ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ロシア共産党中央委員会副委員長カシンが活動報告 流し網漁業禁止へイニシアティブ

2015-04-30 23:11:49 | 日記

 

2015年04月30日

モスクワ発 ロシア共産党サイト

[ロシア共産党中央委員会副委員長カシンが活動報告 流し網漁業禁止へイニシアティブ]

ロシア共産党中央委員会副委員長で下院・天然資源環境委員会委員長のウラヂミル・カシンは、同党サイトで、太平洋サケマス流し網禁止法案が、2015年4月24日、下院第1読会で可決されたことを伝え、自らの活動状況を報告した。

この報告でカシンは、太平洋サケマスの沿岸域での生産のダイナミクスを維持するために、資源の産卵来遊にアクセスする方法を改正する必要があり、流し網漁業禁止についてイニシアティブをとった等を説明した。

また、海洋生態系に配慮した流し網漁業禁止は世界的潮流だと言及し、国連レヴェルと海外の対応措置の経緯を列挙した。

最後に、今後とも極東漁業の持続的発展を基礎に、ロシアの食料安全保障を強化していくと結んだ。

 

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サハリン州前水産担当副知事カレプキンの後任に元水産局長ビストロフが任命される

2015-04-30 19:43:45 | 日記

2015年04月30日 サハリン発

[サハリン州前水産担当副知事カレプキンの後任に元水産局長ビストロフが任命される]

前サハリン州知事ホロシャビンに続き、収賄容疑で逮捕された前同州水産分野担当副知事カレプキンの後任に、*イーゴリ・ビストロフ(Игорь Быстров)が任命された。

ビストロフは、2000年から2004年までの間、同州水産局長を務め、ホロシャビン逮捕後の今年2015年4月から同州知事代行コジェミャコの顧問の任に就いていた。

*イーゴリ・ビストロフ(Игорь Быстров)

教育分野・経済経営分野

1958年9月29日 サハリン州ホルムスク生まれ

1976年-1979年  ソ連軍従軍

1979年-1983年  ネベリスク漁港勤務

1983年-1984年  コムソモール・ネベリスク市委員会組織部長

1984年-1990年  産業訓練マスター 専門学校教育活動次長

1990年-1992年  ネベリスク市青少年委員会専門家

1992年-1999年  海洋環境センター“ヴィタス”研究・生産部門長

1999年-2000年  国家機関“沿岸漁業・商業地域センター”代表

2000年-2004年  サハリン州漁業局局長

2004年-2007年  国家機関“沿岸漁業・商業地域センター”代表

2007年-2009年  サハリン州戦略開発局副局長

2006年- 太平洋国家経済大学学長

2015年4月 サハリン州知事代行顧問

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今漁期太平洋サケマス漁獲予想43万1,000トンの魚種組成等が発表される

2015-04-30 19:26:15 | 日記

2015年04月29日

一般社団法人北洋開発協会(原口聖二)

[今漁期太平洋サケマス漁獲予想43万1,000トンの魚種組成等が発表される]

既報のとおり、今年2015年漁期の極東地方における太平洋サケマスの漁獲予想が計43万1,000トンと発表されているが、今般、ロシア漁業庁副長官ソコロフ(ワシリー)が、その内訳等を明らかにした。極東沿岸の商業操業のための会合では、生産の組織編制が検討されている。今漁期の極東沿岸における太平洋サケマスの生産量は、計43万1,211トンと勧告されており、その主要魚種内訳と、主要漁場の展開予想は次のとおりとなっている。

(極東地方全域の主要魚種内訳)

カラフトマス 25万6,197トン  シロザケ 12万4,827トン  ベニザケ 3万5,689トン  ギンザケ 1万2,970トン  マスノスケ 772.5トン  サクラマス 35トン

(主要漁場の展開予想)

東サハリン漁業区

カラフトマス 13万2,300トン  シロザケ 1万2,930トン  ギンザケ 100トン  サクラマス 15トン  計 14万5,345トン

東カムチャツカ漁業区

カラフトマス 8万9,100トン  シロザケ 2万0,794トン  ベニザケ 1万2,280トン  ギンザケ 4,840トン  マスノスケ 732トン  計 12万7,746トン

 

2015年05月24日 カムチャツカ発

[カムチャツカ地方の今漁期の太平洋サケマス操業は6月1日から始まる]

カムチャツカ地方遡河性魚種生産管理委員会は、今年2015年漁期の太平洋サケマス操業の開始を同年6月1日とする決定を行った。今漁期、同地方では約18万4,000トンの太平洋サケマスの生産が勧告されている。また、この内訳は、カラフトマス9万3,000トン、シロザケ4万5,000トン、ベニザケ3万3,500トン、ギンザケ1万2,000トン、マスノスケ743トンとなっている。なお、漁業者の操業許可申請は同年5月12日から当局により受付られる。

2015年04月23日 カムチャツカ発

[今漁期カムチャツカ地方は18万4000トンのサケマス生産を計画する]

カムチャツカ地方は今年2015年漁期、18万4,000トンの太平洋サケマスの生産を計画していると発表した。今漁期、当該操業で焦点が絞られているのは東カムチャツカ沿岸のカラフトマスで、8万4,000トンの生産が予想されている。また、西カムチャツカ沿岸ではシロザケとベニザケの来遊は大きいものの、カラフマスについては比較して小さくなると見込まれている。なお、同地方では今漁期についても、遡河性魚種生産管理委員会を設置し、漁業規制を行うこととしている。

(関連過去情報)

2015年02月16日 サハリン発

[今年の太平洋サケマス生産量が43万1,000トンと予想される]

2015年2月13日、ロシア農業大臣フョードロフが議長を務め、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議において、農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、今年2015年漁期の太平洋サケマスの生産量が43万1,000トンとなる予想を示した。昨年2014年漁期の生産量は約33万5,000トンだったが、特に、カムチャツカ地方西岸のカラフトマスが不漁となった一方、極東全体でシロザケが13万2,000トン漁獲され、近年において当該魚種操業が好漁と位置づけられることが指摘された。なお、直近奇数年の2013年漁期の生産量は、約39万トンだった。

(*報告担当者 原口聖二 :ロシアの太平洋サケマス操業は排他的経済水域における流し網漁業以外の沿岸漁業等に対しては、TACの設定はなく、遡河魚種生産管理委員会の承認による漁獲勧告に基づき操業が行われている。極東各地域に設置された同委員会は、漁期中適宜開催され、その都度、漁獲勧告数量を調整していく。一昨年2013年漁期、サハリン州の当初漁獲勧告は、昨年2014年同様11万5千トン程度だったが、最終的に20万トンを超える生産を行った。奇数年、偶数年の豊漁年と不漁年の隔年変動について、ここ数年の乱調も指摘されている。)

(直近偶数年2014年漁期レヴュー)

2014年10月29日 ウラヂオストク発

[極東科学操業評議会で今漁期の太平洋サケマス操業が総括される]

ロシア極東科学操業評議会がウラヂオストクで開催され、今年2014年漁期開始から同年10月28日までの太平洋サケマスの生産量が33万5,000トンに達したが、直近偶数年2012年を10万6,000トン下回ったと報告された。同評議会には、ロシア漁業庁船団組織局局長ゴルニチニフも出席した。今漁期、カムチャツカ地方は14万トンの太平洋サケマスを漁獲したが、同比較において11万5,000トン下回った。特に、同地方西岸のカラフトマスは不漁となった。サハリン州は12万2,000トンで同比較において5,000トン下回った。択捉島のカラフトマスの来遊の弱さが指摘され、その分析を慎重に行うこととなった。ハバロフスク地方は6万7,000トンで同比較において1万6,000トン上回った。また、マガダン州は2,300トン、沿海地方は1,300トンを生産した。なお、ゴルニチニフは、極東全体でシロザケが13万2,000トン漁獲され、近年において当該魚種操業が好漁となったことを指摘した。

(直近奇数年2013年漁期レヴュー)

2013年10月30日 サハリン発

[サハリンにおいて今漁期の極東太平洋サケマス操業レヴューが行われる]

本日2013年10月30日、ユジノサハリンスクにおいて極東科学操業評議会が開催され、今年2013年漁期の太平洋サケマス操業レヴューが行われた。この会議には太平洋サケマス操業にかかわる行政、科学研究機関、業界の代表者らが出席した。今年2013年漁期、極東地方の太平洋サケマスの生産量が約39万トンとなり、この内、サハリン州の漁獲が約21万トンを占め、同州が極東地方における、この漁業のリーダーになったことが報告された

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韓国政府間協定ロシア海域スケトウダラ漁獲割当削減 極東インフラ投資が不満足

2015-04-27 12:59:03 | 日記

2015年04月27日

一般社団法人北洋開発協会(原口聖二)

[韓国政府間協定ロシア海域スケトウダラ漁獲割当削減 極東インフラ投資が不満足]

韓国海洋水産部は、2015年4月24日、韓国とロシアが、モスクワで第24回韓ロ漁業委員会第3回会合を開き、韓国遠洋漁船の今年2015年のロシア排他的経済水域で漁獲することができる割当と、主な操業条件に合意したと発表した。

この中で、スケトウダラの漁獲割当は2万500トンで、前年2014年より1万9,500トン減少が報告されたが、海洋水産部は、ロシア側の削減理由について、2008年に締結したIUU漁業防止協定への対応や、ロシアの自国市場への水産物供給拡大の必要性に加え、ロシア極東地域の港湾開発に投資することで合意したものの目に見える成果がない点等を指摘したと明らかにした。(*報告担当者 原口聖二 :韓国のスケトウダラ漁獲割当は2004年から2007年まで2万500トンで固定されていた。その後、IUU漁業防止と極東水産インフラへの投資への協力を対価に最大で約6万トンまで拡大させていた。)

海洋水産部は追加的協議を行い、漁獲枠の回復を目指すとしている。

なお、同会合の代表は、韓国側が海洋水産部海洋政策室長ヨンヨウンジン、ロシア側が漁業庁副長官ソコロフが務めた。

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第24回韓ロ漁業委員会が合意に至る

2015-04-27 11:50:53 | 日記

2015年04月26日
韓国発
[第24回韓ロ漁業委員会が合意に至る]
韓国遠洋漁船が今年2015年、ロシアの排他的経済水域で漁獲することができる割当が、計3万8,010トン(前年2014年は約6万トン)で決定された。
韓国海洋水産部は2015年4月24日、韓国とロシアが、モスクワで第24回韓ロ漁業委員会第3回会合を開き、主な操業条件に合意したと発表した。
韓国が確保した漁獲割当は、計3万8,010トンで、その内、スケトウダラは2万500トン、マダラ3,750トン、サンマ7,500トン、イカ5,500トン、その他760トン等となっている。
スケトウダラは前年2014年より1万9,500トン減少した。(*報告担当者 原口聖二 :韓国のスケトウダラ漁獲割当は2004年から2007年まで2万500トンで固定されていた。その後、IUU漁業防止と極東水産インフラへの投資への協力を対価に最大で約6万トンまで拡大させていた。)
韓国が2008年に締結したIUU漁業防止協定への対応や、ロシアの自国市場への水産物供給拡大の必要性等(*インフラ投資問題について原文に言及なし)をロシア側がスケトウダラ漁獲割当削減の理由にしているとされている。
入漁料のトン当たりの単価は、スケトウダラ370ドル(前年360ドル)、マダラ385ドル、サンマ106ドル、イカ103ドル、ニシン110ドル、エイ173ドルなどでスケトウダラを除いては、前年レベルとなった。
操業条件では、ロシア監督官が乗船するイカ操業船を2隻から1隻に減らす等して、業界の負担を減らしたと海洋水産部は説明した。
今年、ロシア水域で操業する漁船は、スケトウダラ漁船4隻、マダラ延縄漁船2隻、サンマ棒受け網漁船14隻、イカ釣り漁船70隻などである。
海洋水産部海洋政策室長ヨンヨウンジンは、縮小されたスケトウダラ漁獲割当の約2万トンについて、韓国国内市場への全体のスケトウダラ供給量26万トンを考慮すると、その比重は大きくないが、国内の需給影響がないように対策を立てて、ロシアと緊密に交渉し、追加の確保等に最善を尽くしたいと述べた。

(関連過去情報)

2015年02月19日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了する]
ロシア漁業庁は2015年2月19日、サンクトペテルブルグで開催されていた第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了したと発表した。
双方は、韓国漁船のロシア排他的経済水域での操業について、漁業規則と手続き、水棲生物資源の漁獲量の監視システム、操業隻数、漁船リスト等、両国の漁業分野の協力において最も重要な事項について特段の注意を向けた。
韓国側は、2009年12月22日付IUU漁業(密漁密輸)防止政府間協定に基づき、実効ある行動の義務を果たすこと表明した。
双方は、漁業分野の科学技術協力の実施について、今年2015年の行動計画に合意した。
また、南極海洋生物資源の保存に関する委員会CCAMLR、南太平洋地域漁業管理機関SPRFMO、北太平洋漁業委員会NPFC等の地域漁業管理機関における科学オブザーバ交換の覚書のドラフトを交換した。

2015年02月17日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会第2回会合がサンクトペテルブルグで始まる]
ロシア漁業庁は2015年2月17日から、第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が、サンクトペテルブルグで始まったと発表した。
会合の代表は、ロシア側が同庁国際協力局長シマコフ、韓国側は韓国海洋水産部遠洋政策官チョ・シン・ヒ(Чо Син Хи)が務めている。
双方は、IUU漁業(密漁密輸)防止への実効ある対応、科学技術分野での協力等を含め、漁業分野における2ケ国間の幅広い協力について検討することとなる。
また、特に、ロシア極東地方の水産インフラ建設のための共同投資プロジェクトの協力体制の組織化について引き続き協議が行われる。
なお、当該第2回会合は、同19日まで行われる予定である。

2014年11月14日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会が行われる]
2014年11月10日からウラヂオストクにおいて、第24回ロ韓漁業委員会が開催され、その代表を、ロシア側は農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフ、韓国側は韓国海洋水産部副長官ムン・へ・ナム(Мун Хэ Нам)が務めた。
双方は、2009年12月22日付IUU漁業(密漁密輸)防止協定に基づく協力について協議し、第23回ロ韓漁業委員会の合意事項の実行状況の情報交換を行った。
また、ロシア極東地域の水産インフラ整備のための共同投資プロジェクトについて、外国人投資のための基本計画の設定について話し合った。

加えて、来年2015年のロシア排他的経済水域における韓国漁船のための漁獲割当、漁場、期間等の操業条件とその見返りとなる金額について話し合い、合意された主要事項について、次回、モスクワで行われる会合で、引き続き協議することとなった。

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ロシア下院 第1読会 太平洋サケマス流し網禁止法案可決

2015-04-25 02:09:23 | 日記

2015年04月24日 モスクワ発

[ロシア下院 第1読会 太平洋サケマス流し網禁止法案可決]

2015年4月24日、ロシア下院第1読会が行われ、太平洋サケマス禁止法案が可決された。

法案の説明文は、太平洋サケマスの再生産の最適な条件を維持し、産卵行動を保護するため、流し網漁業を停止する必要がある等を述べた。

 

(ロシア3読会制)

第1読会:法案の骨子、合憲性、緊急性・発効した場合の効果等を審議。
第2読会:より具体的な条項について審議、修正・補足の審議や採択。
第3読会:法案全体についての最終審議。この段階で行われる修正は編集上のもののみ。

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副首相ドヴォルコヴィッチが新大臣トカチョフを農業省へ紹介する

2015-04-23 15:39:00 | 日記

2015年04月23日 モスクワ発

[副首相ドヴォルコヴィッチが新大臣トカチョフを農業省へ紹介する]

2015年4月22日、新農業大臣に任命されたクラスノダール地方前知事トカチョフを、ロシア副首相ドヴォルコヴィッチが農業省職員らへ紹介し、任務の成功を期待する旨を語った。

また、ドヴォルコヴィッチは同席した前農業大臣フョードロフに対し、感謝の辞を述べた。

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新農業大臣にアレクサンドル・トカチョフが任命される

2015-04-22 19:31:37 | 日記

2015年04月22日 モスクワ発

[新農業大臣にアレクサンドル・トカチョフが任命される]

ロシア新農業大臣としてクラスノダール地方前知事アレクサンドル・トカチョフ(Александр Ткачёв)が任命されたとクレムリンのWEBサイトが発表した。

およそ3年間、農業部門を率いた前農業大臣ニコライ・フョードロフ(Николай Федоров)はロシア大統領顧問(советник:ソヴェトニク)に任命されることとなる。

トカチョフは1960年12月23日生まれでクラスノダール地方ヴィセリキ出身。

1983年クバン高等技術専門学校を卒業し、地元の飼料工場に技師として就職、主任技師を経て、1986年ヴィセリキ地区党委員会第一書記になる。

1990年ヴィセリキ飼料工場支配人に選出される。

1993年同工場が民営化に伴い株式会社“アグロコンプレクス”になると同社社長に就任。

1994年クラスノダール地方議会議員を経て、翌1995年ロシア連邦議会下院国家会議代議員に選出され、この間、下院の常任委員長やクバン農業協同組合長などを歴任する。

2000年経済学博士号取得。

同年12月、クラスノダール地方知事に就任し、2004年再選される。

2007年から新たに5年の任期で同地方知事。

2012年からも更に同地方知事に就任し現在に至っていた。

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農相フョードロフが省内で辞任を伝える

2015-04-22 10:37:15 | 日記

2015年04月22日 モスクワ発

[農相フョードロフが省内で辞任を伝える]

タス通信は、ロシア農業大臣フョードロフが2015年4月21日、省内で辞任を伝えたと報じた。

これは、複数の副大臣級との会議で伝え、これまでの業務に感謝の言葉があったとされている。

この情報に先立って、同大臣の辞任の可能性が伝えられたが、公式情報としては確認されていない。

また、同大臣補佐官は、タス通信のインタァヴューへコメントを断っている。

しかし、同日の下院の首相メドヴェージェフへの報告に関する政府代表者会議に、フョードロフは出席していない。

加えて、予定されていたエジプトへの出張もキャンセルされた。

情報によるとフョードロフは、新たにWTO関連の仕事に就く可能性があるとされている。

 (関連過去情報)

 2015年04月18日 モスクワ発

[フョードロフは農業大臣のポストを去るだろう]

インタァファクスは、複数の情報をもとに、近々、農業大臣フョードロフは、そのポストを去るだろうと伝えた。

この情報について大統領報道官はコメントを控え、首相報道官は、政府による関連書類は存在していないと語った。

しかしながら、他の情報によると、既に、新しい農業大臣の候補者として、以前、農業副大臣を務めていたノヴゴロド地方知事ミーチンと、スタヴポロリ地方元副知事で、3月に農業副大臣に任命されたガエフスキーの名があがっているとされている。

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3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業復活後初めて帰還

2015-04-22 09:20:02 | 日記

2015年04月19日
ウラヂオストク発
[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業復活後初めて帰還]
昨年2014年ロシア漁業に復帰し、同年7月から操業を開始した沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)所属3万2千トン級の大型加工母船”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)が、サンマの受け入れ等、その第1回目の航海の任務を終え、ウラヂオストク港へ帰還した。
この間、洋上滞在はオホーツク海と南クリール海域の9ケ月間で、スケトウダラ、ニシン、そしてサンマ等の原料を受け入れ、洋上加工を行い、所属グループである“Доброфлот”(ドブロフロート)のブランド名を付け製品を生産してきた。
今次航海では、缶詰2,500万缶、冷凍魚2万3,000トン、そしてフィッシュ・ミール600トンと魚油125トン等が生産され、成功を収めた。
”Всеволод Сибирцев”は、わずかな時間を岸壁で過ごし、すぐに洋上へ戻る計画となっている。
(報告担当者 原口聖二: 次のYoutubeアドレスで“ドブロフロート”のプロモーションと大型加工母船“フセヴォロド・シビルツェフ”の活動等がご覧になれます。https://www.youtube.com/watch?v=2wjAaNOuNEA

(関連過去情報)
2014年06月06日 モスクワ発
[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業に復活]
沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)は、2011年に外国人の所有となった3万2千トン級の大型加工母船*”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)を、昨年2013年、ロシア農業銀行の支援を受け買収、極東漁業への投入を計画している。
”Всеволод Сибирцев”は、スケトウダラ、ニシン、サケマス、サンマ等の伝統的魚種原料に加え、TAC設定のない魚種を加工し製品を生産していくこととなる。
”Всеволод Сибирцев”は、缶詰製品等を洋上で生産するため、1989年にフィンランドで建造された。
*報告担当者 原口聖二 ”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)
”Всеволод Сибирцев”と同様のタイプの大型加工母船は、1988年から1989年にかけ、フィンランドの造船所で3隻建造された。それは、”Содружество”(ソドルジェストヴァ)ПЗ-2301、Петр Житников”(ピョトル・ジチニコフ) ПЗ-2302、そして、この”Всеволод Сибирцев” ПЗ-2303。
”Всеволод Сибирцев”は、2011年12月以降、ギリシャ登記の会社によって、リベリア船籍、船名を*”HAINAN BAOSHA 001”として管理運航され、後に中国漁業へ投入された経緯にある。

 

 

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沈没事故を受け米国業界が再びロシアスケトウダラ業界のMSC認証に疑問を投げかける

2015-04-21 17:50:19 | 日記

2015年04月21日 ウラヂオストク発

[沈没事故を受け米国業界が再びロシアスケトウダラ業界のMSC認証に疑問を投げかける]

米国業界団体“At-sea Processors Association”(洋上加工協会 以下米国“APA”)は、サハリン州根拠ロシア漁船”Дальний Восток”(ダリニ・ヴォストーク)のオホーツク海シェリホフ湾付近での沈没事故を受け、ロシアスケトウダラ漁業者協会のオホーツク海スケトウダラ漁業にかかる、2013年9月の海洋管理協議会(MSC)認証取得に疑問を投げかける書簡を、同協議会から委託を受けた、独立審査機関インターテック・ムーディー・マリン(IMM)に対して送付した。

米国“APA”は、この審査段階から、一貫してロシア業界の当該操業認証取得に異論を唱えていた。

”Дальний Восток”の沈没事故を受け、米国“APA”は、持続可能な漁業、環境への配慮等を考えた時、ロシア業界については認証を取得するための最低限の要件を満たしていないと確信しており、MSCとIMMへ再検証を要請した。

 

(以下MSCのホームページから引用)

2013年09月24日

ロシア・オホーツク海スケトウダラ漁業がMSC認証を取得

ロシア・オホーツク海のスケトウダラ(学名:Theragra chalcogramma)漁業が海洋管理協議会(MSC)認証を取得しました。独立認証機関インターテック・ムーディー・マリン(Intertek Moody Marine)による科学的な第三者による審査によって、この漁業は持続可能で適切に管理された漁業としてMSC規準を満たしていると評価されました。この漁業が漁獲する資源はオホーツク海北部に位置しており、1月から4月までと10月から12月までの2つの漁期で操業が行われています。ロシアの漁業の管理は連邦漁業庁(FFA)が中心的役割を担っており、オホーツク海のスケトウダラ漁業も連邦漁業庁が管理しています。

この漁業によるスケトウダラはフィレをはじめとする様々な製品に使われており、ロシア国内の市場及びアジアやヨーロッパにも供給されています。スケトウダラのすり身も国内及び輸出向けに生産されています。スケトウダラの魚卵は主に日本と東南アジアの市場に輸出されていますが、魚卵の缶詰は国内でも販売されています。2012年の漁獲可能量(TAC)はおよそ84万トンでした。

漁業者のコメント

ロシア・オホーツク海のスケトウダラ漁業は、極東ロシアにおけるスケトウダラの総漁獲枠の70%を超えるシェアを持つ45の漁業団体から成る漁業クライアントのスケトウダラ漁業者協会(PCA)により、漁業審査に入りました。PCAのエグゼクティブ・ディレクター、アレクセイ・ブグラック氏は次のようにコメントしました。「オホーツク海のスケトウダラ漁業が持続可能で適切に管理された漁業としてMSC認証を取得できたことを大変嬉しく思います。独立した科学的審査を受けましたが、異議申し立てプロセスを経たことで、認証の結果がより強固で確かなものとなりました。ロシア漁業管理及びPCAのメンバーは更なる改善のために尽力し、今回の成功に貢献してくれたロシアスケトウダラ持続可能連合(RPSA)および関連NGOと緊密に協力していくことを期待します」。

MSCのコメント

MSCアメリカ地域ディレクター、ケリー・コフリンは次のようにコメントしました。「海洋管理協議会はロシア・オホーツク海のスケトウダラ漁業が認証を取得した漁業となったことを心より歓迎いたします。審査プロセスにおいて、各方面の主要なステークホルダーが参加したことで、審査の結果がより強固なものとなり、科学的に厳密かつステークホルダーの参加をふまえた結果を得るための抑制と均衡のシステムが、MSCプログラム全体を通じて機能していることが実証されました。スケトウダラは世界の市場において貴重なタンパク源であり、PCAがこれらの市場に供給する水産物は、現在と将来の世代のために資源を守る漁業からのものだという確信を与えることになるでしょう」。

グローバル企業グループである、ロシアスケトウダラ持続可能連合は、PCAと協力してこの審査をサポートしました。イグロフーズグループの技術・持続可能性チーフオフィサーのピーター・ハジピエリス氏はグループを代表して次のように述べました。「オホーツク海のスケトウダラ漁業のMSC認証は私たちすべてにとって大変重要な意味を持つものです。私たちの目標は、国際的な協力を通じて独立した第三者による天然水産物の漁業認証による便益を深く理解し、それにより長期にわたり水産業に貢献できることを示すことでした。私たち、そして、ロシア・オホーツク海スケトウダラ漁業がMSC規準を満たすことを示そうとPCAを懸命にサポートしてくださったロシア連邦漁業庁の専門家の方々と共にこの成功を分かち合うPCAのメンバーの皆さんにお祝い申し上げます。私たちロシアスケトウダラ持続可能連合は、MSC認証を取得する過程の中の重要な段階で貢献してくださったMSCステークホルダーグループ、持続的漁業パートナーシップ(SFP)、世界自然保護基金(WWF)と引き続き協力していけることを期待します」。

ロシアスケトウダラ持続可能連合のメンバーにはイグロフーズグループに加えて、デルマール、FrOsta、ゴートンズ、ハイライナーフーズ、ピッケンパック、ロイヤル・グリーンランド、ヤング・シーフードも含まれています。

認証機関インターテック・ムーディー・マリン(IMM)はこの審査の中で、当該漁業が認証期間中に完了すべき、モニタリング及び監視員プログラムの強化に関する要求事項を含めた8つの改善点を特定しました。今後のこの漁業に関する情報の質を改善するために、ロシア漁業管理者及び科学研究員、国際的な専門家チームと協力し、水揚げ記録の対象、整合性、正確度の分析を一年以内に作成することになります。

 

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ロシアFOC/IUU取締情報206"ーーーーー"

2015-04-20 18:10:22 | 日記

2015年04月20日 .........発

[.........国境警備局がカニ密漁.........旗船を拘束]

ロシアFSB.........国境警備局は、.........約.........トンを密漁した.........旗船を拘束したと発表した。

違法漁獲された.........カニは.........され、.........の水棲生物資源の損害が.........された。

当局は.........ロシア排他的経済水域において、日本に向け針路をとっている“.....A....”を発見、これを呼び出した。

しかし“.....A....”が応じず、.........に向け逃走を開始したため、当局は警告射撃を行い、これを停船させた。

当局が“.....A....”を検査したところ、船内から違法に漁獲された.........カニ約.........トンが発見された。

.........カニは.........され、.........は.........とされている。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2015年05月  http://kisenren.com

2015-04-20 16:05:24 | 日記

2015年05月10日 

ユーザー  各位

                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、既報のとおり、2016年からの流し網漁業禁止にかかる法案は、極東の2つの主導的漁業地域の闘争を招いています。カムチャツカ地方の漁業者は、環境問題を前面にだし、当該漁業の禁止を主張し続けている一方で、サハリン州の漁業者は科学的根拠に乏しいこと等を理由に、これに強く反対しています。この問題について、4月中旬、カムチャツカ地方議会は、大統領プーチンに対して、流し網漁業を肯定し国家のリーダーシップを誤って誘導するロビー活動を認めず、太平洋サケマスを対象とした流し網漁業を禁止するよう、あらためて要望書を送付しました。一方、サハリン州政府は、これに反応するように、副首相ドヴォルコヴィッチに対して追加的に要望書を送付、適切な時期が来るまで、この問題の解決を延期するよう求めました。

日本漁船によるロシア排他的経済水域における当該操業にも大きな影響を与える可能性のある、未決着のこの問題の関連情報を、引き続き、今月号のTopNews としてご報告申し上げます。

なお、インタァファクスは、4月18日、複数の情報をもとに、近々、農業大臣フョードロフが、そのポストを去るだろうと伝えました。この件についても今月号であわせてお知らせ申し上げます。

敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

 Contents

 TopNews  フョードロフは農業大臣のポストを去るだろう

・サケマス流し網漁業禁止法案にかかるサ州とカム地方の対立(太平洋サケマス流し網漁業関連外6件)

・資源産業汚職防止に関する会議が開催される(ロシア農業副大臣動向/2ケ国間漁業協定関連等外11件)

・ロシア漁業者によるオホーツク海抱卵スケトウダラ操業概況(ロシア漁業者底魚等操業関連外16件)

・オホーツク海北部における無脊椎動物資源漁獲状況(ロシア漁業者無脊椎動物資源操業関連外5件)

・科学研究機関がサ州のサケマス生産量を約18万トンと予想(太平洋サケマス操業関連)

・カニ密漁カンボジアFOC船船長が公判審理をむかえる(FOC/IUU取締情報関連外2件)

・プレオブラジェンスカヤ・トロール船団基地がサンマ・トロール船を投入(その他ロシア漁業関連情報外11件)

・大韓航空 水産物輸出運賃引き下げ(韓国スケトウダラ等市場関連等外5件)

・哀悼の日(ダリニ・ヴォストーク沈没事件関連外2件)

・(ラスで火災のオレグ・ナイデノフはやはり密漁をしていた(オレグ・ナイデノフ沈没事件関連外2件)

・金正恩がフィッシュミール工場を現地視察(北朝鮮漁業関連)

計72報告

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北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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フョードロフは農業大臣のポストを去るだろう

2015-04-19 15:04:38 | 日記

2015年04月18日
モスクワ発
[フョードロフは農業大臣のポストを去るだろう]
インタァファクスは、複数の情報から、近々、農業大臣フョードロフは、そのポストを去るだろうと伝えた。
この情報について大統領報道官はコメントを控え、首相報道官は、政府による関連書類は存在していないと語った。
しかしながら、新しい農業大臣として、その候補者に、以前、農業副大臣を務めていたノヴゴロド地方知事ミーチンと、スタヴポロリ地方元副知事で、3月に農業副大臣に任命されたガエフスキーの名があがっている。

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.........国境警備局職員がカニ密漁.........船からの........を.........したと公表

2015-04-17 17:04:20 | 日記

2015年04月17日  .........発

[.........国境警備局職員がカニ密漁.........船からの........を.........したと公表]

2015年4月17日、ロシアFSB.........国境警備局は、同局職員が、カニの密漁で拘束した.........船籍の......... の幹部から.........を提案され、それを.........したと公表した。

当局は、.........年.........月.........日、.........水域において、......... を発見し停船させ検査、船内から違法に漁獲された活カニ等を発見してこれを拘束した。

この取締活動のなかで、......... の幹部から当局職員に対して、.........で、本件を.........する提案があったと公表した。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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