ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

連邦漁業庁長官クライニーが原田大使とサケマス交渉、IUU漁業防止会議について事前協議

2012-02-25 03:48:44 | 日記
2012年02月24日
モスクワ発
[連邦漁業庁長官クライニーが原田大使とサケマス交渉、IUU漁業防止会議について事前協議]
ロシア連邦漁業庁は、本日2012年2月24日、同庁長官クライニーが日本との漁業協力について、原田親仁駐ロシア連邦日本国大使と話し合ったと発表した。
双方は、予定されている第28回ロ日漁業合同委員会における、今年2012年のロシア起源のサケマスの漁業協力、ロシア排他的経済水域での日本漁船によるサケマス操業の課題等について事前に協議した。
また、双方は、水棲生物資源の密漁と、その製品の日本の港への密輸搬入を防止するための専門家会議(ロ日IUU漁業防止会議)の、第8回目の設定について話し合った。
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ロシアFOC/IUU取締情報97“Корус-1”

2012-02-22 10:40:28 | 日記
2012年02月22日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がカンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局は、違法活動を行ったカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
当局所属警備艇が、オリンピア岬ロシア領海においてカンボジアFOC船“Корус-1”(コルス-1)
を発見、検査したところ、この船内から2.5トン以上の漁獲物と専用漁具を発見した。
カンボジアFOC船“Корус-1”の母港はプノンペンで乗組員11名は全員ロシア人だったが、ロシア排他的経済および大陸棚でこれらの商業活動をする許可は所持していなかった。
“Корус-1”は当局所属警備艇によりナホトカ港へ連行された。
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全ロシア漁業就業者会議に第1副首相ズプコフが出席 プーチン支持を決議

2012-02-20 15:55:09 | 日記
2012年02月17日 
モスクワ発
[全ロシア漁業就業者会議に第1副首相ズプコフが出席 プーチン支持を決議]
ロシア第1副首相ズプコフは、モスクワで開催された第3回全ロシア漁業就業者会議に出席、首相プーチンからの祝辞を発表し、漁業分野へ適切な指示を与えると約束した。
この会議には約600名の漁業就業者の代表らが出席した。
ズプコフは漁業分野の発展に関する連邦政府の支援について言及、政府に、現在の複合的な長期間の漁獲システムを変更する計画はないと語り、水棲生物資源の10年間の漁獲割当の固定は、漁業の安定的発展の基礎だと指摘し、2017年以降も同様だと加えた。
なお、この会議において出席者は、次期大統領選挙において首相プーチンを支持する決議を行った。
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ロシアFOC/IUU取締情報96“FOSTER”

2012-02-07 15:01:07 | 日記
2012年02月07日 サハリン発
[サハリン国境警備局がカニ運搬船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、先週(1月29日からの週)末、プロパチン岬南西ロシア排他的経済水域内で、カニ運搬船“FOSTER”を拘束したと発表した。
“FOSTER”の船長は当局の検査の際、ケガニとタラバガニを60-70kg所持運搬していると説明したが、船内からは、この他、約4トンのスケトウダラ、ニシンとともに、船の要目にない、カニ運搬のための専用設備、製品加工のための資材が発見された。
“FOSTER”は、2月2日、ネヴェリスクで税関当局等に対し、韓国釜山で船の修繕をすることを目的として手続きをとり出港していた。
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国境違法横断カンボジアFOC船の船主も責任を逃れることはできない“Спринг Винд”

2012-02-06 13:01:49 | 日記

2012年02月01日 サハリン発
[国境違法横断カンボジアFOC船の船主も責任を逃れることはできない]
サハリン地方裁判所は、ロシア国境を手続きを取らずに横断する等の違法行為をし、ロシアFSBサハリン国境警備局に拘束されたカンボジアFOC船“Спринг Винд”(スプリングウインド)の船長スレイマノフに対し、罰金10万ルーブルの判決を下した。
また、“Спринг Винд”が拘束された際、船内からカニ製品が発見されており、このFOC船の船主である外国企業“HARUKAZE Co.,LTD”(春風社)の役員も責任を問われることとなる。

(以下参考過去情報 “Спринг Винд”事件)
2011年07月25日 サハリン発
[サハリン国境警備局がカンボジア籍高速船を拘束]
2011年7月23日夜、ロシアFSBサハリン国境警備局は、ロシア国境を違法に横断する船を拘束した。
当局所属警備艇がアニワ湾南の領海6マイル地点で、船体表示のない外国製と見える高速船を発見したところ、この不明船はライトを消し、ロシア海域から離脱するため逃走を開始した。
不明船は2時間、当局の呼び出しと信号に応じず、危険な航行を続け、日本の排他的経済水域へ逃げ込もうとしていたが、警告射撃を受けた後、ようやく停船した。
この不明船を検査したところ、船名が“Спринг Винд”(スプリングウインド)でカンボジア船籍となっており、船内にケガニ1トン、1,709固体の水棲生物資源を所持していたことが分かった。
当局により“Спринг Винд”の更なる検査がおこなわれることになる。
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カンボジアFOC船船主に天然資源損害賠償金"MARINER"FUGO"

2012-02-03 01:09:45 | 日記
2012年02月01日
サハリン発
[カンボジアFOC船船主に天然資源損害賠償金が科せられる]
サハリン地方裁判所は、環境法違反等によりロシアFSBサハリン国境警備局に拘束された、カンボジアFOC船"MARINER"と"FUGO"の船主に損害賠償金を科す判決を下した。
"MARINER"の船主"YUGEN KAISHA HOKUYO"(有限会社北洋)は2.5百万ルーブル、そして"FUGO"の船主"NEW WORLD COMPANY LTD"は、2.3百万ルーブルを天然資源に与えた損失への補償として支払わなければならない。

(以下参考過去情報)
2010年06月24日 サハリン発("MARINER"事件)
[サハリン国境警備局が2隻のカンボジア旗商業船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、ロシア海域における水棲生物資源の密漁密輸で、2隻のカンボジア旗商業船を拘束した。
6月18日、サハリン国境警備艇が、アニワ湾南東海域をパトロール中、カンボジア旗商業船を検査したところ、違法な1,600kgのカニ製品、250kgのニシン、スケトウダラが発見された。
この違法な活動をしていた商業船は母港プノンペン、船名”Snaike”乗組員14名は全員ロシア人と判明、当局はこれを拘束した。
また、6月20日、当局は、別のカンボジア旗商業船を拘束した。
この別のカンボジア旗商業船の船名は“Mariner”で、12トンの違法なズワイガニを所持しており、同様に乗組員は14 名で全員ロシア人だった。
この“Mariner”は、今年3月にも違法な商業活動を行いサハリン国境警備局に拘束されている。

2011年04月15日 サハリン発(“FUGO”事件)
[サハリン国境警備局がカニ密漁でロシア漁船とカンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は取締活動に所属航空機を投入し、タタール海峡ロシア排他的経済水域において、カニを密漁したロシア漁船“Соломон”(ソロモン)と、カンボジアFOC船“FUGO”を拘束したと発表した。
当局の検査により、“Соломон”からは、12トンの活カニと専用漁具、また、“FUGO”から23トン以上のカニ製品が発見されたが、それぞれ、これらの漁業活動を満たす許可は所持していなかった。
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ロシア 北朝鮮とIUU漁業防止政府間協定締結

2012-02-02 07:47:36 | 日記
2012年01月31日
モスクワ発
[ロシア 北朝鮮とIUU漁業防止政府間協定締結]
ロシア連邦漁業庁は、2012年1月30日、モスクワにおいて、ロシア側代表の同庁長官クライニーと北朝鮮側代表漁業大臣パクにより、IUU漁業防止政府間協定に署名がなされたと発表した。
ロシア極東海域においてカニなどの密漁、日本や韓国など東アジア諸国への水産物密輸が横行しており、ロシア連邦漁業庁は原産地証明等の管理にかかる関係国との協定を締結するなどし、これに対抗、防止対策を構築することを喫緊の課題と位置付けている。
ロシアはIUU漁業防止政府間協定を既に韓国とも締結しており、日本や中国とは覚書に署名、カナダともその署名に向けた準備を進めている。

(以下参考過去情報)

2012年01月30日 モスクワ発
[ロシア 北朝鮮とのIUU漁業防止協定締結へ]
ロシア連邦漁業庁長官クライニーは、本日2012年1月30日、北朝鮮とのIUU漁業防止協定が締結される見込みだと発表した。
この協定には、水棲生物資源の貿易にかかる原産地証明の確認システムが盛り込まれている。
IUU漁業、密漁密輸は、水棲生物資源を枯渇させるばかりでなく、関税等の支払い義務の側面でも、国家に損害を与えている。
去る1月26日の記者会見においてクライニーは、IUU漁業、密漁密輸による国家の損失は昨年2011年、8億ドル相当だったと発表し、極東においては、ロシアのどの地域よりも密漁密輸が横行しており、カニの5分の1、ウニの6分の1が違法に漁獲された製品だと指摘、原産地証明等の管理にかかる関係国との協定を締結するなどし、これに対抗、防止対策を構築すると言及していた。

2012年01月15日 モスクワ発
[ロシア政府が北朝鮮とのIUU漁業防止協定合意を承認]
ロシア政府は、北朝鮮との水棲生物資源を対象とするIUU漁業防止協定合意について承認をした。
ロシアと北朝鮮の2国間合意には、水棲生物資源の管理保全と漁船に関する情報交換、およびそのための当局の人員と監視船の配備等が盛り込まれている。
また、加えて輸出製品に関する有効期間3ケ月の証明書の取得や、その発給後12時間以内にお互いの当局事務所へコピーを通報する義務等も規定されている。
このことで、船舶要目、船舶登録番号、船名等の証明がない入港船から搬入される水棲生物資源の輸入は不可能となる。

2011年12月22日 モスクワ発
[ロシアは北朝鮮とのIUU漁業防止政府間協定締結の準備をする]
ロシア連邦漁業庁は、2011年12月22日、ロシア政府幹部会において、北朝鮮とのIUU漁業防止協定締結にむけた協議が行われると発表した。
この報告は連邦漁業庁長官クライニーが行い、外務省の他、利害が発生する連邦行政当局との調整、北朝鮮との交渉による合意文書の承認が検討される。
協定案には、水棲生物資源の漁獲の妥当性の担保と確認、輸出証明書の発行とその検査体制等が盛り込まれている。

2011年04月28日 モスクワ発
[ロシアと北朝鮮がIUU漁業防止協定覚書に署名]
ロシア連邦漁業庁は、アジア太平洋の港への密漁製品の密輸出を防ぐため、4月27日水曜日、ピョンヤンにおいて、ロシアと北朝鮮はIUU漁業防止協定覚書に署名したと発表した。
ロシアはIUU漁業防止のための政府間協定を、昨年夏に韓国と締結、中国、日本ともその準備をしており、この覚書への署名は、北朝鮮との政府間協定締結への大きな第1歩と位置づけられる。
関係者によると、毎年、自国水域内で、公式なデータの3倍のカニや魚が漁獲されており、ロシアにとってこの問題の解決は極めて重要なもので、特に、カニやウニをアジア太平洋市場へ密輸する密漁者のほとんどが、ベリーズ、パナマ等に船籍を登録した便宜地籍船FOCであることが指摘されている。

2011年04月26日 モスクワ発
[漁業庁長官クライニーが北朝鮮を訪問しIUU漁業防止を協議]
ロシア連邦漁業庁長官クライニーは、北朝鮮を訪問し、水産大臣パク・ツイヒヴァンと両国の漁業分野の国際的協力について協議をおこなっている。
4月27日には、ロシア連邦漁業庁と北朝鮮水産省との間で、IUU漁業防止協定が合意される予定だ。


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