2013年02月26日
モスクワ発
[ロシア漁業庁報道官が日本へのカニ駆け込み搬入を報告]
ロシア漁業庁報道官サベリエフが、2012年9月のロ日IUU漁業(密漁密輸)防止協定の署名に伴い、この発効までの間を、最大限に利用する意図をもつと考えられる、日本の港へ向けた、ロシア産カニの密漁密輸が、駆け込みで急増した旨、日本の業界紙(報告担当者 原口:2013年2月13日付“みなと新聞”と推察)を引用して指摘した。
昨年2012年のロシアから日本へのタラバガニの年間通関量(グラフ)は、活製品が前年比2.7倍、冷凍製品が1.8倍と急増した。
また、韓国釜山、北海道等の保税在庫数量も3,000トン以上、4,000トン-5,000トンとの情報がある。
駆け込み製品の品質は不安定で、日本の需要期も過ぎ、販売は進んでいない。
現在、日本でのタラバガニの生冷凍製品は、¥1,500($13.4)/kg-¥1,200($16.7)/kg程度で、場合によっては¥1,000($11)/kg程度との情報もあり、アラスカ産、カナダ産のズワイガニと競合する価格帯となっている。
駆け込み搬入の終わりの焦点は、IUU漁業防止協定の発効期であり、同報道官は、今春以降との見通しを示した。
なお、ロシア産カニの北海道の港へのズワイガニ・タラバガニの搬入実績の2011年と2012年の比較は表のとおりとなっている。
モスクワ発
[ロシア漁業庁報道官が日本へのカニ駆け込み搬入を報告]
ロシア漁業庁報道官サベリエフが、2012年9月のロ日IUU漁業(密漁密輸)防止協定の署名に伴い、この発効までの間を、最大限に利用する意図をもつと考えられる、日本の港へ向けた、ロシア産カニの密漁密輸が、駆け込みで急増した旨、日本の業界紙(報告担当者 原口:2013年2月13日付“みなと新聞”と推察)を引用して指摘した。
昨年2012年のロシアから日本へのタラバガニの年間通関量(グラフ)は、活製品が前年比2.7倍、冷凍製品が1.8倍と急増した。
また、韓国釜山、北海道等の保税在庫数量も3,000トン以上、4,000トン-5,000トンとの情報がある。
駆け込み製品の品質は不安定で、日本の需要期も過ぎ、販売は進んでいない。
現在、日本でのタラバガニの生冷凍製品は、¥1,500($13.4)/kg-¥1,200($16.7)/kg程度で、場合によっては¥1,000($11)/kg程度との情報もあり、アラスカ産、カナダ産のズワイガニと競合する価格帯となっている。
駆け込み搬入の終わりの焦点は、IUU漁業防止協定の発効期であり、同報道官は、今春以降との見通しを示した。
なお、ロシア産カニの北海道の港へのズワイガニ・タラバガニの搬入実績の2011年と2012年の比較は表のとおりとなっている。