2014年8月30日
モスクワ発
[船名隠ぺい活カニFOC運搬船が拘束される]
オホーツク海においてロシアFSB国境警備局は、活動を認める許可を持たない、活カニ対応機器を設備する運搬船を拘束した。
当局所属哨戒機が、この運搬船を発見した時、彼らは、欺くことを目的に、船名をペイントで塗りつぶしていた。
運搬船は逃走を開始したが、当局のヘリコプター、警備艇による追跡を受け拘束された。
検査の結果、運搬船は、昨年2013年、カニを密漁し当局により拘束された、当時、カンボジア旗だった"Трим"(トリム)と判明、乗組員はロシア人で構成されていて、現在は、ベリーズ登記の会社に所属しトーゴ船籍となっていることが分かった。
運搬船は、漁業規則違反等により当局によってペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
なお、"Трим"の船長と船主“ФедералПресс.Дальний Восток”(フェデラル・プレス ダリニイヴォストーク)は、今年2014年7月に、罰金500万ルーブルを科せられたばかりだった。
(関連過去情報"Трим"事件)
2014年07月18日 サハリン発
[カニ密漁カンボジアFOC船船主・船長に500万ルーブルの罰金]
ロシア軍検察は、サハリン管轄海域でカニの密漁を行ったカンボジアFOC船船主・船長に500万ルーブルの罰金を科す判決が下されたと発表した。
カンボジアFOC船"Трим"(トリム)は、当該海域においてカニ約18トンを違法に漁獲しロシアFSBサハリン国境警備局により拘束され、裁判は、ロシア軍事検察の起訴により開始された。
なお、支払われる罰金は、国家予算の収入となる。
2013年10月16日 サハリン発
[サハリン国境警備局が択捉島周辺海域でカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2013年10月10日、択捉島周辺ロシア排他的経済水域において、カニを密漁したカンボジアFOC船"Трим"(トリム)を拘束したと発表した。
当局は"Трим"を検査し、船内から違法に漁獲した活ズワイガニ(オピリオ)16トン以上を発見、これを拘束した。
なお、"Трим"の母港はプノンペンで、乗組員はロシア人で構成されていた。