ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報 43"SYOEUI"

2010-07-30 10:25:15 | 日記
2010年07月25日 サハリン発
[南クリール地区裁判所が違法国境横断のFOC船長に有罪判決]
南クリール地方裁判所は、シエラレオネ船籍SYOEUIの船長ムルサロフに対して、ロシア国境の違法横断で有罪判決を下した。
外国船籍SYOEUI(船主Sea Eagles Co.Ltd.社 母港フリータウン)のロシア人船長ムルサロフは、今年5月6日、国後島と、花咲港、網走港との間を違法に横断しようとした。
SYOEUIは国境警備局の呼び出しに応じず、ロシア領海から逃走し、警告射撃を受けようやく停船、税関当局職員の乗船検査を受けた。
SYOEUIの船内からは7.5トンの活ウニが発見されたが、この活動を認める許可を所持していなかった。
これらの漁獲、輸送の許可を受けていない水棲生物資源は、全て海中に還元され、国家への損害は未然に防がれた。
法廷で船長ムルサロフは、罪を認め、日本の一つの港から、もう一つに港へ移動する際、ロシアの領海へ違法に立ち入ったと説明した。
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ロシアFOC/IUU取締情報 42"Флинт"Ронд"Гера"Бонд"Норд"

2010-07-30 10:21:15 | 日記
2010年07月20日 カムチャッカ発
[ロシアFSB北東管区国境警備局2010年5月-6月期商業船拘束情報]
ロシアFSB北東管区国境警備局(ペトロパブロフスクカムチャツキー)は今年5月-6月期の活動における拘束船を次のとおり発表した。

1  2010年06月28日
船名 ТР "Ронд" (TRタイプ ロンド) カンボジア旗
船主 "India Maritime Investors Inc."社  プノンペン           
内容 所属警備艇“Антиас"(アンテイアス)がパトロール中、オホーツク海において"Ронд"を発見し検査したところ、違法な活カニ等を所持していたためこれを拘束した。

2 2010年06月20日
船名 МТР "Гера"(MTRタイプ ゲラ) パナマ旗
船主 "Хочси Шиппинг"(ハチシ シッピング)社 パナマ
内容 所属警備艇“ППС-818”(PPS-818)がオホーツク海をパトロール中、"Гера"を発見、停船させ臨検をおこなったところ、船内に、110トンのアブラガニ等のカニ製品を違法に所持していた。

3  2010年06月11日
船名 "Asadara" カンボジア旗
船主  不明 プノンペン
内容 所属警備艇"Аргал"(アルガル)が6月10日、ベーリング海をパトロール中、呼び出しに応じない"ASADARA"発見した。"ASADARA"は逃走を開始し"Аргал"の追跡を振り切ろうとしたため、FSBは所属機アントーノフ72を発進させ追跡に合流させた。更に"ASADARA"が、アントーノフ72のラヂオ呼び出しや、シグナルにも応答しなかったため、3度の警告射撃をし、逃走から19時間後にようやく停船をさせ、"Аргал"の検査へ向かわせた。"ASADARA"の船内からは、水産物が発見されたが、これらの漁労、商業活動を認める許可証を所持していなかった。

4  2010年06月10日
船名 "Malli"  カンボジア旗
船主  不明 プノンペン
内容 所属警備艇"Аскольд Пынько"(アスコルド ピンコ)が、6月10日、オホーツク海をパトロール中、"Malli"を発見し、呼び出したが、これに応じず、全速力で逃走を開始した。"Аскольд Пынько"は2時間以上、この不明船を追跡、逃亡した船長を納得させ検査をした。"Malli"の船内からは約15トンのカニ製品が発見されたが、この漁労、商業活動を満たす許可を所持していなかった。

5  2010年06月04日
船名 ТР "Флинт"(TRタイプ フリント) カンボジア旗
船主 "Ocean Breeze Marine Limited"社 プノンペン
内容 所属警備艇"Воровский"(ヴォロフスキイ)は6月3日、"Флинт"を発見し、停船させ検査したところ、"Флинт"の船内には、電子制御可能な専用漁具と活カニ施設があり、70トン以上のタラバガニ製品等が発見されたが、これらの経済活動を満たす許可証は所持していなかった。

6  2010年05月27日
船名 ЯМС"Восток - 1"(YaMSタイプ ヴォストーク-1) ロシア旗
船主 "Восток - 1"(ヴォストーク-1)社 ナホトカ
内容 5月26日、ロシア領海において37トン以上のマダラと700kgのオヒョウを漁獲した、ナホトカ根拠延縄漁船"Восток-1" を、漁業法および環境関連法違反で拘束した。

7  2010年05月14日
船名 "Алто"(アルト) パナマ旗
船主 "PS Marin Corp"社 パナマ
内容 国境警備艇"Аскольд Пынько"(アスコルド ピンコ)は、5月14日ベーリング海を、FSB所属哨戒機とともにパトロール中、"Алто"を発見した。担当官が検査したところ、"Алто"からは魚製品が発見されたが、その商業活動には、極東漁業規則、環境関連法律等に照らし多くの違反があった。

8  2010年05月12日
船名 ТР "Бонд"(TRタイプ ボンド) パナマ旗
船主 "K.H. Marine S.A"社 パナマ
内容 冷凍魚を運搬していたが、その商業活動を満たす許可を受けておらず、チェックポイントで拘束した。

9  2010年05月03日
船名 "Норд"(ノルド) カンボジア旗
船主 "Maxwell Technology Development Limited"社 プノンペン
内容 所属警備艇"Сахалин"(サハリン)がオホーツク海をパトロール中"Норд"を検査したところ、25トンの活カニが発見されたが、これらの活動に関する許可証等、必要書類が不備だった。

10 2010年05月03日
船名 "Зюйд"(ズイド) カンボジア旗
船主 "Pharos maritime PTE LTD"社 プノンペン
内容 所属警備艇"Сахалин"(サハリン)がオホーツク海をパトロール中"Зюйд"を検査したところ、船内に活魚施設を装備、約40トンの活カニ等の製品を所持していたが、これらの活動に関する許可証等、必要書類が不備だった。
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韓露IUU漁業防止協定7月15日発効

2010-07-16 15:58:49 | 日記
2010年07月16日 韓国発
[韓露IUU漁業防止協定7月15日発効]
昨年2009年12月の韓露漁業委員会で締結された、大韓民国とロシア連邦の政府間によるIUU漁業防止に関する協定が、昨日7月15日発効した。
韓国農林水産食品部によれば、昨年の協定締結以後、両国水域で漁獲された水産物の貿易手続きに対して告示を用意し、ロシア連邦政府との履行に関する協議を終えていた。
両国は協定で、漁船および入港可能港湾目録などに関する情報を共有、ロシア産水産物を積んだ船舶が入港できる港湾は、束草(ソクチョ)港、東海(日本海)・墨湖(モッコ)港、浦項(ポハン)港、蔚山港(ウルサン)、甘泉(カムチョン)港等へ決めた。
また、ロシア産水産物を積んだ漁船が、韓国港湾に入港しようとする場合、水産物品質検査員に対して入港予定24時間前に申請をする必要があり、これがロシアから提供された輸出情報と一致する場合にだけ入港が許可される。
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ロシアFOC/IUU取締情報41"Элиант"Севен"

2010-07-10 13:50:25 | 日記
2010年07月10日 モスクワ発
[サハリン国境警備局がオホーツク海において2隻の密漁密輸船を拘束]
ロシア極東のオホーツク海において、国境警備局が2隻のカンボジア旗密漁密輸船"Элиант" (エリアント)と "Севен"(セブン)を拘束した。
この2隻はアジア船籍にもかかわらず、乗組員はロシア人とウクライナ人で構成されていた。
ロシアFSBサハリン国境警備局が7月8日、オホーツク海排他的経済水域をパトロール中、"Элиант"を発見、これを検査したところ、13トンの活カニを所持していた。
また、同様に当局が"Севен"を発見、検査したところ、62トン以上の水産物製品を所持していた。
しかしながら、この2隻は、以上の漁労、運搬等の経済活動の許可を取得していなかった。
なお、プノンペンを母港とするこの2隻、"Элиант"の乗組員14名はロシア人とウクライナ人、"Севен"の乗組員17名は全員ロシア人だった。
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ロシアFOC/IUU取締情報40 "Ронд"

2010-07-02 13:19:26 | 日記
2010年07月02日 カムチャツカ発

[北東管区国境警備局がオホーツク海においてカンボジア旗商業船を拘束]

ロシアFSB北東管区国境警備局所属警備艇“Антиас"(アンテイアス)がパトロール中、オホーツク海においてカンボジア旗商業船を発見し検査したところ、違法な活カニ等を所持していたためこれを拘束した。

この違法な活動をしていた商業船の母港はプノンペン、船名 "Ронд" 、乗組員はロシア人と判明した。

"Ронд" は更なる検査のため、当局によりペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
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ロシアFOC/IUU取締情報39”Snaike“Mariner”

2010-07-02 13:17:17 | 日記
2010年06月24日 サハリン発

[サハリン国境警備局が2隻のカンボジア旗商業船を拘束]

ロシアFSBサハリン国境警備局は、ロシア海域における水棲生物資源の密漁密輸で、2隻のカンボジア旗商業船を拘束した。

6月18日、サハリン国境警備艇が、アニワ湾南東海域をパトロール中、カンボジア旗商業船を検査したところ、違法な1,600kgのカニ製品、250kgのニシン、スケトウダラが発見された。

この違法な活動をしていた商業船は母港プノンペン、船名”Snaike”乗組員14名は全員ロシア人と判明、当局はこれを拘束した。

また、6月20日、当局は、別のカンボジア旗商業船を拘束した。

この別のカンボジア旗商業船の船名は“Mariner”で、12トンの違法なズワイガニを所持しており、同様に乗組員は14 名で全員ロシア人だった。

この“Mariner”は、今年3月にも違法な商業活動を行いサハリン国境警備局に拘束されている。


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