ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ベリーズが密漁に対する不作為を批判される

2011-06-24 16:34:55 | 日記

2011年06月23日 モスクワ発
[ベリーズが密漁に対する不作為を批判される]
欧州委員会は、密漁対策の不作為への制裁措置として、ラテンアメリカや西アフリカの関係国からの水産製品を市場から締め出す準備をしていると発表した。
パナマのミデイアは、欧州市場への水産物の輸出について、ラテンアメリカのいくつかの国は、難しい局面をむかえていると報じた。
欧州委員会は、パナマ、ホンジュラス、ベリーズ、そして西アフリカのトーゴに対し、違法漁業対策への不作為を理由に、水産物製品の欧州市場への搬入停止、制限をする警告を公式に行った。
ロシア漁業関係者によると、ベリーズ旗のIUU漁業船は128隻であり、この活動を旗国国家が管理できていない現状ある。
ベリーズは7月末までに、欧州委員会の警告に対し、公式に対応を示さなければならない。
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ロシア旗“Санширо Мару”(三四郎丸)

2011-06-20 16:36:57 | 日記
2011年06月20日 カムチャツカ発
[北東管区国境警備局が3隻の違反船を摘発]
ロシアFSB北東管区国境警備局は、6月17日、アヴァチャ湾において環境法等に違反した漁船“Шурвинд”(シュルビンド)を拘束し、ペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行したと発表した。
“Шурвинд”はチェックアウトの際、当局所属警備艇“Пагелла”(パゲーラ)の検査を受け、記録されていない約150kgのカニ製品を発見された。
また、同海域で、当局所属警備艇“Орел”(アレル)によって検査された、サハリンの漁業会社“Атлантик”(アトランテイック)社に所属するロシア旗の“Санширо Мару”(三四郎丸)と呼ばれる船は、サケマス類を所定の数量より多く所持していて違反指摘を受けた。
更に、当局によりセベロクリリスクで検査を受け、後にペトロパブロフスクカムチャツキーで長期間調査されていたトロール漁船“Тарутино”(タルテイノ)は、10回にわたり国境横断違反を繰り返していたことが判明した。
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ロシアFOC/IUU取締情報79“Пинч-20”Дальморе”

2011-06-08 17:40:23 | 日記
2011年06月08日 サハリン発

[2隻のカンボジア旗FOCカニ密漁密輸船の損害賠償額が決定]

昨年2010年5月、水棲生物資源の密漁密輸により、ロシアFSBサハリン国境警備局に拘束されたカンボジア旗FOC船“Пинч-20”(ピンチ-20)“Дальморе”(ダリモレ)のそれぞれの船主CARGO SHIPPING COMPANY LTDとMARINE SERVICES V&A PTE LTDへの損害賠償額が、前者70万ルーブル、後者は270万ルーブルと裁判所により決定された。

なお、この2隻の船長に対する罰金額は、計180万ルーブルで既に決定済となっている。


(以下参考過去情報)

2010年05月27日 サハリン発
[カンボジア旗“Дальморе”がタタール海峡のカニ密漁で再び拘束される]
5月23日(日)、ロシアFSBサハリン国境警備局警備艇“Андрей Евдокимов”(アンドレイ エフドキモフ)はタタール海峡をパトロール中、ロシア領海で、カンボジア旗“Дальморе”(ダリモレ)を発見した。
“Дальморе”は警備艇の呼び出しに応えず、停船命令を無視して逃走を開始したものの、警備艇がサハリン税関所属船と共同でこれを追跡し、ロシア領海で拘束した。
“Дальморе”を当局職員が検査したところ、船内から活ズワイガニ3,996kg、アブラガニ519kg、ケガニ55kg、タラバガニ58kg、および冷凍ニシン1.2トン、スケトウダラ2トンが発見されたが、この活動を満たす許可証を所持していなかった。
翌5月24日(月)、国境警備局はサハリン海洋漁業研究所の協力を得て、4.5トン(4,226固体)の活カニを生息地に海中還元し、国家の天然資源への損害250万ルーブル相当を未然に防いだ。
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ロシアFOC/IUU取締情報78“Нереус“Атлант”

2011-06-07 14:37:59 | 日記

2011年06月07日 サハリン発

[サハリン国境警備局が外国商業船を拘束]

ロシアFSBサハリン国境警備局は、2011年6月第1週に、2隻の外国商業船を拘束したと発表した。

当局所属警備艇がアニワ湾の南の海域で、外国商業船“Нереус”(ネレウス)を停船させ、検査したところ、11トン以上のズワイガニ製品を発見した。

また、当局は、タタール海峡において同様に、外国商業船“Атлант”(アトラン)を検査、専用漁具とカニ製品を発見した。

2隻の外国商業船とも、チェックポイントの手続き等違反が明らかであり、当局はこれらを拘束し、捜査を進めている。
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ロシアFOC/IUU取締情報77“Fenist”Explorer”

2011-06-02 13:47:40 | 日記
2011年06月02日 カムチャツカ発

[カニ密漁密輸船が船を浸水させ当局検査を阻止 沈没させる]

ロシアFSB北東管区国境警備局所属警備艇“Аргал”(アルガル)は、6月1日、0700頃、オホーツク海をパトロール中、不明な小型船を発見した。

“Аргал”は、不明船を呼び出し、停船を命令したが、これに応じず逃走を開始、3時間半以上の追跡の後、進路をふさぎ、ようやく停船をさせ乗船検査が可能状態となった。

当局職員が検査に入り、この不明船の船名は“Fenist”カンボジア籍(母港プノンペン)、乗組員はロシア人14名で構成されていることがわかった。

また、“Fenist”には循環式活魚水槽が設備されており、アブラガニ約4トン、ズワイガニ約6トンが発見されたが、これらの漁業活動を認める許可証は所持していなかった。

当局がさらに検査をすすめていたところ、突然、“Fenist”が沈み始め、検査チームと乗組員は“Аргал”へ転船、その後“Fenist”は沈没した。

この船長は、船を浸水、沈没させ、自船の乗組員と国境警備隊員の生命を危険にさらした。

また、“Аргал”は同海域で、ホンジュラス旗“Explorer”(母港サンロレンゾ)を発見、停船させ、検査したところ、乗組員はロシア人17名で水産物を所持していたが、やはり漁業活動を認める許可証は所持していなかった。

当局は、“Explorer”を拘束、“Fenist”の乗組員とともにペトロパブロフスクカムチャツキーへ連行した。
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