カニ王アレッグ・カンの盟友サハリン州議員パショフがハバロフスクで勾留される

 

２０２１年０２月２７日

リポート　北海道機船漁業協同組合連合会　原口聖二

[カニ王アレッグ・カンの盟友サハリン州議員パショフがハバロフスクで勾留される]

”極東のカニ王”と呼ばれたアレッグ・カンが創業した”モネロン”（Монерон）社現代表で、サハリン州議会議員、盟友となるドミトリー・パショフ（Дмитрий　Пашов）が出張中のハバロフスクで勾留された。

すでに起訴期間が満了している古い事件の尋問のため、この措置がとられた。

パショフは、国際指名手配にリストされているカンとの関係性から尋問を受けている。

カンには、カニを輸出する際、製品価値を過小評価し脱税した疑いがかけられている。

また、カンには、２０１０年にウラヂオストクで殺害された同業他者ワレリイ・プヒデンコ事件への関与の疑いがかけられている。

カンは捜査当局の動向から２０１８年末、海外に逃亡したが、それ以前に、信頼できるパショフに資産を移していた。

これにより、パショフはサハリン州で最も裕福な議員となった。

カンは、１９６７年ネヴェリスク生まれで、同地の合弁企業ワッカナイを振出に、カニ漁業にかかわり、極東の“カニ王”と呼ばれるまでになったが、当該合弁企業当時からパショフも経営に参加していた。

カンは、現在も海外に逃亡中とされているが、２０２０年５月下旬、メディアのインタァヴューにこたえている。

刑事事件となっている自身へのロシア調査委員会の捜査、訴えは公正なものではないと主張、一連の出来事が、オリガルヒ（新興財閥）ゲナジー・チムチェンコの義理の息子グレブ・フランクとの対立の後に始まったと言及した。

スケトウダラを年間３０万トン以上生産するロシア漁業最大手“”ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”（「ロシア漁業会社」）は、２０１９年、系列企業”ルスキー・クラブ”（「ロシアのカニ」）が出資する子会社を通じてカニ漁獲割当オークションに参加、極東海域の上場落札ロットの約４割を獲得し、大規模進出を果たした。

「ロシア漁業会社」は２０１１年、”ルスコエモーレ・ダブイチャ”（「ロシアの海：生産」後に社名変更）として、石油トレーダーで大統領プーチンの盟友ゲナジー・チムチェンコ、現国防大臣ショイグが非常事態大臣を務めていた時代の同第１副大臣だったユーリ・ヴォロビヨフの息子マキシム・ヴォロビヨフ、そして１９９８年から２００４年まで運輸大臣だったセルゲイ・フランクの息子グレブ・フランク（ゲナジー・チムチェンコの義理の息子でもある）により設立された。

２０１８年２月には、主要株主だったマキシム・ヴォロビヨフが、それをグレブ・フランクに譲渡、現在、支配的主要株主はグレブ・フランクとなっている。

カンは、背景のすべてがカニの漁獲割当配分に関する闘争だと言及した。

なお、ロシア検察当局は、革新的な中国へのカニ輸送事業で、ロシアと中国の間の貿易関係を強化する重要な仲介者となり、海洋ビジネスの発展への貢献を評価され、”ロイヤル・ピープル・アワード”を受賞したイヴゲニー・ペカリィを２０２１年２月、起訴した。

当局はペカリィがカンの外国への違法貿易に協力し、刑法第３３条５項と第２２６条１項に関する違法行為（戦略的で重要な資源の密輸）をしたとしている。

ペカリィは、２０１７年、カンの指示により、３,８７０万ルーブル相当、５０トン以上のカニを中国に密輸した。
ペカリィは、中国企業との架空の商業取引契約を作成、それに署名し、サハリン税関に対して付加価値税に関する不正確な情報を提出して、カニを密輸することに協力し利益を得たとされている。

 

 

Самый богатый депутат Сахалина и России задержан в Хабаровске

Самый богатый депутат Сахалина и России задержан в Хабаровске

22:46 26 февраля 2021.　Ксения Семенова

Как стало известно ИА Sakh.com, в Хабаровске задержан самый богатый депутат Сахалинской областной думы Дмитрий Пашов. Он прилетел туда в командировку и был вызван на допрос по старому делу, срок привлечения к ответственности по которому уже истек. Речь идет о видео, которое в том числе было использовано в известном ролике телеканала "Россия-24" про крабового короля Олега Кана. На нем кто-то из друзей Пашова вытаскивает из реки краснокнижную рыбу. Пашов к ней даже не прикасается. Развлекались друзья на Самарге, куда летал даже сахалинский губернатор Лимаренко.

Дмитрий Пашов

В итоге Пашова допрашивали про рыбу, а потом предъявили обвинение по делам, по которым сейчас в международном розыске находится Олег Кан. Напомним, его обвиняют в убийстве Валерия Пхиденко, контрабанде и занижении стоимости краба. Кан бежал в Южную Корею, переписав активы на соратника Дмитрия Пашова, что сделало последнего самым богатым депутатом облдумы и даже России.

Ранее Дмитрий Пашов высказывался о деле Кана, связывая его с переделом рынка ВБР. На Дальнем Востоке основные ресурсы теперь разыгрываются на аукционах. В доме Пашова после отлета Кана проходили обыски.

Вероятно, сахалинского депутата на время оставят в СИЗО Хабаровска, а затем могут этапировать на Сахалин.

NPFC年会就秋刀鱼捕捞上限削减40%达成协议

NPFC年会就秋刀鱼捕捞上限削减40%达成协议

 

 

【共同社2月25日电】日本、中国等8个国家和地区商讨秋刀鱼资源管理的北太平洋渔业委员会（NPFC）年会25日闭幕，就将现行捕捞上限削减40%、全年设定为33.375万吨达成一致。从2021年起适用两年。面临历史性秋刀鱼鱼荒的日本提出强化管制以恢复资源，此次的成果显示出一定的进步。

目前参加国和地区总体捕捞上限是55.625万吨，其中NPFC管辖的公海捕捞配额限制在33万吨。会上除了捕捞上限之外，还就公海捕捞配额同样减少40%至19.8万吨达成一致。此外，日本和俄罗斯的专属经济区（EEZ）捕捞量控制在13.575万吨以内，为削减总体捕捞上限而协作。

2019年的年会上就设定捕捞上限首次达成协议。日本认为秋刀鱼在洄游至主要渔场近海EEZ前就被中国大陆和台湾在公海“抢先”捕捞是鱼荒的原因之一，提议削减公海的捕捞配额。

据日本全国秋刀鱼舷提网渔协（东京）称，2020年日本全国秋刀鱼捕获量为2.9566万吨，较上年减少27%，为有记录以来最少。

另一方面，其他参加国也鱼荒明显，据水产厅介绍，除美国和加拿大外的6个国家和地区2019年合计捕获量约为19.1万吨，同比减少近六成，大大低于此次决定削减的捕捞配额。

サンマ漁獲枠４割減合意 中国・台湾を含め年３３万トンに

2021年０２月２６日

北海道新聞（長谷川裕紀 米田真梨子）

[サンマ漁獲枠４割減合意　中台含め年３３万トンに]

サンマの資源管理を議論する北太平洋漁業委員会（ＮＰＦＣ）は２５日、２０２１、２２年の総漁獲枠を２０年比４割減の３３万３７５０トンにすることで合意し、閉幕した。中国や台湾などの漁獲が多い公海に１９万８千トン、日本とロシアの排他的経済水域（ＥＥＺ）に１３万５７５０トンを配分する。サンマの不漁が深刻化する中、日本が提案した漁獲規制の強化を中国や台湾などが受け入れ、資源保護の動きは一定程度進んだ。

ただ、各国・地域が獲ったサンマは１８年に４３万９千トン、１９年に１９万１千トン。今回設定した３３万３７５０トンの枠は豊漁の年には漁獲量に歯止めをかけることができるが、１９年のような不漁が続けば効果は乏しい。

政府代表を務めた農林水産省の太田慎吾大臣官房付は会合後、記者団に「漁獲枠を４割削減できたのは一歩前進だが、これでサンマの持続的な利用が可能になるとは言い切れず、引き続きしっかりした管理措置をつくっていきたい」と述べた。次回の会合でさらに漁獲枠を削減したい考えだ。

今回の会合は２３日からテレビ会議で開かれ、日本や中国、台湾など８カ国・地域の代表が参加した。年間２０万～３０万トンあった漁獲量が１５年以降は１０万トン台以下に低迷する日本は、資源管理の重要性を主張。１９年の前回会合で設定した総漁獲枠（公海３３万トン、日本とロシアのＥＥＺで２２万６２５０トン）の削減を提案した。

これに対し、漁獲規制に消極的だった中国や台湾も１９年の漁獲量が前年から４割超落ち込み、資源減少への危機感を募らせていたことから、公海、ＥＥＺいずれも漁獲枠４割の削減に同意したとみられる。

サンマは沖合の公海で育ち、夏から秋にかけて北海道や東北の沿岸に近づく。公海で中国や台湾などの漁獲を抑えることで、日本近海の資源が回復に向かうことを日本は期待している。

 

(関連配信済情報)

 

２０２１年０２月０４日

北海道機船漁業協同組合連合会内　一般社団法人北洋開発協会　原口聖二

[北太平洋漁業委員会ＮＰＦＣ サンマ資源を論議]

北太平洋漁業委員会ＮＰＦＣが、２０２１年１月２０日から同２２日までの間、科学委員会専門会議を開催し、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロの代表者がこれに出席した。

当該会議は通信を利用して開催され、ロシアのほか、カナダ、中国、日本、韓国、米国、バヌアツ、台湾の科学研究機関の代表者らも参加して、２０２０年のサンマ漁業のレヴュー等が行われた。

２０２０年、北太平洋では、ロシア、日本、台湾、韓国、中国、そしてバヌアツの漁船が、サンマ操業を行ったが、新型コロナウイルス拡散防止対策により、検疫等、複雑な条件が加わった。

近年、サンマ資源の減少傾向が確認されており、特に２０２０年、各国の着業隻数もおしなべて減少した結果、各漁場では過去最低の漁獲量を示し、総漁獲量は前年２０１９年比７１％相当の約１３万７,０００トンにとどまった。

当該会議では、一貫したデータ収集方法で、合意されたベイズ型状態空間プロダクションモデル（Bayesian state-space surplus production model：BSSPM）を用いて、サンマの資源評価の結果をレヴューした。

サンマの資源評価の総括としては、２０１７年のバイオマスが１９８０年以来の最低レヴェルまでに低下、２０１７年から２０１９年、歴史的低水準にとどまり、漁獲量Fが持続生産量を最大化するFmsyを上回っていたことが示された。

この資源評価の問題を議論の結果、サンマ資源に影響を与える生態学的要因の研究を強化することに合意、次回会合において、バイオマスと低漁獲量のモデル推定値を踏まえ、資源の持続可能性を確保するための対策を検討することとなった。

ロシア漁業 非TAC魚種 漁業停止の強制力を確保する

２０２１年０２月２６日

北海道機船漁業協同組合連合会　原口聖二

[ロシア漁業　非TAC魚種　漁業停止の強制力を確保する]

ロシア漁業庁長官シェスタコフは、非TAC魚種の乱獲を防止するため、科学研究機関による漁獲勧告量に実績が達した場合、直後に当該水棲生物資源の漁獲を停止させることを目的に漁業許可を取り消す手続きを明確化させると発表した。

ロシア政府は、２０２１年２月１６日付命令No.１９８により、TAC設定がなく、漁獲割当のな​​い魚種の漁獲規則を明確にした。

非TAC魚種となる水棲生物資源の利用に関する契約の作成と締結に関する規則に、複数の修正が加えられ、いくつかは、公海および国際条約が適用される海域での操業にも関連している。

修正されたのは２００８年８月２５日付命令No.６４３”TACが設定されていない水棲生物資源の利用に関する契約の準備と締結”で、ロシア漁業庁が来年２０２２年の非TAC魚種に関する契約の準備と締結に関する公表義務を規定、さらにその期間を特定しており、今年２０２１年は、11月1日までとなっている。

修正された漁業規則では、漁獲量が設定された数量に達した場合、契約期間満了以前に非ＴＡＣ魚種の漁獲権利が終了する可能性を規定している。

シェスタコフは、ロシア漁業庁が傘下機関のロシア漁業監視通信センターの情報システムにより、毎日の漁獲情報を受け取り、漁獲勧告量に実績が達した時、全ての漁業会社の当該資源を対象とした操業許可を自動的に停止、現場ではロシアＦＳＢ国境警備局がこれを規制することになると説明した。

現在、漁獲勧告量に実績が達した時点で、農業省が当該漁業停止の手続きをとることから、その命令発表までにタイムラグがあり、この間の乱獲、資源悪化のリスクが指摘されてきた。

シェスタコフ タス通信インタァヴューで投資クオータの拡大を表明

 

２０２１年０２月２５日
北海道機船漁業協同組合連合会　原口聖二
[シェスタコフ　タス通信インタァヴューで投資クオータの拡大を表明]
ロシア漁業庁長官シェスタコフは、本日２０２１年２月２５日、タス通信のインタァヴューにおいて、投資クオータを拡大する方針を表明、特に、陸上冷凍保管能力等の強化に焦点を合わせていると言及した。
シェスタコフは、ロシアの沿岸地域を発展させ、外国の冷凍保管、高次加工能力への依存から脱却し、自国の漁業の独立性を高めるために必要だと説明した。
ロシア副首相兼極東連邦管区大統領全権代表トルトネフも、２０２１年２月、中国の新型コロナウイルス拡散防止対策による水産物輸入制限によってロシア漁業が直面した問題に関する会議をウラヂオストクで開催、投資クオータに関連し、同国の水産加工能力への依存を低減する必要性を言及、極東地方と北部地方における水産加工施設、冷蔵、港湾インフラの発展のため、関係部局に２０２２年からの投資クオータの配分を規定した関連法改正案を政府に提出するよう指示している。
シェスタコフは当該記者会見において、必要な変更に関する書類は既に作成されており、関連機関の承認を得るため、間もなく提出することになると加えた。

太平洋サケマス国際会議 進む資源の北偏 2021年02月24日 みなと新聞

Fire crews battle blaze on giant fishing vessel in Tacoma

Fire crews battle blaze on giant fishing vessel in Tacoma

Feb. 18, 2021 at 5:44 am Updated Feb. 18, 2021 at 8:48 pm

Firefighters respond Wednesday evening to a blaze on a fishing vessel that was moored at the Port of Tacoma’s Pier 12. (Tacoma Fire)

TACOMA, Wash. — Flames erupted overnight in a giant fishing vessel moored at the Port of Tacoma, and firefighters were still on scene battling the blaze on Thursday morning.

The fire broke out just before 11 p.m. Wednesday on the Aleutian Falcon vessel as it was docked at the Port of Tacoma’s Pier 12 at Trident Seafoods.

Seattle-based Trident Seafoods, in a statement emailed Thursday to The Seattle Times, said that the 230-foot Aleutian Falcon was the company’s smallest seasonal processing vessel, and is now a total loss.

“We are grateful to the Tacoma Fire Department for their swift response and watch on scene, and that no one was injured,” said Trident CEO Joe Bundrant. “We will conduct a full investigation of cause.”

While operating in support of Alaska’s summer salmon fisheries, the Aleutian Falcon typically would have a crew of 120.

On Wednesday evening, the roaring flames from the burning vessel could be seen from State Route 509 as three fire boats sprayed water onto the ship.

“Our biggest concern right now is the Aleutian Falcon at this point. It does have reportedly approximately 48,000 gallons of diesel fuel aboard. If it does go down or roll over then we will definitely have a possibility of a large fuel spill,” said Tacoma Assistant Fire Chief Alex Wilsie.

No evacuation orders were put into place. Crews were able to keep the fire from spreading, and booms were put in place to help minimize potential environmental impacts to the waterway.

In a Thursday morning update on Twitter, Tacoma Fire reported that the fire continued to burn but had been contained to the Aleutian Falcon. That statement said the vessel’s ammonia tanks “that were of great concern have been continuously cooled and are intact at this time.”

Fire officials Thursday afternoon lifted a shelter in place order in a northeast Tacoma area impacted by the smoke conditions. They reported that the vessel continues to burn but the vessel was still sound. They will be working with Trident to develop a plan to remove water from the hull space to “ensure this vessel does not sink,” according to a social media post by Tacoma Fire.

Trident officials describe their company as the largest vertically integrated seafood harvesting and processing company in North America. Most of the harvests take place in Alaska, where they are processed on both ships and a network of shoreside facilities.

This has been a difficult winter for the company, which has had to contend with a serious outbreak of the COVID-19 virus at a major processing plant at Akutan in Alaska’s Aleutian Islands.

Seattle Times reporter Hal Bernton contributed to this report.

ロシア 自国太平洋サケマス資源研究を先進的と評価 課題として増殖事業強化指摘

 

２０２１年０２月２２日
北海道機船漁業協同組合連合会　原口聖二
[ロシア　自国太平洋サケマス資源研究を先進的と評価　課題として増殖事業強化指摘]
２０２１年２月１９日、ユジノサハリンスクの全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロを拠点に、通信も利用し、オンラインとオフラインを組み合わせ、太平洋サケマスの国際会議が開催された。
実際に現地に出張し、当該会議に出席したロシア漁業庁副長官ソコロフは、自国の太平洋サケマスの資源研究について、内水面、沿岸ばかりでなく、沖合での当該資源の行動の監視を継続しており、その水準が、他国と比較して先進的だと評価、今後の課題は人工増殖事業の発展だと指摘した。
現在、世界で年間５０億尾以上の稚魚が、人工孵化により放流されており、この1/4-1/5をロシアが占めている。
ロシアの孵化場は７３施設で、この内５３施設がサハリン州で運営されている。
例外なく、押しなべて全ての国が、回帰率の低さに苦しんでいる。
日本も１９７０年代から、大幅にシロザケの稚魚放流数を増加させたが、漁獲量は減少している。
２０２０年、日本に接続する南クリール沿岸でのシロザケの漁獲勧告量は２万６,０００トンだったが、実績は４,５００トン程度にとどまった。
科学研究機関には、稚魚放流を行う沿岸ごとに、より多くの研究プログラムを設定することが求められている。
同国際会議に参加したカナダの代表者は、北太平洋沿岸の各地域において、一定の漁獲量を確保するために、稚魚放流の適切な時期、場所を実験的に選択し、データを収集することが必要だと指摘している。

 

太平洋サケマス国際会議がユジノサハリンスクを拠点に行われる

 

２０２１年０１月１９日
北海道機船漁業協同組合連合会内　一般社団法人北洋開発協会　原口聖二
[太平洋サケマス国際会議がユジノサハリンスクを拠点に行われる]
本日、２０２１年２月１９日、ユジノサハリンスクの全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロを拠点に、通信も利用し、オンラインとオフラインを組み合わせ、太平洋サケマスの国際会議が開催された。
７０以上のサイトが結ばれ、ロシア、そして海外から５００人以上が参加した。
ロシア、カナダ、米国、日本、そして韓国からの著名な国際的専門家や科学者が参加し、”北太平洋における太平洋サケマスの資源動向・増殖”をテーマに、科学者、専門家、漁業者の代表は、当該資源の個体数減少の理由、来遊予測の精度向上、北太平洋溯河性魚類委員会NPAFC加盟国としての共同作業等について話し合い、資源の生態等の研究の重要性等が強く指摘された。
オンラインで参加したロシア漁業庁長官シェスタコフは、太平洋サケマスが世界市場で貴重な需要のある資源であり、合理的な利用を成功させるため、正確な来遊予測が最も重要な要素だと語った。
また、太平洋サケマス漁業は、極東地方の社会経済的発展のため、ロシアにとって戦略的に大変重要だと加えた。
全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ所長コロンチンは、なぜ、２０２０年漁期、ロシアが来遊予測を外したのかを理解し、資源に何が起きているのかを分析、資源が減少した時の管理モデルを提示するのが任務だと語った。
NPAFC委員長キムは、過去30年間で、太平洋サケマスの漁獲量が年間約１００万トンと非常に高いレヴェルにあり、資源への注意を強めるべきであることを指摘した。
ヴニロ遡河性魚種部門長マルチェンコは、地球規模の気候変動が資源に与える影響をリポートした。
気候変動の結果、太平洋サケマスの生息域が北に拡大していることを特に指摘した。
また、気候温暖化は資源構造の再構築につながっており、漁獲量に含まれるカラフトマスの割合が減少し、部分的にシロザケとベニザケの割合が増加していることを指摘した。
ロシアは昨年１１月に太平洋サケマス資源の調査・研究を強化する目標プログラム”ロソスィ＝サケマス２０２１”を採択している。
昨年の太平洋サケマス漁獲量の減少はロシア沿岸だけでなく、米アラスカ湾でも確認され、２０１５-１９年と比較しアラスカ湾では平均３７％減、ブリストル湾を除くベニサケ、南東部のカラフトマスは１９７６年以来最低だった。
北太平洋の西部と東部のサケマス漁獲量の同時減少は北太平洋全体の資源形成に影響を与える共通要因の存在を示唆、広範な海域の調査、不明な部分の多い生態研究の継続強化が必要になっている。
会議の結果、来年２０２２年に、次回の国際会議を開催することが決定された。

На Сахалине сегодня рыбный день

На Сахалине сегодня рыбный день

15:28 19 февраля 2021.　Юлия Фраер

 

В Южно-Сахалинске обсуждают лососевые проблемы с международным ученым сообществом. Сегодня в регионе проводят конференцию "Динамика численности, состояние запасов и искусственное воспроизводство тихоокеанских лососей в Северной Пацифике". Для всеобщего удобства общение проходило в онлайн-режиме. К тому же ковидные ограничения пока попросту не позволяют приглашать ученых из других стран на Сахалин.

Онлайн на конференции присутствовали и российские чиновники. Руководитель федерального агентства по рыболовству Илья Шестаков выступил с приветственным словом из Москвы, несмотря на то, что там была глубокая ночь. Кроме него к обсуждению в онлайн-режиме присоединились губернатор Камчатки Владимир Солодов, а вот глава Приморья Олег Кожемяко, несмотря на приглашение и свое имя в программке, не появился, вместо него регион представлял зампред правительства Константин Шестаков. А на Сахалин прибыл заместитель руководителя Росрыболовства Василий Соколов.

Валерий Лимаренко

Илья Шестаков

— На природу сложно влиять, о чем сегодня уже и говорилось, но надо понять и спрогнозировать, что будет в дальнейшем, потому что, конечно, для Дальнего Востока лосось — это один из ключевых элементов рыбной отрасли. Он по объему занимает не так много, как минтай, но по количеству занятых людей, по социальному эффекту, конечно, он на первом месте для Дальнего Востока. Поэтому крайне важно, и цель сегодняшней конференции — понять долгопериодные колебания и спрогнозировать, что будет в ближайшие годы, то есть ориентировать и промысел, и население, и администрации регионов на ближайшие десятилетия, — сказал Соколов.

Василий Соколов

В Северной Пацифике лососевый промысел ведут пять стран: Япония, Южная Корея, Канада, США и Россия — и от каждой кто-то присоединился к конференции. Снижение объемов лосося ощущают они все. Первым с докладом выступил канадский ученый Ричард Бимиш, он представил доказательства того, что продуктивность лосося связана с более быстрым ростом в первые месяцы его жизни в океане.

— То, что это снижение будет, еще раз подчеркну, говорилось уже пять лет назад, — прокомментировал Соколов. — Но за счет искусственного воспроизводства, за счет новых производств, можно картину попытаться поменять, о чем говорил доктор Бимиш: хорошее выживание на ранних периодах может означать и более лучшие подходы потом, поэтому если мы сможем в рамках искусственного подхода добиться более крупного и более жизнестойкого малька, мы сможем обеспечить лучший подход даже в условиях ограниченной емкости. Необходимо подобрать удачное время для выпуска и удачное место для выпуска, для того, чтобы молодь смогла на прибрежном этапе своей жизни быстрее набрать форму, как он сказал, теория лучших атлетов, и за счет этого обеспечить лучший возврат.

Специалист из США Лори Уайткамп рассказал о современном состоянии океана и тенденции изменений тихоокеанских лососей на участке от Аляски до Калифорнии. Ученый из Японии Хироказа Урабе остановился на сокращении запасов кеты на Хоккайдо, а руководитель департамента анадромных рыб России ФГБНУ ВНИРО Сергей Марченко остановился на глобальном изменении климата и том, как он влияет на тихоокеанских лососей.

Кроме выступающих и присутствующих в зале в Сахалинской области, участниками конференции стали еще десятки человек: зафиксировано более сотни онлайн-подключений, при этом некоторые из них — это коллективные пункты, организованные в филиалах ВНИРО.

マカエドフ ロシア太平洋サケマス漁獲量 現在の条件で１４万-１５万トンを下回ることはない

 

２０２１年０２月１７日

北海道機船漁業協同組合連合会内　一般社団法人北洋開発協会　原口聖二

[マカエドフ　ロシア太平洋サケマス漁獲量　現在の条件で１４万-１５万トンを下回ることはない]

２０００年代前半、当時、ロシア漁業委員会の副議長を務めた、*アナトリー・マカエドフは、太平洋サケマス漁業に関する共著リポートで、現在の漁業条件において、当該資源に最もマイナスな条件のもと不漁年であっても、ロシア沿岸の漁獲量は、最低でも１４万トン-１５万トンを下回る可能性は低いと指摘している。

また、２０１８年には６７万６,０００トンの漁獲記録を達成する等、近年の漁獲量は、歴史的、長期的に見たとき、平均漁獲量の２倍だとリポートした。

さらに、これは、１９２８年の更新されたソ日漁業条約、極東地方の一部が日本に統治されていた時代があったこと、加えて流し網漁業の禁止等から、日本、ソビエト、そしてロシアの漁獲量の合算により、ロシアの河川に起源する資源として分析することで理解できること等を加えた。

一方、カラフトマスの主漁場がサハリン州からカムチャツカ地方へ移り、アムール川のシロザケが大幅に減少する等の局所的に懸念材料があることに加え、大きな資源動向では今後、減少傾向に転じると予想されている。

しかしながら、マイナスな条件が揃ったとしても、ロシア沿岸の太平洋サケマス漁業の生産量が１４万トン-１５万トンを下回る可能性は低く、おおよそ２２万トン-２５万トンで、更に今後５年-１０年間は、それよりも１０万トンから１２万トン多く推移するとの観測を示した。

なお、マカエドフは、当該漁業における”Одна река — одно стадо — один пользователь”「一（いち）河川・一（いち）魚群・一（いち）利用者」の原則導入が、生産の効率化、資源管理、密漁対策に有効だと利点を説明している。

*報告担当者　原口聖二：

アナトリー・マカエドフ（Макоедов Анатолий Николаевич）

２００１年-２００４年　ロシア漁業委員会副議長

２００４年-２００５年　ロシア農業省漁業局副局長

２００８年-２０１２年　全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ所長

２０１７年-２０１９年　サハリン州政府副代表

 

ロシア スケトウダラ漁 対中 国内 供給停止状態 2021年02月18日 みなと新聞

CV19クライシス 現在のスケトウダラ小売単価はＭＤ期間の”タイムラグ”

 

２０２１年０２月１５日
リポート：北海道機船漁業協同組合連合会　原口聖二
[CV19クライシス　現在のスケトウダラ小売単価はＭＤ期間の”タイムラグ”]
中国の港の閉鎖によりロシアのスケトウダラ製品の卸売価格は３５％下落、ロシア国内市場への供給も停止状態に陥った。
ロシア漁業庁長官シェスタコフは、製品の卸売価格と比較し、小売価格は値崩れしておらず、単価が連動していないことを指摘、中間業者による出荷調整を問題視する発言をした。
しかし、食品流通業界の専門家は、この現象が、卸売から在庫、製品化、そして小売りフェースに並ぶまでのマーチャンダイジング（ＭＤ）のタイムラグであり、早晩、小売り価格も崩れていくと指摘している。
国営単一企業”国家魚類資源”（Нацрыбресурсы：ナツ・ルイブ・リソース）のデータによると、２０２１年２月上旬のスケトウダラＨ＆Ｇ（ドレス）の極東地方における価格は、キログラムあたり６５ルーブルで、前年２０２０年同期の１０２ルーブルを大きく下回っている。
この価格は、最低を記録した２０１７年の水準に戻っている。
食品業界団体の代表者は、今後、どのように展開するかは、中国次第だと指摘、規制が解除されれば、卸売価格は上昇するだろうが、それがなければ、価格は下がり続けるだろうと言及した。
また、スケトウダラの末端小売最終製品の価格は昨年から６％上昇した状態で止まっているが、今後、卸売Ｈ＆Ｇ価格が小売り製品価格に反映された時、消費者の購買意欲を刺激するかは、まだ分からないと言及した。
更に、小売りチェーンを展開する代表者は、卸売価格と末端小売製品価格について、ＭＤのため数ケ月間のタイムラグがあると語り、その中にあって、この２月に、既に小売価格が下がり始めていると指摘した。
元漁業庁副長官で現ロシア水産物加工流通協会常務理事アレクサンドル・ファミン（報告担当者　原口聖二：元日ロ漁業委員会ロシア側代表　写真）は、現在のＨ＆Ｇ卸売価格の６５ルーブル水準もそれほど長くは続かず、更に下落する可能性があるとの観測を示し、状況は絶望的だと言及した。
さらに、漁業者は漁獲物を売る必要があるが、冷蔵庫はすでに満杯で、スケトウダラを保管する場所が限定的で、結局、価格をさらに下げざるを得ないと語り、これから、他種漁業も開始され、価格が維持または上昇する客観的な理由は現在のところないと結んだ。

済州島の近海流刺網（유자망：ユジャマン）漁船船主 イカＴＡＣ管理撤回要求 抗議集会

 

２０２１年０２月１５日

北海道機船漁業協同組合連合会　原口聖二

[韓国済州島流刺網漁船　イカＴＡＣ管理撤回要求　抗議集会]

韓国全国近海網連合会所属の漁船船主が２０２１年２月15日午前、済州港で海洋水産部のイカ操業ＴＡＣ管理と減船計画に反対する抗議集会を行い、済州島の近海流刺網（유자망：ユジャマン）漁船船主もこれに参加した。

済州島近海流刺網漁船船主評議会のメンバー約1５0名は、済州港で「近海網イカTAC管理と減船計画絶対反対　全国同時決起大会」で抗議行動を行った。

資源回復を目的に、今年２０２１年１月１日から、近海網漁船にもイカのＴＡＣ管理が導入されている。

２０２１年１月から同年６月末までの当該数量が、自治体管理枠２,６４８トン、保留枠５００トン、計３,１４８トンに設定された。

保留枠は、非意図的混獲、同超過に振り向けが可能となっている。

韓国のイカのＴＡＣの漁期管理は、７月から翌年６月であり、現時点の漁期は２０２０年度漁期となっている。

近海網漁船へのＴＡＣの導入は、前述２０２１年１月１日で、半期６ケ月間の数量として最初の設定となった。

新年度漁期となる２０２１年７月１日からは、他の漁業種同様、７月から翌年６月の１年間の数量により管理されることとなっている。

近海網漁船主は、イカ資源の減少について、自然現象、イカ釣り漁船とトロール漁船の違法共助操業（報告担当者　原口聖二：イカ釣り漁船が集魚した魚群をトロール漁船が漁獲し、トロール漁船側が売上から集魚代金をイカ釣り漁船に支払う）、中国漁船の違法漁業等によるもので、近海網漁業に起因するものではないとし、海洋水産部の方針が、漁業者とその家族の生計を脅かしており、その取扱いも既存のＴＡＣ管理されている漁業種に比較し不平等なものだと主張した。