ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

韓中FTAからIUU漁業防止条項脱落

2015-08-29 19:07:37 | 日記
2015年08月29日
[韓中FTAからIUU漁業防止条項脱落]

中・ペルー、韓・ペルーFTAでは含まれる 譲歩除外魚種もでたらめ 国会批准時に争点なる見込み
中国がペルーと自由貿易協定(FTA)を結ぶ時には協定に含ませ、韓国には除外した条項がある。違法・無報告・無規制漁業(IUU/Illegal,Unreported,Unregulated Fishing)を防止する条項だ。国会が韓中FTA批准同意案の審査を本格化する中、協定からIUU条項を脱落させたことに対し批判が高まっている。政府は、中国漁船の不法操業に対応するため、関連魚種を市場開放の恩恵から除外したとするが、魚種の選定も杜撰だった。
IUU関連の各国のFTA条項を調べると、中国とペルーの協定にはIUU防止が両国合意事項に含まれている。韓国とペルー、オーストラリア、ニュージーランドとの協定にも関連条項は盛り込まれた。ところが、違法漁業問題が最も深刻な中国との協定には、この内容を盛り込めなかった。海洋水産部は中国の違法操業による韓国漁業の被害額を年間2900億~4300億ウォン(約290億~430億円、2012年基準)と推算している。稚魚など未来の水産資源を考慮すれば、被害額を年間1兆2000億~2兆5000億ウォン(約1200億~2500億円)と見積もる研究もある。
韓国政府は違法操業の魚種に対し、韓中協定で追加市場開放の恩恵を与えない“譲歩除外”方式で、事実上の交易拡大防止をしたと説明する。だが、関連魚種の選定が綿密な検討と厳しい交渉の結果であるのか政府資料でははっきりせず、疑問が残る。
海洋水産部がチェ・ジェチョン議員(新政治民主連合)に提出した資料によると、政府は交渉当時に海水部と木浦(モクポ)水産協同組合の資料を魚種選定の根拠資料として活用したという。漁業管理団や海上警察が押収した違法漁獲物関連資料だ。ここには違法操業魚種としてイシモチ、タチウオ、サワラ、ヒラメ、メバルなど10種が提示されている。だが昨年11月に政府が交渉妥結後に不法操業理由で譲歩除外したと報道資料で明らかにした魚種は8種だった。イシモチ、タチウオなど5種は根拠資料通り入っていたが、サワラやイカなど5種は抜け落ち、ガンギエイ、タイ、カレイが新たに追加されていた。
チェ議員が違法操業理由で譲歩除外した水産物品目の再提出を求めると、内容がまた変わった。政府は6魚種を提示したが、イカが再び入り、ガンギエイ、タイ、カレイは抜けた。政府関係者は「サワラは中国からの輸入がほとんどない理由などで譲歩除外から抜け落ち、ガンギエイは違法操業の可能性もあったので昨年はこう分類された」と釈明した。また「IUU条項は宣伝的意味に過ぎず、韓中協定には『健全な水産物の貿易活性化』という表現があり、より強力な効果がある」と反論した。
これに対しチェ議員は「交渉の土台にする木浦水産協同組合資料は中国と国内違法漁獲物を区分せず集計するなど、当初の根拠が不十分だったのが実情だ。特別委を設け不十分な交渉を検証する」と明らかにした。
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第10回ロシア国際漁業者会議が開催される

2015-08-28 21:47:38 | 日記
2015年08月27日
モスクワ発
[第10回ロシア国際漁業者会議が開催される]
ロシア漁業庁は、2015年8月27日、ウラヂオストクにおいて第10回ロシア国際漁業者会議が開催され、同日、その本会議が行われたと発表した。
今回の会議のテーマは、“水棲生物資源の配分と規則 その問題点と改善方法”となっている。
2018年に漁獲割当の更新を迎えるにあたり、2004年12月20日付漁業と水棲生物資源保護に関する法律にかかる漁獲割当の配分の効率化のための改正草案が提出されており、出席したロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、これまで同様、漁業実績に応じた“歴史的原則”を維持することが、漁業分野への投資環境を良好にすると語り、その配分される期間も現行の10年間から25年間に長期化する計画で、更なる発展が見込まれると言及した。
なお、この会議には、ロシアの様々な地域の代表者に加え、米国、カナダ、中国、日本、ノルウェー、ドイツ、デンマークなど9ケ国の関係者が参加している。
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ロシア副首相ロゴジン“腹切りツイート”

2015-08-24 22:33:50 | 日記
2015年08月24日
Twitter  2015年8月23日12:28
[ロシア副首相ロゴジン“腹切りツイート”]
Dmitry Rogozin @DRogozin
Deputy Prime Minister of Russia. Deputy Head of the Military-Industrial Commission. Special Envoy of the President. PhD. For tweets in Russian follow @Rogozin
“If they were real men, following the tradition they would commit a hara-kiri and calm down at last. All they're doing is making noise”
http://t.co/jktqX2DV2X
“Medvedev visited Kuril Islands despite Japan's protests”

Были бы они настоящими мужиками, сделали бы по традиции себе харакири и успокоились бы, наконец. А только шумят
rbc.ru/rbcfreenews/5

(関連情報)
「日本人なら切腹して静かに」=首相択捉訪問、抗議に不快感―ロ副首相
時事通信 8月24日(月)18時22分配信
【モスクワ時事】ロシアのロゴジン副首相は、メドベージェフ首相による22日の北方領土・択捉島訪問を受けた日本政府の抗議に不快感を示し、「切腹」という言葉を用いて、日本人は静かにすべきだと主張した。
23日夜、自身のツイッターに投稿した。
ロゴジン副首相は「真の(日本の)男なら、伝統に従ってハラキリをして落ち着いたらいい。今は騒いでばかりいる」とやゆした。
岸田文雄外相は22日、アファナシエフ駐日ロシア大使を外務省に呼んで「訪問は日本の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つけるもので、極めて遺憾だ」と抗議。ロシア外務省は「日本は第2次大戦の結果に反対し続けている」と反論した。
メドベージェフ首相の極東訪問に際し、ロゴ
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第31回ロ日漁業委員会の結果に基づき研究機関が共同でクジラ調査を行う 2つのステージを設定

2015-08-24 22:10:17 | 日記
2015年08月23日
ウラヂオストク発
[第31回ロ日漁業委員会の結果に基づき研究機関が共同でクジラ調査を行う 2つのステージを設定]
ロシア太平洋海洋漁業研究所チンロセンターはオホーツク海のクジラ資源の評価等のため、日本と共同で調査研究を行っていると発表した。
オホーツク海には重要で大きなクジラ資源が存在しており、ロシアは公海部分を含めた調査研究を日本と長期間にわたり協力して行ってきた経緯にある。
今回の調査は、昨年2014年12月のロ日漁業委員会第31回会議の結果に基づき、同研究所所属科学調査船“Владимир Сафонов”(ウラヂミル・サフォーノフ)を投入、2つのステージを設定して行われている。
第1ステージは、8月、日本の水産総合研究センターと協力し、国際捕鯨委員会で採択された方法で海産哺乳類を調査算定、第2ステージとして同月後半から9月初めまでは、クジラ類の目視調査を継続し、独自方法で調査算定を行うことになっている。
なお、大型クジラ類のロシアの商業漁業が終了した現在、海産哺乳類の研究はほとんど行われておらず、この調査研究は大変意義あるものと位置づけられている。
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ロシア太平洋サケマス漁獲量(2015年8月24日)

2015-08-24 22:10:00 | 日記
2015年08月25日
モスクワ発
[太平洋サケマス漁獲量が約・・・・・・・・・トンとなる(8月24日)]
今年2015年漁期開始から同年8月24日までの極東地方における太平洋サケマスの生産量は、約・・・・・・・・・トンとなった。直近奇数年2013年同期を・・・・・・・・・ている。
この生産・・・・・・・・・は・・・・・・・・・の・・・・・・・・・である。
今年2015年漁期開始から同年8月24日までの生産量において、・・・・・・・・・トンをカムチャツカ地方が占め、同比較で・・・・・・・・・%、・・・・・・・・・トン・・・・・・・・・ている。
サハリン州は、・・・・・・・・・、・・・・・・・・・ている。
なお、このほかの地方の生産量は、ハバロフスク地方2万9,000トン、沿海地方5,500トン等となっている。

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ロシア漁業庁が今漁期の第1回目のサンマ操業会議を開催(8月23日)

2015-08-24 22:08:20 | 日記
2015年08月24日
モスクワ発
[ロシア漁業庁が今漁期の第1回目のサンマ操業会議を開催(8月23日)]
ロシア漁業庁は、同庁副長官ソコロフが議長となり、通信を利用した、今年2015年漁期の第1回目のサンマ操業にかかる会議を開催した。
この会議には、極東地方の漁業地域管理局、地方行政、研究機関の代表者らが出席した。
ロシア漁船による今年2015年漁期開始から同年8月23日までのサンマ漁獲量は・・・・・・・・・トンで、前年同期を・・・・・・・・・%、・・・・・・・・・トン・・・・・・・・・いる。
また、この約・・・・・・・・・トンの内、約・・・・・・・・・トンが・・・・・・・・・水域、残りの約・・・・・・・・・トンが・・・・・・・・・で生産された。
なお、漁業協定に基づき、・・・・・・・・・水域において、韓国漁船約・・・・・・・・・トン、日本漁船が約・・・・・・・・・トンを生産している。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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ロシア 韓国・北朝鮮の港への入港自粛を勧告

2015-08-24 21:51:45 | 日記
2015年08月24日
モスクワ発
[ロシア 韓国・北朝鮮の港への入港自粛を勧告]
ロシア漁業庁は、同庁沿海地方管理局が、韓国、北朝鮮双方による砲撃で朝鮮半島の緊張が高まっていることから、ロシア関係団体を通じ、所属船舶に対して、両国への入港を自粛するよう勧告したと発表した。
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メドヴェージェフが択捉島ギドロストロイを視察 スケトウダラ製品サンプル試食

2015-08-23 05:08:19 | 日記
2015年08月22日
サハリン発
[メドヴェージェフが択捉島ギドロストロイを視察 スケトウダラ製品サンプル試食]
ロシア首相メドヴェージェフは、2015年8月22日、全ロシア青年教育フォーラムに参加するため、サハリンから専用機で択捉島に到着した。
到着後、メドヴェージェフは、副首相兼極東連邦管区大統領全権代表トルトネフ、ロシア極東発展大臣ガルシカ、上院議員ベルホフスキー、サハリン州知事コジェミャコらと共に、地元大手“Гидрострой”(ギドロストロイ)の水産加工・養殖施設等を視察した。
なお、この視察では、いくつかのスケトウダラ製品サンプルの試食等が行われた。



(関連過去情報)

2013年12月04日
一般社団法人北洋開発協会
[日本企業“NIKKO”の南千島等ロシアにおける成功]

日本企業“NIKKO”のロシア現地代表マキシム・スクリヤン(Максим СУКЛИЯН)は、ロシア水産業界紙からのインタァヴューで、南千島等ロシアにおける成功の歴史について語った。
その中で、特に、サケマスの加工、魚卵の分離にかかる“NIKKO”の設備の能力の高さは、他社の追従を許さないとスクリヤンは強調した。
また、スクリヤンは、国後島の”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリルスキー・ルイブコンビナート)や、択捉島の“Гидрострой”(ギドロストロイ)等のクライアントからも、“NIKKO”の水産加工設備に対する極めて高い評価を確認していると言及した。

(参考過去報道 択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ)
2010年10月27日 共同通信
[択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ]
【モスクワ共同】北方四島の択捉島にあるロシアの水産加工会社ギドロストロイに、北海道のメーカーが製造したイクラ分離装置が日本の商社経由で納入され、加工場で使われてきたことが27日、分かった。同メーカーの技術者ら日本人2人が装置の整備のため、ロシアの査証を取得して24~26日に択捉島を訪問しており、日本外務省は「ロシアの管轄権を認めることにつながりかねない」と問題視している。
日本政府は日本人がロシアのビザを取得して北方四島を訪れたり、北方四島でロシアの法に従って経済活動を行うことは、ロシアの実効支配を認めることにつながるとして自粛を要請してきたが、実際には日本や第三国の国民による入域が絶えない。今回、新たに日本人の訪問や装置納入が判明したことで、原則がなし崩しになるとの懸念がさらに強まりそうだ。
外務省ロシア課は「ロシア側の枠組みに従って四島に渡航するのは問題。個別の状況を見て指導するかどうか決める」としている。
ギドロストロイは北方四島の基幹企業で、豊富な水産資源を基盤に急成長。同社によると、択捉島を管轄するクリール地区の税収の約8割を納めている。



(参考過去報道 択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告)
2013年8月14日 北海道新聞
「択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告」から抜粋
日本製も続々と
外国人がロシアの査証(ビザ)を取得して北方領土に入ることはロシアの主権を認めることになり認められない-との日本政府の立場は、一顧だにされていない。
日本政府の渡航自粛要請にもかかわらず、日本人の影もちらつく。ギドロストロイにはこれまで、イクラ分離装置など日本製の加工設備が導入され、多くの日本人技術者が島を訪れた。1990年代半ばに道内メーカーの設備の導入を仲介したというサハリンの男性は「高性能で、ギドロストロイに感謝された」と振り返る。
日本製の設備の水準の高さは、よく知られている。7月、ギドロストロイ系列の水産加工場レイドボは、北海道の水産加工設備メーカーから最新設備を導入した。このメーカーは、北海道新聞の取材に応じていない。

(関連過去情報 ソコロフが国後島で日本企業“NIKKO”の水産加工設備を視察)
2013年08月29日 一般社団法人北洋開発協会
[副長官ソコロフが国後島で日本企業“NIKKO”の水産加工設備を視察]
ロシアの水産業界紙は、2013年8月28日、サハリン州へ出張中のロシア漁業庁副長官ソコロフが国後島を訪問し、*日本企業“NIKKO”の水産加工設備を有する”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリルスキー・ルイブコンビナート)を視察したと伝えた。
視察には、サハリン州副知事カレプキンらも同行、同コンビナート代表コロブコフがこれに対応した。
コロブコフは代表団に対して、日本企業“NIKKO”の完全に自動化された加工設備を説明した。
(*日本企業“NIKKO”のロシア向けホームページから概要抜粋)
ロシア市場での最初のステップは2008年に始まった。ロシアの条件の下で“NIKKO”をテストするための最初のプラットフォームは、”Южно-Курильский рыбокомбинат”だった。
2008年5月、サケマスNAG-501連続処理設備を”Южно-Курильский рыбокомбинат”へ送り込み、同年夏からテストを開始した。
同年はシーズンを通じて“NIKKO”の技術専門家が作業を分析、必要な機器の変化を与えた。
このシーズン、その技術と管理で”Южно-Курильский рыбокомбинат”は、最高の業績をあげた。
2008年12月には、モスクワで開催された見本市“РЫБПРОМЭКСПО-2008”(ルイブプロムエクスポ-2008)に参加し、その場で”Южно-Курильский рыбокомбинат”との継続契約を締結、ロシアでの地位を確立した。
(国際漁業対策事業部 原口聖二)

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ロシア漁業庁本部においてサハリン州カラフトマス協議

2015-08-23 05:02:41 | 日記
2015年08月20日
モスクワ発
[ロシア漁業庁本部においてサハリン州カラフトマスの・・・・・・・・・が協議される]
ロシア漁業庁は、2015年8月20日、本部とサハリン州を通信で結び、今年2015年漁期の同州のカラフトマスの・・・・・・・・・を協議したと発表した。
今漁期開始から同年8月17日までのサハリン州のカラフトマス生産量は・・・・・・・・・トンで、サハリン海洋漁業研究所サフニロは、・・・・・・・・・で終漁する可能性を示唆した。
これは直近奇数年2013年同期の・・・・・・・・・である。
しかし、これに先立って同年8月3日、同研究所は、その・・・・・・・・・資源評価から、同年・・・・・・・・・以降、・・・・・・・・・に来遊があり、・・・・・・・・・に近づく可能性を排除していない旨を発表していた経緯にある。
同研究所は、・・・・・・・・・、カラフトマスの魚群探査のため・・・・・・・・・に所属調査船“・・・・・・・・・”(・・・・・・・・・)を沖合に投入した。
これらの調査では、漁期後半、サハリン州南部への大きな来遊・・・・・・・・・、特に・・・・・・・・・は・・・・・・・・・状況にあることが確認された。
同研究所は、現時点において、・・・・・・・・・を特定するのは困難だが、・・・・・・・・・があったとの仮説を立てている。
同年8月19日、サハリン州遡河性魚種生産管理委員会は、・・・・・・・・・したものの、資源再生産のための産卵行動等を保護するため、・・・・・・・・・決定している。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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ロシアFOC/IUU取締情報214”Adexe Primero”

2015-08-20 13:46:06 | 日記

ロシアFOC/IUU取締情報214”Adexe Primero”
2015年08月20日
ムルマンスク発
[カニ密漁スペイン船”Adexe Primero”船長に罰金51万5,169ルーブル]
ムルマンスクのオクチャブリスキー地区裁判所は2015年8月19日、バレンツ海でカニの密漁を行いロシア当局により拘束されたスペイン船”Adexe Primero” のスペイン人船長ブランコ・ガルシア・エリアス(Бланко Гарсия Элиас)に対し、行政刑罰として罰金51万5,169ルーブルを科す判決を下した。
この判決では当該船舶の没収は免れた。
同年7月16日、ロシアFSB西部北極地域国境警備局所属警備艇”Тверь”(トヴェリ)が、バレンツ海ロシア排他的経済水域において、”Adexe Primero”をカニ密漁容疑で拘束、その後ムルマンスクへ連行した経緯にある。

(関連過去情報)

2015年08月04日 ムルマンスク発
[カニ密漁スペイン船”Adexe Primero”の保証金が計222万8,000ルーブルとなる]
ムルマンスクのオクチャブリスキー地区裁判所は2015年8月4日、バレンツ海でカニの密漁を行い拘束されていたスペイン船”Adexe Primero”解放のための保証金について、再拘束の2次的算出があり計222万8,000ルーブルとする決定を行ったと報じられた。
”Adexe Primero”の船主“Mariscos Polar SL”社は、船の解放を求め、同裁判所が、139万9,000ルーブルの保証金でこれを解放する決定を同年7月31日下していた経緯にある。

2015年08月03日 ムルマンスク発
[ムルマンスク裁判所はカニ密漁スペイン船”Adexe Primero”を保証金で解放する]
2015年7月16日、ロシアFSB西部北極地域国境警備局所属警備艇”Тверь”(トヴェリ)は、バレンツ海ロシア排他的経済水域において、スペイン船”Adexe Primero”をカニ密漁容疑で拘束、その後ムルマンスクへ連行した。
”Adexe Primero”のスペイン人船長ブランコ・ガルシア・エリアス(Бланко Гарсия Элиас)は、NEAFC規制海域をまたいでいないと主張しているが、当局はロシア領海に入り込み、バレンツ海の禁止区域でカニを密漁したとしている。
”Adexe Primero”は、このスペイン人船長、ほか船員ロシア人14名、ウクライナ人8名、そしてモルドバ共和国人6名で構成されていた。
拘束された後、”Adexe Primero”の船主“Mariscos Polar SL”社は、船の解放を求め、ムルマンスクのオクチャブリスキー地区裁判所が、139万9,000ルーブルの保証金でこれを解放する決定を同年7月31日下した。
しかし、”Adexe Primero”は、別の船名と船籍で、同一の船長と、一部、同じ乗組員のもと、バレンツ海ばかりでなく極東太平洋海域でも密漁を行っていたとされ、一連の事件はまだ終わっていない。

2015年07月24日 ムルマンスク発
[スペイン船”Adexe Primero”は密漁を繰り返していた 極東海域でも]
ロシアFSB西部北極地域国境警備局所属警備艇”Тверь”(トヴェリ)が、バレンツ海ロシア排他的経済水域でカニの密漁をおこなった容疑でムルマンスクへ連行した、スペイン船”Adexe Primero”は、違反を繰り返していた船であることが分かったと当局が明らかにした。
”Adexe Primero”は、別の船名と船籍で、同一の船長と、一部、同じ乗組員のもと、バレンツ海ばかりでなく極東太平洋海域でも密漁を行っていたとしている。
”Adexe Primero”は、船長がスペイン人、船員はロシア人14名、ウクライナ人8名、そしてモルドバ共和国人6名で構成されていたが、特にロシア人船員のほとんどがペトロパブロフスク・カムチャツキーの住民だった。
極東海域では、サハリン、カムチャツカ等の会社によるFOC(便宜置籍)船での密漁が横行し、その取締が強化されてきた経緯にある。

2015年07月20日 ムルマンスク発
[カニ密漁スペイン船”Adexe Primero”がムルマンスクへ入港]
ロシアFSB西部北極地域国境警備局所属警備艇”Тверь”(トヴェリ)によって、バレンツ海ロシア排他的経済水域でカニの密漁をおこなった容疑で連行された、スペイン船”Adexe Primero”がムルマンスク港に入港した。
警備艇”Тверь”は2015年7月13日、当該水域において違法に設置された外国のラベルの付いた漁具を発見、その所有船を割りだし、同16日、この近くに位置していた”Adexe Primero”をカニ密漁容疑で拘束、更なる調査のためムルマンスク港へ連行した。
なお、”Adexe Primero”の乗組員は多国籍で、ロシア14名、ウクライナ8名、そしてモルドバ共和国5名で構成されていた。

2015年07月17日 ムルマンスク発
[西部北極地域国境警備局がバレンツ海のタラバガニ密漁の実態を明らかにする]
ロシアFSB西部北極地域国境警備局所属警備艇”Тверь”(トヴェリ)は、バレンツ海ロシア排他的経済水域において外国のラベルの付いた漁具を発見、それがノルウエーの”Northeastern ”とスペインの”Adexe Primero” のものと分かった。
”Adexe Primero” は、設置した漁具の発見現場からそれほど離れて位置しておらず、当局はこれを拘束、更なる検査のためムルマンスク港へ連行した。
一方、”Northeastern ”については、設置した漁具の海域にはおらず、ノルウエー当局と協力し、調査を行うとしていると報告された。
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サハリン州カラフトマス操業にかかる決定(2015年08月19日)

2015-08-20 12:53:22 | 日記
2015年08月20日
サハリン発
[サハリン州 ・・・・・・・・・のままいくつかのカラフトマス操業・・・・・・・・・を決定]
2015年8月19日、サハリン州遡河性魚種生産管理委員会は、同年漁期のカラフトマス操業が・・・・・・・・・の、・・・・・・・・・のための・・・・・・・・・するため、一部、操業を・・・・・・・・・する決定を行った。
・・・・・・・・・地区の・・・・・・・・・、・・・・・・・・・地区の・・・・・・・・・岬から・・・・・・・・・岬の沿岸、そして・・・・・・・・・地区の・・・・・・・・・漁場は、同年8月20日から・・・・・・・・・となる。
なお、この決定は、サハリン海洋漁業研究所サフニロとロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局の勧告によりなされた。


2015年08月19日
一般社団法人北洋開発協会
[2015年漁期サハリン州太平洋サケマス漁場別魚種別生産量]
ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2015年漁期開始から同年8月17日までの太平洋サケマス操業の漁場別・魚種別生産量を次のとおり発表した。

2015年漁期サハリン州太平洋サケマス漁場別魚種別生産量(2015年08月17日)単位:トン
漁場/魚種     カラフトマス シロザケ ベニザケ ギンザケ  漁場計
セヴェロクリリスク
クリリスク      
ユジノクリリスク      
オヒンスク    
ノグリスク    
スミルノホフスク    
ポロナイスク    
マカロフスク    
ドリンスク    
コルサコフ      
アニフ      
魚種計

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ロシア漁業庁は再び政府直下組織になる可能性がある

2015-08-19 13:07:04 | 日記
2015年08月19日
モスクワ発
[ロシア漁業庁は再び政府直下組織になる可能性がある]
ロシア経済紙カメルサントは、ロシア漁業庁が農業省傘下からはずれ、漁業分野の効率化等を理由に、再び政府直下の組織になる可能性があると伝えた。
この場合、副首相兼極東連邦管区大統領全権代表ユーリ・トルトネフ(Юрий ТРУТНЕВ)が所管することになる可能性を報じ、ロシアの漁業生産の約75%を極東地方が占めていることを指摘している。
現在のロシア漁業庁は、2012年5月21日付ロシア大統領プーチン命令により、それまでの政府直下から農業省傘下の組織へ移管された経緯にある。
なお、この意思決定は、今年2015年11月にウラヂオストクで開催が予定されている漁業分野にかかる国家評議会幹部会合で行われる可能性があると加えている。
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サハリン環境保護団体が今年も衛星情報を利用してサケマス定置網の監視を続ける

2015-08-18 23:41:40 | 日記
2015年08月15日
サハリン発
[サハリン環境保護団体が今年も衛星情報を利用してサケマス定置網の監視を続ける]
環境保護団体"Экологической вахты Сахалина"(エコロギチェスコイ・ヴァフテ・サハリナ:サハリン環境ウォッチ)は、太平洋サケマス操業について、衛星情報を利用し、昨年2014年に引き続き定置網の監視を続けている。
同団体は、今年2015年漁期開始から、クリリオン岬からエリザヴェート岬までの、アニワ湾から東サハリン沿岸を衛星情報を利用して監視し、許可された513ケ統の定置網の内、246ケ統を認識、8%相当、20ケ統の漁業規則の違反容疑を確認したと発表した。



(関連過去情報)

2014年08月04日 サハリン発
[サハリン州太平洋サケマス操業 衛星情報により固定漁具設置違反が摘発される]
環境保護団体からの衛星分析情報により、ロシアFSBサハリン国境警備局は、太平洋サケマス操業における固定漁具設置違反を複数件摘発した。
当局は、2014年7月31日から同年8月3日までの間、同州の太平洋サケマス操業の法令遵守に関する検査を行い、ポロナイスク漁場において "Туровка"(トゥロフカ)社、"Арктур"(アルクトゥル)社、そして "Владимирово"(ウラヂミロヴァ)社の固定漁具設置の漁業規則違反を確認、これらを摘発した。
なお、この検査にあたり、環境保護団体"Экологической вахты Сахалина"(エコロギチェスコイ・ヴァフテ・サハリナ:サハリン環境ウォッチ)から、衛星分析情報の提供があった。
この環境保護団体は、太平洋操業サケマス操業期間中、衛星情報分析を継続するとしている。
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ロシア太平洋サケマス操業会議(2015年08月17日)

2015-08-18 06:42:44 | 日記
2015年08月17日
モスクワ発
[太平洋サケマス漁獲量が約・・・・・・・・・トンとなる(8月17日)]
ロシア漁業庁は、同庁新副長官サフチュウクを議長として、通信を利用した、定例の極東地方における太平洋サケマス操業会議を開催した。
会議には、極東地方の漁業地域管理局、地方行政、研究機関の代表者らが出席した。
今年2015年漁期開始から同年8月17日までの極東地方における太平洋サケマスの生産量は、約・・・・・・・・・トンとなり、直近奇数年2013年同期を・・・・・・・・・%、・・・・・・・・・トン・・・・・・・・・ている。
極東沿岸の太平洋サケマス操業は・・・・・・・・・ており、各地域の遡河性魚種生産管理委員会は、漁期開始から当初漁獲勧告に20の修正を加え、全体で・・・・・・・・・%、・・・・・・・・・トンを・・・・・・・・・し、上限を約・・・・・・・・・トンとする期中見直しを行っている。
この内の・・・・・・・・・トンをカムチャツカ地方が占め、同比較で・・・・・・・・・トン・・・・・・・・・ている。
一方、サハリン州は、・・・・・・・・・、・・・・・・・・・トン・・・・・・・・・ている。
サフチュウクは、この同州の・・・・・・・・・から、科学研究機関に対して、・・・・・・・・・と・・・・・・・・・関する報告書の作成と、今後の・・・・・・・・・ための・・・・・・・・・を命令した。
なお、このほかの地方の生産量は、ハバロフスク地方・・・・・・・・・トン等となっている。


北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
011(231)9281
hokkaido@kisenren.or.jp
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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2015年09月  http://kisenren.com

2015-08-17 12:35:53 | 日記
 
2015年09月10日

ユーザー  各位

                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、2015年8月はじめ、ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(ルスコエモーレ「ロシアの海」)の一部でスケトウダラ漁業最大手“Русская рыбопромышленная компания”(ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ「ロシア漁業会社」)代表アンドレイ・テテルキンは、更新となる2019年からの漁獲割当配分のあり方に関して、大統領プーチンに対し書簡を送付、その中で、韓国企業が、極東のロシア漁業会社を実質管理し、ロシア排他的経済水域におけるスケトウダラ漁獲割当を年間約20万トン確保してきた合弁(ロシアフラッグ/韓国内国貨物扱)操業を排除するよう要請しました。2000年代前半に始まり、違法性が指摘されてきた、このいわゆる”灰色操業”について、2014年7月、ロシア漁業庁は、”国防・安全保障戦略産業に対する外国人投資手続法”(外国人投資法)の一部改正が発効した段階で、漁獲割当が没収される等、厳しい対応がとられる可能性がある旨を韓国漁業分野代表に対して通報し、その後、同年12月にはこれが発効した経緯にあります。
 2015年7月、ロシア漁業庁新副長官に任命されたピョトル・サフチュウクは、「ロシア漁業会社」の前極東代表であり、極東漁業全体の編成にも大きな影響を与える可能性のあるこの”灰色操業”へのロシア政府の対応と人事の連動性が注目されるところです。 
 なお、2015年8月27日、28日の両日、ウラヂオストクにおいて第10回国際漁業者会議“Международный конгрессе рыбаков”(メジドウナロードヌイ コングレス ルイバコフ)が開催され、報告担当者も参加を予定していることを申し添えます。
敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)


Contents
TopNews  ロシア・スケトウダラ漁業最大手 プーチンに対して韓国資本漁業排除を要請
・シェスタコフが今漁期太平洋サケマス操業等に関連し記者会見(ロシア漁業政策等関連外10件)
・サ漁業者協会副会長シャーノフが流し網漁業禁止問題を追及(太平洋サケマス流し網漁業関連外5件)
・ロシア漁業者によるスケトウダラ・ニシン操業概況(ロシア漁業者底魚等操業関連外4件)
・オホーツク海北部における無脊椎動物資源漁獲状況(ロシア漁業者無脊椎動物資源操業関連外1件)
・サフニロがカラフトマス操業の漁獲予想を更新(ロシア太平洋サケマス操業関連外16件)
・スペイン船”Adexe Primero”は密漁を繰り返していた 極東海域でも(FOC/IUU取締情報関連外11件)
・創業者Kjell Inge Røkkeはアメリカン・シーフーズへ戻るだろう(その他ロシア漁業関連外15件)
・韓国大型トロール漁船の東経128度以東操業許可問題(韓国スケトウダラ等市場関連外3件)
・北朝鮮東海岸でイカ漁業が盛漁期を迎える(北朝鮮漁業関連外1件)
・イラン海軍が中国漁船10隻を拿捕(中国違法漁業関連外1件)
計78報告

http://kisenren.com


北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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