2012年09月10日
ユ-ザ- 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申しあげます。
さて、既報のとおり、2012年5月21日付ロシア大統領プーチン命令により、ロシア連邦漁業庁は、政府直下から農業省傘下の組織へ移管、新農業大臣フョードロフはその約2ケ月後となる、7月中旬、水産分野を所管する農業副大臣として、漁業庁長官クライニーを候補者に指名しましたが、同月下旬、漁業庁長官が農業副大臣になることを想定しない同省規程がロシア政府により決定されました。
このことについて副首相ドヴォルコヴィッチは、首相メドヴェージェフが、農業省において水産分野所管副大臣と漁業庁長官を兼務させる案には、特段の理由がないため、これを拒否する決断をしたと発表しました。漁業庁長官クライニーが農業副大臣に就けない可能性が高まったことを、日本水産業界にとっても注意が必要な、機構改革にともなう人事等に関する情報と位置付けTopNewsとしてご報告申し上げます。
また、8月下旬、農業大臣フョードロフは、日本の原田親仁駐ロシア大使と、水棲生物資源の持続可能な利用と密漁密輸(IUU漁業)防止に関して協議を行いました。ロシア側の関係者の多くから、9月に開催されるAPECサミットでの日ロIUU漁業防止協定調印が示唆されています。このことについても今月号で集約してお知らせ申し上げます。
なお、ロシアは2012年8月22日、交渉開始からほぼ29年が経過し、156カ国目のWTOの正式メンバーとなりました。今後の日ロの水産分野の協力に大きな影響を及ぼす可能性のある動きがあったことを、あわせて特筆させて頂くことと致します。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
Contents
・TopNews 水産分野管理担当農業副大臣と漁業庁長官を兼務させるべきではない
・漁業庁長官クライニー 農業副大臣に就けない可能性
・ロシア APECサミットで日本および中国とIUU漁業防止協定に調印計画
・農業大臣フョードロフと原田駐ロシア大使がIUU漁業防止協定締結に向け会談
・APEC加盟国は密漁対策を結集する
・ロシア WTOに加盟
・ロシア第7回国際漁業者会議のテーマは“WTO”
・中国企業“パシフィックアンデス”問題は政府レヴェルへ移行
・中国企業“パシフィックアンデス”は自らロシア海域スケトウダラから距離をおこうとする
・ロシアの極東安全保障と中国企業“パシフィックアンデス”問題
・ロシア連邦独占禁止庁が外国資本による船団管理問題に取り組む
・サハリン地方 今秋のシロザケ操業に18社が参加
・北クリール沿岸でのベニザケの操業期間が延長される
・サハリン沿岸漁業者がロシア漁業庁地域管理局らへの抗議デモを実行
・サハリン州のサケマス漁獲量が6万トンに近づく
・2012年8月9日のロシア漁業者サケマス流し網漁船団
・ロシア太平洋サケマスの生産量が24万4千トンに達する
・太平洋サケマス操業会議が開催される
・サハリンとクリールのサケマス漁獲量が4万トンに近づく
・サハリン州のサケマスの生産が2万6千トンを超える
・サハリン南東部テルペニア湾のサケマス操業が漁獲勧告のリミットに近づく
・漁業庁サハリン・クリール地方管理局がサンマ対応会議を開催する
・ロシアのサンマ漁船団 3,300トンを漁獲
・マロクリリスク周辺海域にサンマ操業支援チンロ所属科学調査船が合流
・イタルタス 福島第1原発周辺海域アイナメ セシウム量基準値の258倍
・ロシア産カニの対日輸出2.6倍に
・韓国漁船がロシア海域イカ操業が本格化する
・ロシア漁業の課題
・ポール・ワトソン「クジラ保護には日本の刑務所よりも海がいいんだ」
・中国向け旅客バスでナマコ密輸を試みる
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が約250万トンに達する
・イタルタス スリランカ当局が密漁の疑いで中国漁船員37名拘束と伝える
・ロシア沿海地方船団の2012年8月4日の操業 日本水域でイトヒダラを生産
・サハリン・クリール海域の2012年7月期操業レヴュー
・韓国東海沿岸 ロシア・北朝鮮海域入漁中国漁船による漁具被害減少へ
・ロシア専門家が民主党の政策に疑問 漁獲割当が増加しなければ生産量は上がらない
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が約230万トンに達する
・中国はロシア海域における密漁防止に積極的に取り組む
http://kisenren.com
ユ-ザ- 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申しあげます。
さて、既報のとおり、2012年5月21日付ロシア大統領プーチン命令により、ロシア連邦漁業庁は、政府直下から農業省傘下の組織へ移管、新農業大臣フョードロフはその約2ケ月後となる、7月中旬、水産分野を所管する農業副大臣として、漁業庁長官クライニーを候補者に指名しましたが、同月下旬、漁業庁長官が農業副大臣になることを想定しない同省規程がロシア政府により決定されました。
このことについて副首相ドヴォルコヴィッチは、首相メドヴェージェフが、農業省において水産分野所管副大臣と漁業庁長官を兼務させる案には、特段の理由がないため、これを拒否する決断をしたと発表しました。漁業庁長官クライニーが農業副大臣に就けない可能性が高まったことを、日本水産業界にとっても注意が必要な、機構改革にともなう人事等に関する情報と位置付けTopNewsとしてご報告申し上げます。
また、8月下旬、農業大臣フョードロフは、日本の原田親仁駐ロシア大使と、水棲生物資源の持続可能な利用と密漁密輸(IUU漁業)防止に関して協議を行いました。ロシア側の関係者の多くから、9月に開催されるAPECサミットでの日ロIUU漁業防止協定調印が示唆されています。このことについても今月号で集約してお知らせ申し上げます。
なお、ロシアは2012年8月22日、交渉開始からほぼ29年が経過し、156カ国目のWTOの正式メンバーとなりました。今後の日ロの水産分野の協力に大きな影響を及ぼす可能性のある動きがあったことを、あわせて特筆させて頂くことと致します。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
Contents
・TopNews 水産分野管理担当農業副大臣と漁業庁長官を兼務させるべきではない
・漁業庁長官クライニー 農業副大臣に就けない可能性
・ロシア APECサミットで日本および中国とIUU漁業防止協定に調印計画
・農業大臣フョードロフと原田駐ロシア大使がIUU漁業防止協定締結に向け会談
・APEC加盟国は密漁対策を結集する
・ロシア WTOに加盟
・ロシア第7回国際漁業者会議のテーマは“WTO”
・中国企業“パシフィックアンデス”問題は政府レヴェルへ移行
・中国企業“パシフィックアンデス”は自らロシア海域スケトウダラから距離をおこうとする
・ロシアの極東安全保障と中国企業“パシフィックアンデス”問題
・ロシア連邦独占禁止庁が外国資本による船団管理問題に取り組む
・サハリン地方 今秋のシロザケ操業に18社が参加
・北クリール沿岸でのベニザケの操業期間が延長される
・サハリン沿岸漁業者がロシア漁業庁地域管理局らへの抗議デモを実行
・サハリン州のサケマス漁獲量が6万トンに近づく
・2012年8月9日のロシア漁業者サケマス流し網漁船団
・ロシア太平洋サケマスの生産量が24万4千トンに達する
・太平洋サケマス操業会議が開催される
・サハリンとクリールのサケマス漁獲量が4万トンに近づく
・サハリン州のサケマスの生産が2万6千トンを超える
・サハリン南東部テルペニア湾のサケマス操業が漁獲勧告のリミットに近づく
・漁業庁サハリン・クリール地方管理局がサンマ対応会議を開催する
・ロシアのサンマ漁船団 3,300トンを漁獲
・マロクリリスク周辺海域にサンマ操業支援チンロ所属科学調査船が合流
・イタルタス 福島第1原発周辺海域アイナメ セシウム量基準値の258倍
・ロシア産カニの対日輸出2.6倍に
・韓国漁船がロシア海域イカ操業が本格化する
・ロシア漁業の課題
・ポール・ワトソン「クジラ保護には日本の刑務所よりも海がいいんだ」
・中国向け旅客バスでナマコ密輸を試みる
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が約250万トンに達する
・イタルタス スリランカ当局が密漁の疑いで中国漁船員37名拘束と伝える
・ロシア沿海地方船団の2012年8月4日の操業 日本水域でイトヒダラを生産
・サハリン・クリール海域の2012年7月期操業レヴュー
・韓国東海沿岸 ロシア・北朝鮮海域入漁中国漁船による漁具被害減少へ
・ロシア専門家が民主党の政策に疑問 漁獲割当が増加しなければ生産量は上がらない
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が約230万トンに達する
・中国はロシア海域における密漁防止に積極的に取り組む
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