ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

沿海地方のズワイガニ資源の増加傾向が確認される

2015-05-29 12:34:43 | 日記
2015年05月28日
ウラヂオストク発
[沿海地方のズワイガニ資源の増加傾向が確認される]
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、今年2015年3月から同年5月の間に行われた、同研究所所属科学調査船”Осмотрительный”(オスモトリテリヌイ)の調査航海の結果等を報告、沿海地方(日本海北西部)海域のズワイガニ(オピリオ)資源の増加傾向が確認されたこと等、同地方海域のカニ資源全般の資源状況を発表した。
カニ資源全体として、ウスリー湾南部とピョトル大帝湾東部海域に高い豊度の形成がされている。
調査の結果、同海域のケガニとタラバガニの資源状況は、前年2014年と同レヴェルだった。
ケガニ資源は安定しており、ピョトル大帝湾の南西部に集中し、近年、♂については、大型サイズが支配的となっている。
また、アブラガニはわずかに増加傾向が確認された。
ズワイガニ(オピリオ)の増加傾向は続いており、ピョトル大帝湾の東西、水深40mから100mの海域で、高い豊度が確認されている。
なお、”Осмотрительный”の調査航海は、ポヴォロトヌイ岬(42°40′N  133°02′E)からトゥマンヌイ岬(43°00′N  134°07′E)の水深20mから200mの海域で行われた。

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ロシア極東の国境警備当局はカニの密漁者に勝利した 日本海上保安庁との協力

2015-05-28 14:57:11 | 日記
2015年05月28日
モスクワ発
[ロシア極東の国境警備当局はカニの密漁者に勝利した 日本海上保安庁との協力]
ロシアFSB国境警備庁副長官ユーリ・アレクセイエフ(Юрий Алексеев)は、2013年から2014年の活動において、極東の排他的経済水域から、カニの密漁者を完全に近い形で排除することに成功したと発表した。
この中で、特に最終的段階において、日本の当局との情報交換と協力が効果したことを強調した。
昨年2014年、日本の海上保安庁は、ロシア当局との情報交換と連携により、4隻のカニ密漁密輸船を拘束し、一方、サハリン国境警備局も同様の協力で、ロシア排他的経済水域において2隻を拘束した。
また、ロシア漁業庁、外務省、関係機関が協力し、日本、韓国、中国、そして北朝鮮と、IUU漁業(密漁密輸)防止協定を締結し、国際レヴェルで、緊密な対応をとることが可能となったことも、違法行為の大きな障壁となっていると指摘した。
この協定により、港湾において密漁船の入港とカニの陸揚げを阻止することが可能となり、現在、ロシアは米国とも、政府間協定締結に向け取り組んでいる。
さらに、アレクセイエフは、日本と韓国とのIUU漁業防止協定により、国内外のカニ市場に変化が起きている点についても言及した。
ロシア国境警備庁は、2014年から2015年の活動において1万2,000件以上の違反を摘発、5億4,000万ルーブルの罰金を科した。
また、370件が刑事起訴され、233名が有罪判決を受けた。
2,800トン以上の水棲生物資源の損害に450件が関わり、2億2,000万ルーブルの賠償が求められている。
加えて、同庁は、違法操業に関わった51隻のロシア船と45隻の外国船を拘束した。
なお、これらの活動のため28回、武器が使用されたとしている。
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ロシアFSB北東管区(カムチャツカ)国境警備局が....A....を拘束

2015-05-27 14:32:02 | 日記
2015年05月27日
モスクワ発
[.........船がカムチャツカ国境警備局に拘束される]
ロシアFSB北東管区(カムチャツカ)国境警備局は、.........を行った.........船を拘束したと発表した。
当局所属警備艇が.........海域において....A....を発見し呼び出した。
....A.... は、応答せずに逃走を開始したため、当局所属警備艇が、1時間半におよび追跡、ようやくこれを停船させた。
当局職員が....A.... に乗船し検査したところ、違法に.........された.........が発見された。
このことから、当局は....A.... を拘束し、更なる検査のためペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行することとした。
なお....A.... の母港は.........、乗組員.........名はすべてロシア人で構成されていた。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。直近のロシア漁業情報を配信しています。
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hokkaido@kisenren.or.jp



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シェスタコフが出席 サンクトでカスピ海漁業委員会が始まる

2015-05-27 00:57:05 | 日記
2015年05月26日
モスクワ発
[ シェスタコフが出席 サンクトでカスピ海漁業委員会が始まる ]
ロシア漁業庁は本日2015年5月26日から、サンクトペテルブルグにおいて第35回カスピ海漁業委員会が始まったと発表した。
同委員会のロシア代表団の代表は、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフが務めている。
また、委員会にはロシアのほか、イラン、アゼルバイジャン、カザフスタンそしてトルクメニスタンと、カスピ海沿岸のすべての国の代表団が出席しており、特に、チョウザメ資源の管理に焦点をしぼり協議が行われることとなる。
なお、委員会は同29日まで続けられる予定となっている。
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金正恩が養殖漁業施設等を視察

2015-05-26 12:11:09 | 日記
2015年05月25日
モスクワ発
[金正恩が養殖漁業施設等を視察]
2015年5月25日、ロシア水産業界紙(WEB)は、第1書記金正恩が、朝鮮人民軍傘下の2つの養殖漁業施設を視察したと朝鮮中央通信が報じた旨伝えた。
北朝鮮の指導者は、Сокмак(ソクマク)とРаксан(ラクサン)の孵化場と稚魚育成施設を視察、年間の生産量が430万尾に達していることを高く評価した。
また、朝鮮中央通信は、同22日、北朝鮮水産科学情報研究所で水産資源を合理的に利用するための貴重な科学研究成果が多く成し遂げられているほか、国家科学院地球環境情報研究所が、魚群の移動状態を迅速正確に把握することができる新しい機器を開発し、複数の水産事業所が導入したと報じた。
このシステムは、消費電力が少なく、デバイスの構成が単純であり、漁場でも操作が簡単で、漁船からの魚群探査だけでなく、漁労作業と養殖場の水中監視にも利用することが可能とされている。
一方、同19日、朝鮮中央通信は、金正恩が大同江スッポン養殖が生産を正常化できずにいるという報告を受け、実態を視察するために現場を訪れ、険しい表情で養殖場を回りながら、手帳を持つ関係者の前で指を差して叱責した旨を、写真を何枚か掲載して報じた経緯にある。
金正恩は、将軍様(金正日)の業績を台なしにしたとし、無責任な姿の発露で、胸が張り裂けそうで言葉が出ないと怒ったとされている。
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ピョトル・サフチュウクは極東問題担当漁業庁副長官となる

2015-05-25 13:13:16 | 日記
2015年05月25日
モスクワ発
[ピョトル・サフチュウクは極東問題担当漁業庁副長官となる]
ロシア一般紙(WEB)は、沿海地方議員(統一ロシア)で“ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”(“Русская рыбопромышленная компания”)社の極東地域の代表ピョトル・サフチュウク(Пётр САВЧУК)が、ロシア漁業庁の極東漁業問題担当副長官に任命されることになると報じた。
この問題は2015年5月27日開催の議会関連委員会で協議され、その後、直ちにサフチュウクはモスクワへ向かうことになる。
なお、現状、同庁副長官は4名で、ワシリー・ソコロフが漁業組織、国際協力、科学研究等、ウラヂミル・ソコロフが漁業監視、船団・港湾管理等、ナデジダ・シェビナが法令、人事等、そしてイリーナ・ロマネンコが金融、経済等をそれぞれ管理している。


2015年05月25日
一般社団法人北洋開発協会
[ロシア漁業庁極東漁業担当副長官候補者ピョトル・サフチュク]

ピョトル・サフチュク(Савчук Петр Степанович)

2006年10月8日 沿海地方第4招集議会議員(統一ロシア)選出
2011年12月4日 沿海地方第5招集議会議員(統一ロシア)選出

1960年7月12日 ウクライナ・キエフ生
1983年 極東水産技術専門学校卒業“航路・航海技術”
1984年-1995年 太平洋漁業探査・科学調査船団管理局 共産主義青年同盟委員会書記
1995年-1997年 太平洋漁業探査・科学調査船団管理局副局長
1997年 “РОЛИЗ”(ロリズ)社副代表
2001年-2007年 “РОЛИЗ”(ロリズ)社代表
2007年-2008年 管理会社“БАМР”(バムル)副社長
2008年-2010年 管理会社“БАМР”(バムル)社長
2010年-2011年 "Находкинская база активного морского рыболовства" (ナホトカ海洋漁業基地)代表
2011年11月 "Русское море добыча"(ルスコエモーレ・ダブイチャ「ロシアの海 生産」)社極東代表

*報告担当者 原口聖二:ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(ルスコエモーレ「ロシアの海」)の一部だった"Русское море добыча"(ルスコエモーレ・ダブイチャ「ロシアの海 生産」)は2014年に社名変更。現在は“Русская рыбопромышленная компания”(ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ「ロシア漁業会社」)。

2015年05月20日 ウラヂオストク発
[ロシア漁業庁は極東に副長官を置く可能性がある]
ロシア水産業界紙(WEB)は、漁業生産の約65%が極東地方によるものであり、その重要性から、一部情報によると、同地方ウラヂオストクに副長官を置くことが検討されていると伝えた。
現状、同庁副長官は4名で、ワシリー・ソコロフが漁業組織、国際協力、科学研究等、ウラヂミル・ソコロフが漁業監視、船団・港湾管理等、ナデジダ・シェビナが法令、人事等、そしてイリーナ・ロマネンコが金融、経済等をそれぞれ管理している。
漁業庁副長官の任命と解任の権限は農業大臣となっており、現在、新たな同庁副長官の候補として名前があがっているのは、*“ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”(“Русская рыбопромышленная компания”)社の極東地域の代表ピョトル・サフチュウク(Пётр САВЧУК)とされている。
*報告担当者 原口聖二:“Русская рыбопромышленная компания”“ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ”は、ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の一部だった"Русское море добыча"(“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」)の変更後の社名。

(関連過去情報)

2014年10月29日 モスクワ発
[“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」が社名変更へ]
ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の一部だった"Русское море добыча"(“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」)の社名が“Русская рыбопромышленная компания”(“ルスカヤ・ルイボァプロムシレナヤ・カンパニヤ”「ロシア漁業会社」)に変更されることがわかったとロシアメデイアは伝えた。
現在、“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」は、“ルスコエモーレ”「ロシアの海」グループに含まれていないが、その主要株主は共通となっている。
“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海 生産」は、中国、韓国資本の不祥事を起こした漁業会社の買収を続け、ロシア最大のスケトウダラ漁業会社となった経緯にある。
なお、同社の社名変更は数日中に公式に発表されるとしている。

2013年10月28日 モスクワ発
[ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」のスケトウダラ関連漁業会社買収6社に]
ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の"Русское море добыча"(ルスコエモーレ・ダブイチャ)による、中国、韓国資本の不祥事を起こした漁業会社の買収が続いている。
“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が、スケトウダラ、ニシン等の漁獲割当をもつ極東漁業会社の“ТУРНИФ”(トウルニフ)“Интрарос”(イントラロス)、“Востокрыбпром”(ヴォストークルイブプロム)“Совгаваньрыба”(ソフガバニルイバ)の4社に続き、"Балтстар холдинг"(バルトスタル・ホールデイング)と"Маликс"(マリックス)を買収したと、ロシアのメデイアは伝えている。
以前に買収された4社はいずれも、ロシア独占禁止庁が違反指摘した、中国企業“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)に実質支配されていたとされる漁業会社の中に含まれているが、情報によると、"バルトスタルホールデイング"と"マリックス"についても、直接、漁獲割当を所有していないためリストにはないものの、同庁が指摘したスケトウダラ漁業の実質管理チェーンの一部とされている。
“ルスコエモーレ”「ロシアの海」はこれまでの買収により、所属漁船が合計11隻となり、これらの船団の昨年2012年の総漁獲量は18万8,700トン以上で、TACの占有率は10.7%に達し、"ルスコエモーレ・ダブイチャ"は、ロシア最大のスケトウダラ漁業者に位置づけられている。
ロシア独占禁止庁は、今年2013年7月に韓国企業が、20のロシア漁業会社を実質管理し、ロシア排他的経済水域におけるスケトウダラ年間漁獲割当を、TACの12%-15%相当(22万トン-25万トン)違法に確保していたと指摘し調査を続けている。
この件についてロシア漁業庁は、外国人漁業者が、政府間協定の許可なしにロシアの排他的経済水域で操業することはできないとし、違法が確認された場合、その企業が持っていた漁獲割当は没収され、オークションに上場されることになるとしており、“ルスコエモーレ”「ロシアの海」は、これらの韓国資本の漁業会社買収の機会をうかがっていると伝えられている。
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流し網漁業禁止法案 下院第2読会は6月10日

2015-05-23 13:14:25 | 日記
2015年05月22日
モスクワ発
[流し網漁業禁止法案 下院第2読会は6月10日]
2015年5月22日、カメルサント紙(WEB)は太平洋サケマス流し網漁業禁止法案にかかる下院審議の第2読会と第3読会が、同年6月10日にスケジュールされている旨を伝えた。
また、同紙は、下院議員の中から、この禁止措置の施行を2016年から2020年へ延期する提案がなされているとしている。
この法案のイニシアティヴをとった上院議長マトヴィエンコは、以前から産業界が強い抵抗を示す可能性を示唆していた。
サハリン州を中核とするロシアの流し網漁業者は、漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にある。
なお、同下院審議の第1読会は同年4月に行われ、結果、賛成多数で可決されている。
(*報告担当者 原口聖二: ロシア下院は3読会制であり、第1読会は、法案の骨子、合憲性、緊急性、発効した場合の効果等を審議、近々予定されている第2読会は、より具体的な条項、修正と補足の審議や採択、そして、第3読会は、法案全体の最終審議で、この段階で行われる修正は編集上のもののみとされている。)

2015年05月21日 サハリン発
[ベルホフスキーがサハリン州議会へ流し網漁業禁止法案賛成を報告]
サハリン州選出上院議員ベルホフスキーは、同州議会に対して年次活動報告を行い、その中で、上院審議において流し網漁業禁止法案に賛成したことを伝えた。
ベルホフスキーは、流し網漁業の海洋環境への悪影響について言及し、多くの国がこの漁法を禁止しており、自身もそれが正しい判断だと考えている旨を加えた。
しかし、ベルホフスキーは、ロシアの流し網漁業者が漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にあり、それまで、この禁止措置を延期する調整案を支援することで、同州選出下院議員カルロフと合意している。

2015年04月24日 モスクワ発
[ロシア下院 第1読会 太平洋サケマス流し網禁止法案可決]
2015年4月24日、ロシア下院第1読会が行われ、太平洋サケマス禁止法案が可決された。
法案の説明文は、太平洋サケマスの再生産の最適な条件を維持し、産卵行動を保護するため、流し網漁業を停止する必要がある等を述べた。
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ロシア漁業庁がフェロー諸島代表と協議

2015-05-22 14:10:26 | 日記
2015年05月21日
モスクワ発
[ロシア漁業庁がフェロー諸島代表と協議]
ロシア漁業庁は、2015年5月21日、在モスクワのフェロー諸島代表と、漁業、養殖に関する協議を行ったと発表した。
この協議のロシア側代表は、同庁副長官ソコロフ(ウラヂミル)が務めた。
双方は、北東大西洋海域での水棲生物資源の管理と利用、および養殖漁業の発展のための協力等について話し合った。
また、北極海域での漁業規制に関し、ロシア、デンマーク、ノルウェー、カナダ、そして米国の5ケ間会議における行動計画について、ロシア側は説明を行った。
なお、加えてロシア側は、EUによる経済制裁問題について言及、貿易の発展の重要性を指摘した。

(関連過去情報)

2014年11月27日 モスクワ発
[対フェロー諸島と対グリーンランドの漁業委員会が開催される]
ロシア漁業庁は、2014年11月28日-同29日、同年12月1日-同2日、ムルマンスクにおいて、第38回対フェロー諸島と第28回対グリーンランドの漁業委員会が開催されると発表した。
両委員会のロシア側代表団代表は、同庁副長官ソコロフ(ウラヂミル)が務める。
また、両委員会では、来年2015年の相互の漁獲割当と規制、そのほか漁業分野の協力等について話し合われることとなる。

2014年09月19日 モスクワ発
[ロシア・フェロー当局は第3国製品取引排除に取り組む]
ロシア動植物衛生監督局とフェロー諸島当局は、通信を利用した会議を開催し、第3国の水産物製品がフェロー諸島を経由してロシアへ搬入されることを防ぐための対策を協議した。
フェロー諸島は、経済制裁参加国からの水産物禁輸措置をとっているロシアへの製品供給拡大に強い関心をもっている。
ロシア動植物衛生監督局によると、フェロー諸島からの水産物の輸入量は年間6万トン-7万トン程度で、製品はチルドサーモン、ニシン、サバ等が中心となっている。
なお、2014年9月8日、モスクワにおいて、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフが、フェロー諸島首相Kaj Leo Holm Yohannesenと会合し、スモルトの供給や生産設備等、養殖漁業の分野での協力の強化と、ロシアへの市場性の高い水産物の供給の拡大について話し合った経緯にある。

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ベルホフスキーがサハリン州議会へ流し網漁業禁止法案賛成を報告

2015-05-22 00:15:33 | 日記
2015年05月21日
サハリン発
[ベルホフスキーがサハリン州議会へ流し網漁業禁止法案賛成を報告]
サハリン州選出上院議員ベルホフスキーは、同州議会に対して年次活動報告を行い、その中で、上院審議において流し網漁業禁止法案に賛成したことを伝えた。
ベルホフスキーは、流し網漁業の海洋環境への悪影響について言及し、多くの国がこの漁法を禁止しており、自身もそれが正しい判断だと考えている旨を加えた。
しかし、ベルホフスキーは、ロシアの流し網漁業者が漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にあり、それまで、この禁止措置を延期する調整案を支援することで、同州選出下院議員カルロフと合意している。
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ロシア漁業庁は極東に副長官を置く可能性がある

2015-05-20 16:09:39 | 日記
2015年05月20日
ウラヂオストク発
[ロシア漁業庁は極東に副長官を置く可能性がある]
ロシア水産業界紙(WEB)は、漁業生産の約65%が極東地方によるものであり、その重要性から、一部情報によると、同地方.........に副長官を置くことが検討されていると伝えた。
現状、同庁副長官は4名で、ワシリー・ソコロフが.........、ウラヂミル・ソコロフ.........、ナデジダ・シェビナが.........、そしてイリーナ・ロマネンコが.........をそれぞれ管理している。
漁業庁副長官の任命と解任の権限は農業大臣となっており、現在、新たな同庁副長官の候補として名前があがっているのは、.........の.........とされている。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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サハリン州漁業局長にセルゲイ・ディデンコが任命される

2015-05-20 08:19:26 | 日記
2015年05月19日
サハリン発
[サハリン州漁業局長にセルゲイ・ディデンコが任命される]
サハリン一般紙(WEB)は、サハリン州の前漁業局長パヴェル・コロトゥシキンの後任として、セルゲイ・ディデンコ(Сергей Диденко)が任命されたことを確認したと報じた。
これにあわせて、同州の水産分野の機構を”局”から”部”(州における”省”)に格上げし、水産部門長を部長(州水産大臣)にする計画があるが、これには数ヶ月の時間を要するとしている。
なお、ディデンコは、2005年から2007年の州知事イワン・マラコフ時代にも、水産部門長の任についていた。 

(関連過去情報)

2015年05月05日 サハリン発 
[サハリン州水産当局再編成へ] 
サハリン一般紙(WEB)は、サハリン州の新水産部長(州水産大臣)にセルゲイ・ディデンコ(Сергей Диденко)が任命される可能性を報じた。
現在の同州水産部門長は水産局長(州水産局長官)であり、ディデンコが任命される場合、組織再編となる。ディデンコは、2005年から2007年、イワン・マラコフが州知事時代、水産部門長の任についていた。 

2014年12月23日 ウラヂオストク発
[流し網漁業禁止には科学的理由があるべきだ セルゲイ・ディデンコ]
ロシア下院は、ロシア領海と排他的経済水域における、流し網による太平洋サケマス商業漁業を2016年から禁止させるための国会議員のグループによる法案を受け取った。
この問題について、サハリン漁業者協会アルス(“Ассоциации рыбопромышленников Сахалина” АРС)の会員セルゲイ・ディデンコ(Сергей Диденко)は、2009年にあったように、詳細を、慎重、かつ客観的に評価すべきだと語った。
法案説明では、ロシア排他的経済水域における太平洋サケマス流し網漁業は、当該魚種の再生産と沿岸地域経済に悪影響を与え、食糧安全保障のレヴェルを低下させていると指摘、この漁業の停止を求めている。
一方、ロシア太平洋サケマス流し網漁船15隻の船長は、2014年12月17日、ロシア漁船からロシアの海を引き離すことは、米国のサケマス供給者の利益だけを残すことだと、ロシア大統領プーチンに対し緊急の要請書を送付している。(*報告担当者 原口聖二:仮に流し網漁業が再編されたならば、市場にベニザケを供給できるのは、主にカムチャツカと米国の沿岸漁業者だけになるということ。)
流し網漁業を禁止する提案は今回が初めてではない。
2009年には下院と、ヴィクトル・ズプコフが委員長を務め、外務省、FSB、内務省、法務省、天然資源省、連邦漁業庁等の関係省庁の代表者が含まれた政府委員会において、流し網漁業の禁止は不適切だと認められ、ウラヂミル・プーチンもそれを承認した経緯にある。
ディデンコは、今回の法案を再び立案した者は、その承認と、科学的根拠を無視していると語った。
また、ディデンコは、資源保護のための科学的根拠に基づき、設定されたTAC2万2,000トンの範囲で流し網操業は行われており、当該資源の産卵行動を完全に破壊している等の主張と現状は隔たりがあると加えた。
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ロシア・モロッコ漁業委員会が始まる

2015-05-18 23:12:20 | 日記
2015年05月18日
モスクワ発
[ロシア・モロッコ漁業委員会が始まる]
ロシア漁業庁は、2015年5月18日からモスクワにおいてロシア・モロッコ漁業委員会第3回会合が始まったと発表した。
この会合は同20日まで行われる予定となっており、ロシア側代表をロシア農業副大臣シェスタコフが努め、両国の科学研究、漁業協力の発展等について話し合われる。
また、今回の会合ではロシア漁船によるモロッコ海域での漁獲割当の問題が焦点となる。
*写真左手がロシア側代表団。左から3人目が農業副大臣シェスタコフ、同2人目漁業庁副長官ソコロフ(ワシリー)、同1人目漁業庁国際協力局長シマコフ。

(関連過去情報)

2015年05月15日 モスクワ発
[ロシアはモロッコ海域での漁獲割当の増加を望む]
2015年5月14日、ロシア上院議長ワレンチナ・マトヴィエンコは、記者会見の場で、モロッコとの漁業分野の協力の成功を報告、関連して、ロシア漁船のモロッコ海域における漁獲割当の増加を期待すると語った。
ロシアはモロッコ海域において、年間10万トンの漁獲割当を受け取っているが、半年間でその約90%を消化している実態があり、この商業操業の拡大に強い関心があると言及した。
また、マトヴィエンコは、同年5月20日に開催が予定されているロシア・モロッコ漁業委員会で、この案件が協議されることになると語った。
なお、この案件は、モロッコの首相との非公式会談の場でも持ち出しているとマトヴィエンコは言及し、上院議員代表団によるモロッコ訪問の枠組みでも対応が計画されており、モロッコ側の良い判断を期待すると加えた。
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NPAFC年次会議にロシア代表団が参加する

2015-05-18 22:57:53 | 日記
2015年05月18日
モスクワ発
[NPAFC年次会議にロシア代表団が参加する]
ロシア漁業庁は、2015年5月11日から同15日までの間、日本の神戸で開催された北太平洋溯河性魚類委員会NPAFC第23回年次会議に、ロシア代表団が参加したと発表した。
この会議には、ロシアのほか、米国、カナダ、日本、韓国の全5ケ国が参加した。
ロシア代表団は、代表を全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ所長グルボコフスキーが務め、このほか、太平洋海洋漁業研究所チンロセンター、サハリン海洋漁業研究所サフニロ、カムチャツカ海洋漁業研究所カムニロの代表者らで構成された。
会議では、北太平洋のサケマスの資源調査に関する活動状況について各国が報告、更にその資源状況の評価等を行った。
また、今後の調査活動に関する各国の協力のほか、”INTERNATIONAL YEAR OF THE SALMON”(サケマスの国際年)の組織準備について検討が行われた。

(関連過去情報)

2015年03月12日 ウラヂオストク発
[流し網漁業 ヴニロの不可思議な対応]
全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ所長グルボコフスキーは、流し網漁業について、太平洋サケマスの再生産や、海鳥、海産哺乳類等の環境に対する脅威は存在しないとロシア漁業庁へリポートした。
しかし、その数日後には調査結果が間違っていることを理由にそれを撤回した。
昨年2014年末、ロシア下院に対して、2016年からの流し網漁業禁止に関する法案が提出された。
これを受け、2015年1月30日、流し網漁業にかかる国内と外国の漁業者の管理に関する関係省庁会議が開催され、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフが、太平洋海洋漁業研究所チンロセンターに対しては、水棲生物資源に与える包括的な分析を、加えて、ロシア漁業庁関係部局に対し、当該漁業禁止措置による極東の水産業への経済的影響と法的側面を分析するよう指示した経緯にある。
チンロセンターの上部機関にあたるヴニロは、流し網漁業にかかる経済的、環境的側面を検討し、同年2月27日、その結果をまとめ、グルボコフスキーが署名して発信したが、その数日後、これを撤回した。
撤回されたリポートには、流し網漁業が沿岸漁業と比較したとき、製品の品質が高いこと[従事者の1人あたりの生産性と納税する力が2.7倍であり、カムチャツカが主張する経済面等での主張が誤りであること等が盛り込まれていた。
また、太平洋サケマスの再生産や海鳥、海産哺乳類等の環境に対する脅威が存在しないこと等も報告されていた。
しかし、このリポートが発信された数日後の同年3月4日、流し網漁業にかかる経済面や環境への脅威に関するデータの分析から導かれた結論が正しくなかったとしてこれを撤回した。
不可思議なことに、この急転換の後、一連のこれらの取り扱いについては不明なままとなっている。
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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2015年06月  http://kisenren.com

2015-05-18 13:06:11 | 日記
2015年06月10日

ユーザー  各位

拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、2015年4月24日、ロシア下院第1読会が行われ、太平洋サケマス流し網漁業禁止法案について審議が行われました。審議において法案説明文は、太平洋サケマスの再生産の最適な条件を維持し、産卵行動を保護するため、流し網漁業を停止する必要がある等を述べ、結果、賛成多数で可決となりました。ロシア下院は3読会制であり、第1読会は、法案の骨子、合憲性、緊急性、発効した場合の効果等を審議、近々予定されている第2読会は、より具体的な条項、修正と補足の審議や採択、そして、第3読会は、法案全体の最終審議で、この段階で行われる修正は編集上のもののみとされているとのことです。
 日本漁船によるロシア排他的経済水域における当該操業にも大きな影響を与える可能性のある、未決着のこの問題の関連情報を、引き続き、集約してご報告申し上げます。
なお、およそ3年間、漁業部門を率いたロシア前農業大臣ニコライ・フョードロフにかわり、2015年4月22日、新農業大臣としてクラスノダール地方前知事アレクサンドル・トカチョフ(Александр Ткачёв)が任命されました。ロシア漁業政策のトップの人事に関する情報であり、この件を今月号のTopNews としてあわせてお知らせ申し上げます。

敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)


Contents
TopNews   新農業大臣にアレクサンドル・トカチョフが任命される
・副首相ヴォルコヴィッチが新大臣トカチョフを農業省へ紹介する(新農業大臣任命関連外1件)
・ロシア下院 第1読会 太平洋サケマス流し網禁止法案可決(太平洋サケマス流し網漁業関連外7件)
・第24回韓ロ漁業委員会が合意に至る(ロシア漁業政策および2ケ国間漁業協定関連等外6件)
・ロシア漁業者によるスケトウダラ・ニシン操業概況(ロシア漁業者底魚等操業関連外7件)
・オホーツク海北部における無脊椎動物資源漁獲状況(ロシア漁業者無脊椎動物資源操業関連外4件)
・今漁期太平洋サケマス漁獲予想 魚種組成等が発表される(ロシア太平洋サケマス操業関連外2件)
・ヴァルペはサンマ操業効率化のためFSBとの協議を継続する(ロシア太平洋サンマ操業関連外3件)
・サハリン国境警備局がカニ密漁カンボジアFOC船を拘束(FOC/IUU取締情報関連外4件)
・サハリン州前水産担当副知事カレプキンの後任が任命される(その他ロシア漁業関連情報外8件)
・EUの違法漁業国指定、韓国が土壇場で回避(韓国スケトウダラ等市場関連等外1件)
・北朝鮮 漁船用衛星受信システムを広く導入(北朝鮮漁業関連外1件)

計56報告

http://kisenren.com
  

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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ロシアはモロッコ海域での漁獲割当の増加を望む

2015-05-17 01:18:41 | 日記
2015年05月15日
モスクワ発
[ロシアはモロッコ海域での漁獲割当の増加を望む]
2015年5月14日、ロシア上院議長ワレンチナ・マトヴィエンコは、記者会見の場で、モロッコとの漁業分野の協力の成功を報告、関連して、ロシア漁船のモロッコ海域における漁獲割当の増加を期待すると語った。
ロシアはモロッコ海域において、年間10万トンの漁獲割当を受け取っているが、半年間でその約90%を消化している実態があり、この商業操業の拡大に強い関心があると言及した。
また、マトヴィエンコは、同年5月20日に開催が予定されているロシア・モロッコ漁業委員会で、この案件が協議されることになると語った。
なお、この案件は、モ ロッコの 首相との非公式会談の場でも持ち出しているとマトヴィエンコは言及し、上院議員代表団によるモロッコ訪問の枠組みでも対応が計画されており、モロッコ側の良い判断を期待すると加えた。
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