3f1babc38.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/bb/d5e85cdf6ff8ce9fd0e1e8aa65cab825.jpg)
(参考過去報道 択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ)
2010年10月27日 共同通信
[択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ]
【モスクワ共同】北方四島の択捉島にあるロシアの水産加工会社ギドロストロイに、北海道のメーカーが製造したイクラ分離装置が日本の商社経由で納入され、加工場で使われてきたことが27日、分かった。同メーカーの技術者ら日本人2人が装置の整備のため、ロシアの査証を取得して24~26日に択捉島を訪問しており、日本外務省は「ロシアの管轄権を認めることにつながりかねない」と問題視している。
日本政府は日本人がロシアのビザを取得して北方四島を訪れたり、北方四島でロシアの法に従って経済活動を行うことは、ロシアの実効支配を認めることにつながるとして自粛を要請してきたが、実際には日本や第三国の国民による入域が絶えない。今回、新たに日本人の訪問や装置納入が判明したことで、原則がなし崩しになるとの懸念がさらに強まりそうだ。
外務省ロシア課は「ロシア側の枠組みに従って四島に渡航するのは問題。個別の状況を見て指導するかどうか決める」としている。
ギドロストロイは北方四島の基幹企業で、豊富な水産資源を基盤に急成長。同社によると、択捉島を管轄するクリール地区の税収の約8割を納めている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a7/a3d6b9287bb2e39cf17d893b850cc435.jpg)
(参考過去報道 択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告)
2013年8月14日 北海道新聞
「択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告」から抜粋
日本製も続々と
外国人がロシアの査証(ビザ)を取得して北方領土に入ることはロシアの主権を認めることになり認められない-との日本政府の立場は、一顧だにされていない。
日本政府の渡航自粛要請にもかかわらず、日本人の影もちらつく。ギドロストロイにはこれまで、イクラ分離装置など日本製の加工設備が導入され、多くの日本人技術者が島を訪れた。1990年代半ばに道内メーカーの設備の導入を仲介したというサハリンの男性は「高性能で、ギドロストロイに感謝された」と振り返る。
日本製の設備の水準の高さは、よく知られている。7月、ギドロストロイ系列の水産加工場レイドボは、北海道の水産加工設備メーカーから最新設備を導入した。このメーカーは、北海道新聞の取材に応じていない。
産経新聞(ウラジオストク共同)
[日本調査団、択捉を視察 ロとの共同経済活動]
北方領土での日本とロシアの共同経済活動の実現に向け、長谷川栄一首相補佐官を団長とする官民調査団は29日、択捉島で調査を行った。水産、観光、エネルギー・インフラなどの専門分野のグループに分かれ、関連施設を視察し、事業の絞り込みを進めた。ロシア側関係者によると、エネルギー・インフラのグループはディーゼル発電所を訪れ、択捉島の電力供給事情の説明を受けた。ロシア側は新たな風力発電施設を建設するプロジェクトについて、日本企業の協力を求めた。この関係者によると、水産のグループは港湾施設や水産加工場を視察した。択捉島の水産加工会社ギドロストロイの幹部から事業説明があったという。
(関連過去情報)
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2015年08月22日
サハリン発
[メドヴェージェフが択捉島ギドロストロイを視察 スケトウダラ製品サンプル試食]
ロシア首相メドヴェージェフは、2015年8月22日、全ロシア青年教育フォーラムに参加するため、サハリンから専用機で択捉島に到着した。
到着後、メドヴェージェフは、副首相兼極東連邦管区大統領全権代表トルトネフ、ロシア極東発展大臣ガルシカ、上院議員ベルホフスキー、サハリン州知事コジェミャコらと共に、地元大手“Гидрострой”(ギドロストロイ)の水産加工・養殖施設等を視察した。
なお、この視察では、いくつかのスケトウダラ製品サンプルの試食等が行われた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6c/abd6243a992177b6ef073bd3f1babc38.jpg)
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(参考過去報道 択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ)
2010年10月27日 共同通信
[択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ]
【モスクワ共同】北方四島の択捉島にあるロシアの水産加工会社ギドロストロイに、北海道のメーカーが製造したイクラ分離装置が日本の商社経由で納入され、加工場で使われてきたことが27日、分かった。同メーカーの技術者ら日本人2人が装置の整備のため、ロシアの査証を取得して24~26日に択捉島を訪問しており、日本外務省は「ロシアの管轄権を認めることにつながりかねない」と問題視している。
日本政府は日本人がロシアのビザを取得して北方四島を訪れたり、北方四島でロシアの法に従って経済活動を行うことは、ロシアの実効支配を認めることにつながるとして自粛を要請してきたが、実際には日本や第三国の国民による入域が絶えない。今回、新たに日本人の訪問や装置納入が判明したことで、原則がなし崩しになるとの懸念がさらに強まりそうだ。
外務省ロシア課は「ロシア側の枠組みに従って四島に渡航するのは問題。個別の状況を見て指導するかどうか決める」としている。
ギドロストロイは北方四島の基幹企業で、豊富な水産資源を基盤に急成長。同社によると、択捉島を管轄するクリール地区の税収の約8割を納めている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a7/a3d6b9287bb2e39cf17d893b850cc435.jpg)
(参考過去報道 択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告)
2013年8月14日 北海道新聞
「択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告」から抜粋
日本製も続々と
外国人がロシアの査証(ビザ)を取得して北方領土に入ることはロシアの主権を認めることになり認められない-との日本政府の立場は、一顧だにされていない。
日本政府の渡航自粛要請にもかかわらず、日本人の影もちらつく。ギドロストロイにはこれまで、イクラ分離装置など日本製の加工設備が導入され、多くの日本人技術者が島を訪れた。1990年代半ばに道内メーカーの設備の導入を仲介したというサハリンの男性は「高性能で、ギドロストロイに感謝された」と振り返る。
日本製の設備の水準の高さは、よく知られている。7月、ギドロストロイ系列の水産加工場レイドボは、北海道の水産加工設備メーカーから最新設備を導入した。このメーカーは、北海道新聞の取材に応じていない。