ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

大統領全権代表は流し網漁業禁止を求めるカムチャツカ地方の立場を支持する

2015-02-27 16:48:57 | 日記

2015年02月26日 カムチャツカ発

[大統領全権代表は流し網漁業禁止を求めるカムチャツカ地方の立場を支持する]

ロシア極東連邦管区大統領全権代表*ユーリ・トルトネフ(Юрий ТРУТНЕВ)は、カムチャツカ地方を訪問中、地元通信社"カムチャツカ“のインタァヴューを受け、流し網漁業禁止を求める同地方の立場を支持すると明言した。

トルトネフは、流し網漁業が禁止になることを確信していると語り、日本との当該漁業にかかる合意を破棄した時、大きな報復を受けることになると指摘する意見があるが、長い間議論してきた問題であり、ロシア経済を考えた時、前述のとおりなるべきだと言及した。

*ユーリ・トルトネフ1956年3月1日生れ
ロシアの政治家。2004年から2012年までロシア連邦天然資源相。その後大統領補佐官を経て、2013年8月に極東連邦管区大統領全権代表に任命された。1996年ペルミ市長選挙に立候補し、第1回投票で61.42パーセントを獲得し当選する。2000年にはペルミ州知事選挙に立候補し、51.48パーセントを獲得し当選する。2008年ロシア大統領選挙では、何人かの政治アナリストはトルトネフの立候補を予想した。トルトネフがプーチン体制を維持することの可能なテクノクラートとして政権内から歓迎されると予想したのである。もっとも、トルトネフ自身はマスコミのリップサービスを一顧だにせず、知事時代から他の地方長官たちが与党統一ロシアに参加する中、一線を画して中立的な立場を保ったのと同様、大統領選でも一貫して自身のスタンスを保った。
2013年8月31日、プーチン大統領はイシャエフ極東発展相兼極東連邦管区大統領全権代表を解任し、後任の全権代表に副首相兼任でトルトネフを任命した。趣味は、ラリーと空手。彼は、2020年開催予定のオリンピックに極真空手を正式種目とすることを目的とした組織「極真ワールドユニオン」(KWU)の発起人である。

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サハリンの大規模サケマス密漁刑事事件捜査が完了する

2015-02-27 15:43:09 | 日記

2015年02月27日 サハリン発

[サハリンの大規模サケマス密漁刑事事件捜査が完了する]

サハリン州当局は、大量のシロザケを違法漁獲した、大規模密漁の刑事事件捜査を完了した。

この密漁を行ったのはアニフスキー地区の漁業会社“Таранай”(タラナイ)で、水棲生物資源の産卵行動に大きな損害を与える違法漁獲を行い、刑法256条3項に違反した。

同社の被告5名は、2013年9月6日から同12日までの間、許可されていない沿岸において違法漁具により70トン以上のシロザケを漁獲した。

この密漁による水棲生物資源の損害は2,000万ルーブル以上と見積もられている。

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サハリン州の今年2015年の太平洋サケマス漁獲予想が発表される

2015-02-25 13:04:09 | 日記

2015年02月25日 サハリン発

[サハリン州の今年2015年の太平洋サケマス漁獲予想が発表される]

2015年2月20日、サハリン海洋漁業研究所サフニロにおいて、ロシア漁業庁副長官ソコロフ(ワシリー)のほか、行政、科学研究機関、業界の代表者らが出席し、今漁期の太平洋サケマスの漁業組織の編成等について会議が開催された。

会議では、昨年2014年漁期の当該操業レヴューと、今年2015年漁期のプレヴューが行われた。

この中で科学研究機関は、同州の今漁期の予想について、記録的豊漁となった直近奇数年2013年までには達しないが、それをわずかに下回る程度の好漁となる確度が高いと発表した。

 

2015年02月16日 サハリン発

[今年の太平洋サケマス生産量が43万1,000トンと予想される]

2015年2月13日、ロシア農業大臣フョードロフが議長を務め、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議において、農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、今年2015年漁期の太平洋サケマスの生産量が43万1,000トンとなる予想を示した。

昨年2014年漁期の生産量は約33万5,000トンだったが、特に、カムチャツカ地方西岸のカラフトマスが不漁となった一方、極東全体でシロザケが13万2,000トン漁獲され、近年において当該魚種操業が好漁と位置づけられることが指摘された。

なお、直近奇数年の2013年漁期の生産量は、約39万トンだった。

(*報告担当者 原口聖二 :ロシアの太平洋サケマス操業は排他的経済水域における流し網漁業以外の沿岸漁業等に対しては、TACの設定はなく、遡河魚種生産管理委員会の承認による漁獲勧告に基づき操業が行われている。極東各地域に設置された同委員会は、漁期中適宜開催され、その都度、漁獲勧告数量を調整していく。一昨年2013年漁期、サハリン州の当初漁獲勧告は、昨年2014年同様11万5千トン程度だったが、最終的に20万トンを超える生産を行った。奇数年、偶数年の豊漁年と不漁年の隔年変動について、ここ数年の乱調も指摘されている。)

 (関連過去情報:直近奇数年2013年漁期レヴュー)

 2013年10月30日 サハリン発

[サハリンにおいて今漁期の極東太平洋サケマス操業レヴューが行われる]

本日2013年10月30日、ユジノサハリンスクにおいて極東科学操業評議会が開催され、今年2013年漁期の太平洋サケマス操業レヴューが行われた。

この会議には太平洋サケマス操業にかかわる行政、科学研究機関、業界の代表者らが出席した。

今年2013年漁期、極東地方の太平洋サケマスの生産量が約39万トンとなり、この内、サハリン州の漁獲が約21万トンを占め、同州が極東地方における、この漁業のリーダーになったことが報告された。

なお、サハリン州太平洋サケマスの生産の内、カラフトマスが18万3,000トン、シロザケが2万1,000トンを占めている。

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劇的に減少しないカニ密漁密輸 特に............関係に問題が残る

2015-02-25 10:24:48 | 日記

2015年02月20日 モスクワ発

[劇的に減少しないカニ密漁密輸 特に............関係に問題が残る]

ロシアFSB国境警備当局が特に力を入れて闘っているにもかかわらず、水棲生物資源の密漁密輸は劇的に減少していない。

カニを中心としたIUU漁業(密漁密輸)は、ほとんどの場合、カンボジア、パナマ、ベリーズ、シエラレオネ、トーゴ、台湾等のFOC(便宜置籍)船で行われている。

当局の幹部は、これを阻止するため、日本、韓国、中国、北朝鮮等とIUU漁業防止協定を締結した経緯を説明した。

また、これに加えて、............の当事国である............当局とも直接的にIUU漁業を排除するための交渉を始め、一定の合意事項を積み重ねているとした。

一方、2014年においても、当局は、70隻以上のFOC船とロシア船を拘束、2,400トン以上の水棲生物資源とカニを押収し、185件の刑事事件を起訴、112件が有罪となった。

当局は、特に、............関係に、未だに問題が残っていると指摘、IUU漁業防止協定の実効ある対応について協議する時、............な状況に関する説明は必要ないと言及した............

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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ロシアFOC/IUU取締情報201"ーーーーー"

2015-02-23 13:00:43 | 日記

2015年02月23日 サハリン発 

[.............国境警備局がカニ密漁................旗船を拘束]

ロシアFSB............国境警備局は、2015年2月22日、沿海地方ベルキナ岬付近ロシア排他的経済水域でカニの密漁を行った....................旗船“................”を拘束したと発表した。

当局が“.............”を検査したところ、違法に漁獲した13.5トンの活タラバガニを所持していたことが判明、これら550万ルーブル相当は生息地へ全量海中還元された。

“..............”は、これらの活動を認める許可を得ておらず、更なる検査のため当局により...........の港へ連行された。

なお、“............”の乗組員はすべてロシア人で構成されていた。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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本会議採決 サハリン州は流し網漁業禁止法案に反対する

2015-02-21 06:38:27 | 日記
2015年02月20日
サハリン発
[本会議採決 サハリン州は流し網漁業禁止法案に反対する]
2015年2月19日、サハリン州議会本会議が行われ、ロシア下院に提出された2016年からの太平洋サケマス流し網漁業全面禁止法案の賛否について採決の結果、反対19人、棄権1人だった。
このことから、サハリン州としては当該法案に反対することが決定された。
同州の反対決定に関する情報はロシア下院へ通報され、一連の問題に反映されることを求めることとなる。
(関連情報)

2015年02月19日
サハリン発
[サハリン州議会本会議で流し網漁業問題が話し合われる]
本日2015年2月19日、サハリン州議会(本会議)が行われ、ロシア下院に提出された2016年からの太平洋サケマス流し網漁業全面禁止法案の問題について話し合われた模様。
一部によると、同議会は法案に反対の方向性を示したとの情報だが、採決の結果、今後の具体的な対応等の詳細な情報は現時点(同日15:00)において伝えられていない。

2015年02月12日
サハリン発
[流し網漁業問題 サハリン州議会委員会は賛否が割れる]
2015年2月10日、サハリン州議会経済発展委員会が行われ、ロシア下院に提出された2016年からの太平洋サケマス流し網漁業全面禁止法案の問題について審議がなされた。
この委員会では、流し網漁業の環境への影響、禁止した場合の経済的効果等、当該法案の説明がすべて報告された。
しかし、審議の結果、委員の意見は割れ、流し網漁業禁止に賛成3名、反対3名、1名が棄権で、この問題の賛否を決めることができなかった。
この問題の取り扱いは同年2月19日行われる予定の本会儀で決定されることになる。
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大連はロシア極東漁業協力を加速する

2015-02-20 10:16:00 | 日記

2015年02月20日 中国発

[大連はロシア極東漁業協力を加速する]

中国大連の水産業界は、“21世紀海上シルクロード構想”に呼応し、ロシア極東地方との協力促進を強化している。

地元“大連海洋水産株式会社”は、サハリン漁業会社との合弁事業として“祥海林7”(Cheung Hailin 7)、“祥海林8”(Cheung Hailin 8)を建造した。

このセレモニーには、サハリン州政府代表と大連市の漁業当局の幹部も参加した。

当該プロジェクトでは、4隻の漁船を建造する計画で、これらの漁船はロシア領海12カイリ内で操業を行うこととなる。

近年、双方は、遠洋漁業での協力、水産物製品の加工と貿易等、関係がより緊密となってきている。

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極東の2つの地域の闘争となる流し網漁業禁止法案

2015-02-20 07:22:28 | 日記
2015年02月20日
モスクワ発
[極東の2つの地域の闘争となる流し網漁業禁止法案]
2016年からの太平洋サケマス流し網漁業禁止法案は極東の2つの地域の闘争を招いている。
カムチャツカ地方の漁業者が2008年以来、当該漁業の禁止を主張し続けている一方で、サハリン州の漁業者はこれに強く反対している。
これは、漁獲物であるベニザケの市場競合という側面をもっている。
ベニザケは国内および海外市場で大きな需要がある。
カムチャツカ地方における漁獲は沿岸漁業(定置網)であり、同地方の漁業者は、サハリン州漁業会社を中核とする沖獲り漁業(流し網)は合法的な漁獲物の横取りであり、ほぼ密漁者と位置付けることを検討している。
カムチャツカ地方議会は、2015年2月17日、全会一致で、禁止法案に賛成することを決議した。
一方、サハリン州漁業者は、法案について、科学的根拠に乏しいことや、経済的問題等を理由に強く反対している。
先週(2015年2月8日からの週)、ロシア農業大臣フョードルフがサハリン州へ出張し、政府がこれをほぼ禁止することを決定している旨を認め、補償の必要性まで言及した。
また、2015年1月30日には、当該漁業にかかる国内と外国の漁業者の管理に関する関係省庁会議が開催され、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフが、太平洋海洋漁業研究所チンロセンターに対しては、水棲生物資源に与える包括的な分析を、加えて、ロシア漁業庁関係部局に対し、当該漁業禁止措置による極東の水産業への経済的影響と法的側面を分析するよう指示した経緯にある。
今後、益々、極東の2つの地域の闘争は激しくなることが予想される。
(報告担当者 原口聖二: 太平洋サケマス流し網漁業漁船が多く所属し、定置網によるベニザケの商業生産がないサハリン州は流し網禁止に反対であり、他方、サケマス漁業においてベニザケを対象とした定置網が主力のカムチャツカ地方は過去から流し網禁止を強硬に主張している。また、カムチャツカ地方の主張の背景に、これを扇動する環境保護団体WWFの存在がある。同団体とMSC(エコラベル)は表裏一体で、米国とカムチャツカの沿岸漁業によるベニザケのMSC(エコラベル)製品のシェアを拡大し、その位置づけを強化して、クライアントを増やすためには、市場から評価の高い、流し網漁業による沖獲りのベニザケ製品は“邪魔者”との仮説が成立する。)
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第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了する

2015-02-20 06:16:30 | 日記

2015年02月19日
モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了する]
ロシア漁業庁は2015年2月19日、サンクトペテルブルグで開催されていた第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了したと発表した。
双方は、韓国漁船のロシア排他的経済水域での操業について、漁業規則と手続き、水棲生物資源の漁獲量の監視システム、操業隻数、漁船リスト等、両国の漁業分野の協力において最も重要な事項について特段の注意を向けた。
韓国側は、2009年12月22日付IUU漁業(密漁密輸)防止政府間協定に基づき、実効ある行動の義務を果たすこと表明した。
双方は、漁業分野の科学技術協力の実施について、今年2015年の行動計画に合意した。
また、南極海洋生物資源の保存に関する委員会CCAMLR、南太平洋地域漁業管理機関SPRFMO、北太平洋漁業委員会NPFC等の地域漁業管理機関における科学オブザーバ交換の覚書のドラフトを交換した。

(関連情報)

2015年02月17日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会第2回会合がサンクトペテルブルグで始まる]
ロシア漁業庁は2015年2月17日から、第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が、サンクトペテルブルグで始まったと発表した。
会合の代表は、ロシア側が同庁国際協力局長シマコフ、韓国側は韓国海洋水産部遠洋政策官チョ・シン・ヒ(Чо Син Хи)が務めている。
双方は、IUU漁業(密漁密輸)防止への実効ある対応、科学技術分野での協力等を含め、漁業分野における2ケ国間の幅広い協力について検討することとなる。
また、特に、ロシア極東地方の水産インフラ建設のための共同投資プロジェクトの協力体制の組織化について引き続き協議が行われる。
なお、当該第2回会合は、同19日まで行われる予定である。

2014年11月14日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会が行われる]
2014年11月10日からウラヂオストクにおいて、第24回ロ韓漁業委員会が開催され、その代表を、ロシア側は農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフ、韓国側は韓国海洋水産部副長官ムン・へ・ナム(Мун Хэ Нам)が務めた。
双方は、2009年12月22日付IUU漁業(密漁密輸)防止協定に基づく協力について協議し、第23回ロ韓漁業委員会の合意事項の実行状況の情報交換を行った。
また、ロシア極東地域の水産インフラ整備のための共同投資プロジェクトについて、外国人投資のための基本計画の設定について話し合った。

加えて、来年2015年のロシア排他的経済水域における韓国漁船のための漁獲割当、漁場、期間等の操業条件とその見返りとなる金額について話し合い、合意された主要事項について、次回、モスクワで行われる会合で、引き続き協議することとなった。

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第24回ロ韓漁業委員会第2回会合がサンクトペテルブルグで始まる

2015-02-18 05:04:07 | 日記

2015年02月17日
モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会第2回会合がサンクトペテルブルグで始まる]
ロシア漁業庁は2015年2月17日から、第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が、サンクトペテルブルグで始まったと発表した。
会合の代表は、ロシア側が同庁国際協力局長シマコフ、韓国側は韓国海洋水産部遠洋政策官チョ・シン・ヒ(Чо Син Хи)が務めている。
双方は、IUU漁業(密漁密輸)防止への実効ある対応、科学技術分野での協力等を含め、漁業分野における2ケ国間の幅広い協力について検討することとなる。
また、特に、ロシア極東地方の水産インフラ建設のための共同投資プロジェクトの協力体制の組織化について引き続き協議が行われる。
なお、当該第2回会合は、同19日まで行われる予定である。

(関連過去情報)

2014年11月14日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会が行われる]
2014年11月10日からウラヂオストクにおいて、第24回ロ韓漁業委員会が開催され、その代表を、ロシア側は農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフ、韓国側は韓国海洋水産部副長官ムン・へ・ナム(Мун Хэ Нам)が務めた。
双方は、2009年12月22日付IUU漁業(密漁密輸)防止協定に基づく協力について協議し、第23回ロ韓漁業委員会の合意事項の実行状況の情報交換を行った。
また、ロシア極東地域の水産インフラ整備のための共同投資プロジェクトについて、外国人投資のための基本計画の設定について話し合った。
加えて、来年2015年のロシア排他的経済水域における韓国漁船のための漁獲割当、漁場、期間等の操業条件とその見返りとなる金額について話し合い、合意された主要事項について、次回、モスクワで行われる会合で、引き続き協議することとなった。

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ロシアFOC/IUU取締情報 200th

2015-02-17 16:27:41 | 日記

2015年02月17日 サハリン発

[サハリン国境警備局がカニ密漁............船を拘束]

本日2015年2月17日、ロシアFSBサハリン国境警備局はタタール海峡においてカニの密漁を行った"..........."(..........)を拘束したと発表した。

当局が、サハリン西岸トマリ距岸11.5マイルにおいて"..........."を発見、これを呼び出した。

"..........."は逃走を試みたが、当局の追跡を受け、結果、検査を受け入れた。

"..........."からは、タラバガニ製品、専用漁具、そして餌が発見されたが、これらの活動を認める許可は得ていなかった。

当局は、更なる検査のため、"..........."を拘束する判断を行った。

 

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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サハリン漁業者協会副会長シャーノフの流し網禁止法案への反論指摘点等

2015-02-17 13:35:51 | 日記
2015年02月17日
モスクワ発
[サハリン漁業者協会副会長シャーノフの流し網禁止法案への反論指摘点等]
ロシア農業大臣フョードロフは、2015年2月13日、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議に出席、ロシア下院に法案が提出されている2016年からの排他的経済水域での太平洋サケマス流し網漁業禁止について、国はこの決定を既に行っていると語り、法案成立を全面的に支持すると言及した。
この法案についてサハリン漁業者協会副会長シャーノフは、問題点等を指摘し、サハリン業界は当該漁業禁止に反対すると表明した。
(報告担当者 原口聖二 :サハリン漁業者協会副会長シャーノフの指摘点等概要)
①流し網漁業への反対派の意見が出現以降、カムチャツカ地方の太平洋サケマスの平均漁獲量は、むしろ1.8倍に、また、河川2.7倍を含めベニザケは1.6倍に増加した点。
②流し網漁業禁止法案の説明書によると、これにより3,825件の業務の増加が見込まれるとしているが、カムチャツカ地方水産部のデータでは、2013年-2014年の同地方の水産業従事者は1万6,000人、漁業生産量は100万トンで、他方、流し網漁業による漁業生産はこの1.5%を超えることはなく、約4,000件の業務を増加させることは不可能であり、むしろ当該漁業の禁止は熟練した500件の業務を排除することになる点。
③2014年の報告によると流し網漁業により1億1,430万ルーブルの税金が支払われ、乗組員に対して2億4,790万ルーブルの給与が支払われた点。
④説明書によると、流し網漁業の禁止により50億ルーブル相当の漁獲物製品がロシア国内市場に供給されることになるとしているが、当該漁業による漁業生産は15億ルーブル相当であり、しかも、価値のあるベニザケ製品は海外市場へ供給され国内市場に変化を与えることはないと言える点。
⑤2010年春、当該漁業にかかるオークションが開催され、1隻あたり600トン、16ロットを13社が落札、その際、対価のもと、単年ではなく2020年までの契約が発生していて、これが担保される必要があり、このオークションも、当時の首相プーチン承認による政府委員会の流し網漁業禁止は不適切である旨の決定に基づき行われた点。
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今年2015年の太平洋サケマス生産量が43万1,000トンと予想される

2015-02-17 09:45:30 | 日記

2015年02月16日 サハリン発

[今年の太平洋サケマス生産量が43万1,000トンと予想される]

2015年2月13日、ロシア農業大臣フョードロフが議長を務め、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議において、農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、今年2015年漁期の太平洋サケマスの生産量が43万1,000トンとなる予想を示した。

昨年2014年漁期の生産量は約33万5,000トンだったが、特に、カムチャツカ地方西岸のカラフトマスが不漁となった一方、極東全体でシロザケが13万2,000トン漁獲され、近年において当該魚種操業が好漁と位置づけられることが指摘された。

なお、直近奇数年の2013年漁期の生産量は、約39万トンだった。

(*報告担当者 原口聖二 :ロシアの太平洋サケマス操業は排他的経済水域における流し網漁業以外の沿岸漁業等に対しては、TACの設定はなく、遡河魚種生産管理委員会の承認による漁獲勧告に基づき操業が行われている。極東各地域に設置された同委員会は、漁期中適宜開催され、その都度、漁獲勧告数量を調整していく。一昨年2013年漁期、サハリン州の当初漁獲勧告は、昨年2014年同様11万5千トン程度だったが、最終的に20万トンを超える生産を行った。奇数年、偶数年の豊漁年と不漁年の隔年変動について、ここ数年の乱調も指摘されている。)

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ロシア海域産密漁カニは..................を経由して..................

2015-02-15 12:22:07 | 日記

2015年02月14日
モスクワ発
[ロシア海域産密漁カニは..................を経由して...................へ流れる]
2015年2月13日、ロシア農業大臣フョードロフが議長を務め、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議において、出席したロシア極東カニ漁業者協会会長ドウプリャコフは、ロシア海域で密漁されたカニが違法に..................を経由して.............................に供給されている実態があると発言した。
ロシアは、2010年の韓国に始まり、昨年2014年後半までに、日本、中国、そして北朝鮮とも2ケ国間のIUU漁業(密漁密輸)防止政府間協定を発効させている。
ドウプリャコフは、現在も..................は、ロシア海域産密漁カニを受け取っていると語り、この1ケ月半の間に、......................トン以上の製品が...................................

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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農業大臣フョードロフがサハリンへ出張 北海道新聞 流し網漁業禁止「決定」

2015-02-14 11:44:06 | 日記

2015年02月13日
モスクワ発
[農業大臣フョードロフがサハリンへ出張 流し網漁業問題についても協議]
ロシア農業大臣フョードロフがサハリンへ出張し、同地域の水産業発展のための会議に出席した。
この会議では、サケマス孵化場の現状の機能と新たな管理、港湾インフラ、そして流し網漁業の運命についても話し合いが行われた。
また、特に、同地域に水産業発展のため、港湾インフラと冷凍能力の近代化が指摘された。


2015年02月14日
北海道新聞 
[流し網漁業禁止「決定」 ロシア農相 サケマス対象か]【ユジノサハリンスク栗田直樹】
ロシアのフヨードロフ農相は13日、ロシア下院に法案が提出されているロシア水域の流し網漁禁止について、「国は流し網漁を禁止する決定を既に行っている」と述べ、法案成立を全面的に支持する立場を表明した。水産行政も所管するフヨードロフ氏が同日訪れたサハリン州で漁業と農業の関係者を集めた会議で述べた。
法案は資源保護を理由に2016年1月から全面禁止する内容。地元漁業者からの反対意見には「損害やリスクを最小限に抑えたい」と段階的に禁止する考えも示した。
ただ、会議後は「禁止決定の考えは連邦政府機関でほぼ100%を占めている」と強調した。関係者らによると、ロシア極東でのサケマスの水揚げ量は年間約30万~40万トン中、流し網漁は1万1千~1万7千トンで、残りは定置網漁。
根室など道内漁船が許可されているロシア200カイリ内のサケマス漁も禁止対象。今月初旬、日本政府はフヨードロフ氏に禁止の見送りを直接求めたが、この日、農相は「日本との適切な関係のため考慮が必要」と述べるにとどめた。
ただ、09年には、資源保護の効果が不透明なごどなどを理由に否決された。今回、プーチン大統領はこの問題に言及しておらず、同氏の判断次第では廃案の可能性も残されている。

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